アパレル業界の動向・年収 2016年度大手企業の調査・比較

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ユニクロやしまむらといったSPA企業が、市場を牽引しているアパレル業界。

世界的に見ても、ファストファッションが時代の潮流になってきています。

ここでは、そんなアパレル業界の基本情報と今後の動向、さらには転職・就職を考えている方に役立つ情報を紹介していきたいと思います。

アパレル業界の基本情報

アパレル業界とは、衣料品のデザイン、製造、物流、販売などに携わる産業です。

主な業態としては、デザインや製造を手掛けるアパレルメーカーと、商品の販売を手掛けるショップ販売、「ユニクロ」や「しまむら」といった商品の企画、デザイン、製造、販売までを一貫して手掛ける「SPA(製造小売業)」とに分けることができます。

近年のアパレル業界の主流となっているのは、流行を取り入れながらも低価格に抑えた衣料品です。

 

世界的にみてもファストファッションが浸透しており、「ZARA」、「H&M」、「GAP」といった海外メーカーが日本にも進出し、成功を収めています。

実際に、2014年度の世界のアパレルメーカーの売上高を見てみると、「ZARA」を展開するスペインのインディテックスでが、2兆4,254億円で1位、2位がH&Mで2兆1,637億円、3位がGAPで1兆6,600億円。

上位すべてが、ファストファッションメーカーで占められています。

 

アパレル業界の市場動向としては、2008年の金融危機や2010年の欧州の債務危機、2011の東日本大震災の影響などで、業績が伸び悩んでいた時期がありましたが、2012年に政権が交代し、「アベノミクス」の影響で消費マインドが回復し、業績が徐々に持ち直してきました。

特に、ユニクロやしまむらといったファストファッションを展開している企業は、順調に業績を伸ばしてきています。

アパレル業界の市場規模は、2013年7月~14年6月の決算において4兆7,867億円、経常利益は3,475億円、平均勤続年数は12.3年、平均年齢は38.9歳、平均年収は507万円となっています。

アパレル業界 ~今後の展望~

アパレル業界の今後の動向でカギとなるのは「海外進出」と「通信販売の強化」です。

ユニクロを展開している業界最大手ファーストリテイリングは、2007年にロンドンの311オックスフォードストリート店、2011年にニューヨークの5番街店に、グローバル展開の中核をなす旗艦店をオープンさせてきました。

そして、2016年には、東南アジアで初となる旗艦店を、シンガポールのオーチャード・セントラルにオープンさせることを予定しています。

海外ユニクロ事業の売上高が2015年8月期で6,036億円になっており、国内ユニクロ事業の売上高7,801億円に迫ってきています。

また、店舗数でいえば、海外店舗数(864店舗)が国内店舗数(844店舗)をすでに抜いています。

今後も、ヨーロッパ、アメリカ、東南アジア地域で出店攻勢をかけていくと考えられています。

 

業界3位のワールドは中国、台湾、韓国、香港、カンボジアといったアジア地域に販売事業を注力しています。

それぞれの地域に事業所を設置し、「フラクサス トーキョー」や「アンタイトル」、「タケオキクチ」などのブランド販売を行っています。

通販チャンネルの強化には、ユニクロをはじめ、多くのアパレルメーカーが乗り出しています。

実際に、2014年の販売チャンネル別の伸び率を似てみると、百貨店、量販店チャンネルが落ち込みを見せる中で、通販チャンネルの業績が伸びてきており、業界を牽引しているというデータが上がってきています。

長期的な観点からみると、少子高齢化や人口減少によって、市場規模が減少していくことは避けられない状況です。

そのなかで、アパレルメーカーが収益を確保していくためには、インターネット通販チャンネルの強化がカギになっていくかもしれません。

アパレル業界の企業一覧

  • ファーストリテイリング
  • しまむら
  • ワールド
  • オンワードホールディングス
  • 青山商事
  • ワコールホールディングス
  • TSIホールディングス
  • AOKIホールディングス
  • アダストリアホールディングス
  • グンゼ

アパレル業界を代表する企業の基本情報

【ファーストリテイリング】

アパレル業界で圧倒的なシェアを誇っているのが、「ユニクロ」を世界展開しているファーストリテイリングです。

企画・生産・販売を一貫して行うSPAとしては世界4位の規模を誇ります。

「ジーユー」、「セオリー」、「アスペジ・ジャパン」、「ワンゾーン」などを傘下に持っています。

基本情報

  • 売上高:1兆6,817億円(2015年3月実績)
  • 経常利益:1,806億円(2015年3月実績)
  • 平均勤続年数:5.1年
  • 平均年齢:36.5歳
  • 平均年収:735万円

【しまむら】

アパレル業界第2位のしまむらは、低価格のファッション衣料店を全国展開する専門店チェーンです。

しまむらでは、時代の変化に応じて、その時代に求められている「ファッション性」や「トレンド」を低価格で提供してきています。

基本情報

  • 売上高:5,118億円(2015年3月実績)
  • 経常利益:386億円(2015年3月実績)
  • 平均勤続年数:12.7年
  • 平均年齢:39.6歳
  • 平均年収:581万円

【ワールド】

業界3位のワールドは、多ブランド戦略で事業を拡大している総合アパレル企業です。

「アンタイトル」、「アクアガール」、「オゾック」、「タケオキクチ」、「フラクサス」など、幅広いブランドを様々な販売チャンネルで展開しています。

中国、香港、韓国、台湾、カンボジアなど、海外でも積極的に事業展開しています。

基本情報

  • 売上高:2,985億円(2015年3月実績)
  • 営業利益:52億円(2015年3月実績)
  • 平均勤続年数:17.4年
  • 平均年齢:44.1歳
  • 平均年収:620万円

転職・就職へのアドバイス

アパレル業界への転職・就職を考えている方は、企業にどのような職種があるのかを把握して、自分の適性をしっかり把握することが重要でしょう。

アパレル業界の花形職種としては、プレスやバイヤー、デザイナーやスタイリストがありますが、よほどの経験や実績があってヘッドハンティングされた場合を除き、このようなポジションにつけるということはありません。

基本的には、30代で転職しても、店舗での販売職から始まることが多いということを覚悟しておきましょう。

まずは、現場での接客を通して、商品知識や顧客とのコミュニケーションといった下積みをし、その後のキャリアパスを考えるべきです。

ただし、以前の職場でWEBデザインやディレクションなどの業務を経験していた方であれば、採用の際に有利に働くことも考えられます。

もし、アパレル業界でキャリアアップを図っていくのであれば、デザイナーやスタイリストを養成するスクールや講座を受講するなどして、仕事で役立つスキルを磨いておくと将来役立つでしょう。

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