円安・円高と自社の関係について考えてみる

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円安・円高は輸出中心の製造業に勤める私にとって死活問題な話です。

思い返せば、2008年で105円近くあったにも関わらず3年後の2011年には75円近くまで円高になりました。何もしなくても利益の25%が吹っ飛ぶ計算ですから、これでは商売になりません。会社が傾いた大きな一因でもあります。

では、今現在不調の企業は円高の影響を引きずっているのかと言いますと、案外そうでもない企業が多いですね。もちろん、円安であった方が良いにこしたことはないのですが、多くの企業は、円高が始まる前/始まった時点で海外に工場を移すことでリスクヘッジしています。

むしろ、経営が傾いているのは、経営不振を円高のせいにして、会社の事業領域の見直しなど構造改革を進めることができなかった企業が多いです。

 

環境変化に対応できるかを試されている

私は、「円高が企業を傾かせた」、というよりは「円高という外部要因に対応できない会社構造が企業を傾かせた」という考えに近いです。過去の成功体験に引っ張られ迅速に手を打てなかった結果、傷が広がりふさがりにくくなっているのだと思います。

勤めていて痛感しますが、日本企業(特に大企業)は意思決定のスピードが信じられないほど遅いです。1つの決定をするために、複数の部門に長々とおうかがいを立て判子を貰っていきますが、普通に数ヶ月以上かかります。途中で何かが変わると合議し直すので、気付いた頃には「あれ、何しようとしてたんだっけ」といった状態に陥ります。

この過程が悪いとは言いませんが、対する海外メーカーはお構いなしに行動してくるので、はっきり言って勝負になりません。上層部は、スピード感を持って仕事をするように言いますが、そうできない制度を部下に運用させている身で何を言っているのかと思ってしまいます。

ずるずる引っ張るうちに収拾がつかなくなり、取引先等に迷惑をかける結果を招いています。

 

変われない企業は同じ事を繰り返し消える

これまでの仕組みから大きく変わるには、一度倒産するか、相当な変革派の人がトップになるしかないと思っています。

幸いにも、今回円安になったことで経営危機は若干和らぎました。ただ、ここで安心して構造の見直しを真剣に行わないと、数年後にもっと危機的状況になる気がします。実際、「良かった良かった」ムードが漂っているのでひじょうに危険を感じます。

これまではなあなあで何とかなっていたのかも知れませんが、これが改革する最後のチャンスでしょう。ここで何もできなければそう遠くない日に本当に倒産してしまうだろうな、と日々感じています。

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