業界研究 製薬業界の動向・年収 大手企業を調査・比較

3157

製薬企業が製造・販売する医療用医薬品、略して医薬品は、病院や保険薬局で、処方・調剤を受けることができる「医療用医薬品」と、ドラッグストアなどで、購入することができる「OTC医薬品」に大別されます。

医薬品は、生命関連性商品と言う特性があり、そのため、医薬品を販売するに当たっては、社会的責任だけでなく、多くの法的責任も負わなければなりません。

私自身も製薬業界の社内SEをやっておりとても馴染みの強い業界ですが、その一般的な傾向や企業比較を書いてみました。

 

製薬業界概要

製薬業界は医薬品を開発・製造し、それをMRと呼ばれる営業が病院などを回りプロモーションし販促に繋げます。

医薬品業界で生き残る術は、いかにして新薬を開発しそれを市場に浸透させるかです。

特に、市場への浸透は営業戦略の立案が求められると共に、多用な顧客に対応できる人材の確保・育成が必要です。特に、女性MRは近年重視されており、女性ならではのきめ細やかなディティールが大きな役割を果たしています。

 

そうしたことも踏まえて、1990年後半、外資系製薬企業中心に、女性MRの積極採用が始まりました。

それまでMRと言うと、男性が圧倒的に多い職種でした。製薬企業の販売を担当するMRの仕事は、薬物治療のパートナーとして、大変重要な役割を持っています。

ではMRが働く製薬企業の動向は現在どうなっているのでしょう。厚労省の調べによると、日本国内において製薬企業は400社以上あるとされています。

 

近年は、医薬品業界の正しい情報の収集が不可欠な要素となっています。

特にMRは、製薬企業の最先端にいるので、いかに的確に最新情報を収集できるかが、大きなポイントと言えましょう。

400社ある製薬企業を業態別に見ますと、新薬などの研究開発型の製薬企業と、ジェネリック医薬品指向型の製薬会社に分かれます。

 

新薬の開発は、医薬品メーカーの成長の源泉となりますが、その一方で、多額の開発コストと、開発から一般販売まで、長期間(10~20年)かかり、企業業績に、大きな影響を与えるリスクをはらんでいます。

現在、新薬の投入や、新興国への海外進出を始めとしたグローバル化など、積極的な動きが功を奏して、新薬メーカー揃って増収傾向が見られます。

これにつれて、医薬品市場も伸びており、拡大しています。

 

今後の課題としては、開発コストが大きい、新薬開発の効率化や、経費削減がどこまでできるかが大きなポイントとなりそうです。

またジェネリック医薬品については、厚生労働省の目標普及率に、徐々に市場は拡大しているものと思われます。

数字的にはまだほど遠いと言えますが、徐々に市場は拡大傾向にあるのは間違いありません、今後もさらに高齢化傾向は加速するものと思われます。

 

この期限が切れた薬の再販、ジェネリック医薬品の需要を高める事こそ、赤字が続く医療保険に歯止めがかかる唯一の手段と見られるので、普及率を高めて欲しいものです。

これはもっと政府、民間が一体となって、患者さんに啓蒙してゆく必要がありそうです。保健行政がこのままいくと必ず破綻して行くことは明らかです。

こうした地道な活動こそ今必要ではないでしょうか。

製薬企業の平均年収は、一般の企業と比較して相当高水準にあります。それは社会的責任を負うためもあるのでしょうか。平均年収は、750~900万円となっています。

 

製薬企業一覧

  • 武田薬品工業
  • アステラス製薬
  • 第一三共
  • 大塚ホールディングス
  • エーザイ
  • 田辺三菱製薬
  • 中外製薬
  • 大日本住友製薬
  • 協和発酵キリン
  • 塩野義製薬
  • 大正製薬ホールディングス

一般医薬品メーカー

  • ロート製薬
  • ゼリア新薬工業
  • エスエス製薬
  • 佐藤製薬

ジェネリックメーカー

  • テバ製薬
  • 日医工
  • 東和薬品
  • 澤井製薬
  • 富士製薬工業

 

薬剤企業メーカー大手

【武田薬品工業】

売上高1兆5573億円 営業利益1225億円 平均年収956万円(38歳)

国内製薬企業のトップです。生活習慣病の医薬品開発に力を発揮しています。

最近アメリカの会社を買収、がん領域強化態勢をしいています。円安、新興国の拡大で、医療用医薬品は好調で、今後も新興国対策を強化していく方針です。

連結事業は、医療用医薬品90、ヘルスケア4、他6となっています。

 

【アステラス製薬】

売上高1町56億円 営業利益1539億円 平均年収1015億円(41歳)

製薬業界第2位で、泌乳器導入品の大手です。移植分野に加え、米国の会社を買収で抗がん剤を第3の柱にするため育成中です。

富士工場を日医工に売却、研究体制の再編に続き、生産の見直しを計っています。

連結事業は、免疫抑制剤プログラフ16、過活動膀胱治療剤ぺシケア11他73となっています。

 

【第一三共】

売上高9979億円 営業利益1005億円 平均年収998万円(42歳)

国内製薬3位で、循環器と感染症薬が主力となっています。認知症治療薬など国内売り上げが伸びています。錬家事業は、医薬品・第一三共グループ81、医薬品・ランバクシーグループ19となっています。

 

就職・転職へのアドバイス

製薬企業での就職、転職に関しては、文系、理系に関わらず、人気があるのは薬の販売、情報の提供を主な仕事とするMRの人気が高いようです。

製薬会社に入社後は、MR導入教育で、疾患の病態から医療制度などを、広く深く医薬品業界について学ぶことになります。

 

転職の場合、薬剤師や看護師、などからの転職が多いようです。

MRの認定試験の受験資格を得るには、今までは、製薬企業または、CSO(MR派遣企業)に所属する必要がありましたが、平成20年度からは、MR認定試験受験資格が拡大され、一般の社会人へも門戸が開かれました。

MRになるために向いている人は、医師や看護師、薬剤師に常に接触しなければなりませんので、、コミュニケーション能力のある人が向いているようです。

転職サイト・エージェントの選び方を徹底検証!

転職サイト ランキング

管理人が実際の転職を通じて学んだ転職サイトの選び方とおすすめのエージェントを紹介しています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です