業界研究 ガス燃料業界の動向・年収 大手企業を調査・比較

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ガス業界は数も少ないですが、それぞれの会社が地方を独占的に抑えている形になります。

そのため、安定的で年収も序列的に上がる業界として良く知られています。転職で入社することはかなり難しいですが、もしチャンスがあればぜひとも狙っていきたいところです。

今回はそんなハードルの高いガス燃料業界の概要や有名企業を纏めてみました。

 

ガス燃料業界の概要

ガス燃料の組成は、時代と共に大きく変わってきています。

現在使用されているのは、大きく分けて、都市ガスと液化石油ガス(LPG)に分かれています。

都市ガスは、都市部でのガス会社から、パイプラインで供給される燃料であり、LPGは、残りの地域に、ボンベで供給されている燃料です。

 

都市ガスの原料は、石炭から石油、そして天燃ガスに代わってきました。

1960年頃までは、石炭をコークスで、乾留すると、水素やメタンを主成分とする高温乾留ガスが発生します。

 

その後石炭に代わって、石油の分解ガス(油分解ガス)が使われるようになりました。

さらに1970年代になると、メタンを主成分とする液化天燃ガス(LNG)が輸入されるようになりました。

 

都市ガスでは、メタンの他にLPGを少量混入し、発熱量を調整して、高発熱量の都市ガスを作り出してきました。

一方液化プロパンを主流とするLPGは、1065年頃より、これまでの薪や灯油炊きの石油コンロに代わって、ボンベによる普及が始まりました。

 

現在、LPGの原料は、海外からの輸入に頼っています。

普及所帯数でみてみると、都市ガスが約3000万所帯、LPGが2500万所帯と見られています。

 

都市ガスは、工事コストがかかるため、地中管は、人口密度が高い地域に、限って施設されているようです。

このため都市ガス供給会社は、細分化されており、事業者数も200社以上となっています。

 

電力業界が、東日本大震災福島原発事故により、落ち込んでいるのと大違いに、ガス業界は、大いに活気を取り戻しているのが現状です。

資源調達も活発化しており、今話題のシェールガスに、東京ガス、大阪ガスの大手を中心として、海外からの輸入に本腰を入れ始めています。

 

このシェールガスとは、北米に、頁岩(シェール)と呼ばれる硬い岩盤の層に、大量の天燃ガスがあり、2000年代初めから技術革新により、採算ベースでの生産が可能となりました。

供給量が増大したこともあり、北米では、発電燃料などのエネルギーや石油化学の原料として天燃ガスを安く利用できるようになりました。

この北米産ガスをLNG(液化天燃ガス) として日本に輸入すると、現在輸入しているLNGに比べて、2~3割安いとされています。

ガス業界の平均年収は、エネルギー企業各社と比べてみても変わりなく、650~750万円と言うところです。

大卒ですと40代になれば大体1,000万は超えてくるでしょうか。

 

ガス業界企業一覧

都市ガス

  • 東京ガス
  • 大阪ガス
  • 東邦ガス
  • 京葉ガス
  • 北海道ガス
  • 静岡ガス
  • 広島ガス
  • 北陸ガス
  • 西武ガス
  • 沖縄ガス
  • LPガス大手
  • 岩谷産業
  • TOKAIホールディングス
  • ENEOSグループ

 

 ガス業界大手企業

【東京ガス】

売上高1兆9156億円 営業利益1456億円 平均年収694万円(45歳)

都市ガスの最大手で、自社発電所での発電事業を強化しています。資源調達にも積極的で、シェールガスの開発に乗り出しています。

シェールガス開発にも積極的に動いているようです。米国産LNG輸入計画で、米国政府の認可を取得しました。これにより、17年から140万tの輸入が見込めると予想しています。

扇島発電所3号機は、15年度稼働予定です。

連結事業は、都市ガス68、器具及びガス工事10、エネルギー16、不動産1、他5となっています。

 

【大阪ガス】

売上高1兆3801億円 営業利益848億円 平均年収687万円(43歳)

東京ガスとスマートエネルギーネットワーク事業で、提携しています。ガス業界第2位の大手企業です。

2017年から、シェールガスを含むLNGをアメリカから輸入する予定です。

同社は、燃料電池用の触媒などの技術力は、定評があります。

最近ではスウェーデンの会社を383億円で買収しました。

連結事業は、ガス74、LPG・電力他エネルギー15、海外エネルギー11、環境・火エネルギー10となっています。

 

【東邦ガス】

売上高5183億円 営業利益126億円 平均年収624万円(43歳)

ガス業界3位の大手企業です。

愛知、岐阜、三重の3県が営業地域になっています。

現在コージェネ事業を推進しています。

また中部電力と共同の伊勢湾横断ガスパイプライン工事が9月には完成予定です。これによりガス供給の安定性や、三重県方面への供給能力が強化されます。

予断ですが野球部も強く、東京ドームで日立製作所と試合をしていることがありました。

連結事業は、ガス73、工事及び器具7、LPG他エネルギー15、他5となっています。

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