業界研究 ドラッグストア業界の動向・年収 大手企業を調査・比較

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ドラッグストア(DS)とは、医薬品を中心に、日用品や化粧品などを取り扱う小売業態の事です。

日用品を低価格で提供し、利幅の大きい化粧品や、医薬品が利益を確保しています。

私が所属する製薬業界と密接に関係がありますが、今回は業界の概要や大手企業の特徴を纏めてみました。

 

ドラッグストア業界の概要

ドラッグストア業界はかつては町の中に色々なお見せがありましたが、最近では全国規模で展開するチェーン店スタイルが多く、大量一括仕入れで、専門店、デパートより低価格で販売しでいます。

現在の全国ドラッグストア店舗数は、1万7000店を超し、売上高も、6兆円に達する勢いで伸びていると言われています。

2009年の薬事法改正や、ネット解禁により、ドラッグストアの業界地図が大きく変わってきたのは確かでしょう。

 

先ず薬事法改正によって大きく変わるのは、ドラッグストアのキーマンとなるのが、薬剤師と登録販売者と言うことでしょう。

薬剤師が常駐している店舗では、複数の薬剤師がシフト交代であり、開店時間内は、第一類医薬品、日用雑貨まで、販売できる店舗となっています。

薬剤師が常駐していない店舗では、第1類医薬品を販売できる時間帯の設定や、第1類を品揃えせずに、登録販売者で、店舗運営がなされていると言うのが実情です。

 

一方、薬剤師常駐店舗では、調剤薬局併設型店舗スタイルが多いため、OTC医薬品(調剤薬局などで薬剤師が処方しなくても販売可能な一般医薬品)だけでなく、医療用医薬品の知識が必要になってきます。

つまり、薬事法改正前は、ドラッグストアは、薬剤師を置かなければ、OTC医薬品を販売することができませんでした。

これがリスク区分の設定により、薬剤師がいなくてもOTC医薬品を販売できるようになったと言うことです。

 

これまで順調に成長してきました、ドラッグストア業界を大きく揺るがしたのが、一般家庭用医薬品、つまり大衆品のインターネット解禁でしょう。

eコマースを初めとした大手の企業が新規参入が相次ぎ、ネット通販の最大手ケンコーコムの売り上げも大きく延ばしています。

 

こうした情勢にマツモトキヨシオ始めとしたドラッグストア大手も、手をこまねいてはいません。

マツモトキヨシは、プライベートブランドの拡充や、低価格の日用品、食品だけでなく、高機能性の健康食品や、化粧品の開発に力を注いでいます。

スギホールディングスや、ここからファインなどの大手も、高齢者住宅事業に積極的に参入、調剤薬局や、物販とも連携して、事業拡大を図っていると言うのが現状です。

 

また調剤薬局の大手,アインファーマシーズなどは、処方薬を、患者の自宅や、介護施設に直接届ける宅配サービスを行うなど、新しいシステムを確立して行こうとしています。

このように販売システムも変わり、ドラッグストア業界も一つの転換期を迎えたと言えるでしょう。

ドラッグストア業界の平均年収は、他の業界と比較して幾分高めですが、医薬品メーカーと比べるとやや落ち、550~750万円が中心となります。

 

ドラッグストア企業一覧

ドラッグストアチェーン

  • マツモトキヨシホールディングス
  • サンドラック
  • 杉ホールディングス
  • ココカラファイン
  • 富士通薬品
  • CFSコーポレーション
  • 住商ドラッグストアーズ
  • キリン堂
  • コスモス薬品
  • ツルハホールディングス
  • ウエルシアホールディングス

ネット販売

  • ケンコーコム

調剤薬局

  • アインファーマシーズ
  • 日本調剤

 

ドラッグストア業界大手企業

【マツモトキヨシホールディングス】

売上高4563億円 営業利益107億円 店舗数1390店 平均年収785万円(45歳)

ドラッグストア最大手で、ローソンと業務提携しています。

子会社に、マツモトキヨシ、トウブドラック、パパス,ダルマ薬局、杉浦薬品、サッポロドラックストア,ヨコハマファーマシー、コメヤ薬局、中部薬品、などがあります。

関東圏に強く、FCにも積極的に展開しています。利益率の高い化粧品屋、PB、医薬品は好調です。

連結事業は、小売り95、卸売り5、管理サポート1となっています。

 

【サンドラッグ】

売上高4047億円 営業利益247億円 店舗数721店 平均年収470万円(31歳)

ドラッグストア業界第2位で、カワチ薬品と業務提携しています。東京西部地盤に強く、ローコスト経営が特色です。

また西日本中心にディスカウントストアを展開しています。連結事業は、医薬品23、消耗雑貨13、化粧品27、ベビー用品2、他35となっています。

 

【スギホールディングス】

売上高3436億円営業利益184億円 店舗数871店 平均年収658万円(43歳)

100%子会社に、スギ薬局、ジャパン、スギメディカルがあります。ドラッグストア業界第3位の大手です。高採算の調剤が好調、東海が地盤です。

連結事業は、ファーマシー78、ドラッグ22となっています。

 

就職・転職へのアドバイス

ドラッグストアの扱う商品は、日用品から、化粧品、医薬品と多岐に渡っています。季節ごとに、商品の入れ替えなどあり、多くの商品に接する機会が多く、顧客との関係は広く浅い、付き合いとなるところが多いでしょう。

重要なのは、製薬企業のMRとのコミュ二ケーションと言えそうです。ドラッグストアには、薬剤師からの転職が急増しているのも最近の傾向です。

そうしたキャリアを持って入っても、調剤だけでなく、日用品や化粧品の販売などもやらなければならないケースもあります。

転職を考えているならば、こうした面も考慮する必要がありそうです。

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