部門解散で能力に関係なくリストラされる外資系の恐怖

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外資系企業は「完全実力主義」「成果が出なければ即クビ」というイメージがあります。

実際、そういった業界・企業もありますが、実は何かのきっかけがなければそれほどクビにはなりません。

そのきっかけとは「部門が解散された場合」です。

 

外資系企業は想像している程は厳しくない

私が学生の時、「どこに就職するか」で友達とよく話をしていました。

その中で、避けた方が良い就職先として「外資系企業」がよく話に挙がっていました。

学生の勝手に想像でしたが、外資系と聞くと、

  • 完全実力主義
  • 成果が出なければ即クビ
  • 残業代、退職金は無い

という本当に実力がある人以外は数年でクビになる世界と思っていました。

さらに、私が就職活動をしていた際は「転職」もまだ一般的ではなく、外資に入ってリストラされたらそこで人生終了

といった印象を持っていました。

そのため、友人との共通認識として「絶対に外資系だけは行かないようにしよう」という考えを持っていました。

 

しかし、後々になって話を聞いてみると、外資系はそこまで冷酷ではないようです。

上記のような思いを外資系の人に話してみると、

 

「そんな鬼なことやっていたら、外資系に誰も残れませんよ」

 

と笑いながら回答されました。

 

色々な外資系の人と会って聞いた見たところ、

  • 日系企業は確かに外資系に比べるとのんびりしている
  • 日系企業は全く使えない人もたくさんいる

というコメントがありましたが、

  • 仕事のきつさは言うほど変わらない
  • 外資でも出来ない人はたくさんいる
  • 能力不足によるリストラは基本的にない
  • 残業代は出る会社もある

といった事情も知ることができました。

 

外資系の中には日本独自のカラーで根付いている会社も多いです。

IT系を例に挙げると…

日本ユニシスは外資系の会社でしたが(今は違います)、日系企業のようなのんびりした風土でした。

残業は多い傾向がありますが、そこまで切羽詰った感じではなくダラダラやっているといったイメージです。

今では大日本印刷(DNP)の傘下になり、完全なる日系企業です。

 

日本IBMも仕事は確かにきついですが、40歳くらいまでは問題なく在籍できます。

そこでリストラ候補になることもありますが、子会社へ転籍するなどの方法で会社員としては生き残れます。

私の知り合いにも日本IBMの人がたくさんいますが、結構な年齢の人でも在籍しています。

 

ただ、SAPジャパンやアクセンチュアは別ですね。これらの会社は5年も在籍できれば長老扱いです。

 

 

外資系で最も怖いのは部門リストラ

普通に頑張っていれば何とかなることが多い外資系

ただ、そんな外資系でも温情無くリストラになる場合があります。

それが「部門の解散」です。

 

外資系はある部門をアウトソージングする等で不要になった場合、部門を人員毎リストラする傾向が強いです。

日系企業だと配置転換したり子会社化するのですが、外資系はここはバッサリと切り捨てます。

本当に運に左右されるのですが、外資系はどこに所属しているかで運命がガラっと変わってしまいます。

 

外資系でリストラされやすい部署は以下が目立ちます。

  • 研究部門
  • 情報システム部門
  • 営業部門

 

研究部門のリストラについて

外資系は基本的に自国で研究をしています。

海外に研究部門を置く理由は、その国でも戦略拡大を狙ってのことです。

例えば、その国から撤退するなど事業の縮小を図る場合は、わざわざその国に研究部門を置く必要がありませんので、部門がリストラに遭います。

さらにこの傾向が進むと、生産や品質保証部門も解体の憂き目にあいます。ただ、研究部門が撤退してもプロダクトの生産は続けることが多いので、研究部門よりはリスクは低いです。

 

情報システム部門のリストラについて

私も所属しているので日々戦々恐々なのですが、情報システム部門は本当によくリストラされます。

情報システム部門は、収益をもたらさない部門(利益センタではない)ので、会社のお荷物部隊と揶揄されます。

実際はそんなことはなく、日々の業務効率化やビジネスを迅速に展開するためのサポートを戦略を立てて行っています。

それでも、経営層からは効果が出ているとは思われない傾向があり、部門を解散されることがあります。

 

余談ですが、製薬業界の外資系はよく情報システム部門をリストラします。

そこでリストラされた人は別の製薬会社に移ることが多く、業界内の情報システム部門をグルグルと回る傾向があります。

そのため、製薬業界の情シス部門は知り合いだらけになることが多いそうです。

 

なお、情報システム部門については、外資系だけでなく日系企業でもリストラされる傾向があります。

社内SEは肉体的には楽ですが、実は精神的にかなり苦しい職種です。

「社内SEになれた! もう安泰だ!」

と思っていると後々痛い目に遭います。

 

営業部門のリストラについて

外資系の営業部門は戦略上の問題でリストラされることがあります。

外資系でも日系でもそうですが、営業は特定の商品に特化し、取引先に売り込みをかけます。

例えば、ある国に対して医薬品やソフトウェアを広めたい場合に、販促用に現地の営業を雇います。

そして、その国での商圏拡大を図るのですが、需要が見込めなくなった際に一気にリストラする。という方法がとられます。

 

外資系はリストラされても何とかなる人が多いのも事実

部門リストラで職を失う可能性の高い外資系

ただ、その後次の勤務先を見つけやすいのも外資系の特徴です。

私も色々な人に会ってきましたが、外資系出身者はソツなく色々なことをこなす人が多いです。

一方の日系企業出身者は、自分がずっと行っていた業務にはめっぽう強いのですが、違うことをやらせようとすると途端にできない人が目立ちます。

外資系出身者は汎用性や適応能力が高く、何らかの就職先を見つけることができます。

さらには、能力が高い人も多いので、そういった人は良い条件で次の勤め先を確保してしまいます。

 

先日も部門解散によりリストラされた外資系の人と飲む機会がありましたが、のんびりと次を探しているそうでした。

実際、既に転職エージェントから良い求人を紹介されているらしく、それなりのところに落ち着けそう。と語ってくれました。

 

外資系に勤める場合は部門リストラというリスクも考えながら、次に繋げることが可能なスキル形成をしていく必要がありますね。

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