社内SEとメンタル事情(ストレス・鬱病)

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社内SEは楽な仕事、と思われがちですが、実はメンタルを病みやすい職種でもあります。

SIerに比べると少ないですが、それでも一定の割合で鬱病になる人がいます。

 

楽なはずの社内SEがメンタルを病む時

社内SEが配属される情報システム部門は「仕事の内容が楽」と思われています。

実際、会社によっては、営業や技術で使えなかった人を配置転換して回しているような「ダメ社員の巣窟」な状態になっている場合もあります。

「うだつの上がらなかった人」に手ごろな仕事を与える部署となっている感じですので、そんな人でも手軽にこなせる仕事となっていることが多いです。

 

SIerとして出入りしている人からすると、

「あいつら本当に何もしてないな」

「あんな仕事で給料が貰えるのか」

と、天国のように見えることが多いです。

 

ただ、社内SEが楽かどうかは入社する会社の規模や任される仕事によって、天と地程の差が生じます。

 

大規模プロジェクトのPMを担当した場合

そこそこ大きい会社(社員数1,000人~)になると、大規模システムの刷新プロジェクトが頻繁にあります。

社内SEのイメージとしてはベンダー丸投げで後は適当に報告を受けていれば良い、というイメージがありますが、大規模プロジェクトのPMにアサインされるとそうもいきません。

 

大規模プロジェクトは、ほぼ間違いなくプロジェクト遅延や対応が難しいトラブルに見舞われます。

対応策の検討はベンダーがしてくれますが、どうにもならない場合の方針決断は社内SEがしなくてはなりません。

また、トラブルが起こった際のユーザ部門への説明や調整も社内SEの仕事です。

ベンダーとユーザ部門の間で板ばさみにあい、精神を病んでしまう人が多いのです。

 

海外展開をしている会社などは世界規模でも調整が必要になります。

海外ユーザとはまず言語の壁がありますし、言葉が通じたとしても日本ユーザとはかなり性質が違いますので、納得して合意を取り付けることはかなり大変です。

 

紆余曲折の末に何とかカットオーバしたとしても、稼動直後はトラブルが頻発するため気になって夜も眠れない。

大規模システムのPMをやるとそんなことはザラにあります。

 

問い合わせ/トラブルが多いシステムの問い合わせ窓口になっている場合

問い合わせやトラブルが多いシステムの担当者は病みやすいです。

単純な操作説明程度なら良いのですが、頻繁にトラブルを起こすシステムの窓口になっている場合は地獄です。

特に、工場や営業系のユーザはITリテラシーも高くないため、説明して納得してもらうにはかなり骨が折れます。

私も工場系のシステムを担当していたことがありますが、

「何でこんなことになるんだ? 何を言ってるのか分からないぞ? 死ね!」

と言われたこともあります。

社内SEはこういったエンドユーザの怒りをなだめつつ、皆が快適に社内システムを使えるよう調整していかなければなりません。

 

ストレスの結果鬱病になる人も

大規模システムのPM、問い合わせ/トラブルが多いシステムの担当になりストレスが溜まり続けた結果、鬱病になる人もかなりいます。

私もかれこれ3社の社内SEをやっていますが、どの会社でも鬱病で休職している人が何名かいました。

特に、連結決算システムやネットワーク部門に休職者が多かったように思います。

1社目の連結決算システムを担当する部署は、8年連続新人を配属していましたが、全員辞めるか他の部署に社内FAで逃げており、全く人が定着しませんでした。相当ブラックだったのでしょう。

障害が発生すると会社に大損害が出るセクションですから、やはり精神的な負荷が大きかったのでしょう。

 

社内SEで楽になるかは配属先で明暗が分かれる

ベンダーから社内SEへ転職を希望する人は、転職先の会社でどんなシステムを担当するのかを事前に確認しておいた方が良いでしょう。

「楽になる」と思って転職したら、全く想定と違っていた。ということも多々あります。

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