コンビニエンスストア業界の動向・年収 2016年度大手企業の調査・比較

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食品から日用品まで約4,000品目以上の商品を取り扱っているコンビニでは、公共料金の支払いから郵便物の受け取りといった各種サービスも受けることができ、ますます便利で、わたしたちの日常生活に、なくてはならない存在になっています。

ここでは、そんなコンビニエンスストア業界の今後の動向と、転職や就職の際に役立つ情報を紹介していきます。

コンビニエンスストア業界の基本情報

コンビニエンスストアとは、小規模な店舗に食品、日用雑貨などの多種多様な商品を取り揃え、年中無休で長時間の営業を行う小売店を指します。

コンビニエンスストアという名前の由来は、便利・都合が良いといった意味がある英単語「コンビニエンス」からきています。ちなみに、経済産業省では、

  1. 飲食料品を扱っている
  2. 売場面積30㎡~250㎡
  3. 営業時間が14時間以上
  4. セルフサービス方式の売場が50%以上の小売り店

を、コンビニエンスストアと定義しています。

コンビニエンスストアの発祥はアメリカで、もともと氷を売っていた「サウスランド・アイス」という会社が、1927年に日用雑貨や食料品なども取り扱いだし、毎日営業を始めたのがルーツと言われています。

その後、このお店が朝7時から夜11時まで営業していたことにちなんで「セブンイレブン」と名付けられ、アメリカで発展していきました。

順調に成長を続けてきたコンビニ業界ですが、近年のコンビニ市場は徐々に飽和状態になってきています。

56,000店を超える店舗が、同一商圏内で激しい競争を繰り返しており、日販(1店舗の1日当たりの平均売上高)が落ちてきているところも出てきています。

また、業界トップ3のセブンイレブン、ローソン、ファミリーマートの寡占化が進んできており、売上高上位3社以外は、ますます厳しい状況に立たされています。

コンビニエンスストア業界の市場規模は、2013年7月~14年6月の決算において6兆7,811億円、経常利益は4,791億円、平均勤続年数は12.8年、平均年齢は39.5歳、平均年収は571万円となっています。

コンビニエンスストア業界 ~今後の展望~

コンビニエンスストア業界の今後の動向でポイントになるのが、『M&A』と『海外進出』です。

『M&A』

2016年2月に、ファミリーマートがサークルKサンクスを展開するユニーグループ・ホールディングスとの経営統合し、コンビニブランドを「ファミリーマート」に一本化すると発表しました。

この統合によって、ファミリーマートの店舗数はローソンを抜いて2位となります。

コンビニ業界2位のローソンは、2014年10月に関東圏を中心に120店舗を展開している高級スーパーの成城石井を買収したと発表しました。

また、2015年4月に佐川急便を傘下に持つSGホールディングスと業務提携し、ローソンの店舗を起点に佐川急便の荷物やローソン商品の配送・御用聞きサービスなどを開始しています。

『海外進出』

コンビニ大手3社は国内市場から海外市場に力を入れています。大手3社の現状を紹介していきます。

業界最大手のセブンイレブンは、北米、アジア、中東、ヨーロッパに積極的に進出しており、アメリカでは8,363店舗、タイ8,832店舗、韓国8,000店舗、台湾5,029店舗、中国2,017店舗を展開しています。

業界3位のファミリーマートは、台湾(2,985店舗)、中国(1,530店舗)、タイ(1,109店舗)をはじめ、ベトナム、インドネシア、フィリピンなどに出店しています。

業界第2位のローソンは、セブンイレブン、ファミリーマートに比べると海外で展開している店舗は少ないものの、中国を中心にタイ、インドネシア、ハワイなどで店舗数を増やしています。

今後は、国内市場の成長が鈍化していく中で、経済成長著しい東南アジアを中心とする新興国市場でどれほど収益を上げることができるか注目されます。

コンビニエンスストア業界の企業一覧

  • セブン&アイ・HD(コンビニエンスストア事業)
  • ローソン
  • ファミリーマート
  • ミニストップ
  • スリーエフ
  • ポプラ
  • 山崎製パン(流通事業)

コンビニエンスストア業界を代表する企業の基本情報

【セブン&アイ・HD(コンビニエンスストア事業)】

コンビニ業界で圧倒的な強さを持っているのがセブンイレブンです。

国内外とも店舗数はトップシェアを誇り、売上高は2位のローソンに2倍ほどの差をつけています。

店舗数がそれほど変わらないにもかかわらず、売上高に大きな差が生まれるのは、個店が稼ぐ日販の差と言われています。

セブンイレブンは、店舗数でも日販でもシェアを伸ばしてきています。

基本情報(2015年2月実績)

  • 売上高:4兆0,082億円(国内)
  • 経常利益:2,325億円
  • 店舗数:17,491店(国内)
  • 平均勤続年数:19.1年
  • 平均年齢:43.9歳
  • 平均年収:718万円

【ローソン】

コンビニ業界第2位のローソンは、1日約1,000万人が利用するコンビニ事業をメインに、外資系レコードショップのHMVやユナイテッドシネマ、高級スーパーの成城石井を事業展開しています。

農業のファームの経営や介護相談窓口を併設した店舗が誕生させるなど、常識にとらわれない新しい発想で店舗や商品、サービスを開発するのがローソンの特徴です。

基本情報

  • 売上高:1兆9,619億円(2015年2月実績)
  • 経常利益:717億円(2015年2月実績)
  • 店舗数:12,276店(国内のみ)
  • 平均勤続年数:12.9年
  • 平均年齢:39.8歳
  • 平均年収:644万円

【ファミリーマート】

ファミリーマートは、日本を含む7つの国と地域で17,000店舗を抱える世界第2位のCVSチェーンになっています。

「TSUTAYA」とTポイント提携を結んでおり、客の取り込みに力を入れています。企業としては、少子高齢化や女性の社会進出が進んでいく中で、コンビニとして何ができるかを考えて、お客さまのより良い生活を提案しています。

基本情報

  • 売上高:1兆8,601億円(2015年2月実績)
  • 経常利益:371億円(2015年2月実績)
  • 店舗数:16,970店 (国内外エリアフランチャイズ含む)
  • 平均勤続年数:9.4年
  • 平均年齢:38.0歳
  • 平均年収:648万円

転職・就職へのアドバイス

コンビニ業界は、今後さらに積極的な海外進出が進んでいくと考えられています。

それで、現在のコンビニ業界では、国際展開に対応できる柔軟性や経験を持った人材が求められています。

ファミリーマートは、すでに国内と海外の店舗数が逆転していますし、セブンイレブンも海外を重視する姿勢は変わっていません。

こうしたコンビニ業界の動向を考えると、ビジネスで通用する英語力や、海外企業と取引した経験などは転職の際に有利に働くと考えられます。

また、営業や店舗開発、国際業務、グローバル展開に伴うIT関連の人材も必要としているので、こうした分野での専門性を高め、スキルを磨いておくのも良いでしょう。

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