化粧品業界の動向・年収 2016年度大手企業の調査・比較

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異業種からの参入や海外事業への本格展開など、国内外で活発な動きが見られる化粧品業界。

また、業界内で伸びている男性用化粧品市場に対して、各メーカーがどのように取り組んでいくのかも注目されています。

ここでは、そんな化粧品業界の基本情報と今後の動向、さらには転職・就職を考えている方に役立つ情報を紹介していきたいと思います。

※2017年度の情報は以下に纏めていますので、併せてご覧いただけますと幸いです。

化粧品業界の動向・年収 2017年度大手企業の調査・比較

2017.06.05

化粧品業界の基本情報

女性にとって生活必需品である化粧品。

その開発・製造・販売に携わっているのが化粧品業界です。

化粧品業界に属する企業は、資生堂や花王といった総合系、ファンケルやノエビアといったスキンケア系、マンダムなどの男性用化粧品系に大別することができます。

また、販売チャンネルもデパートや専門店で販売する店舗販売系、通信販売系、訪問販売系の3つに分けることができます。

 

近年では富士フィルムの化粧品業界への参入など、異業種からの参入が目立ってきています。

2008年に富士フィルムが化粧品『アスタリフト』の販売を開始し、好調な伸びを見せてきたことが影響して、味の素、サントリー、第一三共、江崎グリコといった食品・飲料・医薬品業界からの参入が相次ぎました。

こうした新規参入は、本業での研究開発の際に発見された成分が、化粧品として応用できることが分かったからです。

富士フィルムの例ですと、写真を色あせずにいつまでもキレイな状態に保つ技術が、美肌を作るメカニズムと似ていることが分かったため、美容液などのスキンケアアイテムを開発できたのです。

 

今後は、少子高齢化の影響で長期的には市場が減少していくとも考えられていますので、国内市場は厳しい状況に直面しています。

そのため、化粧品メーカーは海外での販路拡大を模索しています。

化粧品業界の市場規模は、2013年7月~14年6月の決算において2兆0,097億円、経常利益は2,546億円、平均勤続年数は9.6年、平均年齢は38.1歳、平均年収は546万円となっています。

化粧品業界 ~今後の展望~

化粧品業界の今後の動向のカギとなるのは、『海外展開』です。

異業種からの参入で国内での競争がさらに激しくなり、さらには少子高齢化の影響で国内市場が縮小していくと、化粧品メーカーが目を向けるのは海外市場ということになります。

すでに大手化粧品メーカーの中には、海外での売上比率が50%を超えているところもあります。

例えば、業界最大手の資生堂は、2010年には17億ドルを投じて米化粧品会社のベアエッセンシャルを買収、その後、中国の富裕層にターゲットを絞り販売チャンネルを構築することに注力しています。

また、中国だけでなくベトナム、ギリシア、スイス、米国、韓国、トルコなどにも相次いで子会社を設立しています。

 

業界2位の花王は、欧米を中心にビューティーケア事業を展開しています。

日本で誕生したスキンケア製品「Bioré」はアメリカやアジア各国で、スキンケアブランド「Jergens」は欧米で支持されています。

さらに、プレミアムヘアケアブランドの「Asience」は、参入直後からアジア各国で大人気を誇り、シェアを徐々に拡大しています。

このように、花王も資生堂同様、今後も海外での販売に注力してゆくことが予測されます。

化粧品業界の企業一覧

  • 資生堂
  • 花王(ビューティーケア事業)
  • ポーラ・オルビスホールディングス
  • コーセー
  • マンダム
  • ファンケル(化粧品関連事業)
  • ノエビアホールディングス
  • ドクターシーラボ
  • ミルボン
  • ナリス化粧品

化粧品業界を代表する企業の基本情報

【資生堂】

世界シェア第5位、国内首位の化粧品メーカーが資生堂です。

「美しい生活文化」というミッションのもと、美しさを通じて人々が幸せになる「サステナブルな社会の実現」を目指して、製品の開発・製造に取り組んでいます。

国内では、マキアージュやエリクシールなど、売上高が100~500億円規模のブランドラインを有しています。

基本情報

  • 売上高:7,630億円(2015年12月実績)
  • 経常利益:375億円(2015年12月実績)
  • 平均勤続年数:17.5年
  • 平均年齢:42.1歳
  • 平均年収:767万円

【花王(ビューティーケア事業)】

花王ビューケア事業では、「ソフィーナ」「カネボウ」「モルトンブラウン」といった、ブランドの価値と個性を大切にした化粧品から、スキンケア・ボディケア製品、ヘアケア製品やヘアスタイリング剤まで、美しくありたいという女性の願いに応える製品を、多数、提供しています。

基本情報

  • 売上高:6,077億円(2015年12月実績)
  • 営業利益:294億円(2015年12月実績)
  • 平均勤続年数:19.1年
  • 平均年齢:42.0歳
  • 平均年収:833万円

【ポーラ・オルビスホールディングス】

ポーラ・オルビスHDは、ポーラとオルビスの2大ブランドを抱える化粧品大手です。

顧客と直接接点を持ちながら販売を行う「ダイレクトセリング」、エイジングケア、ホワイトニングケア分野における高い成果を生み出し続けている「研究開発力」が売りです。

また、国内外あまたの顧客を取り込んだマルチブランド戦略で、海外展開も積極的に推進しており、安定した成長を続けています。

基本情報

  • 売上高:2,147億円(2015年12月実績)
  • 経常利益:223億円(2015年12月実績)
  • 平均勤続年数:4.7年
  • 平均年齢:41.3歳
  • 平均年収:729万円

転職・就職へのアドバイス

化粧品業界は女性が多く働いている職場のため、結婚や出産などで退職・休職する割合が高く、美容スタッフなどの職種は、欠員補充の求人が良く出る業界でもあります。

ただし、化粧品業界市場における採用ニーズは、欠員補充がメインであるため、全体としての採用枠がなかなか増えていないのが現状です。

化粧品業界へ転職を考えている方は、さまざまな企業の情報を収集し、自分のスキルや経験とマッチする企業に応募すると良いでしょう。

商品開発や企画職を目指して就職・転職する際には、今現在、スキンケア市場、メイクアップ市場、ヘアケア市場、男性化粧品市場の中で、どの部門が伸びてきているかなどの動向も分析しつつ、自分が会社に入ることでどのように貢献できるかを説明できるようにしておきたいものです。

営業・販売促進、研究開発や商品企画、すべての職種において企業は即戦力を求めているので、転職する場合には業界経験者であるかどうかがポイントになります。

経験者であるならば、以前の職場でどんな業務に携わり、どんな実績があるのかを、具体的に伝えることができるように準備しておくようにしましょう。

※2017年度の情報は以下に纏めていますので、併せてご覧いただけますと幸いです。

化粧品業界の動向・年収 2017年度大手企業の調査・比較

2017.06.05

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