卒業旅行でフランス・パリへ、交通・観光・グルメなどおすすめ、実際に足を運んだ旅好き女子が詳しく解説

卒業旅行
この記事でわかること
  • フランス・パリでの卒業旅行をちょっとだけ楽しくする予備知識

観光スポットもたくさんあるおしゃれな街、パリ。海外旅行先として人気のパリですが実は、交通の便もとても発達しています。そのため卒業旅行に最適です。

英語とは違い文法上、名詞に男女があったり、アクサン・テギュたとえば[é]のような綴り字記号があったりと、フランス語は難易度が高そうに思えて言葉の壁も感じられますが

・アトリエ
・クレヨン
・ブティック

などはフランス語で、そのほか日本で常用されているフランス語はたくさんあります。またフランスの通貨は過去使われていたフランではなく、今はベルギーなどと同じようにユーロです。レートは行く前に必ずチェックを!

フランスといえばヴェルサイユ宮殿モン・サン・ミッシェルなどの世界遺産も魅力ではありますが、今回はフランスの首都パリを舞台に、実際に旅行経験者である私が、

  • 交通機関
  • 観光地
  • アクティビティ
  • グルメ

という4つのカテゴリーを設け、観光の魅力とアドバイスをお伝えしていきます。

 

卒業旅行で人気のフランス・パリの交通機関

フランス・パリ近辺には

  • シャルル・ド・ゴール国際空港
  • オルリー空港

の2空港があり、日本からはシャルル・ド・ゴール国際空港に降り立つのが一般的です。頭文字をとってCDGと表記されることもなにかと多いため、覚えておかれてください。

オルリー空港はヨーロッパ内の移動に活用されています。

シャルル・ド・ゴール国際空港からパリ市内へ

空港からパリ市への公共交通機関は

  • ビュス(バス)
  • 鉄道
  • タクシー

の3つです。

ビュス(バス)

ル・ビュス・ディレクトロワシービュスの2つがあり、それぞれ行き先が違いますので、ホテルの場所などに合わせて選んでくださいね。

ル・ビュス・ディレクト

空港とパリ市内を結ぶ公式シャトルバスで、行き先はエッフェル塔、モンパルナス駅に行く2ルートに分かれています。30分間隔で運行

行き先停留所所要時間運賃(大人)
エッフェル塔

(ライン2)

ポルト・マイヨー→凱旋門→エッフェル塔45~70分ほど片道18ユーロ

往復31ユーロ

モンパルナス駅

(ライン4)

リヨン駅→モンパルナス駅40~80分ほど
ロワシービュス

空港とオペラ座を結ぶバスでオペラ座に直行します。15~20分間隔で運行所要時間は約60分で、運賃は12.5ユーロです。

メリット

  • 深夜、早朝など、利用者の少ない時間帯でも比較的安全
  • 交通量の少ない時間帯なら所要時間が短くて済む

デメリット

  • 渋滞の影響を受けやすい(利用は時間の余裕をもって)
  • ストライキなどによってダイヤが乱れ遅延する
鉄道

空港からパリ市内各駅までRER(パリ高速鉄道/高速郊外鉄道)B線を利用できます。パリ北駅までは急行で約30分、片道10.3ユーロです。

メリット

  • 渋滞による影響がない
  • メトロと直通していて乗換えがスムーズ(同じ切符でメトロ利用可)

デメリット

  • ストライキなどによってダイヤが乱れ遅延する
  • パリ郊外の地域を通るため治安がいいほうではない(早朝・深夜は避ける)
タクシー

空港からタクシーでパリ市内に移動する場合、渋滞しなければ所要約40分です。パリ右岸まで50ユーロ、パリ左岸まで55ユーロと料金は固定されています。

・荷物が多い
・駅からホテルまでが遠い

など状況に応じて利用しましょう。もちろん公共交通機関より値段は高めとなりますから、同じ支払うなら旅行会社などにお願いし空港〜ホテル間の送迎貸切チャーターを予約するという方法もあります。在フランス日本人による送迎もネットで探せばあります。

貸切、日本語が通じると比較的安心して空港―ホテル間を移動できますので、宿泊するホテルの場所、飛行機の発着時刻、海外旅行慣れしているかどうかによって適宜、検討されてみてください。

パリ市内の移動手段

  • メトロ(地下鉄)
  • ビュス

がオススメです。

メトロ(地下鉄)
パリ市内で移動するなら私はメトロがオススメです。駅によって違うホームのデザインを楽しめたり、パリの日常を垣間見たりできます。

1回券のほか、少しオトクな10回券(カルネ)やフリーパス(モビリス)もあり、使う頻度に応じ購入する切符を検討されてくださいね!

2階建オープンバス

日本語ガイドを聞きながら主要観光地を巡ることが可能です。初日に乗ればひととおりの位置関係を把握できるため、各地へ行くヒントを得たり、予行演習ができたりします。

  • Open Tour Paris(オープン・トゥール・パリ)
  • L’Open Tour(ロープン・トゥール)
  • Big Bus(ビッグ・バス・パリ)

などと書かれているバスが目印です。

 

卒業旅行で人気のフランス・パリ、おすすめ観光地ベスト10

パリ中心部にはセーヌ川が流れており、セーヌ川の真ん中にあるのがシテ島、北側を右岸、南側を左岸と呼んでいます。

1.ノートル・ダム大聖堂

パリの中心部といえるセーヌ川のシテ島にあるフランス・カトリック総本山。ノートル・ダム大聖堂の美しい外観と荘厳な内装は見応え十分です。

有料ですが塔にも昇れ、パリ市街が一望できます。

2.サント・シャペル

ノートル・ダム大聖堂と同じシテ島内にあるので併せて訪れるのがオススメです。

パリ最古のステンドグラスがある礼拝堂。サント・シャペルはキリストの聖遺物を納めるために1248年に建造されました。

壁一面を埋め尽くすステンドグラスは圧巻で「並んででも一目見ていただきたい」それだけの価値があります。

3.エッフェル塔

パリのシンボルといえるエッフェル塔は、パリ市内のさまざまな場所から眺め見ることができますが、特にシャイヨー宮から見るのがオススメです。周りに高い建物がなく、高く美しくそびえ立ったエッフェル塔の雄姿をそのまま堪能できますよ。

エッフェル塔には展望台もあり、いちばん上に位置する第3展望台(最上階)からは、パリの美しい街が一望できますから、晴れた日に昇ってみてはいかがでしょうか。

4.ルーヴル美術館

ルーヴル美術館は『ミロのヴィーナス』『モナ・リザ』などの名作を多数所蔵していて世界4大美術館ともいわれています。

とても広く、正直1日ですべて見て回ることは困難です。事前に観たい作品をチェックし効率よく回らないといけません。それでも鑑賞時間として半日は予定しておきたいものです。

美術館でありながら長時間過ごせるような仕掛けも施されており、ルーヴル美術館の地下から隣接するカルーゼル・デュ・ルーヴルというショッピングモールに行けるようになっています。そのなかにフードコートもありますから昼食や休憩もとれます。

5.オランジュリー美術館

ルーヴル美術館から、チュイルリー公園の美しい庭園を散歩しながら、このオランジュリー美術館に向かうのがオススメ。

モネの『睡蓮』連作鑑賞空間「睡蓮の間」を擁する美術館です。自然光の差し込む空間に連作を飾るように数年かけて改装したのは、モネが生前

・連作をひとつの部屋に飾ろうと考えていた
・光の描き方にこだわった画家だった

のが理由なのだとか。華やかさはありませんが落ち着いた空間でゆったりとした時間を過ごせ、絵画を鑑賞できます。

6.オペラ座(パレ・ガルニエ)

宮殿のように豪華で美しいオペラ座は、ぜひ内部を見学いただきたいです。

  • 大理石の大階段
  • 大広間のグラン・ホワイエ
  • シャガールの天井画

など見どころがたくさんあります。

特にグラン・ホワイエはヴェルサイユ宮殿の鏡の間と並ぶほど豪華絢爛で、美しいのでぜひ見ていただきたいです。

7.シャンゼリゼ大通り、凱旋門、コンコルド広場

凱旋門-コンコルド広場を結ぶ、世界で最も美しい通りと評されているのが、このシャンゼリゼ大通りです。オー、シャンゼリゼ♪と、歌も有名ですよね!

・ブティック
・カフェ

などが立ち並び、その華やかな様子にきっと、「パリに来た!」と実感、気分が盛り上がるでしょう。夜景もきれいです。

8.サン・ジェルマン・デ・プレ教会

パリ最古の教会。ロマネスク様式の神聖な建築物です。派手さはなく、11世紀建造という歴史の重みや厚みを感じます。

9.サン・シュルピス教会

ドラクロワの壁画があり、映画『ダ・ヴィンチ・コード』の舞台にもなったことで有名です。世界最大級のパイプオルガンがあり、運が良ければ演奏を聴けるでしょう。

10.奇跡のメダイ教会

メダイメダルという意味です。メダイユとする表記も見られますが、ここではメダイとさせてください。

パリにある他の教会とはまったく雰囲気が異なる、白壁に青い壁画が美しい奇跡のメダイ教会は、パワースポットといえ、メダルを手に入れようと観光客が日々訪れます。というのも教会でしか購入できないメダルには不思議な力があるとされ、身につけると幸運が訪れるといわれているからです。

毎日15:30からミサ、ロザリオの祝福が厳かに行われており、熱心な信者の方が参拝に訪れています。観光だけが目的ならこの時間帯は遠慮したほうがよさそうです。

 

卒業旅行で人気のフランス、パリのアクティビティ

ナイトツアー

シャンゼリゼ大通りのところでも触れましたが、パリの夜景はとても美しいです。必見はエッフェル塔で、5分間イルミネーションが点滅するシャンパンフラッシュはぜひ、見ていただきたいです。

「パリ ナイトツアー」で検索すると、いろいろなプランが出てくるはずですからリサーチしてみましょう。
昼間とまったく違った魅力がある夜のパリですが、特に女子はメンバーだけで歩き回るのは避け、日本語ガイドに同行をお願いするといいでしょう。

セーヌ川クルーズ

パリを訪れたなら一度は体験していただきたいのがセーヌ川クルーズで、移動手段として使えるバトビュス(公共水上バス)やランチやディナーを楽しめるレストランクルーズがあります。

歩き疲れたら水上バスに乗り込み、ゆっくりとセーヌ川からパリの街並みを楽しんでみてはいかがでしょうか。運航会社はバトビュスのほか、

・ヴデット・デュ・ポン・ヌフ
・バトー・パリジャン
・バトー・ムッシュ

があります。

ショッピング

シティファルマ(ドラッグストア)サン・ジェルマン・デ・プレ地区にあるシティファルマは、パリではかなり安めのドラッグストアです。

狭いお店ですがオトクに商品を買い求めようという人らで、いつも混み合っています。ハンドクリームなどをフランス土産にと考えている方はぜひ!

モノプリ(スーパーマーケット)モノプリはパリ市内に多数、展開しているスーパーマーケットチェーンです。

特にオペラ店とコーマルタン店が比較的大きく、立地もよく利用しやすいです。

お土産としても人気があるモノプリオリジナルエコバッグを購入し旅行中、持ち歩くのもオススメです。

ギャラリー・ラファイエット・パリ・オスマン(デパート)オペラ座近く、ヨーロッパ最大級といわれている老舗デパートです。本館、メゾン&グルメ館、紳士館の3つに分かれており、化粧品から食料品までお土産になりそうなものが何でも揃っています。
ル・ボン・マルシェ(デパート)世界初のデパートでサン・ジェルマン・デ・プレ地区にあります。食品館としてラ・グランデピスリーが入っており、広々とした空間でゆったりとお買い物ができます。お惣菜も充実しています。

一夜くらいは外食ばかりではなく、パンとお惣菜、ワインなどを購入しホテルの部屋で、みんなで「宅飲み」をして楽しんでもよさそうです。

 

卒業旅行で人気のフランス、パリのおすすめグルメ

ガレットランチにぜひ。チーズやベーコンなどがのったガレットがオススメです。お店によっては食事系ガレットとデザート系クレープとドリンクのオトクなセットもあります。
タルタルステーキタルタルステーキは生の牛肉や馬肉を玉ネギなどと一緒にたたきにし、オリーブオイル・塩・コショウなどの調味料で味付けしたもの。パリでは定番のメインディッシュです。

カフェやビストロで生肉が大丈夫という人だけ、ぜひ食してくださいね。

 

フランス・パリ卒業旅行をより充実したものにしてくれる書籍・本

まっぷるパリ・フランス

モン・サン・ミッシェル、ヴェルサイユ宮殿の2大世界遺産特集が組まれているほか、取り外せるパリ街歩きMAP、パリ旅テクニック、王道モデルプランなどがついているのがうれしいところ。とにかくアート、グルメ、ショッピング情報が満載です。

パリだけではなく、そこから地方に赴く際のアクセスや見どころも載っていて、フランス旅行をさらに充実させることができそう。オフライン地図と電子書籍もついていますのでスマホにダウンロードすれば携帯しなくても大丈夫。

1,200円+税

 

まとめ

パリは大きさで例えると、東京の山手線をぐるっと一周したような広さです。見どころがたくさんあり街全体が観光スポットといえます。交通網も発達していて観光しやすい街です。

そのためあまり海外に行ったことがない人も、フランス・パリは言葉の壁は高いですが、滞在しやすいです。

ヨーロッパ方面での卒業旅行をお考えならぜひ、フランス・パリも検討されてみてくださいね。

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