現在、国内には30近くの金融庁登録済み、もしくは登録申請中の仮想通貨取引所があります。

日本人でも利用できる海外の主要な仮想通貨取引所まで含めると選択肢は更に膨らみ、その中から自分のニーズに最も合った仮想通貨取引所を探し出すのは簡単なことではありません。

そこで当サイトでは、個々のニーズに適合した仮想通貨取引所を簡単に見つけられるマニュアルを作成いたしました。これを使えば、誰でも自分に最も遭った仮想通貨取引所が見つけられます。メインで使う仮想通貨取引所選びで悩んでいるという方は、是非参考にしてください。

仮想通貨取引所に求める性能を考えよう

仮想通貨取引所に求められる性能・機能は1つではありません。例えば手数料の安さはもちろん重要ですが、それ以外にも運営企業の資金力、取り扱っているアルトコインの数、万が一の際の補償なども重要です。これらの中出どれをもっとも重要だと考えるかは究極的にはその人次第ですが、基本的には以下の一覧表の上にあるものほど優先的に考えることをおすすめします。

  • セキュリティ
  • 万が一の際の補償
  • 取り扱っているアルトコインの数
  • 取引高
  • 運営会社の資金力
  • 手数料
  • アプリの利便性
  • 分散投資のしやすさ

セキュリティ

この点が優秀な取引所:BitFlyer,Zaif,bitbank、GMOコイン、coincheck、QUIONEX

仮想通貨取引所を選ぶ上で最も重視すべきポイントは、その取引所のセキュリティの高さです。

仮想通貨取引所には大量の仮想通貨が保管されており、常にハッカーからの脅威にさらされていると言っても過言ではありません。また、ハッカーだけでなく、運営会社の内部に悪意のある者が忍び込んでいる可能性も否定できません。2014年に発生したマウントゴックス社の資金消失事件も、最終的には社内システムの不正操作が原因と結論付けられ、当時の経営者は逮捕されました。

現状、どこの取引所でも仮想通貨が盗難被害に遭った際の補償が十分に行われているとはいい難いので、仮想通貨取引所に仮想通貨を保管する場合は、少しでもセキュリティが優秀なところを選ぶ必要があります。

 

仮想通貨取引所の安全性を高める上で重要なのが「二段階認証」「コールドウォレット」「マルチシグネチャ」の3つです。それぞれを簡単に説明します。

  • 二段階認証:通常のIDやパスワードとは別に、使い捨ての(1回しか使えない)パスワードを発行して安全性を高める認証。なりすまし対策。
  • コールドウォレット:仮想通貨をオンラインから切り離して保管する技術。外部対策。
  • マルチシグネチャ:1つのアドレスに複数の鍵を割り当てる技術。内部対策。

このうち、二段階認証とコールドウォレットはすべての国内の仮想通貨取引所で導入されています。一方、マルチシグネチャを導入している国内の仮想通貨取引所は以下の6箇所です。

  • BitFlyer
  • Zaif
  • bitbank
  • GMOコイン
  • coincheck
  • QUIONEX

ただ、2018年1月27日のニュースでも問題になりましたが、coincheckはNEMにマルチシグネチャを対応しておらず、結果として不正流出事件を招きました。

 

自身の仮想通貨をより安全に守りたいのならば、マルチシグネチャを採用している上記の取引所をメインとし、取引通貨にきちんと適応されているか確認することをおすすめします。

 

万が一の際の補償

この点が優秀な取引所:現状特になし。

前述の通り、仮想通貨取引所で盗難被害に遭った際の補償はどこも十分とはいえませんが、一部の仮想通貨取引所は不十分ながら補償サービスを提供しています。現状、このサービスを既に行っているのはBitFlyerのみです。

ただ、BitFlyerは日本円の盗難しか補償の対象にしかなっていません。仮想通貨取引所に大量の日本円を保管することは通常ほぼないので、実質的にはあまり意味のないサービスです。

一方、coincheckは仮想通貨の盗難も補償の対象としたサービスの提供を発表していますが、サービスが実際に開始されたわけではありません。

幸か不幸か2018年1月26日の補償能力を問われる事件が起きましたので、対応が見ものです。

現状では残念ながら補償が充実している取引所は皆無と言わざるをえないでしょう。

 

取り扱っているアルトコインの数

この点が優秀な取引所:coincheck、Zaif(国内)、Binance、Kukoin(海外)

国内の仮想通貨取引所は、どこもアルトコインの取扱数が少なめです。そんな中でも比較的取扱数が多いのは、coincheckとZaifの2箇所です。

coincheckはビットコインも含めて全部で13の仮想通貨を取り扱っています。ただし、取引所形式で売買できるのはビットコインのみで、後は全部販売所形式となるため、売買にかかる手数料はかなり高いです。

 

一方、Zaifはビットコインも含めて全部で16の仮想通貨を取り扱っています。こちらは全種類取引所形式で売買できるので、売買にかかる手数料は安めです。

さらに多くの種類を求める場合は、海外の仮想通貨取引所まで手を伸ばす必要があります。海外の仮想通貨取引所の中でも日本語対応済みで、取扱アルトコイン数も多いのがBinanceとKukoinです。

Binanceは中国の仮想通貨取引所で、100種類近い仮想通貨を取り扱っています。2017年12月時点で月間取引高は世界一で、本人確認も不要ですぐに取引を開始できます。

Kukoinは香港の仮想通貨取引所で、80種類近い仮想通貨を取り扱っています。運営会社が自らKukoinという独自の仮想通貨を発行しており、それを保有することによって取引手数料の割引や各種サービスを受けられます。

 

取引高

この点が優秀な取引所:coincheck 、BitFlyer(国内)、Binance(海外)

仮想通貨取引所において取引高は他のポイントと比べると軽視されがちですが、意外と重要です。取引高が少ないと売り板と買い板の価格差が大きくなったり、そもそも取引が成立しづらくなったりする可能性が高くなります。取引高が高ければ取引は少ない手数料でスムーズに成立します。

国内の仮想通貨取引所で取引高が高いのはcoincheck とBitFlyerの2箇所です。2017年12月現在での月間取引高ランキングトップ3は以下のようになっています。

  • coincheck:3兆1802億円
  • BitFlyer:1兆2144億円
  • QUIONE:5842億円

取引高が1兆円を超えると、かなり取引が安定します。

海外にまで目を向けた場合は、先程少し名前が出てきたBinanceが取引高1位です。

 

運営会社の資金力

この点が優秀な取引所:BitFlyer、QUIONEX

仮想通貨取引所の運営にはかなりの資金が必要です。資金がたくさんあればよりサービスを良いものにすることができますし、一時的に赤字が発生してもしのげます。

現状、国内で資金力が特に優秀な取引所はBitFlyerとQUIONEXです。国内の仮想通貨取引所で資本金が20億円を超えているのはこの2社のみです。特にBitFlyerの資本金は40億円以上と抜きん出て多く、資金が多いだけでなく、多くの企業から出資を受けられた(それだけ事業が期待された)ことがわかります。

 

手数料

この点が優秀な取引所:取引所形式になっていればどこでも問題なし

仮想通貨取引所の手数料を気にされる方は少なくないかと思いますが、実は優先度としては高くありません。そもそもどこの仮想通貨取引所も手数料をかなり安めに設定しており、どこを選んでも大差ないからです。

ただし、販売所形式で売買されている場合、その手数料はかなり割高なものになります。これは取引所にもよりますが、3~8%程度と無視できないほど大きいものも少なくありませんので、基本的には余り使わないことをおすすめします。

 

アプリの利便性

この点が優秀な取引所:coincheck、BitFlyer

近年、主要な仮想通貨取引所は、より頻繁にトレードを行ってもらうために、専用のアプリを提供しています。アプリはブラウザと違って仮想通貨取引に特化した作りになっているため、パソコンよりもむしろ取引がしやすいかもしれません。

現状アプリを提供している仮想通貨取引所はいくつかありますが、その中でも特に使いやすいのがcoincheck、BitFlyerの2つです。どちらもダウンロード数、App storeやGoogle Playerの評価ともに高いです。

 

分散投資のしやすさ

この点が優秀な取引所:Zaif

仮想通貨の中には、値上がりする仮想通貨もあれば、値下がりする仮想通貨もあります。資金を1つのものに集中してしまうと、値下がりしてしまったときに大きなダメージを受けます。複数の仮想通貨に分散投資しておけば、その内の1つが値下がりしてしまっても、他の値上がり分でカバーできます。

また、銘柄ではなく、時間を分散させるという手法もあります。同じ仮想通貨を毎日一定の日本円分だけ買い増していけば、価格が安い日はたくさん買い、価格が高い日は少なく買うことができるので、自然と購入平均単価が下がっていきます。

銘柄と時間の両方を分散させるのにピッタリの取引所がZaifです。取扱通貨数は16と国内の仮想通貨取引所ではトップで、なおかつ毎日少しずつ仮想通貨を買っていく「コイン積立」サービスも提供されているため、特に何も考えないでも自動的に分散投資を達成できます。このような積立サービスは他の仮想通貨取引所にはなく、Zaifの大きな優位点であるといえます。

 

まとめ

  • セキュリティは最重要ポイント、マルチシグネチャを採用している仮想通貨取引所がおすすめ
  • 補償は現状ではどこも十分とは言えないが、将来coincheckが導入する予定だった。2018年1月26日の不正流出事件での対応に注目が集まる。
  • 取扱アルトコイン数は国内ならcoincheckかZaif。海外ならBinanceやKucoinもおすすめ
  • 取引高はcoincheckと BitFlyerの二強
  • 手数料は取引所形式になっていればどこを選んでも問題なし
  • アプリはBitFlyer、coincheckが便利
  • 分散投資はZaifがおすすめ

仮想通貨取引所は様々な観点から比較する必要があります。

複数の仮想通貨取引所をよく比べて、メインに吸えるにふさわしいところを選びましょう。