
活動をしていて発生する面白い事として、
「募集要件を満たしているのに書類選考に落ちることがある」
というものがあります。
出した側からすると、
「え、なんで落ちるの???」
と不思議に思ってしまう現象です。
落ちる理由の一例
たとえば、
【募集条件】
- Javaの開発経験2年以上
- 設計書の作成経験
と書いている案件に、
【募集した人のスキル】
- Javaの開発、設計経験3年以上
- COBOLもできる
というような人が応募した時に、書類で落ちてしまうことがありました。
ひじょうに理不尽ですが、採用側ではこんな心理が働いています。
採用担当A「Javaのスキル持ちの応募がかなりくるな~」
採用担当B「条件は満たしてるんですが、さすがに全部面接できないですね」
採用担当A「この人は英語もできるみたいだね。ちょっとポイント高いかも」
採用担当B「若い割にはリーダーしてるしね。」
採用担当A「でも、何となくもう少し付加価値が欲しいよね。」
採用担当B「そうですねぇ、もうちょい様子見ましょうか」
と言う感じです。
募集側も自社のニーズを良く分かっていないことがある
求人を出しているんですが、何となく食指が進まなかったり急ぎでなかったりすると、条件を満たしていても落ちることがままあります。
確かに、100通くらい応募があって、似たり寄ったりのものが多いと、全て面接することは現実的ではありません。
そこに職務経歴に書かれている他の要素を加味し、面接対象を絞っていくのです。最悪の場合、何だかしっくりこないので、一旦全部落として条件を変えて再度求人提示、ということも多々あります。
「詐欺じゃないか!」
と叫びたくなりますが、実際そんなことが普通に起こっています。
選ぶ側も人ですので、そこには色々な要素が作用するのだと思います。応募する側としては迷惑な話ですね。
逆に、条件を満たしていなくても、在籍している企業が大手だったり、何か光るものがあると面接に呼ばれます。そこで気にいられれば、そのまま内定、というケースもあります。
というか現職の私でした。
職務経歴の充実度で目を引き面接まで持ち込む
私は経験年数5年以上の案件に社会人経験2年半で応募したり、SAPコンサル経験3年程度に0年で突撃をかましたりしていますが、書類で落ちたことはありません。
アピールできることはアピールしまくって、先方の気持を揺さぶるようにしています。
特に、採用ニーズが明確ではない場合は、他の要素で受かったります。逆に、採用ニーズが明確とは、欠員が生じその人と全く同等のスキルを持つ人が必要であったり、進めようとしているプロジェクトに必要な能力が明らかな場合などを指します。
私はこれまでがうまくいきすぎということもあるので、そろそろ落選し出すとは推測しています。
ということで、条件を満たしている求人に応募する場合でも気を抜かず、職務経歴で色々な事柄をアピールすると良いでしょう。
実際、転職エージェントさんにもそれを勧められますので、有効であることが分かります。