IT系は資格によって力量がある程度測れます。
事実、採用試験において特定の資格を条件にしているものも多いです。
ただ、社内SEに限ってはあまり評価の対象にならないケースも多いです。実体験から纏めてみました。
企画メインの会社の社内SE求人では情報系資格はあまり考慮されない
私は2013年度の転職活動では、社内SEを中心に受けています。
一応、IT系ということで、履歴書には昔まだ勉強意欲があったときに取ったIT系資格を書いています。
- 基本情報技術者
- 初級システムアドミニストレーター
- ソフトウェア開発技術者
まあ、誰でも持ってそうな資格ですね。ソフ開を取ったのもかれこれ5年前なので、いかに勉強していないかがモロばれです。
さてさて、これらの資格の有効性ですが…、
現在のところ面接で一度も触れられたことがありません。
転職エージェントとの面談ですら、コメントされたことがありません。
コーディング作業を全くしないような、企画メインの会社ばかり受けていることも原因かと思いますが…
触れられない=採用に際して特に効果なし
となります。
こういった会社の場合は情報系の資格はレベルがかなり高くなければ採用に効果はほとんどないようです。
例えば、IPAの資格に関しては高度情報処理くらいを持っていなければ相手にされないようです。
IPAの高度情報でも、セキュリティスペシャリストとネットワークスペリャリスト程度ではあまり需要がなさそうです。
(ITベンダーだと逆に重視される要素ですが)
開発メインの社内SEだと基本・応用情報は歓迎される
社内SEでも自社開発をしている会社も多いです。
その場合は、「基本情報や応用情報を持っていると望ましい」と記載があったりします。結構、大きい会社でも社内でスクラッチ開発をしているところはありますので、そういったところの求人に応募すれば、アピールのチャンスになります。
英語(TOEIC)の高スコアはかなり受ける
情報技術系と関係なさそうですが、意外と喰いつきが良いのはTOEICです。
これが高得点だと、人事担当が出てくる面接では良く詳細を尋ねられます。
- スコアを取れた理由は?
- 何かやっていたのか?
等深堀して聞いてくるので、それっぽく回答すると印象が大分良くなります。
個人的に考えるどこを受けても食いつきの良いIT系の資格
個人的な意見ですが、社内SE案件でどこを受けても相手から喰いつきがよいのは、
- SAP認定ソリューションコンサルタント
- プロジェクトマネージャー
- システムアーキテクト試験
- システム監査技術者
あたりかと思います。
これらは2013年度の求人票で実際よく見かけますし、採用に直結してくると思われます
また、SAPについてはコンサルタント資格までは要求しないまでも、運用経験3年以上というような条件を必須にしている例が多々見られました。
付加価値の高い資格でないとやはり受けは微妙というか、そもそも面接官が知らなかったりします。
Linux系の資格を言っても、
「何それ?」
で終わることが多いです。
まとめ
色々と書いてきましたが、何だかんだで社内SEは資格よりもプロジェクトの経験や業務知識が問われる職種だったりします。
面接官の質問も基本的には資格ではなく、過去にどんなプロジェクトに従事し、どんな役割を担っていたかが中心になります。
そういった意味で、例え資格で劣っていてアピールできなくても、職務経歴を丁寧に説明できれば全く問題ないというのが私の意見です。
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