街全体が世界遺産で、世界中から観光客が集まるローマ。そのため観光客を狙ったぼったくりのタクシーやレストランも少なくありませんが、両替に関しても同様です。

特にひどいのが空港の両替所です。そのため、イタリア入国後、とりあえずと思って両替すると、大損してしまいます。空港から市内へ移動するまでの最低限のユーロは、日本で両替しておくことをお勧めします。そのうえで効率よく両替をする方法をご紹介します。

イタリアのお金事情

イタリアの通貨は、ヨーロッパの共通通貨ユーロです。そのため、イタリアの独自通貨リラの時代に比べると、両替屋さんの数が減ったともいわれます。

テクノロジーが発達しているイメージはありませんが、ローマやミラノなどの大都市では、日本よりもクレジットカード、デビットカードの普及率は高いです。

ユーロに慣れよう!

イタリアの通貨ユーロは、お札(バンコノート)とコイン(モネータ)があります。

・お札

500ユーロ、200ユーロ、100ユーロ、50ユーロ、20ユーロ、10ユーロ、5ユーロの7種類

まず通常、500ユーロ、200ユーロは目にすることがありません。

100ユーロ、50ユーロですら、受け付けてくれないお店が多いので使いにくいお札です。
最も使用頻度が高いのが、20ユーロ以下の少額のお札です。20ユーロと5ユーロは色が似ているので、間違いやすいので要チェックです。

イタリアでは偽札が多く流通しているので、トラブルを避けるためにお店は高額紙幣を受け取りたがらないのです。また、最近では、最も偽札が多いのが20ユーロ紙幣だともいわれ、レジに偽札発券機を備えているところも多いです。

また、紙幣のデザインが偽札の防止のために、比較的頻繁に改定されています。

・コイン

まず大きいサイズが2ユーロ、1ユーロ

それから金色の50チェンテージミ、20チェンテージミ、10チェンテージミ

10円玉のような色をしたのは、5チェンテージミ、2チェンテージミ、1チェンテージミです。

面倒くさがりのイタリア人は、2チェンテージミと1チェンテージミの廃止に向けて進んでいます。そのため、今からスーパーなどでは、勝手に四捨五入される場合もありますが、別にぼられているわけではありません。

意外に使えるクレジットカード!

イタリアでは、日本と違って1000ユーロ(日本円で約12万円から13万円くらい)以上の金額を現金で支払うことが法律で禁止されています。現金ではなくデビットカード、またはクレジットカードの使用が義務漬けられているのです。こうすることによって、国民の高額なお金の動きを管理し、脱税を防ごうという政府の政策です。

加えて、ひったくりやスリ、偽札と、現金にはトラブルが多いので、イタリア人はあまり高額の現金を持ち歩く習慣がありません。

そのためホテル、レストラン、お店などはもちろんのこと、美術館などでも、大都市では問題なくクレジットカードが使えます。(JCBやアメックスは一部利用ができないこともあるので、VISA、MASTERがあると安心です)。

逆に現金が絶対に必要なのは、バスや地下鉄、タクシーなどの交通費。あとバールでのコーヒー代やお水代などは、10ユーロ以下では使えないところもまだあります。それからレストランやホテルのチップです。

そして滞在税宿泊施設でチェックアウトの時に、市に払う税金は現金でと言われる場合がほとんどです。市やホテルのカテゴリーによって金額が異なるので、出発前に確認しましょう。

 

ユーロに両替するには?

では実際にユーロに両替するには、どこでするのか、必要なもの、注意点について、細かく見ていきましょう。両替する場所によっては、お金の価値がかなり変わってしまいます。

損しないように真剣勝負で両替をしましょう!

両替する場所は?

イタリアで日本円をイタリアの通貨ユーロに両替をするには、両替専門の両替所銀行での両替ホテルのフロントでの両替機械による両替、の大きくわけて4とおりの方法があります。

・両替所を使う

空港内や駅構内、観光地などにある両替専門の小さな両替所。イタリア語のカンビオ(CAMBIO、または英語でチェンジ(CHANGE)といいます。目立つようにカラフルな店構えをしているので、見つけるのは簡単です。

それぞれのお店によってレートや手数料率が変わるので、まずは店頭にある看板で、手数料の有無、レートを確認しましょう。

・銀行で両替する

イタリアの銀行は、日本の銀行とシステムが全く違います。まず旧市街地にある銀行は、元は貴族の宮殿だった立派な建物で、入り口にはガードマンがいるので、入りにくい雰囲気です。中に入るだけでも、防犯のために大きな荷物を持ち込めないのでロッカーに預けて、セキュリティチェックを通らなければなりません。

また銀行内部には、日本のような窓口を説明するボードや、窓口を教えてくれる親切な係員もいません。口座の維持費が有料なイタリアの銀行では、口座を持っている人のためのものなので、口座を持たない日本人観光客が日本円との両替目的に入っても、あまりいい対応をしてもらえないことが多いです。また手数料率が、町の両替所よりも高いです。

営業時間も平日の14時ころまでと短く使いにくいので、銀行での両替はあまりおすすめできません。

・ホテルで両替をする

世界中から観光客が集まるローマでは、ほとんどのホテルのフロントで、両替業務を行っています。ホテルのフロントで交換できるので、とても便利だし安全です。

ただ問題はレートが悪く、両替手数料が高いです。金額をとるか、利便性を取るか、判断が必要です。

両替の際に必要なもの

当然ながら日本円。両替したい金額をお財布とは別にして袋などに入れておくほうがいいと思います。

両替所の周りには、いろんな人が狙っている可能性があります。

パスポート。最近ではコピーでも十分受け付けてもらえます。安全のために原本を持ち歩かず、カラーコピーを準備していくことをおすすめします。

それから、紙とペン。両替所の人は基本的に英語が話せますが、イタリア人の話す英語は、Rを巻き舌にしたり、英語の単語をイタリア語風にアルファベット読みをしたりする場合があるので、聞き取りにくいことが多いです。

言われた金額が聞こえない場合は、紙に書いてみせたり、書いてもらったりしたほうがわかりやすいことが多いです。わかったふりをせずに、納得するまで確認しましょう。

両替する際に注意する点

朝早くとか夜暗くなってからは、両替はしないほうがベター。両替所から出てくるということは、現金を持っていることがわかるので、ひったくりに遭う可能性があります。

危険を避けるためにも、人通りが多い明るい時間帯に行いましょう。

また、現金はカウンターで必ず片づけましょう。お店の外で現金をゴソゴソしまうのは格好がよくないし、現金の入ったお財布をカバンのどこに入れるか観察しているジプシーなどもいて、あとですられたりする可能性が高くなります。

後ろに人が待っていても気にせずに、安全な両替所のカウンターの前で片付けるようにしましょう。

 

効率のいい両替をするために、知っておきたいこと

両替所によって、日本円の価値が大きく変わります。両替で損をしないために、必要な知識をご紹介します。

手数料について

お店によって両替による手数料の計算が違います。

基本的に、換算レートにすでに手数料率を上乗せしているので、別途手数料が必要ないところは、店頭に必ず「NO COMISSIONE(ノー・コミッシオーネ)」と大きく表記されています。手数料がなければ、簡単に計算できるので、間違いが少ないです。

逆にこの表記がないところは、手数料が必ず別途必要です。両替所独自のレートはいい場合が多いのですが、最終的に手数料が差し引かれるので少なくなってしまう場合が多いです。レート表の良しあしは、あまり関係なくなります。

しかも、手数料には、固定の定額の手数料と、パーセンテージで計算する手数料、また、両替の金額によってパーセンテージを変える手数料とさまざまな種類があります。

ややこしいのでわかりにくいのが難点です。あとで嫌な思いをしないために、しっかりと確認して納得してから両替をしましょう。

通貨レートの表示板の見方

両替所は、必ず店頭に独自のレートが表示されています。ところが、数字が多くてどこを見たらいいのかわかりにくい表記になっています。表示板の見方をわかりやすくご説明します。

・円からユーロに換えるは、どこを見ればいいの?

通常縦には国名が書かれています。当然、日本ですね。

・横の欄はどこを見る?

横の欄には、BUYとSELLがあります。

円をエウロに換えたい場合が、ユーロを買うBUY、またはAQUISTOの欄。
エウロを円に換えたい場合が、ユーロを売るSELL、またはVENDITAの欄

・BUYにも数字が2つ、どういう意味?

日本円の場合、通常、BUYも小数点3位以下の小さな数字と3桁の数字があります。

小数点以下の数字は、1円がユーロでいくらかという表示です。
・ たとえば0.0079とある場合、
・ 1円が0.0079と同じという意味なので、10000円だと79.75ユーロになります。
分かりやすく言うと、1円でいくらのユーロが買うことができるか、という考え。
この場合は数字が多ければ多いほどレートがよい。

3桁の数字は1ユーロが日本円でいくらかという表示です。
たとえば125.39とある場合、1ユーロを買うためには125.39円が必要なので、
(計算方法:10,000÷125.39=79.75)で10000円で79.75ユーロになります。
分かりやすく言うと、1ユーロを買うために日本円がいくら必要かという考え。
この場合、安ければ安いほうがレートがよい。

 

交換率のよい両替所の選び方

NO COMISSIONEという表記があって、通貨レートの左側、BUYの3桁の数字が低い両替所が、効率よい換算ができます。

10000円がいくらになるか?ローマ市内の実験結果

実際に観光客が行きやすい両替所を1日で回って、10,000円がいくらになるか確認してみました。ちなみにネットで確認したこの日の公式のレートは、0.00797/125.47。

テルミニ駅構内

空港ほどではないですが、テルミニ駅構内の両替所もレートが悪いです。構内に3店舗ありますが、すべて同じFOREXCHANGEという会社なのでレートは同じなので、通りかかったところで両替しましょう。

地下1階店

有名な大手スーパー、コナッド(CONAD)の系列、サポーレ・ディントルノ(Sapore D’intorno)の向かい側にあります。隣にはWIND、向かいにはTIMという大手の携帯電話会社があります。

1階、中央店

フレッチャ・ヴィアッジォ(Freccia Viaggio)というイタリア国営鉄道のチケット売り場の近くにあります。

1階、ショッピングコート店

マクドナルドなどもある吹き抜けの広いショッピングゾーンの中にあります。トラサルディ(Trussardi)とヴィクトリアズ・シークレット(Victoria’s Secret)の間です。

ここはレートが1ユーロ140.963円と、すでに高めですが、3店舗とも、常に両替のためのお客さんが列を作っています。便利な場所にあるために、どこも繁盛していました。

「10000円を交換したいけれど、いくらになるか知りたい」と聞いたところ、
「55ユーロ」との答え。

手数料を聞くと、「7ユーロ」。手数料は一律で7ユーロなのかと確認したところ、
「一律7ユーロだから、多く両替すればするほど得になるよ。10000円だと損するから、一度にたくさん両替したほうがいいよ」と言われました。

ところが、あとで計算してみると、
10,000÷140.963=70.9ユーロ。ここから手数料7ユーロを引くと63.9ユーロのはずです。
ということは、固定手数料以外にも8.9ユーロ(13.9%)がひかれていますが、説明はなしでした。

チェンジ(CHANGE)via marsala 54

経済的なホテルが多く建ち並ぶマルサラ通り。テルミニ駅のショッピングコートを出て、すぐに見つかる小さな両替屋さんです。ホテル・シラクーサ(Hotel Siracusa)の近くにあります。

ここはレートが1ユーロ138.745円の表示があって、テルミニ駅構内に比べると少し安め。
大手の両替グループではないようで、中のブースにも年配の普通のイタリア人女性。

10,000円を交換したいというと、「52ユーロ」との返事。

手数料率について質問すると、「手数料は両替の金額によって異なるので、説明できない。でも、両替する金額が多ければ多いほど特になるシステムになっているので、30000円くらいは両替したほうがお得だ」とのこと。

手数料が一律料金ではないのかと聞くと、「だから30000円くらい換えたほうがいいのよ。30000円なら162ユーロになるからずっと得よ。」と早口で説明。

10000円の予定だったから、少し考えます、と言ったのですが、「じゃあ、特別に学生割引ということにしてあげる。30000円で190ユーロにしてあげるわよ、どう?私も30ユーロくらいなら調整してあげれるのよ。だから30000円換えたほうが絶対得なんだから。」と極めて怪しい説明をされました。

レート表の写真を撮ろうとしたら、「場合によってレートは変わるんだから、そんなの写真を撮っても意味がないわよ。どうして写真がいるの?」などと聞いてきて、写真を撮ることもできませんでした。絶対におすすめできない両替所です。

カンビオ(CAMBIO)、piazza cinquecento 42

テルミニ駅の真ん前に直結したバスターミナルのある大きなチンクエチェント広場に面したお店。ジョヴァンニ・ジョリッティ通りの続きにあります。このあたりは、ケバブのお店などが立ち並んでいて、ローマというよりも中近東か何かのようなエスニックな雰囲気がするエリアです。その中では、地下鉄に降りる階段のある真ん前にあるので、比較的便利です。

お店の前のレート表の看板には、大きく「手数料なし」との表示
しかも、レートが1ユーロ135.1351円なので、10000円が74ユーロ。

トリップアドバイザーにも載っていて、3人の人が5つ★のコメントを残しているので大丈夫なようです。ただ場所柄、周辺はすごく怪しい雰囲気なので、お店の前でお財布をあけたりしないように、十分、注意してください。

共和国広場、ローマ三越周辺

カーザ・ディ・トゥーリスタ(Casa di Turista)、via delle terme di Diocreziano,32

地下鉄A線レプブリカ駅のある円形状をした共和国広場駅の南側、EATALYという食材店&カフェの角をテルミニ駅に向かって約100m。ディオクレティアヌス浴場の向かい側、小さなオベリスクのある公園沿いです。

ここは、ローマ在住の日本人の御用達の両替所で、ローマで一番のおすすめです。
手数料なし。レートが1ユーロ135.1351円なので、10000円が74ユーロ。

チンクエチェント広場の両替屋さんと同じレートですが、お店の人もとても親切で、ここで嫌な目に遭った人の話を一度も聞いたことがないほど信頼できる両替所です。しかも、お店の中で両替なので、お金を換えている姿を、通りすがりの人に見られることがないので安心ですね。両替したあとに、お店の中でお金をきちんと財布に収めることができるのもよいところです。テルミニ駅から歩いても10分くらいです。

ザ・チェンジ・ベスト & ファスト(The Change Best & Fast) , via nazionale 19

サン・パオロ・エントロ・レ・ムーラ教会すぐ。ホテルコルティーナ(Hotel Cortina)とジェラート屋さんの間。

レートが1ユーロ133.464円。在ローマ日本人に人気のカーザ・ディ・トゥーリスタよりもいいレートです。そのためか、両替のための観光客がこれまでで一番並んでました。

ところが実際に聞いてみると、55ユーロ。恐ろしく手数料が高いですね。

フェアー・チェンジ(FAIR CHANGE)via nazionale 36

ザ・オペラ・ホテル(The Opera Hotel)の隣。

緑の看板が目印で、大きく「No Comissione」の文字が出ています。


手数料なしで、レートが1ユーロ142.85円
10,000円が70ユーロ。

ローマ三越

三越は、両替はしてくれませんが、日本にいるように日本円でも買い物ができますレートはあまりよくないようですが、日本円で払っても、おつりはユーロで渡されるので、ユーロがあと少しだけ必要という場合は便利かもしれません。

スペイン階段周辺

いつでも観光客でにぎわっているスペイン階段。この近辺には高級ブランドショップが多く立ち並んでいて、ローマ市内でも、特に土地代が高いところなので、しょうがないといえばしょうがないですね。

絶対におすすめできないエリアです。

インターチェンジ・イタリア(Interchange italia ) piazza di spagna 80

スペイン階段を背にして右手側向かい。ミッソーニ(Missoni)とロンシャン(Longchamp)の間、という豪華な立地です。

ここのレートは、1ユーロ136.798
10000円を交換したいけれど、いくらになるか質問したところ、「48.6ユーロ」との返事。これまでで一番悪い金額です。

「手数料はいくらなのですか?」と聞くと、「両替する金額によっていろいろ変わるから、複雑なのよ。どこかほかでも聞いてきたの?いくらって言われたの?」と逆に質問されました。

黙っていると、「10,000円だと両替率が良くないからおすすめできない。たとえば、50,000円くらい換えると、交換レート自体が135円になるから、286.55ユーロ渡せるの。そうすると、今、10,000円だと48.6ユーロだけど、50,000円だと10000円あたり〇〇になるから、トータルで〇〇得するのよね。結局、10,000円はよくないのよ。私はいつも最低でも50,000円くらいから両替することをすすめてるの。だって〇〇も得するのよ。50,000円以上だと、もっとお得よ。」(〇〇は覚えきれなかった数字です)

と、早口で数字を次々に並べてくるので、最後は、何を言っているのかわからなくなるような方法ですね。

最後に、「ここで両替するとフィレンツェやミラノ、ヴェネツィアに系列店があるから、そこで次回の両替の時に使えるお得な割引券をもらえるのよ。」とも言っていました。

※スペイン広場には、以前はアメリカン・エキスプレスがあって、トラベラーズチェックの両替で利用する旅行者が多かったのですが、今は移転してヴァレンチノ(VALENTINO)のブティックになっています。

トレビの泉

ローマの代表的な観光地だけあって、このあたりにも両替所がたくさんあります。が、ほとんどは、換金率が非常に悪いと有名です。

ホテル・フォンターナ(Hotel Fontana)の入り口にある両替所、Piazza di Trevi,96

まさにトレビの泉の広場に面していて、泉の向かい側。ソレ(Sore)という大きな靴屋さんの隣です。

ホテル・フォンターナの入り口は、すごく小さいので見逃しがちです。細長いドアを開けて中に入ると、フロントの手前の小さなデスクが両替所です。30年ここで両替所をやっているという感じの良い両替屋さん。広場の喧騒が嘘のような穏やかな安心できる雰囲気です。

表の看板にレートが出ています。1ユーロ135,1351円で、手数料なし
10,000円だと74ユーロです。
カーザ・ディ・トゥーリスタと同じベストプライスです。

ここの両替屋さんいわく「このあたりの両替屋は、はっきり言って泥棒だよ。手数料と言って2割から3割も取るんだよ。僕は表に書いてあるとおりの金額を、そのまま渡すから安心だよ。ぜひ日本人にも、変な両替所へ行かないように勧めてね」と言ってました。

本当におすすめです。

エックス・チェンジ(X Change)Via dei Muretti, 96

トレビの泉から、コルソ通りへ向かうムレッティ通りにあります。マクドナルドもあって、観光客が多いとおり。

表の看板のレートを見ると、1ユーロ132.950円とすこぶるよいレート。

ただし看板の下側に、「本日のプロモーション!3,000ドル以上換えた場合には、3,000ドルが2525ユーロ」とでています。3000ドルってすごい大金ですよね。それなのにこの両替所から50メートルの前出のホテル・フォンターナの両替所では、100ドル84ユーロでそう変わらないレート。しかも、30分の1の金額で同じレートで換えれるのですから、やっぱりホテル・フォンターナのほうがおすすめです。

向かいにも「レートが1ユーロ132.945円、手数料あり」の両替所がありましたが、きっと同じように最終的に手数料が高く、割が合わないのでしょう。

※番外編、パンテオン
フォーエクスチェンジ(FOREXCHANGE)Piazza della Rotonda 68

テルミニ駅でおなじみの両替所。実はここだけ、別の日に調査しています。

この日の公式レートは124.56円で、この店舗のレートは137.874円
10,000円を両替すると60ユーロ、30,000円だと198ユーロとの答えでした。

ただ、テルミニ駅の計算方法でいくと、
手数料7ユーロ、そして13.9%を引くと57ユーロになるはずなのに、ここでは60ユーロ。やっぱり、テルミニ駅はレートが悪いですね。

 

両替所まとめ

カラフルな色合いのチェーン系列の両替所は、レートにかかわらず手数料がとても高いので、実際に交換したい金額でいくらになるか確認したほうがよいです。

今回、実際に確認してみて、ローマ在住の日本人はカーザ・ディ・トゥーリスタを使っているのは納得です。

また、今回の調査で発見したトレビの泉のホテル・フォンターナも、本当に安心できる両替所です。必ず訪れるトレビの泉ですから、便利に活用したいですね。

 

空港の両替所について

これまでローマの中で一番両替率が悪いと言われていたのが空港です。空港内にあるからちゃんとしたところに違いない、と思った日本人が大勢手数料でぼったくられた話をたくさん聞きました。

ところが、最近のフィウミチーノ空港のリニューアルによって両替所の場所も新しくなっていたのですが、今回調査をしてみたところ、変わったようです

空港で手荷物を受けっとって、税関から第3ターミナル内に入って右側。
タクシー乗り場や鉄道の駅の方向、一方通行なのですぐにわかります。

キャッシュ・アドヴァンス(Cash Advance)左側

この日のレートは、146.062円。かなり悪いレートですが、10000円で聞いてみると、「62ユーロ」。意外にも、テルミニよりもいい金額です。

ザ・チェンジ・ベスト & ファスト(The Change Best & Fast) ,右側

この系列は市内と同様レートがよく136.802円。ところが聞いてみるとお隣より悪い60ユーロでした。

空港で調査した日の公式レートは124.40円。テルミニ駅で調査した日よりも1.07円レートが良く同じ条件ではないですが、同じ10000円で10ユーロも受取の金額の差がでました。

日本で両替をする時間がなかったために全くユーロが手元にない場合、テルミニ駅まで行くよりは、空港で両替したほうが効率がいいですね。

ただ、市内の手数料なしの両替所に比べるとよくないので、必要な金額だけにしておくことをお勧めします。

ローマ市内までタクシーを使う場合は、ほとんどのタクシーがクレジットカードを受け付けてくれないので現金が必要です。タクシーは市の条例で、空港から市内まで48ユーロの一律料金です。

鉄道で行く場合は、空港からレオナルド・エキスプレスというローマテルミニ駅までの直通列車があります。所要時間は30分で、片道券は1枚14ユーロです。クレジットカードでの購入が可能なので、便利です。また市内への直通バスは、交通渋滞次第で所要時間が読めませんが、片道券1枚8ユーロで、この場合もクレジットカードが使えます

 

実際にお金を受け渡しをするときの注意点

金額は紙に記入する

市内にある両替専門の両替屋さんは、強盗などに対する防犯の意味もあって、ガラスのブースを隔ててしか会話ができません。そのうえ、どういうわけか、みんな小声で早口なので、イタリア語の会話にはまったく不自由がなくても聞き取ることがとても難しかったです。わからないときは、紙に書いてもらったり、自分で書いたものを見せて確認したほうがいいです。

金額に納得して両替をすることを決めたときも、紙に書くことをお勧めします。担当者によっては、レジに金額を入力して見せてくれる場合がありますが、口で言われただけの金額は証拠が残らないので、実際、渡された金額が自分が聞いた金額と違っても、何もできません。あとで嫌な思いをしないように、恥ずかしがらずに確認しましょう。

英語の場合、特に15(フィフティーン)と50(フィフティ)など、聞いただけでは間違えやすい数字もあるので、念には念を入れることが大切です。

お札は見せながら数える

お札を渡すときは、まとめて束にしたままではなくて、必ず、目の前で1枚ずつ手に取って、1枚、2枚と、一緒にお札を数えてから渡してください。

受け取ったら、必ずその場で金額を確認します。1枚、2枚、見せながら数えます。

もし、後ろで行列ができていても、待っている人のことは考えなくても大丈夫です。待たせたら悪いので早くする、というのは、日本人独特の考え方で、欧米人は気にしません。そのために、イタリアではどこでも行列が長く進まないのです。

自分の番の時には、自分が納得するまで自分の番、という考え方で、慌てずにきちんと行動しましょう。

問題はその場で解決

もし万が一、足りなければ、必ずその場で言いましょう。お財布に入れてからでは、無効です。受け取ったままの状態で、きちんと足りないことをアピールしましょう。

また、100ユーロ札などの大きなお札ばかり渡された場合は、20ユーロ札などに両替してもらいましょう破れたお札が混ざっている場合も、その場で交換してもらってください。

金額が確認できれば、その場でお金をお財布の中など見えないところに片づけます。両替所の外で、現金を見せると、トラブルに巻き込まれてしまいます。

 

両替に必要なイタリア語

両替をするときに、英語が通用するけれど、知っておいたほうがいいイタリア語をご紹介します。書いたものをみせてもいいですね。

基本の単語

両替:CAMBIO(カンビオ)
ユーロ:EURO(エウロ)
手数料:COMISSIONE(コミッシオーネ)

基本の会話

こんにちは、10000 円両替したいのですが、ユーロだといくらになりますか?
Buon giorno.Vorrei cambiare 10000 yen. Quanti euro mi date?
(ブオン・ジョルノ。ヴオレイ・カンビアーレ・ディエチミラ・イエン。クランティ・エウロ・ミ・ダーテ?)

コミッションはいくらになりますか?
Quante sono le comissione?
(クアンテ・ソノ・レ・コミッシオーネ?)

すみません、もう一度言ってもらえますか?
Scusi, mi può ripetere?
(スクージ・ミ・プオ・リペーテレ?)

すみません、紙に書いてもらえますか?
Scusi, me lo può scrivere ?
(スクージ・メ・ロ・プオ・スクリーヴェレ?)

問題があったときの会話
(100ユーロ札を)20ユーロ5枚に換えてください。
Posso avere 5 banconota da 20 euro.
(ポッソ・アヴェーレ・チンクエ・バンコノータ・ダ・ヴェンティ・エウロ)

金額が違います。
Non è la cifra giusta.
(ノン・エ・ラ・チフラ・ジュスタ)

〇〇ユーロ足りません。
Mancano 〇〇 euro.
(マンカノ 〇〇 エウロ)

 

まとめ

スリやひったくりの多いイタリアで、残念ながら日本人はターゲットになりやすいです。

そのためには、まず、大量に現金を持ち歩かないのが基本です。しかも、今回、両替所屋を回って、結構ぼったくりのところが多い、という印象を持ちました。手数料の計算がややこしいので、同じ両替所でも、相手に応じて渡される金額が違うということもあり得るような気がしました。

そのためイタリアで効率よく両替をするためには、計算がわかりやすく料率の良い手数料がない(No Comissione)両替所を選ぶのが重要です。

また、日本で両替できなかった場合は、まずは空港で両替すること。テルミニ駅へ行くと、両替率が悪くなります。

悪徳な業者も確かにいますが、ご紹介したカーザ・ディ・トゥーリスタやトレビの泉のホテル・フォンターナなどの信頼できる両替屋さんで、納得がいく両替をして、旅行を楽しんでくださいね。