ポーランド語が話されているポーランド
少し脅かすようですが、大きな都市を覗いては日本のように掲示板や案内に英語表示はほとんどありません
となると、移動手段となる交通機関の使い方に戸惑ってしまう方も多いです。

ここでは、ポーランドの公共機関の使い方や注意点についてワルシャワ空港〜ワルシャワ市内を探索〜他都市に移動する流れで見ていきます。
ポーランドに到着してからをイメージしながら、読み進めてもらえたらうれしいです。

 

【ワルシャワ】公共機関チケットの基礎情報

ワルシャワでは電車・地下鉄・トラム・バスといった公共機関はZTM(Zarząd Transportu Miejskiego)が運営しているため、共通のチケットです。
時間制のチケットで、ワルシャワ市内であれば乗り降りは何度でも自由になります。

例)20分チケットを購入。
13:00に刻印した場合13:20分までの間、乗換・乗り降りが自由。
※電車は一部路線に限り。詳しくは電車情報でご紹介します。

◇チケットの値段について

チケットの値段は次の要素で決まってきます。

  • 移動時間
  • 平日・休日
  • 移動ゾーン

移動ゾーンについてはゾーン1ゾーン2があり、チケットの値段はゾーン1のみゾーン1+2によって変わってきます。
ただ、ワルシャワショパン空港〜中央駅、ワルシャワ観光地の中でも程遠いヴィラヌフ宮殿もゾーン1なので、観光目的であればゾーン1のみの料金でまったく問題ありません。

ということで、ここではゾーン1の切符価格をまとめてみました。

より詳しい切符の値段についてはZTM公式ページから確認できます→
https://www.ztm.waw.pl/index.php?c=110&l=2

割引になるのは学生(ただし、ポーランド語か英語付の学生証を持っていないとNG)、70歳以上の方が対象となります。
割引対象者の場合は、割引対象であることを証明できるものを携帯する必要があるので気を付けましょう。

◇ゾーン1・2・所要時間を確認する方法!jakdojadeアプリを使う

都市別に交通機関のルートを検索できるjakdojade を使用してみてください。
これはワルシャワ内だけでなく、クラクフ、グダンスクなど、各都市ごとに公共機関のアクセスを提示してくれるのでかなり便利ですよ!
Jakdojadeのアプリはアンドロイドであれば無料ですが、iPhoneだと480円で販売されています。
アプリでなくてもネットでjakdojadeと検索すれば、普通に乗り換え情報を検索できるのでぜひお試しください。
jakdojade サイト→https://jakdojade.pl/lista-miast

1:出発地・目的地を入力すると、経路の候補がいくつか表示されるので、気になるものをクリック。

2:駅名の前に「2」の数字が表示されている場合、ゾーン2 区間を意味します。

◇切符を購入する際には、細かいお金が必要

券売機では50、100、200といった大きな紙幣は使えません。10〜20ズウォティ紙幣と、コインのみ使用可能です。
クレジットカードの使用もできますが、レートや手数料などキャッシュでの支払に比べると負担が大きくなるのであまりおすすめできません。
ポーランドに入国してから両替する方も多いかと思いますが、(ワルシャワには日本円を取り扱う両替所がたくさんあります)100、200といった単位の大きいPLN紙幣で両替してもらうことになります。
できれば、10、20紙幣など一部、細かくしてもらうようにしてみてください

◇切符の検査は厳しい!余裕を持って購入しよう!

切符なし乗車・乗車時間の刻印忘れ・時間を1分でも過ぎているということが発覚した場合、300PLN(日本円で1万円オーバー)の罰金です。
抜き打ち調査で、覆面調査の方が良く見回りしているので、「20分だとぎりぎりかも」というときには75分の切符を購入しておくと安心です。
渋滞していたり、乗継のタイミングが悪いと有効時間が過ぎてしまうということも…。
時間に余裕を持った切符を選択してみてください。

 

メトロ・電車・トラム・バス切符の購入方法

ご紹介したように、ワルシャワでの公共機関は1種類の切符を購入するだけで、共通して使えます。
ここでは切符の購入方法について、写真とともに紹介していきたいと思います!

1:券売機を探す
基本的には、バス乗り場やトラムの乗り場に設置されていることが多いです。
目立つ赤い機械で、Biletyと記載されているので、すぐに分かります。

ただ、場所によっては券売機がなかなか見つからないこともあるため、1日乗車券、または20分、75分、90分といった乗車券を何種類か持ち歩くと便利ですよ。
券売機で購入できなかった場合、バス・トラム内にも小さな券売機がありますが、クレジットカード支払いのみです。
数年前までは運転手さんから購入できたのですが、現在は、券売機でのみしか購入できません。
バスやトラム内に設置されている券売機が使用できない状態だったり、そもそも備わっていないこともあるので、事前に切符を購入することをおすすめします。

2:言語の選択
右上のボタンから言語を選択できます。

3:チケットを買うを選択

4:チケットのタイプを選択
20分、75分・90分、24時間以上のshort termといった3種の中から選択します。
jakdojade サイト→https://jakdojade.pl/lista-miastで、所要時間を検索してみましょう。
今回は、1日券が欲しかったので、short termを選択しました。

5:24時間1日券を選択

緑のボタンを押す

6:ゾーンの選択
基本的に観光であればゾーン1で間違いありません。

7:通常券・割引券の選択
大人1人なのでstandard、枚数は1枚に設定します。

8:値段&支払方法の確認
ゾーン1だけでなので15PLNです。
キャッシュか、クレジットカードでの支払いか、支払方法を選択します。

9:完了!切符とお釣りを受け取ります
マシーン↓から、まるで自販機の要領で切符がお釣りとともに出てきます。
お釣りの取り忘れが多いので注意してください。

 

ワルシャワ空港に到着!空港→ワルシャワ中心地への移動の流れ

ワルシャワ空港→市内へのアクセスで使うのは、電車・バス・タクシーのいずれかになります。
それぞれの乗り場の場所、注意点、時刻表などについて紹介していきます。

◇バス・電車・タクシー、1番のおすすめは?

ワルシャワ空港→市内に掛かる値段・時間を手段別に比較してみました。

タクシーは時間的にも値段的にももっとも割高
大きな荷物を何個も持っているという場合には、タクシーは良い選択かもしれませんね。
コスパを重視するのであれば、所要時間・切符の値段が一緒のバスか電車になります。
ただ、バス揺れも大きく混雑することもあります。
また、混雑時はスリも多いということなので、利便性・安全性ともに、電車に比べると低くなることも…。
バスVS電車であれば電車がおすすめ

電車であればスペースがかなり広い&座席も多いので、大きな荷物を持っていても移動はしやすいのも魅力です。

(電車内の様子)

それでは、移動手段別に空港→市内へのアクセスの流れを詳しく紹介したいと思います!

◇電車でワルシャワ空港→市内へ

空港発の電車基礎情報
電車は赤色のSKM緑色のKMの2種類の系統があり、ワルシャワショパン空港から出発して、ワルシャワ市内にあるwarszawa centralna(ワルシャワ セントラルナ)駅か、warszawa Śródmieście(ワルシャワ シロドミシチ)駅のいずれかに止まります。
どちらもワルシャワ中心にありŚródmieście駅からcentralna駅まで300mしか離れていません。
東京で言うと「山手線の渋谷駅」と「埼京線(湘南新宿ライン)の渋谷駅」のような関係ですね。
なので、どちらの電車に乗っても構いません
所要時間はどちらも20分程度です。

電車の発着場所・切符売場
到着ゲートを出て、そのまま右方向(1minitusというコンビニがすぐ見えます)に進みます。

案内版があるので、それに続けばまず分からなくなることはありません。
ひたすら右方向に直進します。

エスカレーターを下り、そのまま進行方向に進んでください。

チケットの券売機があるので、上記でご紹介した要領で切符を購入します。

電車の発車時刻・停車駅の確認方法
駅のホームに入ってすぐ右側に大きな時刻表のボードがあるので、発着時間とwarszawa centralna(ワルシャワ セントラルナ)駅か、warszawa Śródmieście(ワルシャワ シロドミシチ)駅のどちらに止まるのかを確認しましょう。

電車に乗ると経由ルートを表示する電子版があり、また、到着駅毎にアナウンスが流れるので降り損ねてしまう心配はあまりないかと思います。

ただ、心の準備をしておきたい!ということもあるかと思うので、1つ前の駅名をここでご紹介しますね。
・warszawa centralna(ワルシャワ セントラルナ)駅1つ前の駅名
Warszawa zachodnia(ザホドニャ)

・warszawa Śródmieście(ワルシャワ シロドミシチ)駅1つ前の駅名
Warszawa ochota(オホタ)

電車に乗車したら、必ず車両内にある黄色の刻印機で、搭乗時間を刻印してください。

◇バスでワルシャワ空港→市内へ

バスの発着場所・切符売場
到着ゲートを出て、直進方向に、バス&タクシー乗り場があります。

手前がタクシー乗り場、その奥がバス乗り場です。

空港から市内に向かうバスは175番
マック前の出口を出ると正面に175番バス乗り場が簡単に見つかりますよ。

これに乗れば間違いなく中央駅まで直行してくれます。
夜はN32というナイトバスが運行しますが、乗り場は一緒です。

バスの発車時刻の確認方法
175番バスは1時間に3〜4本ペースで出ています。
乗車して25 〜30分ほどでワルシャワ中央(Centralny 01)に到着します。
175番の時刻表→https://www.ztm.waw.pl/rozklad_nowy.php?c=182&l=2&a=175&n=4201&o=02&k=A
乗車したら黄色の刻印機に切符を通すことをお忘れなく!

◇タクシーでワルシャワ空港→市内へ

タクシーの発着場所
上記でご紹介したバス乗り場と同じ場所にあります。
到着ゲートを出て、そのまま正面方向に進むとバス・タクシー乗り場がすぐです。
中心地までの所要時間は30分ほどです。

ぼったくりに要注意

これは旅行あるあるですが、相手から「タクシー?」と聞かれる場合、99%の確率でぼったくられます。
写真のように、タクシー乗り場で待機しているタクシーであれば問題ないでしょう。
というのも、ワルシャワ空港のタクシー乗り場には提携している正規タクシー会社しか待機できない決まりになっているからです。
必ず自分の足で正規のタクシー乗り場まで向かいましょう。
乗り場入口に係員の方がいるので、その方の案内に従ってください。

タクシーの料金体系については「ワルシャワの移動手段:タクシー編」で詳しく紹介しているので、そちらも参考にしてもらえたら嬉しいです!

 

ワルシャワ市内の公共機関1:電車の使い方

電車は、空港→市内への移動の他に、ほとんど出番がありません。
ですが、何等かの事情で電車を使うという方もいるかと思うので解説しますね。
まず、すべての公共機関は共通チケットで乗り放題(時間内であれば)とお話しましたが、電車の場合は使える区間のルールが違います。

KMの場合
空港〜Warszawa Wschodnia(ワルシャワ東駅)の区間までで使用可能
この区間にはセントラルナ駅も含まれています。
※ただし24時間以上のチケット購入の場合は、それ以外の区間もokになる。
SKMの場合
ワルシャワ市内の移動であればok

初乗りの場合は、刻印機に必ず通しましょう!

既に刻印済みの場合は、乗り降りの際にとくに何もする必要もありません。
覆面調査員の方がチケット確認に来た際に、切符を見せるだけで大丈夫です。

 

ワルシャワ市内の公共機関⒉:地下鉄の使い方

メトロは南北に走るM1東西に走るM2線の2路線運航です。
バスや路面電車ほど停車駅は多くありませんが、ワルシャワ市内で早く目的地に移動したい場に使えます。
ただ、旧市街付近の駅が少ないというのがちょっと使いにくいですね…。
メトロの改札入口で切符を入れると、ゲートが開きます。

切符の取り忘れに注意しましょう!
また、覆面調査の抜き打ちチェックはメトロ内でも行われているため、切符は必ず携帯してください。
出口では、切符を通す必要はありません。(挿入口があるので戸惑いますが、通そうと思っても、切符が入らないようになっています)
運行時間:5am〜1am、 金曜・土曜の夜は 3 amまで

 

ワルシャワ市内の公共機関2:トラムの使い方

トラムの路線番号は1〜79番、うち、40 〜49は週末のみ、ラッシュアワーのみなど特定のケースで発生する路線です。
同じ22番でもセントラル方向に向かう22番トラムと、セントラル方向から戻ってくる22番トラムがあります
道を挟んで近いところに停留所があることが多いので、慌てていると逆方向のトラムに乗ってしまうということも。
どちらの方向に向かうのか、確認したうえで乗車しましょう。
乗車してから、初乗りチケットに限り、黄色の刻印機にチケットを通し日付・時間を刻印します。

 

ワルシャワ市内の公共機関3:バスの使い方

バスのナンバーは100 〜399の路線に振り分けられています。

うち、300〜399週末、ピーク時など特定のシーズンに発生する路線です。
400〜599は停留駅の少ない準急のようなものです。
ナンバーの前にEが付いている場合(E4)は遠方⇔中央駅付近に特化した急行で、出発駅は限られてきます。

バスもトラム同様に、方向の違う同じ番号のバスが程遠くない停留所から発着するため、乗り間違いをしやすいです。進む方向の確認をお忘れなく。
乗車後は刻印機に切符を通し、日付と時間の記録をします。
既に刻印済みの場合は通す必要はありません。
下車の際に、「STOP」ボタンがあるので、降りたい駅名のアナウンスが流れてからSTOPボタンを押してください。

 

ワルシャワの移動手段:タクシーの使い方

ワルシャワに限らず、ポーランド国内のタクシー料金は、日本人からするとかなり格安に感じられます。(ぼったくられない限り)
初乗りや1キロ当たりの価格は多少地域によって変動するものの、課金のシステムは同じです。
ただ、少しばかりむずかしいところがあり「旅行者だからこの課金のシステムを分かっていないだろう」と、日本と変わらない位の料金を請求された…という方も実際にいました。
ぼったくられないための必須知識、タクシー料金体系について確認していくことにしましょう!

◇ポーランド全国共通知識 タクシーの料金システムについて

ポーランドのタクシーは日本と同じメーター制です。
例)
・初乗り:8PLN
・追加料金:2.4PLN/km(タリフ1の場合)

料金については、右側ドアの窓に張り付けられている初乗り料金・追加料金の料金表で確認できます。
どの都市、タクシー会社でも初乗り料金8PLNを超えないくらい・追加料金1.8〜2.6PLNが目安です。
タクシーの料金把握でむずかしいのは、1kmごとの追加料金は、平日・祝日・日曜・深夜・郊外などタクシー料金の区分(タリフ)が違うということ。

地域1(Strefa 1) そのタクシーが登録されている市の市境より内側:
タリフ1(taryfa 1)- 平日の6時から22時まで
タリフ2 (taryfa 2)- 日曜祝日、毎晩22時~6時

地域2(Strefa 2) そのタクシーが登録されている市の市境より外
タリフ3 (taryfa 3)- 平日6時~22時
タリフ4(taryfa 4)- 日曜祝日、毎晩22時~6時

タリフの違いで50〜60%も値段がアップするので、早朝・祝日・ピーク時のタクシー使用は高くつく可能性が高いです。
わざとタリフ3、4にして割高料金を請求されたというケースが旅行者に多いので、注意してください。

◇客引きタクシーは危険!

観光地など、人通りの多いところでタクシー?と聞かれる客引きはほぼカモにされるので、付いていってはいけません。
TAKIの表記があるものは、正規タクシーではありません。(TAXIと表記を似せたものです)法外な料金を請求されるので用心しましょう。
タクシー乗り場に待機しているタクシーか、小窓に初乗り・基礎料金が記載されていて確認できるタクシー(レートも平均的であるかをチェック)を活用しましょう。

◇乗車前にタリフ(または値段)の確認をしよう!

行先だけ告げると、「何も知らないだろう」と思われる可能性が高いため、必ず乗車する前に適応タリフまたは、料金を聞きます。

タリフを聞く
タリフについて聞けば、「こっちはシステムを知っているのよ」ということで、メーターを下手にいじれなくなります。
英語が通じない場合は以下のフレーズをお役立てください。
Dzień dobry. Jaka teraz jest taryfa?(ジン ドブリィ(こんにちは). ヤカ テラズ イェスト タリファ?(今のタリフは何ですか?))

運転手の回答として
Jeden(1 イェデン)
Dwa(2 ドゥバ)
Trzy(3ツゥシュ)
Cztery(4 チテリ)

目的地までかかる料金を事前に聞く
行先を告げ、おおよそいくらになるかを聞く方法もおすすめです。
Ile kosztuje do ……?(イレ コシュトゥイェ ド○○ ○○まで幾らですか?)
Google mapなどでおおよその距離が分かれば、タリフに応じて事前に計算しておくことができます。
料金の概算ができるサイトもありますよ!→https://www.tanietaxi.pl/
実際にタクシー乗り場で待機していたタクシードライバーに値段を聞いたところ、相場の3倍の値段を吹っ掛けられたことがあるので、注意してください。
その1つ後ろで待機していたタクシードライバーの金額が妥当だったので、そちらを選びました。

◇ホテル手配のタクシーでもボッタクリの可能性あり

ホテル手配のタクシーの場合、メーターではなくて料金指定のところもあります。
ホテル側の定めている料金よりも、割高な請求にして差額を稼ぐ運転手もいるため、事前にホテル側に料金がいくらになるのか確かめてください。
また、ホテルやレストランが手配してくれるタクシーの場合、イメージ柄か高級タクシーと提携していることもあり、ボッタクリでなくても基礎料金から高いケースもあります
そのため、普通のタクシーに連絡するよう一言添え、5zlotyを気持ちとして渡しておくと良いでしょう。

◇もしぼったくられたと思ったら?

レシート(paragon パラゴン)を発行しない場合は、支払する必要はありません。
というのもレシートにはタリフの番号をきっちりと記載されるため、レシートを出したくない=違うタリフで計算している証拠を渡したくないということになります。
走行途中で、メーターの値段がどうもおかしいなと思ったら、車体と走行中の様子(特にメーター付近と運転手)を写真または動画で撮影し、警察に持って行くという手もあります。

 

ワルシャワから国外・他都市に出発!「長距離列車」「長距離バス」について

ワルシャワからクラクフ・トルン・グダンスクなどの地方観光地や、ドイツ、オーストリアに出発するという方も多いと思います。
ここでは長距離の旅で活用することになる、バスや列車についての情報をどこよりも詳しくご紹介します。

◇ポーランド国内の列車・バスルート検索の方法

ワルシャワからポーランドの他都市に移動したい場合こちらのサイトが役立ちます。
ポーランド国内の列車・バスルート検索→e-podroznik →https://en.e-podroznik.pl/

◇長距離列車について

【長距離列車の種類
ポーランド鉄道=PKP IC(ペカペアイシー)、略称PKP(ペカペ)と呼ばれています。
PKPは、PKPグループの鉄道部門をまとめた総称で、ポーランド版JRという感覚です。
PKPで扱う列車はEIP・EIC・IC・TLKの4種類になります。

EIP
超特急
イタリア製の車両で日本で言う新幹線のようなもの。
料金は高いものの、通常の2倍の速さで到着可能です。無料のドリンクサービスなども含まれます。

EIC
EIPに次いで速いです。列車内は新しくとてもきれいです。

IC
先にご紹介したEIP・IECに比べると、運行速度が落ち、値段が少し安くなります。
冷房はなく、トイレも汚いといったことが多いです。

TLK
基本的には速度・路線・値段もICと同じですが、車両がICに比べてずっと古いケースがほとんどです。
冷暖房機能はなく、トイレも悲惨なので、長距離移動には避けた方が無難です。

列車の種類をじっくり選びたい方は、ネットで購入(https://www.intercity.pl/en/)すれば列車の種類や時間を検討したうえで決めることができます。
窓口だと英語が通じないこともあるので、列車の種類についてまで会話できるかとなるとハードルが高いかも知れません。
(事前に特定の発車時刻・行先を窓口で伝えれば、窓口購入でも指定した列車のチケットを購入できます。それ以外は、こちらから時間を指定しない限り、発車時間の近いチケット購入を前提に話が進みます

【長距離列車の発着場所
ワルシャワから出発する地方や、国外行きの長距離列車は、Walszawa Centaralna駅 または、Warszawa Zachodnia(ザホドニャ)西駅からのアクセスになります。

【長距離列車 チケットの購入方法】
1:チケット売り場で購入

基本的ではどの都市の駅でもKASA=チケット売り場で購入するケースが一般的です。
ただし、チケット売り場で購入する場合、ワルシャワでも英語が通じないことが多いです。
行先と搭乗時刻をメモした紙を見せられるようにしておくなど、準備をしておくと安心でしょう。
支払方法はクレジットカード・現金から選べます。

⒉:券売機で購入(ワルシャワ中央駅などの大きな駅でのみ)
ワルシャワ中央駅では、青色の切符券売機がプラットフォームに下るエスカレータ付近にいくつもあるので、そこで購入することができます。
券売機で購入する場合、英語・ドイツ語なども選べるため、言語に不安がある方は券売機で購入されると良いでしょう。
券売機での支払いはクレジットカードのみです。

3:インターネットで購入
インターネット購入はここから→ https://www.intercity.pl/en/

【注意点!チケットに印刷されている列車番号が実物と一致しない】
フライト便ナンバーのように、列車番号が振り分けられていてチケットにも発車時刻や座席と一緒に印刷されています。
問題は、列車番号が必ずしも電子ボードに記載されている列車ナンバーと合わないということです(いままで列車番号がチケットに記載されているのと合致したことが1度もありません)
ですので、電子案内版に記載されている列車の中から予定の列車・プラットフォーム番号を見つける際には、1:発車予定時刻、2:経由地などを参考にします。
さらに、電子版には3番線と記載があったのに、直前で4番線に変わるということも少なからずあるので、同じように待っている方、または駅のプラットフォームにいる案内役の方に「この電車で合っているのか?」と確かめると安心ですよ。

◇長距離バスについて

【長距離バスの種類】
国内・国外に走る長距離バスの種類について解説していきます。

PKS(ペーカーエス)
国内のほとんどの町を網羅しています。発着駅はワルシャワではDworzec Zachodni(ワルシャワ西駅)、Dworzec Wschodni(ワルシャワ東駅)、Al.Jana Pawła 24 (ショッピングセンターZłote Tarasyの裏側)での発着がかなり多いです。
チケットは西駅・東駅のチケット窓口で購入するか、空席があれば運転手から購入可能です。

(ワルシャワ西駅のバスチケット売り場)

PolskiBus (ポルスキブス)
真っ赤な車体がおなじみの激安長距離バス。
チケットはインターネット購入になります。
ワルシャワではMetro Wilanowska(メトロ・ヴィラノフスカ)駅もしくはMetro Młociny(メトロ・ムウォチヌィ)駅に発着してます。
https://www.flixbus.pl/polskibus

PKS Polonus
ワルシャワ西駅に発着する長距離バス。国内だけでなく、ウクライナとロシア行きもあります。
チケットは西駅窓口または、インターネットで購入できます。
https://pkspolonus.pl/

eurolines
ワルシャワ西駅に発着する国際線専門の長距離バス。
ドイツ・フランスなど8か国にまで走っています。
チケットはインターネットで購入できます。
https://www.eurolines.pl/?lang=en

ep eurolinie
国際線専門の長距離バス。ウクライナ・ベラルーシ・バルト3国のほか、ヨーロッパの主要国合わせて26カ国まで走っています。
チケットはインターネットで購入できます。
https://api.euroticket.pl/SaleWWW/eurolines_polska_api/en#cities

ということで、長距離バスの窓口になるWarszawa Zachodnia(西駅)。
活用される方もかなり多いかと思います。
次に、西駅での長距離バスの切符売場、バス停の場所について見ていくことにしましょう。

【ワルシャワ西駅のバス停までの道案内】
ワルシャワ中央駅から西駅に到着した流れでご紹介します。

1:階段を降りる
西駅に到着!
地下に続く階段を下ります。

2:プラットフォーム番号の小さい方に向かって進む
プラットフォームの数字の小さい方向に進みます。
5→3→1

3:大きな電子案内版が見えてくる
西駅を発着する電車・列車の時刻表が見えてきます。

4:直進
道なりに進むと左側にホールが見えてきます。

このホールに入ると、西駅を発着する電車の切符購入カウンターがあります。トイレや飲食場所などもありますよ。
バス乗り場が目的なので、ホールには立ち寄らず、ひたすら道案内にしたがって進んでください。

5:バス停のメインホールに到着
階段を上ると、長距離バスのKASA(チケット売り場)が見えてきます。

チケット購入が必要な場合は、ここで購入しましょう。

6:チケット売り場の向かいには待合場所&売店など
チケット売り場の反対方向に進むと、椅子や、売店などが並ぶエリアに入ります。

ここで、発着時刻のチェックなどもできます。

7:バス乗り場
バスチケット売り場を正面にして、右側の出口を出てください。
バス停が10個ほど並んでいるのが分かります。
左側に出てしまうと、タクシー乗り場および、市内バスの発着地場所になります。

(タクシー乗り場の写真)

「タクシー乗り場がある方は違う」「長距離のバス乗り場はタクシー乗り場の反対側」と覚えておくと、発着場所に迷いません。

 

地方の市内での公共機関の使い方

ワルシャワ以外のでのトラム・バスなどのルート検索や乗車のルールについて解説していきます。

◇市内の移動手段・経路の確認方法

  • jakdojade サイト→https://jakdojade.pl/lista-miast
  • Google Map
  • e-podroznik →https://en.e-podroznik.pl/

いずれかの方法で移動手段の検索ができます。
市内の場合はjakdojade サイト→https://jakdojade.pl/lista-miast
郊外や別の都市にまたぐ場合はe-podroznik →https://en.e-podroznik.pl/の活用がおすすめです。

◇トラム・バスのチケット購入方法

ワルシャワの場合と同様に、市内ではバス・トラム共通チケットになっているケースがほとんどです。
基本的に搭乗口が頭から(運転手の側から)に限定されていなければ、トラムと共通チケットだと考えて問題ありません。
運転手にお金を払って乗車するタイプのバスは(運転席の隣にキャッシャーがあるのですぐに分かります)ローカルバスになります。(次の見出しで説明していきます)
切符は駅内に入っている売店や、路上のRUCHなどの小さな売店で購入しましょう。
運転手から直接購入するのもありですが、大概面倒そうな顔をされるので、売店での事前購入が一押しです。
市内の場合は観光地であるケースがほとんどなので英語で十分伝わると思いますが、万が一伝わらない場合はこちらのフレーズを活用してみてください。
Jeden(dwa) normalne bilety poproszę (イェデン(ドゥバ)ノルマルネ ビレティ ポプロシェ  普通チケットを1枚(2枚)お願いします) do…..

乗車をしたら必ず刻印機に切符を通しましょう。

 

田舎の常識!中距離・ローカルバスの使い方

街⇔市外へのアクセスではローカルバスの使用率が高くなります。

大き目のバス停留所だと、バス乗り場からすぐ近くの場所に大概インフォメーションセンターがあります。
行先を伝えて何番の停留所から出発するのか、聞いておくと安心です。
田舎の場合、英語が伝わらないケースがあるので、行先と発車時刻を書いたメモを見せながらktóry peron?(クトゥリ ペロン?何番ですか?)と聞くとスムーズに伝わりますよ。

インフォメーションが無い場合は、各停留所ごとに行先と時刻表が張り付けてあるので(ただ、ポーランド語記載のため行先・方面程度しか分からない)、それを元に目星をつけ、運転手や待っている人に聞いて回るという形になります。
切符については、バスに乗った際に運転手に行先を告げて、運転手に提示されたお金を支払います。
Do ○○ poproszę.(ド○○ ポプロシェ ○○まで お願いします)
レシートは必ず受け取り、下車するまで大切に保管してください。
覆面調査員の方がチケット検査に抜き打ちで乗車するので、万が一レシートをなくすと罰金になります。
バスは、結構なオンボロなバスであることがほとんどです。

暖房はついていても、冷房がないため窓を全開にしてという感じに…。
正直、夏場に長距離の移動だと熱さやにおいやら、辛いものがありますね。

 

まとめ

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!
これで、あなたはもう、何の心配もなくポーランドの公共機関を使いこなせるはずです!

タクシー乗車の際、無切符乗車の罰金など、いくつか抑えたいポイントがありますが、1度システムになれてしまえば、どの都市に行っても切符の購入・トラム・バスのルールはほぼ一緒なので、日本よりも楽に感じられるかもしれません。

ぜひ、快適なポーランドの旅をお楽しみください。