あまり良くないと言われているブラジルの治安。ブラジル旅行に興味はあるけど、やはり一人での移動は不安だという方も多いのではないでしょうか?また、どんな場合にどの交通機関を使うと一番安全・便利なのか?コスト面や移動時間は?などは実際利用してみないとわからないことも多いもの。

この記事では、せっかくの旅行で危ない目にあったり、無駄にお金や時間を費やしてしまわないように、地下鉄・バス・タクシー・UBERなどそれぞれの交通機関のメリット・デメリット、利用方法や注意点に触れています。ポルトガル語の知識がなくても、一人で移動できるように詳しく紹介していますのでぜひ参考にしてくださいね。

 

割高だけど安心!タクシーや白タク

目的地を伝えるだけで楽に移動できる交通手段として、外国人が一番利用しやすいのはタクシーもしくはUberのような白タクです。

ブラジルではタクシー事業の許可のない一般人のタクシーも認められており、安心して使えます。現地語であるポルトガル語でしか話ができない運転手も多いですが、アプリを使って、もしくは行先を紙に書いて見せれば問題なく目的地に到着できます。アプリを使わない場合でも、許可のあるタクシーにはメーターが装備されているので、きちんとメーターが回るのを確認すれば、不当に大金を請求されるという問題もありません。最近はタクシー運転手もカーナビを利用しているので、遠回りしてぼったくられるという心配もないでしょう。

他の交通手段と比べると割高にはなってしまいますが、時間までに必ず目的地に到着したい場合や荷物が大きい場合、夜間の移動などでは、タクシーで移動するのがベストです。

車体の色も様々、ブラジルのタクシーの種類

ブラジルのタクシーは、ナンバープレートが赤色で、車体の上に「TAXI」のマークがあるのが目印です。ただ、車体のカラーはそれぞれの州の規定に従っているので、都市により様々。サンパウロでは白色もしくは黒色がメインですが、空港への乗り入れが許可されているブルーラインタクシーは白い車体にブルーの線が入っています。また、リオデジャネイロでは黄色い車体に青い線、クリチーバではオレンジの車体に黒のチェック模様など実に多彩です。

街中では日本同様、流しのタクシーを手をあげて呼び止めることもできるし、電話で呼び出せる無線タクシーもあります。また、タクシーの配車サービスを提供するアプリも多数出ているので、それを使うと近くのタクシーを簡単に手配することができます。アプリで呼び出せるタクシーは白タクが多くなっています。

やっぱり高い?赤ナンバーのタクシー料金

タクシー料金についても州によって決められているので一般的なことは言えませんが、サンパウロでは料金が統一されており、初乗りはR$4.50、1kmごとにR$2.75が加算される料金設定(Bandeira 1)となっています。夜間早朝の時間である20時から6時までと日曜・祝日は基本料金に30%上乗せされる点(Bandeira 2 )は注意すべき点ですね。さらに、大きなショーやセミナー、スポーツイベントなどがある日に限り、タクシー運転手はBandeira 3として、Bandeira 2 の30%増しの料金を請求できることも決められていますが、この場合は発車前に乗客に知らせることが義務付けられています。

もちろん他の交通機関と比べると割高にはなりますが、日本のタクシーと比べるとずっと安いので、近距離を安全に移動したい人にはタクシーは欠かせません。

どうやって乗る?タクシーの乗り方

タクシーは街中で手をあげて止める事も可能ですが、なかなか捕まらないことも多いので、そういう場合は駅前や大きなホテル、有名な観光所に行きましょう。必ずタクシー停留所があり、タクシーが並んで待機しているので、そこでタクシー運転手に声を掛けます。

ドアは自動開閉ではないので、後部座席のドアを自分で開けて乗りこみ、行き先を伝えましょう。発車したらメーターが動いているかの確認を忘れずに。クレジットカード払いができるタクシーは少ないと考え、現金の用意も忘れないように。また、細かな小銭まで用意していない運転手は多くお釣りはアバウトですが、習慣によるものなので騙そうとしているわけではありません。お釣りはあげるぐらいの気持ちでいた方が良いでしょう。チップの習慣はないので気にしなくてよいですが、荷物をトランクに積んでくれたり、感じが良いと感じたら少しでも多めに上げると大変喜ばれます

ポルトガル語が苦手ならタクシー配車アプリを

また、タクシー配車アプリを使って車を手配することもできます。ブラジルではこういったアプリが無数にあり、利用している運転手も多いので、身近なタクシーをすぐに呼ぶことができてとても便利です。

また、プロではない一般人のドライバーによる運転であることが多いので、タクシー登録された車の料金より2,3割安いのも利用しやすい理由のひとつです。

一番知名度が高いのは『Uber』で、アメリカに次いで2番目の市場がブラジルというほど普及しています。合法化されており、空港内に堂々と大きな広告があったり、白タク専用の停留所があったりと日本とはまるで様子が違いますね。

Uberの他には『Cabify』『99』と言ったアプリも、サービス面でUberより優れていると言われ人気があります。どのアプリもインストール時には確認用の携帯電話番号が必要で、海外でその番号が使えない場合はインストールできなくなってしまうので、日本でインストールする事をおすすめします。

Uber
App Storeならこちら(https://apps.apple.com/jp/app/uber/id368677368?ign-mpt=uo%3D4
Google Play ならこちら(https://play.google.com/store/apps/details?id=com.ubercab&hl
Cabify
App Storeならこちら(https://apps.apple.com/lt/app/trafi/id791973944
Google Play ならこちら(https://play.google.com/store/apps/details?id=com.trafi.android.tr&hl=ja
99
App Storeならこちら(https://apps.apple.com/br/app/99-carro-particular-e-t%C3%A1xi/id553663691
Google Play ならこちら(https://play.google.com/store/apps/details?id=com.taxis99&hl=ja

アプリの使い方はどれもほぼ同じです。登録時にGoogleアカウントと紐づけたり、メールアドレスやクレジットカードの登録などを済ませておけば、行先を入力するだけで身近な運転手を呼ぶことができます。

GPS機能を使っているので、自分の位置はもちろん、やってくる車の位置や到着までにかかる時間、最も良いルートなどすべてがわかります。また、車種や運転手の名前、顔写真、カーナンバー、運転手の評価などもあらかじめわかるので安心です。車種については選択することもできますよ。料金はタクシーを呼びつける前にわかるほか、支払いもカードやPaypal払いにすれば現金を持ち歩かなくてすむので便利ですね。ポルトガル語がわからなくても目的地にたどり着けるのも安心ポイントです。

最後に、数あるアプリの中でどれがよいかについてですが、それぞれのアプリ会社がしのぎを削っているので料金面ではそれほど大した違いはありません。ただ傾向としては、短距離ならUberが比較的安く、中長距離ならCabifyや99の方に軍配が上がるようです。また、サービスを重視したいなら、Uberより口コミ評価の高いCabifyや99を選ぶと良いでしょう。

タクシーアプリの使い方

最も有名なUberは、日本語でのインストール・操作もできるので、ポルトガル語や英語が苦手な方にもおすすめです。あらかじめ支払方法を登録しておけば使い方は非常に簡単。配車が必要な時に行先を現地語で入力し、タクシーの種類を選ぶだけ。するとやってくる運転手の情報や位置情報などがわかります。アプリによっては待ち合わせ場所を指定する必要もあるので、その場合はピンを地図上に合わせれば完了です。
車が来たら、ナンバープレートと運転手を確認して乗り込めば目的地まで連れて行ってくれるので、会話が苦手な人でも大丈夫です。

一般人の運転手で心配という声があるかもしれませんが、アプリでは評価の仕組みがあり、評価の悪い運転手は働けなくなるので心配することもありません目的地に着いたら支払いボタンもしくは評価ボタンで終了となります。

タクシーに乗るときは、こんな点に注意!

アプリを使わないのであれば、細かなお金の用意をしておく方が安心です。ブラジルでは日本のように銀行に両替機があるわけではないので、運転手はもちろん多くのお店でお釣りのないことがあります。大きなお札しかないと運転手もお釣りに困ることがあるので、20レアルくらいは持っていたほうがよいでしょう。

また、貴重品を身につけたり、窓を開けて外から見えるところに鞄や携帯を置くなど、強盗に狙われそうな行動には気をつけましょう。

 

サンパウロでは地下鉄が便利!

次に紹介するのは地下鉄です。ブラジルでは大都市の一部にしか通っていないので、あらゆる場所で利用できる交通手段ではありませんが、サンパウロでは地下鉄が広く網羅していてとても使いやすくなっています。

メリットはマップさえあればポルトガル語がわからなくても料金一律でどこへでも行ける事。特に目的地が駅の近くにある場合は非常に便利な移動手段となるでしょう。日中は治安も良く、安心・安全に利用することができます。デメリットは時間によっては混雑することもあり、大きな荷物を抱えての移動には向かないこと。また、やはり夜遅くや早朝の利用は避けた方が無難という点です。

運行時間は駅によって若干の違いはありますが、朝は4時40分から夜中の12時~1時頃までとなっています。

サンパウロの地下鉄が利用しやすい理由

地下鉄は、チケットもしくはsuicaのようなICカードで利用することができます。日本のように目的場所によって料金が変わるのではなく乗り換え自由で一回いくらという一律料金なので、非常にわかりやすいのが特徴です。

また、多くの駅ではホームがいくつもに分かれているわけではなく、上りと下りのみという非常にわかりやすい構造時刻表はないけれど約3分おきに次々とやってくるのも明快でよいですね。路線も色によって誰にでも簡単に識別できるので、メトロのマップさえあれば言葉がわからなくても大丈夫です。

サンパウロの地下鉄の乗り方

ここからはサンパウロの地下鉄の乗り方を詳しく説明します。これを見れば安心ですよ。

チケットの購入

まずは青い窓口が目印のチケット売り場でチケットを購入します。

チケット1枚、1回の利用(改札口を通って出るまでなので、乗り換えは自由)につきRS4.30(2019年12月現在)です。どこまで行きたいかを伝える必要はなく、何枚必要かを伝えるだけでよいので購入も簡単です。まったく言葉がわからなくても、指で数を示すだけでゲットできますよ。チケットに有効期限はないので、まとめて何枚かを買って後から使うことも可能。また、購入した駅から乗る場合でなくても、どこの駅からでも利用可能なのでまとめて数枚買っておくことをおすすめします。

6歳までの子供と60歳以上は改札口を通るときに身分証を見せると無料になりますので、購入の必要はありません。

また、地下鉄をよく利用する場合、地下鉄とバスの乗り継ぎを多く利用する場合は、プリペイド式のICカードを利用しても便利です。『Bilhete Único(ビリェッチ・ウニコ)』と呼ばれるカードがあれば、地下鉄はもちろんバスやミニバス、CPTMの鉄道など共通して利用することができるのでとても便利です。その上、1回の料金で3時間以内に4路線の乗り換えまでができたり、地下鉄とバスの乗り継ぎで実際はR$4.30×2=R$8.60かかるところがR$7.48ですむなど、よりお得に利用することもできます。

昔は誰でも簡単に購入することができたカードですが、現在は一人に1枚のみ、自分の名前入りのカードのみの発行となっており、身分証の提示が必要になります。外国人旅行者でも、直接SPTransの窓口に出向いてパスポートを掲示することで、手に入れることができますよ。購入場所である窓口はバスターミナルにあることが多いですが、具体的には以下のサイトから確認できます。
Postos de Venda e Atendimento
http://bilheteunico.sptrans.com.br/comumRecargaPostos.aspx
購入費用はカード代としてのRS4.30と、最低チャージ代金(5回分のチケット代R$21.50)が必要なので、合計R$25.80になります。

その後は駅の窓口や路上のキオスク、宝くじ売り場(Lotericas)、パン屋、薬局などで最大R$350.00までチャージできる仕組みになっています。チャージ専用の機械がメトロの駅やキオスクなどに置かれていることもあり、画面の表示に従ってチャージすることも可能なほか、各種アプリでのチャージもできます。

以下のサイトにはカードチャージに対応するアプリの紹介がされているので、気になる方はチェックしてみるとよいでしょう。
http://www.sptrans.com.br/app/

改札口の通り方

紙のチケットの場合、改札のチケット挿入箇所にチケットを入れるだけです。日本のように反対側からチケットが出てくることはないので、取る必要はありません。カードの場合は改札の上にあるパネルにカードをかざすだけで通ることができます。

ホームの見つけ方

一部の駅ではCPTMの鉄道やモノレールなどが交差し、わかりにくいところがありますが、たいていの駅は路線の色を目印にすれば迷うことはありません。

上りと下りの方向を知るために、乗りたいラインの最終駅の名前確認だけは忘れないようにしましょう。

方向があっているか不安な場合も、ホームにはこれから向かう駅の名前が一覧になっている表などがあるので、確認すれば安心です。

ただ、車内放送では次の駅のアナウンスをする場合としない場合があるほか、ホームに駅名は書いているものの隣駅の表示のないことが多くわかりづらいので、常に車内のマップや携帯用のマップで確認するとよいですよ。

 

サンパウロ郊外に行くならCPTMがおすすめ

サンパウロの中心と郊外を結んでいる鉄道がCPTM(近郊列車)です。

地下鉄のマップにはCPTMも同時に掲載されているので同じ地下鉄のように感じるのですが、実は運営会社が違います。とはいえ、地下鉄からの乗り換えも無料で、地下鉄と同じように利用できるので非常に使いやすく便利です。料金も地下鉄と同じなので安く遠くまで行けてお得ですね。2018年からはグアルーリョス国際空港(サンパウロ国際空港)から市内への鉄道も開通しました。
ただ、あまり広すぎて全国に鉄道が通っているわけではないブラジル。電車が走っているのはごく一部に限られます。

ブラジルに慣れたら使ってみたい市バス

今度はバスの紹介です。ブラジルの都市部ではどこでもバスはたくさん走っており、国民の足となっていますが、非常に数が多く路線も複雑なため、はじめてブラジルを訪れる旅行者にはあまり向かないと言えるでしょう。

でもサンパウロなら地下鉄と同じく一律R$4.30で移動できるので、ブラジルには慣れていて、できるだけ安く移動したいという人にはおすすめです。サンパウロ以外の都市でもほぼ同じ値段での利用が可能。ただ、特にサンパウロでは渋滞に巻き込まれてなかなか目的地に到着できないことも多いので、時間に余裕のある場合に利用するようにしましょう。

また、治安の悪い地域を運行することもあり、比較的低所得層の移動手段であることは否めないので、暗くなってからの利用は控えた方が良いでしょう。もちろん、高価なものを身につけたり、貴重品を持っての移動もNG、カジュアルな服装でいるようにしましょう。

市バスにはどうやって乗る?

画像のようなバスマークが目印です。このようにしっかりしたバス停ではなく、ただ標識があるだけというところも多くあります。バス停でバスを待ち、乗りたい路線のバスが通り過ぎる前に手をあげて止めます。

バス停を通り過ぎるバスには行先の違うバスが何台も通るのがほとんどなので、バスの上部に表示される番号や行先を見て確認しましょう。バスの側面にも表示があるので、もう一度乗り込む前にチェックするか、運転手に目的地を通るか尋ねてみるとよいでしょう。

バスは運転手の近くのドアから乗り込み、前から数列後に待機している係員に料金を払って奥へ進むのが一般的です。まれに係員がいなくて、運転手に直接払う場合もあります。サンパウロでは一律R$4.30ですが、他の地域ではバスによって値段が違います。それでも降りる場所によって料金が変わるということはまずなく、一度乗車するといくらという料金設定なのでわかりやすいのが特徴です。

高齢者や子供が無料になる点も地下鉄と同じでしょう。料金は現金払いか、前述のICカードをリーダーにかざすことで支払い完了できます。払い終わると仕切りになっている回転扉を通って奥の席へ進むことができます。前の席は高齢者や妊婦、乳幼児連れの母親などが座る優先席になっているので、必ず奥へ移動しましょう。

バスではアナウンスなどはなく、停留所の名前もありません。目的地の近くまで来たらバス内に何ヵ所かあるボタンを押して、降りますという意思表示をします。自分がどこにいるかわからない場合はGoogleマップなどGPS機能付きのアプリで確認しながらタイミングを計るとよいでしょう。ボタンを押すと、ランプがついて停車のマークが現れ、次の停留所に止まってくれます。降りる際は後部から降ります

注意点はブラジルのバスの運転手の運転があらいこと。乗客の安全を考えて着席するまで待つという気遣いはありません。移動している人がいてもすぐに発車しますし、急ブレーキをかけたり、急にハンドルをきったりすることも日常茶飯事なので、覚悟して乗るようにしましょう。

一方で、混雑時などは立っている人の荷物を座っている人が持ってくれたりと優しい人も大勢います。はじめはバスに乗るのに勇気がいるかもしれませんが、慣れてしまえば便利ですよ。

 

目的地までどんな交通手段をとればよいか迷ったら

行先までできるだけ早く到着したいのか、それとも価格重視なのか、また荷物が多いのか少ないのか、安全に移動できる時間帯なのかどうかなど、交通手段は好みや環境によって変わってきますね。

どうやって目的地まで行くのかわからない場合はもちろん、いくつかの方法の中でどんな方法を選択するのか迷っている場合にも役に立つのはルート検索アプリです。バスの路線表はわかりにくく、時刻表はあってないようなものという市バスの、より正確な時間を知るためにもとても重宝します。
アプリの中で、サンパウロでの移動に最適なルートを示してくれて使いやすいのが『TRAFI』『MOOVIT』。オフラインでも活用でき、地下鉄・バス・タクシーなどあらゆる交通機関を使ったルートの候補を表示、それぞれのルートの所要時間についても教えてくれるので、最も自分に合った方法を選択することができます。また、停留所や駅までの経路も地図上に表示してくれるので、迷うことなくたどり着けますよ。

TRAFIは、サンパウロとリオデジャネイロで使え、気になる料金の表示や、どのバスが現在どの位置を通過しているのかといったこともわかるので、目が悪くてバスを止めるのが苦手という人でも安心です。
TRAFI
App Storeならこちら(https://apps.apple.com/lt/app/trafi/id791973944
Google Play ならこちら(https://play.google.com/store/apps/details?id=com.trafi.android.tr&hl=ja

また、MOOVITは世界中で利用可能なほか、日本や日本語にも対応しているので、まずは日本で使って慣れておきたいという人におすすめです。こちらはICカードへリチャージできるサイトとの連携がされている点も便利です。
MOOVIT
App Storeならこちら(https://apps.apple.com/br/app/moovit-transporte-p%C3%BAblico/id498477945
Google Play ならこちら(https://play.google.com/store/apps/details?id=com.tranzmate&hl=ja

TRAFIの使い方を簡単に紹介!

アプリを立ち上げるとこのような画面になるので、

赤枠で囲った部分に行先を入力します。すると、このようにいくつかのルートが表示されます。

値段や所要時間、徒歩にかかる時間などもわかるので、選択しやすいですよね。それぞれのルートをタッチするとより詳しい情報もわかります。

バスの番号なども到着時間順に一覧でわかるので、乗り過ごしても安心ですよね。

また、地図をアップするとバス停までの道順も点線で表示されます。

これで、バスの路線表、時刻表などなくても自由に歩くことができますね。ぜひ活用してください。

 

一晩で着く距離なら長距離バスが意外に快適!

ブラジルの都市と都市をつなぐ移動手段として、よく使われるのが長距離バスです。飛行機よりも安く座席も広いので、時間はかかりますが実は快適な旅ができてしまいます。昼間移動するバスもありますが、夜出発地を出て、朝目的地に着くぐらいの距離なら夜行バスが人気です。

バスのクラスも最も安い『CONVENCIONAL』から『EXECUTIVO』『SEMI LEITO』『LEITO』まであり、順に高く、しかし快適になります。例えば、CONVENCIONALではエアコンやトイレがない場合もあるが、EXECUTIVOからは付いてくる、さらにSEMI LEITOからは枕や毛布、水の提供がある、LEITO ではテレビなどもありリクライニングも十分という風です。

クラスによる価格の違いは最も安いものから高いものまでで倍ほどする場合もあります。格安航空チケットが出ているときなどはLEITOだと、飛行機と変わらない値段になることもあるので、比較してからの購入がよいでしょう。
サンパウロではTIETÊ(チエテ)を代表に、BARRA FUNDA(バーハ・フンダ)、JABAQUARA(ジャバクアラ)と3つのバスターミナルが長距離バスの発着場になっています。バスターミナルはメトロの駅の構内にあるので交通の便もよいですね。移動時間15時間ぐらいまでの距離なら、バスを利用してみるのもいい経験になるのではないでしょうか。

長距離バスチケットはどうやって取ろう?

ブラジルではバス会社が豊富にあり、どの方面に強いなど会社の特徴もあることからどれを選べばわからないことも多いものです。でも、目的地の入力だけで様々なバスの時間やクラス、料金などを一覧で表示してくれるサイトを利用すると、乗りたいバスを簡単に見つけることができます。よく使われているサイトは『BUSCA ONIBUS』『CLICK BUS』などで、『BUSCA ONIBUS』では言語の切り替えで英語やスペイン語での検索もできるのでポルトガル語がわからない人でも大丈夫です。
BUSCA ONIBUS
https://www.buscaonibus.com.br/
CLICK BUS
https://www.clickbus.com.br/
こういったサイトからオンラインで直接チケットを買ってもよいですが、サイトの手数料がもったいないと思う人はそれぞれのバス会社のサイトから直接購入すると若干安くなります。購入後の確認書は当日必要になるので大事に保管しておきましょう。

長距離バスの乗り方

当日はバス発車時刻の1時間前にはバスターミナルに着いておくとよいでしょう。バスの予約確認書をもって(もちろんデジタルで可)バス会社のカウンターに行き、乗車券を発行してもらいます。バスの乗り場を教えてもらえるので、発車時刻の15分前にはバスの近くにいるようにします。

時間が来たら運転手や係員に乗車券と身分証を見せ、確認を受けてから乗り込みます。大きな荷物がある場合は、降車場所を伝えながら引き渡し、交換に荷物預かりの紙を受け取ります。

長距離バスの注意点

長距離バスでは約3時間おきに休憩が入ります。トイレに行ったり軽食を買ったり自由に行動できますが、発車時刻はしっかり確認し、時間までに戻るようにしましょう。また、バス内はかなり冷え込むことも多いので、サンダルやショートパンツは避け靴を着用し、上着なども忘れないように。そして、目的地が最終点でない場合は表示などがなくわかりにくいことが多いので、必ず運転手に確認してから下車するようにしましょう。

 

ブラジル広し!長距離移動はやはり飛行機しかない…

広いブラジル、遠くまで移動したいという場合にはやはり飛行機が欠かせません。国内線の飛行機はたくさんありますが、バケーションシーズンに重なると高騰することもある反面、それ以外では格安チケットが出ることもあります

飛行機は日本や他の国と同じなので利用するのも簡単ですが、ブラジルでは近年荷物制限が厳しくなっているので、規格より大きい荷物の機内持ち込みや規格重量を超えた荷物の預け入れでは超過料金が課されるので注意が必要です。例えば、国際線でスーツケース2個の権利があっても国内の移動では荷物が持てない、超過料金になるということもあるので、チケット購入時には必ず預け入れの荷物の権利があるか確認しましょう。ちなみに、国内での機内持ち込みの規格はサイズ55×35×20cm・重量10kgまでの手荷物と個人バッグ一つまたは空港で購入した品物の袋一つまでです。

 

乗り捨て可能なレンタル自転車・電動キックボードが人気

ブラジルでの交通手段のひとつとして、ここ1,2年の間で急速に広まったのがアプリで使える乗り捨て自転車・乗り捨て電動キックボードです。

インストールしたアプリを使って路上で見つけた乗り物のロック解除をすれば、残高がある限りGPS機能搭載の自転車・電動キックボードを自由に使用し、どこにでも乗り捨てが可となっています。支払いは事前にカードもしくで前払いをする仕組み。使用時間に応じて残高が減っていきます。

使われているのはサンパウロ、リオデジャネイロ、フロリアノポリス、サントス、ポルトアレグレをはじめとする主要都市ですが、同じようなサービスを提供している会社は一社ではなくGrin、Yellow、Tembici、Scoo、Jumpなどがあります。

メトロの駅前や公園、観光地などにまとめておかれているので、徒歩での観光につかれたら利用してみるのもいいですよ。ただ、携帯電話のバッテリーが少ないと乗れないこともあるので、十分に充電しておきましょう。

Grinアプリの料金や使い方

他のアプリもあるのですが、ここでは代表的なGrinを紹介します。自転車の利用料金は15分ごとにR$1.00、電動キックボードはロック解除にR$3.00と1分ごとにR$0.50が課せられます。
まずはアプリをインストールします。GrinとYellowは合併されたので、Grinのアプリをインストールすればどちらも使うことができますよ。
Grin Scooters
App Storeならこちら( https://apps.apple.com/br/app/grin-scooters/id1411088480
Google Playならこちら( https://play.google.com/store/apps/details?id=com.grin&hl=pt_BR

インストールがすむと、携帯電話の番号を聞かれるので入力。ブラジルでよく使われている会話アプリWhats Appでコード番号を受け取りたい場合は上、SMSのメッセージで受け取りたい場合は下を選択します。受け取った番号を入力するとアプリが使えるようになりますが、プリペイド式なので、先に支払いを済ませないとロック解除はできません。

上部にある「Adicionar saldo」を選んで、金額と支払方法の選択をします。R$10.00から選ぶことができます。G Pay(Google Pay)かクレジットカードを登録しての支払いが一般的です。

アプリ上では、地図の下にある切り替えボタンを使うことで、周辺のキックボードもしくは自転車の数や場所を確認することができます。

使いたい乗り物を選んだら、「Escanear」というボタンを押してから、QRコードを読み取らせるだけで走行可能に。

キックボードはハンドル緑のアクセルと赤のブレーキを操作し、速度を調整するだけなので簡単。時速20kmと思うよりスピードが出るので、自転車用の車線を通りましょう。歩行者道路を走るなら、制限速度は6Kmとされています。

返却場所の指定はないのでどこで乗り捨ててもよいのが楽ですね。必要なくなったら、人の通行の邪魔にならないところに止め、次の人が見つけやすいように写真を撮って終了しましょう。

 

5都市ではイタウ銀行のレンタル自転車Sampaも便利

サンパウロ、リオデジャネイロ、サルバドール、ポルトアレグレ、ペルナンブコではもっと長い時間レンタルできる自転車として、イタウ銀行のSampaも人気があります。

1日、3日、1カ月、1年などのプランが用意されているので、毎日利用する予定のある人にぴったりです。とはいえ、その期間ずっと借りっぱなしというのではなく、1時間以内に同じ、もしくはどこでも別の駐輪場への返却をするシステムです。1時間を超える場合はプラン料金以外にさらに1時間につきR$5.00が課金されますが、1時間以内に返却し、15分のインターバルをおけば、プラン期間中は何度でも追加料金なしで借りることができます。利用時間は朝の6時から夜10時まで。プラン料金は、1日でR$8.00、3日でR$15.00、1カ月R$20.00 、3カ月R$50.00、1年R$160.00 で、期間が長ければ長いほどお得になっています。

イタウ自転車の使い方

オレンジ色のイタウ自転車を使うには、専用のアプリBike Sampaを利用するか、前述したBilhete ÚnicoのカードもしくはBike Sampaカードが必要。すでにカードがあればそれを使うのが楽ですが、ない場合はアプリのインストールから始めます。
Bike Itaú
App Storeならこちら( https://apps.apple.com/br/app/bike-ita%C3%BA/id1270864475
Google Playならこちら( https://play.google.com/store/apps/details?id=pbsc.cyclefinder.tembici&hl=pt_BR

登録には、電話番号やe-mail、カード情報などが必要です。うまくインストールできたら、イタウの駐輪場に行き、駐輪場番号を入力しましょう。利用可能な自転車が表示されるので一つを選択。すると選んだ番号の自転車がロック解除され、利用できるようになります。返却時もきちんとロックされたか確認しましょう。

 

まとめ

ブラジルの交通手段について述べてきました。昔からブラジルは、日本ほど案内板などの表示が詳しくなく、わかりにくいなあと感じていたのですが、最近では様々なアプリの登場で外国人にもずっと便利になっていますね。

アプリは日本にいる間にインストールしておくと安心なので、ぜひ準備をしてブラジル旅行を楽しんでくださいね。