ヨーロッパと聞くとおしゃれでフォトジェニックな街並みを想像しますよね。

でもヨーロッパに行くには飛行機で何時間も飛ばないといけないし、お金もかかるし、、、と考えてる方も多いのではないでしょうか。

実は成田からたったの2時間で行けるヨーロッパの町があるんです。それはロシア、ウラジオストク。

帝政ロシア時代から重要な港町として栄えてきたこの街を快適に観光するための交通手段の使い方を自分の経験をもとに伝えたいと思います!

ウラジオストクについて

ウラジオストクロシア連邦の極東地域、沿海州(プリモールスキー・クラーイ)に位置する港町です。帝政ロシアから一年中使える不凍港として物流と軍事面で重要な役割を担ってきました。かつては大日本帝国の統治下に置かれたこともあり、今でもその当時の建物を市内で見ることができます。ソビエト連邦時代には閉鎖都市として、外国人の立ち入りが禁じられてきました。近年では、ロシア極東地域においてハバロフスクと並ぶ二大拠点として開発が進められています。

また観光客の誘致に力をいれており、その一環として日本を含む18か国の国民に対して電子ビザの発給が始まりました。

ウラジオストクにやってくる観光客は主に中国人や韓国人なので、街中で日本語はほとんど見かけません。また現地のロシア人、特に年配の方はほとんど英語を理解できません。現地で迷わないように交通機関の使い方を解説していきます!

 

ロシア観光に超オススメのアプリ2選

まずはウラジオストクに限らず、ロシア旅行をする際にはダウンロード必須ともいえるアプリをご紹介します。ロシア人は人当たりがよく、自分の知っているありったけの英単語を並べて助けてくれようとしてくれます。しかし英語が苦手な人が多いため、街中で道を尋ねてもあまりあてになりません。ですから、代わりにこの2つを使いこなせれば(よほど方向音痴でない限り)ロシアで迷うことはなくなるでしょう!

2GIS

2GISはロシアにおいてGoogle Mapよりも使われている地図アプリです。読み方はトギスもしくはドゥヴァーギス。インストールした後に目的の都市を検索して、地図データをダウンロードすると使えるようになります。

Google Mapも使えなくはないのですが、2GISの優れた点はその情報力です。臨時休業の情報や建物の中のトイレの位置まで表示できるくらい細やかな情報を与えてくれます。これらはGoogle Mapでは出てこない情報ですよね。そのうえ、この2GISはオフラインでも使えます!

一方で2GISの欠点は実質ロシア語のみであるということです。言語設定で日本語のオプションはありません。また、英語に設定しても地図上の道や建物の名前はロシア語で表示されます。キリル文字さえ読めてタイプできれば何とか使えますが、その真価を発揮させるにはやはり辞書やGoogle翻訳が必要になってしまいます。

ロシア語さえわかれば使い方は簡単です。基本的にはGoogle Mapと同じように検索窓に自分の行きたい場所を打ち込めばその場所が地図上に表示されます。また、столовая (食堂)やмагазин(スーパー)といったあいまいな単語でも検索できます。その場合はレーティングも見れますので参考にしてください。場所を選択した後、画面下に出てくるпроездをタップすると現在地からのルートが表示されます。

2GISの非常に便利な機能として、バスのルートを表示できることがあります。検索窓でавтобус 15のように検索するとルート、バス停そして運転間隔が表示されます(15の部分に使うバスの番号を入れてください)。GPSで現在地も表示されるので、自分がどこを走っているか確認する際に使ってください。

maxim

こちらのmaximはロシアのタクシー配車アプリです。ウラジオストクではUberやlyftのサービスはないため、こちらを使うことになると思います。また2GISとことなり、英語で利用できるアプリですので、使いやすいと思います。

利用するには通話可能な電話番号が必要なので、利用する際には現地でSIMカードを入手してください。SIMカードは空港で1か月500ルーブル、通信制限なしで販売しています。

詳しい使い方やウラジオストクのタクシーについてはウラジオストクのタクシーの項で解説します。

 

空港~ウラジオストク駅の移動

日本からウラジオストクへは飛行機を使う方がほとんどだと思います。ウラジオストク国際空港(現地ではクニェービッチ Кневичиとも呼ばれる)はウラジオストク市中心部から40kmほど離れた場所にあるため、入国してから移動を考える必要があります。

ウラジオストク駅は市内中心部にあり、市内交通の要所の一つになっています。夜行列車などでウラジオストクへ向かう方は市街地までの移動は考えなくて大丈夫です。
鳥取県の境港から韓国・東海港を経由してウラジオストクへ向かうフェリー、イースタンドリーム号を利用する方は、ウラジオストク港のフェリーターミナル(морской вокзал)がウラジオストク駅に併設されているため、市街地までの移動の心配はありません。

空港-ウラジオストク駅間の主な移動手段は次の3つです。

  • アエロエクスプレス(空港連絡列車)
  • 空港バス (107番)
  • タクシー

このうち、バスと電車は最終便の出発が早く、一部の日本初の直行便を利用した場合はそれらに乗れない可能性があります。

フライト別の利用できる交通機関は下の表を参考にしてください。

出発地 航空会社 到着時刻 空港⇒市街地
東京/成田 オーロラ航空

アエロフロート航空

17:25 バス、タクシー

△アエロエクスプレス (17:40発)

東京/成田 S7航空

日本航空

19:05 バス、タクシー
新千歳 ウラル航空 19:40 タクシー

△バス (20:00発)

関西国際 S7航空

日本航空

20:25 タクシー

 

※△印は飛行機の到着からその交通機関の出発までの時間がかなり短いことを表します。飛行機が早く着いた場合のみ選択肢にいれてください。

 

アエロエクスプレス(空港連絡列車)について

アエロエクスプレスはロシア語でАэроэкспресс (アエラエクスプレース)と書きます。
所要時間は約55分で、料金はスタンダードクラス、片道、大人1人250ルーブルです。(2019年5月) もう少し高いビジネスクラスもあります。(値段はわかりません。すいません!)
駅の場所が分からない場合はГде находится станция Аэроэкспресса? (グジェー ナホージッツァ スターンツィア アエラエクスプーレサ?)と聞きましょう。

アエロエクスプレスは途中のウゴリナヤ駅とウラジオストク駅の間でシベリア鉄道のレールの上を走ります。はるか9200㎞先のモスクワまでの旅をプチ体験できるのでオススメです。また、一部の区間で海沿いを走り、車窓から見えるピョートル大帝湾がとてもきれいです。

アエロエクスプレスの長所としてあげられるのは、時間に正確、乗り心地がよい、だと思います。
鉄道ですから渋滞がなく、時間に非常に正確です。ウラジオストクは車社会で朝晩の渋滞がひどいため、これは大きなメリットになります。
またロシアの電車は揺れが少ないため、でこぼこした道を猛スピードで突っ走るバスやタクシーとは比べ物にならないくらい快適です。

この時刻表の上半分が市街地行、下半分が空港行です。出発時刻は左側、到着時刻が右側です。1日わずか5往復しかありません。このように、短所は本数が少なく終電が非常に速い点です。

空港発の終電は17:40で、アエロフロート航空・オーロラ航空の成田発の便が到着してからわずか15分後です。日本からの直行便でウラジオストクへ行く場合(成田、新千歳、関西国際発)、空港発の列車を利用することはほぼ不可能になります。

切符の買い方

切符は駅にある切符売り場(касса カッサ)で購入します。カッサでは簡単な英語が使えます。切符をくださいはロシア語でДайте мне пожалуйста билет. (ダイチェ ムニェ パジャールスタ ビリェート)といえば大丈夫です。

当日の分だけでなく、数日先の切符も買うことができますので空港へ向かう切符は事前に余裕をもって購入しておきましょう。

お金をはらったらレシートのような素材でできた切符がもらえます。一番下のバーコードさえ潰さなければ折り目をつけても大丈夫です。

切符には上から乗車日(日‐月‐年)、出発地、目的地、金額の詳細がかかれています。出発地、目的地はそれぞれウラジオストク駅: ВЛАДИВОСТОК、ウラジオストク国際空港: АЭРОПОРТ КНЕВИЧИ
という表記になっています。
料金はスタンダードクラス片道大人1人250ルーブルです。

改札では切符の一番下にあるバーコードをゲートにスキャンして入ります。車内で検札があり、降りた後も改札を通る必要があるので切符はなくさずにとっておきましょう。

アエロエクスプレスの利用方法

(1) 空港⇒ウラジオストク駅

先ほども述べたように、日本から直行便でウラジオストクへ飛ぶほとんどの場合、空港連絡列車を使えません。ですが、日本以外の場所からウラジオストクへ向かう方のために一応解説しておきます。

列車の駅はターミナルの西側の端にあります。到着口を出てから右奥にあるこの黄色い看板の下に入り口があります。
空港内の案内表示では、Электропоезд -Trainという表記になっています。

扉を開けて、エスカレーターを上がり、道なりに進むと切符売り場(касса カッサ)があります。この写真の真ん中と右側の窓口で切符が買えます。左側はインフォメーションデスクです。

窓口の反対側にいくつかベンチがあり、列車を待つことができます。列車が来ていれば乗り込みましょう。座席指定はありませんので自分のクラスの車両にのりましょう。

(2) ウラジオストク駅⇒空港

ウラジオストク駅にはアエロエクスプレス専用のターミナルがありますので間違えないようにしましょう。 アエロエクスプレスはメインターミナルの左側の新しい建物に発着します(下の写真)。

切符はどちらの駅舎でも買うことができます。空港列車ターミナルの窓口は入り口の目の前にあります。

メインターミナルの窓口は、駅のホールの右側の扉の奥にあります。切符を買えるのは7,8,9番の窓口です(奥の3つ)。中を見学するついでにこちらの窓口で買うのがオススメです。

どちらの駅舎に入る際にもセキュリティーチェックがあります。引っかかることはそうそうありませんが、空港連絡列車を利用する際には時間に余裕をもって行動してください。

アエロエクスプレスのまとめ

  • 料金は250ルーブル(片道、大人、スタンダードクラス)。
  • 日本からの直行便を使った際には空港発の終電を逃す。
  • 時間に正確なので空港へ向かう際にオススメ。
  • 切符は駅の窓口(カッサ)で買う。
  • 降りる時まで切符は必要。

 

空港バスについて

日本からの直行便を使った場合、アエロエクスプレスの終電を逃してしまいます。ですので、この空港バスが実質一番安く空港からウラジオストク市街地へ移動する手段になります。

ルート番号は107です。所要時間は約1時間で運賃は一人200ルーブル、スーツケースなどの大きな荷物は一つにつき100ルーブルです。機内持ち込みサイズの荷物一つだけであるならアエロエクスプレスよりも安くなります(差額は100円にも満たないですけどね)。

空港バスの長所はアエロエクスプレス終電後も走っているところでしょう。つまり、それだけ運行本数が多いのです。空港発の時刻
06:50, 08:10, 08:30, 09:00, 09:30, 10:00, 11:00, 11:30, 12:00, 12:30, 13:00, 14:00, 14:30, 15:00, 15:30, 16:00, 17:00, 17:30, 18:00, 19:00, 20:00となっています。
最終バスが20:00発なのでS7航空・JALの成田発の便(S7 6282/ JL 7099)を利用する場合でも十分に間に合います。

一方短所はバスなので渋滞に巻き込まれる可能性があることです。ウラジオストクは渋滞がひどい街です。一つの交差点を曲がるのに15分以上かかることもあります。
加えて、ロシアの道路は冬の寒さによって舗装が傷んでいるところが多くあります。そしてバスは90㎞を優に超えるスピードで走っていくので、とてつもなく乗り心地が悪いです。

乗り物酔いを心配される方はタクシーかアエロエクスプレスの利用をおすすめします。

空港バスの使い方

今回は空港からウラジオストク駅へ向かう方法を紹介します。

逆方向(ウラジオストク駅⇒空港)は自分自身が利用したことがないうえ、時刻表が見つからなかった為です。渋滞の心配もありますので、空港へ向かう際はアエロエクスプレスもしくは時間に余裕をもってタクシーを利用してください。

空港バスの乗り場は外にあります。到着ゲートを通ったあと、左手前方に出口があります。上の写真の右端に横断歩道があり、中央にウラジオストク駅行のバスが止まっています。

ターミナルビルから出た後、目の前にある横断歩道を渡ってください。左手に「Аэропорт г. Владивосток Vladivostok」と書かれた黄色い看板があります(上の写真の看板です)。
「107番バスのバス停はどこにありますか?」と聞く場合は、
Скажите, где находится остановка автобуса 107?
(スカジーチェ、グジェー ナホージッツァ アスタノーフカ アフトーブサ ストー セーミ?)で大丈夫です。

バスの定員は18人ほどと少ないです。スーツケースなどによって定員がさらに少なくなってしまう場合もあります。そのうえ、車内は狭く立ちのりはできないため、早めにバス停に行くことをオススメします。

空港バスはこのような、バスというよりはバンタイプの車です。車の色は統一されてないようで、実際に私が乗ったのは白い車でした。たいていの場合、バスは出発時間のかなり前から止まっているはずです。車両の窓ガラスには目立つ位置に107という数字と停留所の名前が書いてあります。「Владивосток」もしくは「ж/д вокзал」と終点に書いてあれば正しいバスです。

バスのドアの近くに運転手のおじさんが立っています。制服などはなく私服でわかりにくいかもしれませんが、手に切符の束をもっているはずです。運転手に人数と荷物の数を伝え、切符を受け取ったら車内に乗り込みます。車内には18席ほどのシートがあり、基本的には自由席になっています。運転手に席を指定されたらおとなしく従いましょう。どの席も同じように乗り心地が悪いです。

時間になるとバスは出発し、高速道路をビュンビュン飛ばしていきます。1時間ほどするとウラジオストク市街に入り、いくつかのバス停に泊まります。ウラジオストク駅は終点ですので乗り過ごす心配はありません

ウラジオストク駅では駅舎の道路を挟んだ反対側にある広場におろされます。広場にはレーニン像が立っています。

広場からプリモーリエホテル、またはジェムチュージナヤホテルへ行く場合は駅を背にして左手奥にある階段を上ってください。階段を上って道路に出たら左折すればプリモーリエホテルはすぐ目の前の左手にあります。ジェムチュージナヤホテルへ行くには、プリモーリエホテルの前の横断歩道を渡って100mほど進んでください。通りを渡って左折してすぐに右手にある建物がジェムチュージナヤホテルです。

空港バスのまとめ

  • ルートは107番
  • 料金は1人200ルーブル、スーツケース1つ100ルーブル。
  • 最終バスは20:00空港発
  • 早めにバスに向かうこと
  • ウラジオストク駅は終点

 

空港からタクシーを使う方法

タクシーは、空港から市街地への移動手段として最もお金がかかります。しかし、その金額に見合うだけの便利さがあります。なんといっても滞在先まで直行してくるのは大きな魅力です。

便利である反面、土地勘のない観光客が多く集まる空港では、ぼったくりなどのトラブルが起こるケースもあります。そういったリスクを回避するための注意点をお伝えしたいと思います。

空港の到着ゲートを出ると、何人か話しかけてくる人がいて、その多くはタクシードライバーです。ドライバーは「ディスカウント(割引)」「チープ(安い)」などの言葉を並べてきますが、絶対についていかないようにしてください。中には「自分は正式なタクシー会社に所属しているドライバーだ」と言ってIDのようなものを見せてくる人もいますが、それも信用しないでください。

また外に何台かタクシーが止まっていますが、そこへ直接向かって行って、ドライバーと料金の交渉をするのは絶対にやめてください。ロシアではタクシー料金はメーター制ではなく、距離に応じて算出されます。先ほど紹介したmaximアプリやタクシー会社を通じて、しっかりと手配した場合にはその料金が適用されます。しかしドライバーと直接交渉をした場合、料金はドライバーの言いなりになります。時には相場の2~3倍の値段をふっかけられる場合もあります。

このような料金トラブルを防ぐために、タクシーの手配は絶対にタクシー会社を通じて行うようにしてください。

ウラジオストク空港のホールにはタクシー会社のカウンターがあります。場所はホール中央のエスカレーターの向かいです。オレンジ色で大きくTAXIと書かれているのですぐにわかります。こちらのカウンターのスタッフに自分の滞在先を伝えましょう。スタッフがドライバーを手配した後、料金と車のナンバーを教えてもらえます。あとは係員の指示に従ってください。

もちろん、空港からでも後で紹介するmaximアプリを使ってタクシーを手配することができます。

ロシアのタクシーは日本のように会社ごとのラッピングを施しておらず、一般車と変わらない外観をしていることがあります。また、自分に手配されたタクシーか確認するために、乗り込む前に、

これはOOへのタクシーですか? Это такси в ОО? (エータ タクシー ヴ OO?)

と確認しましょう。もしくは簡単な英語で Taxi to OO?でも通じると思います。

空港から市街地までの所要時間は、ドライバーによって少し差が出てきますが、およそ50分です。料金は1000ルーブルほどになると思います。1500ルーブルを超えるような場合は、もう一度確認・交渉してみるとよいでしょう。

料金は日本とおなじく降りるときに支払います。お釣りも出してもらえますが、大きなお札で支払うと嫌な顔をされる時があります。なお、ロシアにはチップの文化はありません。

空港からタクシーを使う時の注意点まとめ

  • 近寄ってくるドライバーには絶対ついていかない。
  • ホールの中央のタクシーカウンターで手配
  • 空港から市街地までの相場は1000ルーブル
  • 料金は後払い、釣銭有、チップ不要

 

市内観光に便利な交通手段と徒歩移動

空港から無事にホテルについたらいよいよウラジオストク散策が始まります。ウラジオストクにある交通機関はバス、マルシルートカ(乗合タクシー)、タクシー、ケーブルカー、路面電車です。このうち、観光客がよく使いそうなのはバス、タクシーそしてケーブルカーです。マルシルートカと路面電車は地元のロシア人向けです。

様々な交通手段がありますが、実はウラジオストクで最も便利な移動手段は徒歩だったりします。ウラジオストクの市街地はとてもコンパクトにできていて、観光地のほとんどはウラジオストク駅から徒歩圏内にあります。そして、ウラジオストクの人たちも道を渡る歩行者を見るとすぐに止まってくれるので安心して歩くことができます。

徒歩圏内にない主な観光スポットとしては、沿海州水族館、極東連邦総合大学ルースキー島キャンパス、ルースキー島、マリンスキー劇場があげられます。

ウラジオストク駅からそれぞれの観光地へ、徒歩での所要時間は次の通りです。

  • アドミラーラ・フォーキナ通り(噴水通り)‐10分
  • ディナモスタジアム‐15分(噴水通りの先)
  • スポーツ湾公園、ウラジオストク要塞博物館‐15分
  • C56博物館(潜水艦博物館)‐徒歩15分
  • ケーブルカー駅(鷹の巣展望台へ)‐徒歩25分

徒歩15分というと日本ではすぐに電車や地下鉄に乗ってしまう距離かもしれません。しかし、ウラジオストクはヨーロッパ風のクラシカルな街並みが続くため、長距離の徒歩移動も苦になりません。そしてウラジオストクは夜でも出歩けるほど治安のいい都市(とはいえ油断は禁物)なので安心ですね。

特に、ウラジオストク駅からC56博物館を経由してケーブルカー駅まで行くルートは、ソビエト革命記念広場を横切って、教会の横を通って、海沿いを歩き、ロシア海軍の太平洋艦隊を間近に見られる超オススメコースです。ミリタリー好きの方は、ロシア軍の払い下げ品を売っている店が、C56博物館とケーブルカー駅の間のスヴェトランスカヤ通り沿いにありますので立ち寄ってみるのもよいでしょう。

ウラジオストクでのバスの乗り方

バスはウラジオストクにおいて、安く移動する手段になります。料金は1回の乗車で23ルーブルです(2019年5月現在)。バス料金は頻繁に変更されますので、車内に貼ってある「цена XX руб.」と書いてある表示を探してください。

しかしルートが非常に複雑で、ほとんどの車に英語での音声案内がありません。ですから、ウラジオストクに慣れてない方、ロシア語に不安がある方にはタクシーの利用をおすすめします。

ルートは確かに複雑ではありますがいくつかのバス(例えば15番:ウラジオストク市街‐沿海州水族館)は例外で、ウラジオストク初心者の方にも安心して乗っていただけるバスもありますので、乗り方を解説したいと思います。

ウラジオストクのバスのシステムは少し日本と違います。バスに乗っても戸惑うことが無いように説明していきます。

ウラジオストクのバス停にはこのような標識があります。ほかの道路標識と似たような色なので見逃さないように注意してください。

バスの全面と側面には目立つようにルート番号が表示されています。ウラジオストクのバスは日本と同じように後ろ乗りです。自分の乗るバスが来たら後ろのドアから乗りましょう。混雑している場合は、降りる人を待ったあとで前の扉から乗っても大丈夫です。乗っている間は2GISアプリなどで現在地を確認しておくと安心ですね。

降りるバス停が近くなったら、前の扉の近くまで移動します。「次、止まります」のブザーはないので、運転手の横まで行って降りる意思表示をしなければなりません

降りる際に運賃を支払います。運賃は運転手に直接渡してください。2019年5月では23ルーブルでした(変更の可能性あり)。お釣りがあっても大丈夫です。一部のバスではタッチ式のクレジットカードでも支払いができるようですが、そういった類の機器はロシアでは壊れていることが多いので現金を用意しておきましょう。

マリンスキー劇場、沿海州水族館、極東連邦総合大へ行く方法

ウラジオストクでバスに乗っていくべき観光スポットは、マリンスキー劇場、沿海州水族館、ルースキー島、極東連邦総合大学ルースキー島キャンパスです。ウラジオストク市街地からこれらの観光地へ行くには15番のバスに乗ってください。

15番バスのバス停はウラジオストク駅から徒歩15分ほどのところにあります。この広場(Площадь Борцов за власть Советов)から海と反対側に延びるオケアンスキー大通りを上っていくと、緑の鉄骨に覆われた時計台が見えてきます。

この時計台のオケアンスキー大通りを挟んだ反対側に2つバス停があります。バス停の名前はタルゴーブイ ツェントル イズムルド(ТЦ «Изумруд»)です。坂の上の方にあるバス停からルースキー島方面へ行くバスが出ます。乗るバスは15番の沿海州水族館行きです。ほかの韓国製の中古バスとは違い、新しいタイプのバスなのですぐにわかります。運行間隔は約20分です。15番のバスには鷹の巣展望台にあるバス停から乗ることもできます。

マリンスキー劇場へ行くときはマリンスキーチャートル(Мариинский театр)で降りてください。最初の大きな橋、ザラトーイ橋を渡ったすぐ後のバス停です。橋を渡り始めたら前方の扉まで移動して運転手に止まるように合図しましょう。所要時間はイズムルドからおよそ30分です。

極東連邦総合大学ルースキー島キャンパスへはそのまま乗車して2つ目の橋を渡った先まで行ってください。左手にキャンパスが見えてきたら降りてください。所要時間はイズムルドからおよそ50分ヘス

沿海州水族館は終点ですので乗り過ごす心配はありません。所要時間はイズムルドから1時間ちょっとです。

ウラジオストクのバスまとめ

  • 後ろの扉から乗る。整理券はない。
  • 運賃は降りるときに支払う。お釣りは出ます。
  • 降りるバス停が近くなったら前の扉まで移動。
  • マリンスキー劇場、ルースキー島へは15番のバスで。

 

ウラジオストクのタクシー

ウラジオストクで遠出する際に、最も便利な交通手段がタクシーです。バスは乗り心地が悪く、遅いうえ、本数も少なく、座れないこともあります。ですがタクシーは自分の指定した時間に来てくれるうえ、必ず座れて、目的地まで直行してくれます。

日本だと流しのタクシーを拾うことができますが、ロシアではそのようなタクシーをほとんど見かけません。なぜなら、タクシー会社のラッピングを施してない一般車とかわらない車を使うことが多く、見分けがつかないからです。ですから、タクシーは必ず手配するようにしましょう。

ホテルに泊まっている場合、フロントでタクシーを手配してもらえるかもしれません。ですが、手数料を取られる可能性があります。一番安く済ませる方法は電話(ロシア語のみ)かアプリを使って自分で手配することです。

タクシーの手配をしたら、タクシーの色、ナンバー、ドライバーの名前、運賃を教えてもらえます。大体は日本産の中古車ですから、車種もわかりやすいと思います。利用するタクシーを見つけたら乗り込む前に必ず“Taxi to (通りの名前、行先)?”とドライバーに聞いてください。

タクシーの料金は日本に比べるとだいぶ安いです。(2019年5月の相場)
・ウラジオストク駅‐沿海州水族館(24㎞):400ルーブル/ 約700円
・ウラジオストク駅‐マリンスキー劇場(4㎞);160ルーブル/ 約280円
・ウラジオストク駅‐鷹の巣展望台(2.5㎞):150ルーブル/ 約263円

ウラジオストクのドライバーたちは少し無理な運転をする傾向にあります。私はかつて乗っていたタクシーが接触事故を起こしたことがあります。運転手がシートベルトをしてないことが多いので、くれぐれも事故には気をつけください。

運賃は降りるときに支払います。私は今までアプリや電話を通して手配したタクシーでぼったくられたことはありません。また、チップを支払う習慣はロシアにはありません。

Maximアプリの使い方

Maximはウラジオストクでタクシーを使う際に利用しない手はないほど便利なタクシー配車アプリです。

私はAndroidユーザーなのでAndroid版のmaximアプリの使い方を説明していきます。おそらくiOS版と大差はないはずです。

Maximアプリのホーム画面はこのようになっています。残念ながら日本語には対応していません。
・From: 出発地
・To: 目的地
・NOW: すぐに出発(出発時間を指定できます)
・ECONOMY: 一般車(バスや高級車などに変更可能。)
・IN CASH: 現金支払い(クレジットカードを登録することもできます。)
・Requests for your ride: ペット、大きな荷物の有無、その他の要望を伝えられます。

FromとToを入力するとPick -up point, entranceと書かれた枠が出てきます。ロシアのアパートには入り口が複数あります。最寄りの入り口までタクシーに来てほしい場合はここに入力してください。またToを入力した後に、Add an addressと表示されます。ここをタップすると最初の目的地を経由地に変更し、新たな目的地を追加することができます。

入力が終わると下の黄色い枠に金額が表示されます。その枠を押せば手配完了です。

しばらくするとこのような画面に切り替わります。プッシュ通知を許可しておけば通知でも教えてくれます。ここではドライバーの名前、車の色、車種、ナンバーが確認できます。右上の電話マークを押すとドライバーと通話することができます。予定が変更になった場合はEDIT ORDERで予約の変更、もしくはCANCELで予約のキャンセルをしてください。

利用したルートはホーム画面のRidesから確認できます。またFavoriteには一度使った住所が記録されています。Menuからは言語の変更やクレジットカードの登録などができます。

ウラジオストクのタクシーまとめ

  • 速くて確実に座れる。
  • 料金は日本に比べると格段に安い。
  • maximは一番安くタクシーに乗れる方法。

 

ウラジオストクのケーブルカー

ウラジオストクにはロシアで唯一のケーブルカーが走っています。ケーブルカーはロシア語でФуникулёр(フニクリョール)といいます。

このようなレトロでかわいらしい車両で、赤い塗装になっている車両もあります。ケーブルカーは日常的に使われる交通手段ではありませんが、観光客には非常に便利です。C56博物館から歩いて鷹の巣展望台に向かう際にはぜひ利用してください。

ケーブルカーの駅には改札はありませんので、中にはいって電車が来ていたら乗り込みましょう。来てなくても2,3分待てばやってきます。車内のドアのあたりに車掌さん(私服のおばちゃん)がいるので運賃を支払います運賃は20ルーブルほどだったと思います。お釣りも出してくれますよ。レシートのような切符を受け取って椅子に座ってください。窓から金閣湾と橋を見ることができます。到着した後も改札はないのでそのまま駅から出てください。

上のケーブルカー駅から鷹の巣展望台へ行くには、駅の右側にある階段を下り、道路の下を2回くぐってから、歩道橋を渡ってください。渡ったら左手に上へ続く階段があるのでそこを上って少し歩くと鷹の巣展望台につきます。

青い星のところにはバス停があります。マリンスキー劇場、沿海州水族館方面へ向かう15番のバスが止まりますので、ここから水族館へ向かうのもオススメです。市街地方面へは63番のバスで向かうことができます。

 

最後に

日本から一番近いウラジオストクの主な交通手段を解説してきました。

わかりにくい箇所や至らぬ点もあったかと思いますが、ロシアという英語があまり通じない国で観光するときにお役に立てれば幸いです。

皆様のウラジオストク旅行が一生記憶に残るものになることを願っています。