ミャンマーは、タイの西側に位置する東南アジアの親日国です。2018年10月から1年のお試しで、日本人観光客には30日以内の滞在ならビザ免除が適用されています。そのため、ミャンマーへの注目が高まっています。ビザ免除が始まって時間がたっていないこともあり、初めてミャンマーに向かうことを計画されている方も少なくないと思います。

初めての場所に行くとき、心配になることの一つが、滞在中の移動手段ではないでしょうか。飛行機で空港についてから、市内に移動する交通手段にはどのようなものがあるのでしょうか。

 

市内へ移動するのに便利な2つの交通機関

ミャンマーは、今まさに発展している最中の国です。東南アジアの他の国と比べてもはっきりしているのは、発展を始めたのが遅かったこともあり、ミャンマーのインフラ整備は非常に遅れているということです。そのため、空港から市内に移動する手段は多くありません。

外国人旅行者の多くが利用できる交通機関は、いくつかのバス停に停まりながら市内に向かうエアポートバスか、タクシーくらいです。リムジンバスは、ありません。

エアポートバス

ヤンゴン国際空港からヤンゴン市内に向けて、一日24時間運行しているバスです。

市内を走っているバスの大部分が20、30年前に韓国もしくは日本で活躍していた中古バスなのに対し、空港バスは最新のバスが導入されています。座席はプラスチックで少し硬いですが、暑いミャンマーではとてもうれしいエアコンがきいている快適なバスです。

ヤンゴン国際空港があるヤンゴンは、ミャンマーの元首都で、経済の中心を担う都市です。それでも経済発展途上のミャンマーですから、ヤンゴン国際空港も大きな空港ではありません。空港に乗り入れているバスも、エアポートバスが2路線だけです。ですから、空港内にバスチケット売り場やバスターミナルと呼べるような場所はありません

ヤンゴン国際空港に乗り入れているエアポートバスは、環状線で時計回りと反時計回りの2路線が運航されています。少しずつ走行するルートが違いますが、どちらでも空港からヤンゴン市内に移動することが可能です。

小さな空港でたった2路線しかないバスを見つけるのは、難しいことではありません。空港から出るには、8番もしくは6番のドアを使わなければいけません。一番端に位置しますが、到着出口から一番近いドアです。8番もしくは6番のドアから出て左手に向かって歩くと、5番、4番とドアの番号が若くなっていきます。

4番のドアまで来ると右手に歩道橋の階段が見えてきます。

歩道橋の階段の登り口を目指して道路を渡ってください。

歩道橋の階段の登り口の少し先にバス停があります。もしバスがまだ来ていない場合は、バス停の椅子に座って待つことができます。


ヤンゴンの大型路線バスは、前乗り中降りです。エアポートバスも同じです。

バス運賃は、乗るときに運転席の隣にある、運賃回収箱に投入します。

いくら投入したかのチェックは行われませんし、お釣りをもらうこともできません。切符や領収書を手渡されることもありません。行きたいバス停に近づいたら、バスの真ん中あたりのドア付近にある赤いボタンを押してください。

【IMG_1948, IMG_1949】

「降ります」の意思表示になり、次のバス停でドアが開き、降車することができます。

タクシー

ヤンゴンにも、たくさんタクシーが走っています。車は、軽自動車、ステーションワゴンタイプのバンなどを含め、だいたいが日本から輸入された中古車です。

空港には、タクシーカウンターというものはありません。到着出口から空港ロビーに出ると、「タクシー」と声をかけてくるおじさんたちがたくさんいます。その人たちにお世話になってもならなくても、タクシーに乗るためにはまず空港の建物の外に出なければなりません。バスの時と同様、出口は8番もしくは6番のドアです。そこを出ると、ドアの前方や左手にたくさんタクシーが停まっています。


ヤンゴンのタクシーには、タクシーメーターというものは存在しません。そのため、流しのタクシーを捕まえた場合、まず値段交渉をする必要があります。それは、空港でタクシーを捕まえる場合も同じです。

日本からの長旅の疲れ、やっとたどり着いたヤンゴン国際空港の出口を出た途端に感じるまとわりつくようなミャンマーの蒸し暑さ、そして言語の壁。そんなマイナス要素いっぱいの状況で、運転手と値段交渉です。それは無理、面倒くさい、もっと簡単な方法ないの?と思う方も少なくないと思います。

そんな方にお勧めしたいのが、“Grab”というタクシー配車アプリです。
ヤンゴン国際空港の到着出口から出たら、空港建物内のどこかでスマートホンを取り出してください。先程も触れたように、空港建物から一歩外に出るととても蒸し暑いです。涼しい空港建物内でスマートホンを出し、“Grab”を起動しましょう。英語版と中国語版があります。初めて起動するときに、言語を選ぶことができます。アプリが起動したら、“GrabTaxi”をタップしてください。

出発地は、青丸で表記されます。位置情報をオンにしておくことで、自分がいる場所が自動的に出発地点に入力されます。【IMG_1968】

赤色の目印は目的地です。目的地が分かる場合は、英語かミャンマー語で入力してください。アプリ内に情報がなくて反応しない場合や、もしくは目的地の英語名が分からない場合は、赤色の目印をタップします。次の画面の右上に折り畳み地図のようなマークがあります。【IMG_1969】

それをタップすると、地図から目的地を選択することができます。赤色の目印を目的地まで移動させ、画面下にある緑色の決定ボタンをタップしてください。

すると、値段が表示されますので、一番下にある緑色のボタンをタップして予約を確定させましょう。

【IMG_1971】適当なタクシードライバーが見つかると、ドライバー情報と到着までの目安時間が表示されます。空港にはたくさんタクシーが待機しているので、よほど特別なことがない限り、容易にタクシーを見つけることができます

タクシー配車アプリを使わずにタクシーに乗った場合は、タクシー代を直接ドライバーに現金で支払います。タクシー配車アプリを使う場合は、前もってクレジットカードの情報を登録しておくと、クレジットカード払いを選択することも可能です。クレジットカードの情報を登録された場合は、料金が表記された画面で支払い方法を選択することができます。

 

乗る前に知っておきたいメリットとデメリット

ヤンゴン国際空港からヤンゴン市内までは、約16㎞の移動です。そのうえ、選択可能な交通機関が多いわけでもありません。それでも、乗る前に確認しておきたいのが、各交通機関を利用する際のメリットとデメリットではないでしょうか。

エアポートバス

エアポートバスのメリットは、何と言っても運賃の安さです。コストの比較はもう少し後で取り上げたいと思いますが、1人利用の場合10倍以上の差があります。交通費はできるだけ削って、旅行の質を向上させたいと思っておられる方にとっては、エアポートバスはメリットの大きい交通手段と言えるでしょう。

タクシーに比べるとコストがかからない移動手段ですが、エアポートバスの運賃は、その他の路線バスに比べると高めの設定です。そのため、その他の路線バスに比べると利用者はそこまで多くありませんので比較的快適に市内まで移動することができます。

それでも、利用者の多い時間帯は、空席がないこともあります。また、空港を出たのち各バス停で乗客が乗ってきます。多くの空港利用者は市内まで移動したいので、降車する人は多くありません。すると、バスの中がすし詰め状態になることもあります。スーツケースを手にしていたり、大きなリュックサックを背負っていたりすると、苦痛を感じるだけの移動時間になる可能性があることも忘れないでください。

乗客が少なければ比較的快適に過ごせるエアポートバスですが、新しい車両ゆえにエアコンの効きが良く、寒すぎると感じる方がいるのも事実です。空港の外は暑いので、飛行機に乗っているときに羽織っていた上着を鞄の奥の方に入れてしまいがちですが、上着はバスの中でもすぐに取り出せるようにしておくことをお勧めします

エアポートバスは、24時間運行していますので、夜遅くに到着したとしても利用可能です。しかし、利用者が少ない時間帯だと、バスの運行頻度が下がります。そのため、乗りたいときにバスがなかったり、乗ってもすぐに走り出さなかったりして、時間をロスしてしまうこともあるでしょう。また、エアポートバスだとはいえ、路線バスのうちの一本ですから、市内まで何駅もバス停にストップすることになります。もし、渋滞が発生していたとしても走行する道路を自由に選択できるわけではないため、渋滞している道をただただノロノロと走り続けることになります。


このように、コストは安いものの、快適な移動時間を過ごせるか分からない、時間がよめない、時間がかかるというデメリットが存在することを思いに留めておく必要があります。

あと忘れてはならないことは、路線バスは決められたバス停にしか停まらず、バス停でしか降車できないということです。つまり、目的地がバス停から少し距離がある場合、バスを降りてから大きな荷物を持って目的地に向かう必要があります。ヤンゴンがいくらミャンマーの経済の中心都市であるとはいえ、インフラ整備状況は場所によってまちまちで、劣悪なところを歩かなければならない可能性もあります。道がまともに舗装されていなかったり、大きな段差があったりする道路を、重たいスーツケースを引いて歩くのは大変です。
モンスーンの季節にヤンゴンに来られるとしたら、大雨で道のいたるところが冠水していることがあります。場所によっては、ちょっとした雨ですぐ膝下くらいまで水が溜まってしまいます。雨の中、歩くだけでも困難なのに、大きな荷物を持ってバス停から目的地に向かわなければならないのは本当に大変です。初めて訪問する場所だと、道路などの状況も分からないため、バス停からの移動に不安を感じられる方も多いでしょう。

タクシー

タクシーのメリットは、時間とプライベートスペースが確保できることです。車に乗り込んだら、目的地に直接向かってくれます。エアポートバスとの比較について詳しくは、少し後で取り上げたいと思いますが、タクシーの方が倍近く早く到着できる場合もあります。しかし、ヤンゴン市内は日中断続的に渋滞が発生しており、タクシーでの移動でも、思った以上の時間がかかることがあります。それでも長い時間、重たい荷物を持ち続けたり、立ったままでいなければならなかったりするわけではありません。座ったまま、それも自分のプライベートスペースを十分に確保できる状態で移動できるという快適さは、タクシーのメリットの一つと言えるでしょう。


もし複数人でタクシーを利用するなら、一人当たりのコストも安くなります。また、タクシーだと目的地のすぐそこまで連れて行ってくれるので、エアポートバスのようにバス停からどのように目的地に行くかなど、余分なことを考えなくてもすむのもメリットです。

しかし、タクシーにもデメリットがあります。例えば、タクシーの車両です。運転手によってはとてもきれい好きで、車内を快適な状態に保っていますが、中には荷物を運ぶ手伝いをしている車両でタクシー業を営んでいるドライバーがいます。そのような車両に乗車することになると、シートやトランクが汚れていたり、室内に異臭が漂っていたりすることがあります。また、多くのドライバーがビンロウジ(噛みたばこ)を噛みながら運転しています。ビンロウジのにおいが苦手な人にとっては、タクシーの乗車時間がひたすら嫌いなにおいに耐えなければならない時間になってしまいます。


多くのタクシードライバーはとても親切ですが、外国人を乗せたら、なんとかお金を余分に取ろうとするドライバーもいるのが事実です。詳しくは、少し後で取り上げたいと思いますが、外務省ホームページで確認できるミャンマーの安全対策基礎データにもある通り、タクシードライバーによる犯罪も発生しています。タクシーに乗っている間、目的地に向かってくれているのか、犯罪に巻き込まれることにならないかなど考えてしまうとしたら、タクシー移動は快適な時間ではなく、ストレスを感じ続けるだけの時間になってしまうでしょう。

 

エアポートバスとタクシーの時間とコストを比べてみた

空港から市内に移動するのに走る道は、エアポートバスもタクシーも大きな違いはありません。もちろんタクシーの場合、ドライバーが慣れている道を走ったり、渋滞を避けるための抜け道を知っていてバスとは違うルートを走ったりすることがあります。また、エアポートバスは、バス停に停まりながら市内に向かいます。そのため、市内に到着するまでの時間には少し差が出ます。エアポートバスで市内に向かった場合、45分から1時間半ほどかかりますタクシー移動の場合は、早いと30分くらい、平均でも45分ほどで市内に入ることができます。目的地によっては、慢性的に渋滞が発生しているエリアである場合があります。すると市内に入ってからさらに15分、20分と時間がかかってしまいます。

料金は、エアポートバスの場合どこまで乗っても一律で一人500ksです。

タクシーで市内に向かうと、時間帯にもよりますが約7500ksくらいになります。それでも、タクシーだと複数人で乗車できるため、何人かで空港から市内に向かわれる場合は、一人数千ksで乗車することも可能です。

運賃の安さを選ぶならエアポートバス時間と便利さを優先するならタクシー移動がお勧めです。

 

ヤンゴンの交通機関を利用するときに気を付けたいポイント

外務省ホームページにもある通り、ヤンゴンは比較的治安が安定している地域です。

しかし、経済的に恵まれていない貧困層がまだまだ多いため、気を付けていても犯罪に巻き込まれてしまうことがあります。日本にいるときと同じ気持ちでいたり、旅行に来て少し気が大きくなっていたりすると、犯罪者の格好の的になってしまうでしょう。交通機関を利用するときも同じです。

ですから、交通機関を利用するときに気を付けたいことの一つは、大きいものであれ小さいものであれ犯罪に巻き込まれないようにする、ということです。では、どんな犯罪に巻き込まれる可能性があるのでしょうか。

エアポートバスは、価格も安く24時間運行しているので便利です。しかし、夜から早朝までの時間帯は、運転手に加えガードマンも乗車しています。つまり、夜になるとバス料金が入った箱を狙った強盗にバスが襲われる可能性があるということです。ほかにも、犯罪者がバス利用者を狙ってすりをはたらいたりもするでしょう。いくらエアポートバスが一日24時間運行していて便利だとは言え、夜遅くの利用などにはセキュリティーの問題が付き物であることも覚えておかなければなりません。
先程も取り上げましたが、エアポートバスには2路線あります。

環状線になっていて、時計回りと反時計回りの違いです。しかし、一方通行の道路を走行するなどの関係で、運行経路にも少し違いがあります。目的地の最寄りのバス停に2経路とも停まるとは限りません。まず、目的地の最寄りのバス停がどこなのかを確認し、エアポートバスが停まるのか、停まるのであれば2路線とも停まるのか確認しましょう。もし片方の路線のエアポートバスしか停車しない場合は、バスに乗る前に運転手に行きたいバス停を伝えるか、バスのフロントガラスのところに置いてあるカードを確認してください。そのカードに“KABARAYE PAGODA ROAD”とあれば時計回り【IMG_1879, IMG_0078】、“PYAY ROAD”と書いてあれば反時計回りのバスです。

空港は始発なので、運転手も時間の余裕があります。親切に対応してくれます。時々、運転手が運転席に座っていない場合があります。そういったときは、外に誰かいますので、尋ねてみてください。2路線とも停車するバス停でも、時計回りの路線に乗った方が早いときもあれば、反時計回りの路線に乗った方が早いときもあります。市内に入るまでの時間は2路線で大差はありません。ですが、どちらの路線で行きたいか希望がある場合は、路線図を見せて確認されるといいでしょう。環状線になっているため、人によっては適当に「このバスだ」と言ってきます。ミャンマー人は、元来親切な人たちです。心配なときは、バスの乗客でもいいので、ほかの人にも尋ねてみるといいでしょうもちろん、運賃を運賃回収箱に入れる前に確認するようにしてください。

 

無事、目的地の最寄りのバス停に着いたら、バスを降りますが、その後も犯罪に巻き込まれないよう気を付けてください。服装や荷物などから、すぐに外国人であるとばれてしまいます。特に、日が出ていない時間帯の一人歩きは気を付けた方がいいでしょう。もしそれが複数だったとしても、外国人旅行客だと分かると、外国人を狙った犯罪者たちが忍び寄ってくることがあります。すりや、置き引き、強盗、詐欺などいろいろです。
大きな荷物を持ち運びしているときも、どこでも気を抜いてはいけません。ミャンマー人の多くは仏教徒で、徳を積むために人を助けようと積極的に行動します。とても親しみやすい人たちです。が、空港でスタンバイしている人たちは少し違います。荷物を持ってあげるとか、タクシーを紹介してあげるとか、両替所を紹介してあげるとか声をかけてきます。紹介されたタクシーやお店からキックバックをもらっているか、外国人旅行者からお金をとろうとしてきます。お店からキックバックをもらっているということは、外国人旅行者は余分な手数料をお店にとられているということです。

実際にあった話ですが、空港の到着出口から出てきた韓国人カップルに、おじさんが親切そうに近づいてきました。このカップルは大きなスーツケースを持っており、見た瞬間に外国人だと分かります。タクシー配車アプリでタクシーを予約していたので、タクシー乗り場に向かいました。親切そうなおじさんも重たいスーツケースに手をかけながらついてきたのです。もちろんスーツケースを引いているのは、持ち主でした。そして、タクシーに乗る前にちょっと目を離した瞬間、ついてきていた親切そうなおじさんがスーツケースをタクシーのトランクに乗せてくれていました。しかし、タクシーにスーツケースを乗せると、そのおじさんはお金を要求してきたのです。空港にいるにこにこ笑っている人たちは、基本的にお金目当てだと思ってください。少し気が引けるかもしれませんが、必要ないときは、少し強めに“No”と言いましょう。


タクシードライバーとの間で起こりうるお金のトラブルの一つは、エアコンを入れるかどうかにかかる料金です。
タクシーによっては、エアコンのスイッチを入れていない場合があります。燃費をよくして、乗車料金から払わなければいけない燃料費を少なくするためでしょう。このようなタクシーのドライバーにエアコンをつけてくれるようにお願いすると、お金を要求されることがあります。天気が悪い日だと、窓を開けられないため車内は蒸し暑くなりますし、湿気やシートに染み付いた臭いが車内に充満することもあります。また、天気がいいからと言って、ゆっくり窓から入る風を楽しんでいると、危険が近づいてくる可能性があります。わたしたちは、交通機関に乗るとついついスマートホンを手にしてしまう癖があります。窓が開いていると、窓から手が入ってきてスマートホンや鞄など身の回りの物をひったくられる可能性がないとは言えません。

また、お金が欲しいタクシードライバーは、トランクの利用料も請求してきます。「スーツケースなどをトランクに乗せたから、いくら払って」と言われます。ほかにも、大きいお札で支払うと、お釣りがないと言い張って余分に運賃をとろうとするタクシードライバーもいます。

流しのタクシーの場合、乗る前に値段を交渉しなければなりません。もし、交渉が成立していても、それを守らないドライバーや行きたいなんて言ってもいない観光地に案内して、あそこに行ったからとタクシー代を上乗せしようとしてきます。もっと悪辣なドライバーは、目的地でないところに連れて行って、そこで降車させようとしたりします。流しのタクシーの方が、タクシー配車アプリを使うより安い場合があるため、慣れてくると流しのタクシーを停めたくなるかもしれませんが、危険もあることを忘れないでください。

これらのタクシーにまつわる問題に出くわす可能性を少しでも減らしたい場合は、タクシー配車アプリを使うといいでしょう。
出発地と目的地を入力していますし、タクシーがどのように走っているかはGPSで管理されています。アプリに運賃もはっきり表示されているため、ぼったくりに遭う可能性は少なくなります。
しかし、タクシー配車アプリを使用して予約したタクシーでも、エアコンの使用料金、トランクに荷物を載せた料金、重たい荷物を積み下ろしした料金など、何か理由を付けてお金を払わそうとしてくる場合があります。エアコンの使用料金以外については、前もってアプリにクレジットカード情報を登録しておくことにより、現金の受け渡しの必要性がなくなり解決されるかもしれません。でも、エアコンについては、「お金払わないのだったらエアコンのスイッチは入れない」と言い切られてしまいます。タクシーに乗る前に、窓が全開であればエアコンのスイッチを入れてくれるか確認するといいかもしれません。

もし何か気に入らないことがあったり、間違って予約をしてしまったりした場合、アプリ上でタクシーの予約をキャンセルすることも可能です。しかし、タクシー配車アプリにキャンセル記録が残り、多くの人がタクシーを利用したい時間だと、キャンセル率が低い人が優先的にサービスを受けられ、最近のキャンセル率が高い人はタクシーを見つけにくくなってしまいます。また、何回か連続で予約キャンセルをした場合、一時使用できないよう制限がかけられてしまうこともあります。なので、タクシードライバーに予約をキャンセルするよう要求するといいでしょう。タクシードライバーもキャンセル率が高いと今後の仕事に影響が出るので、あなたの要求を呑んでくれることもあります

タクシー配車アプリで気を付けたいのは、アプリに利用規定があることです。これは、タクシー利用者を守るためでもあり、タクシードライバーの利益を守るためでもあります。追加サービス料金やお釣りを渡さないことは、モラルだけでなく規定にも反する行為です。余分の料金を要求された場合や、あなたの利益を損なう行為に直面した場合、降車後にドライバーを評価することができ、そこに口コミを書き込むこともできます。簡単な英語でも大丈夫です。タクシー配車アプリ運営会社は、この書き込みをきっちり見てくれています。
また、規定の一つに乗車人数の制限があります。ミャンマーでは、車の定員は乗れるだけ、という感じです。ですから、流しのタクシーだと、タクシードライバーのほかに7人くらい乗客が乗っていることがあります。トランクにも、人が乗ります。
でも、タクシー配車アプリの規定では、4人以上は乗車できません。しかし、ここはミャンマーです。何も言わないタクシードライバーもいますし、追加料金を払ってくれれば乗せるというドライバーもいます。日本人旅行者の場合、そんな使い方をすることはないと思いますが、もしアテンドをしてくれる地元の人がいた場合、こういった問題でタクシードライバーとひと悶着が起きることもあります。良くも悪くも、お金で何でも解決できると言い換えることもできるかもしれません。

エアポートバス代であれ、タクシー代であれ、現金で支払う場合は、細かいお金を作っておくといいでしょう。

空港の両替所を使った場合、10000ksか5000ksでお金を渡されます。エアポートバスを利用するなら500ksタクシーを利用する場合でも5000ks札と数枚の1000ks札を手に持っておくと、お釣りがもらえないという問題を避けることができます。

到着出口を出て左の方に空港建物内を歩いていると、パン屋さんやコンビニ、ハンバーガーショップなどが出てきます。現地の携帯Simも空港内で購入できます。コンビニは、市内の値段に比べると割高な値段設定になっていますが、パン屋さんなどは普通の値段です。何か必要なものを購入し、細かいお金を準備しておくことをお勧めします。

 

まとめ

まだまだインフラ整備が行き届いていないミャンマーですが、それでも空港から市内までエアポートバスとタクシーが走っています。日中であれ深夜であれ、エアポートバスもタクシーも運行しています。

運賃の安さを重視するならエアポートバス快適さと目的地の目の前まで連れて行ってくれる便利さを重視するならタクシーです。

エアポートバスもタクシーも、利用する際に気を付けなければならないことがたくさんあります。しかし、ミャンマーの人たちは基本的に親切で人助けをしたい人たちです。そんなミャンマーの人たちが、きっと皆さんの旅行を忘れがたいものにしてくれるに違いありません。