30歳にして2回の転職を経験した「セイジ」と申します。
最初は自力で転職しましたが、入社後すぐに会社が傾きリストラ。転職サイト・エージェントの支援により再度転職し、現在は恵まれた環境で仕事をしています。
私の体験談から、転職サイト・エージェントの選び方・使い方と、皆さんの希望・状況に合わせたおすすめをご紹介します。
世の中には転職サイト・エージェントがたくさんありますが、利用する会社によって特徴は異なり、どこを利用するかで転職の成功率・満足いく会社に入れるかは大きく変わります。
※各社の良い点・悪い点の詳細な評価は以下で詳しく解説しています。
まずは具体的なおすすめをご紹介する前に、なぜ転職サイト・エージェントを活用すべきなのか、どのように選び、活用すればよいかを体験談を交えて述べたいと思います。
自力の転職は失敗する!サイト・エージェントを活用すべき3つの理由
最初に転職サイト・エージェントを利用するメリットを私が自力で転職した際の失敗談(反省)も交えてご紹介します。
1.スケジュール調整を全て代行してくれる
私は2010年に自力で転職しましたが、全ての交渉事を自分で行ったため相当な体力・気力を使いました。
対応を誤り応募先が機嫌を損ねお断りを受けることもありますし、現在の仕事にも悪影響を及ぼす可能性もあります。
一方、転職サイト・エージェントを活用すると、全てを引き受けてくれるので物凄く楽になります。このメリットは想像以上に大きいです。
2.給与が圧倒的に上がりやすい
私は自力転職では給料交渉を自分で行いましたがやり方が分からなかったのであまり上がりませんでした。
「高い金額を要求するなら来てもらわなくて結構です」
というような揺さぶりを受けて引き下がったためです。
転職サイト・エージェントを活用した結果、年収:370万から550万へとアップ。即ち、
年収がなんと1.5倍に増えました。
私は社内SEという特別スキルがある職種ではありませんでした。
それでも、力を借りると ここまで上がるのです。
3.将来性のある会社を紹介してくれる
私が自分の判断で転職した会社は世間的にもよく知られており「安定した大企業」というイメージでした。
しかし、実際に入社してわかりましたが、従業員や仕事のレベルは低く内部はガタガタであり、今後の成長も全く期待できないような企業でした。
せっかく転職しても私のように将来性のない会社を選んでしまうと、最悪の結果になってしまいます。
一方、転職サイト・エージェントは企業の内情を常にリサーチしているため、財務状態の良い将来性のある会社を紹介してくれます。
自分の判断だけで転職することはリスクが大きく、専門家に転職先の会社の経営方針、財務体質、今後の伸びしろを考慮したアドバイスをもらった上で決定することが必須です。
このように、自力の転職活動は内定が取れる確率がかなり低くなり、待遇もさほど変わららないことが多い。という結果になりがちです。
しかも、私の場合は入社した会社は1年後に経営が傾きリストラされるという悲劇を経験しました。
使ってみて分かりましたが、転職サイト・エージェントはアドバイスやサポートが手厚く、内定が出やすいです。
統計によると、転職者のほとんどが転職サイト・エージェントを使っており、私自身も身の回りで自力で転職したケースを聞いたことがありません。
転職サイト・エージェント経由で転職した際は基本給も高くボーナスも年間6ヶ月の老舗の大手日系企業に転職できました。
私が転職した会社は2017年現在も売り上げが伸び続け、私の仕事内容も良く、海外で仕事をする機会なども与えてもらっています。
自分で失敗したからこそ分かりましたが、生活の安定とキャリア構築を同時に成し遂げるためには支援が必要不可欠です。
とくにこれからの人生はいかにキャリア構築を図るかが重要であり、転職サイト・エージェントはその道筋を整えてくれる最高のパートナーです。積極的に活用することで私のように人生が変わります。
続いては転職サイトと転職エージェントの違いと具体的な紹介や使い方を解説します。
転職サイトとエージェントは何が違うの?使い分け方を解説
ここまで、転職サイト・エージェントと人括りにしてきましたが、一般的に別のものを指します。
両者の違いを簡単に纏めると以下のようになります。
定義 | 使うべき人 | |
転職サイト | 求人検索情報媒体 | 転職に少し興味があるが急がない |
転職エージェント | 転職活動支援会社 | 具体的な転職に興味がある |
具体的な定義は以下のようになります。
転職サイトの定義
転職に少し興味があるが急がない場合に情報収集する媒体
- 転職求人情報が載っており検索し見ることが可能
- サイトを介して求人を転職エージェントからメールで受け取ることが可能
- 興味がある求人があれば紹介元のエージェントにコンタクトを取り支援を受けれる
転職エージェントの定義
具体的に転職したくなった際に面接を通じて相談し、自分に合った求人の紹介、転職活動のサポートをしてもらう
- 転職エージェント会社を訪問(電話)し相談
- 自分に合った求人を複数選んでもらう
- 履歴書・志望動機の作成、応募などサポートしてもらう
転職に少し興味がある。というくらいの方は、求人や転職市場の動向や求人が見れるまずは転職サイトに登録してみると良いでしょう。
転職サイトの求人を見ていると、自分の転職市場でのランキングや現在出ている求人を見ることができ、転職活動の前準備を行うことができます。
そして「転職したい」という思いが強まった時は、転職エージェントに申し込みを行い、求人の紹介や履歴書の作成支援、面接の練習など具体的な転職に向けた支援を受けていく形になります。
転職サイト・エージェント選びの5つの重要ポイント
しかし、適当に転職サイト・エージェントを探して支援をお願いすれば全てうまくいく。というわけにはいきません。
選ぶに当たっては、以下の注意点を把握しておく必要があります。
絶対に把握すべき原則
- 転職サイトはリクナビNEXTがイチオシ
- 転職エージェントは情報量・求人数は大手が圧倒的に多い
- しかし、大手は申し込み時に支援を断られることが多い
- 大手は対応が雑な傾向が強い(1人あたりの担当人数が多いため)
- 転職エージェントは同じ会社でも担当者によって対応に天と地ほど差がある
纏めると以下のようになります。
- 転職サイト:リクナビNEXTを利用
- 転職エージェント:大手を使うが、担当によって対応が変わるので1社では不十分
転職サイトはリクナビNEXTが最も優秀です。他にも転職なら[en]転職やイーキャリアFAなどがありますが、持っている求人数が少なく機能面でも不足しているので利用不要です。
転職エージェントは、断られる判断基準は明確ではなく、向こうの担当者の考え1つで拒否されてしまうことが普通にあり、かなりハイスペックな人でもなぜか断られることがあります。
メールで「支援できません」と返答されて即終了、というあっけないものです。
うまく支援を受けれたとしても、良い担当者に当たらず、希望通りの内定にたどり着けない確率はかなり高いです。
例えば、業界最大手のリクルートエージェントでも手を抜く人は本当に手を抜いてきます。
私は初回の転職活動時と2回目の転職活動時にそれぞれリクルートエージェントさんに会っていますが、担当者によって対応が全く異なりました(1回目は対応が酷かったので結局支援を受けませんでした)
「ここまで違う!?」アドバイザーによって運命が変わる実例
これは私セイジが転職申し込みした際に実際に受け取ったメッセージの文面です。
対応が良かったケース
申し込みした瞬間電話がかかってきて、不在だったので丁寧にメールを頂いたケースです。
転職サポート会社パソナキャリアの○○と申します。
本日(xx-xxxx-xxxx)から携帯にお電話を差し上げたのですが、
タイミングが悪く、申し訳ございませんでした。
この度はご登録いただきまして、誠にありがとうございます。
弊社コンサルタントの○○が、面談を担当させていただきます。
セイジ様が高い納得感をもって転職活動を完了できるよう、尽力させて頂きますので
何卒よろしくお願いいたします。
面談の日程を下記の通り承りましたのでご案内申し上げます。
万が一ご都合がつかなくなった場合は、ご遠慮なくお申し付けくださいませ。
【面談詳細】
○日時:2014年 4月15日(月)19:00~ (40~60分程度)
○場所:大阪支店 □□□□□ XX階 受付にて○○をお呼び出しください。
○備考:服装は自由です。 どうぞお気軽にお越しください。
面接時間は40~60分とありましたが、実際はカウンセリングに加えて履歴書や職務経歴書の添削もその場でやってくれ、2時間近くも指導をして頂きました。
対応が酷かったケース
このように「積極的にサポートしますよ!」というケースもあれば、以下のような遠まわしに「支援する気はありません」と言ってくる塩対応もあります。
転職サポート会社△△です。
ご登録いただいた内容を拝見させていただき、
ご紹介できる求人があるかどうか確認させていただいたところ、
添付ファイルにて送らせていただいた求人であればご紹介が
できるのではないかと考えております。
※現状で弊社よりご紹介可能な求人は
誠に恐縮ですが、添付の求人のみでございます。
なんでしょう、このやる気のないメッセージは…。実際に添付されている求人を見ましたが、明らかに見劣りするものばかりでした。
「お前なんざ、これくらいで十分なんだよ。嫌なら申し込むな」
とでも言わんばかりの対応でした…
また、最初に求人を渡してくれた後はほぼ放置されるケースもあります。
上記はいずれも大手転職会社ですが、担当する人によってこれだけ対応に差があります。
巷の転職口コミを見ていても人によってエージェントの評価が分かれることは、こういった事情からきています。
転職を成功させる戦略とおすすめ転職サイト・エージェント
以上のことから、転職活動で取るべき戦略は、転職支援会社に3~5社程度並行して申し込み、その中で良いキャリアアドバイザーに出会うことになります。
手持ちの求人数が多い転職エージェント会社1、2社に申込みをし、様子を見ながら追加でさらに数社に申込みをするやり方が望ましいです。
複数の会社に申し込むと大変そうに見えますが…
5社に支援を申し込んだとしても、その内の数社は嫌な担当に当たり利用しなくなるので、最終的にお付き合いのある会社は2社程度まで減ります。
そのため、思ったほど大変でもありませんし、転職活動の成功率も格段に上がります。
転職サイト・エージェントですが、具体的には以下を選ぶことをお勧めします。
転職エージェントのランキング10 + サイト:2017年度版
[table id=1 /]
私は比較検討の意味を込めて13社に登録しましたが、多すぎてもさばき切れなくなるので、やはり3~5社程度が無難でしょう。
まだ転職しない・急がない場合のおすすめ転職サイト
「転職に少し興味がある。」くらいでしたら、まずはリクナビNEXTに登録し情報を集めます。
リクナビNEXTの良い点は登録しても、エージェントとの面談や企業への応募をしなくてよく、のんびりと転職のタイミングを検討できることです。
とりあえず登録し自分の履歴書を作成すると、転職市場での自分のランキングが分かります。
それを基にどのレベルの企業に転職できるかを把握し、さらなるスキルアップや求人検索を実施。将来の転職に向けて備えていくという使い方がおすすめです。
転職にあまり興味がなくてもリクナビNEXTに登録だけはしている。という人はかなり多いです。
まずは登録と履歴書の記入、強みの分析などを行い、今後のキャリアアップの準備に備える形が良いでしょう。
なお、登録しておくと転職エージェントから案件の紹介もしてもらえるので、良い求人がもらえれば、そこで転職活動を始めることもできます。
ただ、本当に転職活動を始める際は、以下で解説する転職エージェントに直接応募した方が、話が早いです。
具体的に転職を検討する場合のおすすめ転職エージェント
ランキングの中から特におすすめするものを以下でご紹介します。
1から順に登録・申し込みをしていきますが、一気に行うのではなくカウンセリングに行った結果あまり頼れそうにない、と感じたら次に申し込んでいく形で良いでしょう。
手応えのあるサポートを2、3社から受けれると感じた時点で、新規の申し込みはストップします。
頼れそうな転職エージェントが見つかったら、後はその人にサポートを任せて言われたとおりに行動していれば内定に辿りつけます。
パソナキャリア~【万能型】親身になり一緒にキャリアを考える老舗会社
転職支援会社として40年近くの実績があり、業界・業種を問わず数多くの求人と転職実績があります。
求人数・質共に良い万能型ですので、転職サイト・エージェント選びで悩んでいる場合はまず最初にサポートを依頼すると良いでしょう。
強み:姿勢やサポートの質がポイント
私がおすすめする理由は求人数や情報量よりも、その「姿勢」です。
まず、初期の面談は、平日、土日を問わずに1.5時間~2時間程しっかり行い、私たちのニーズを把握したうえで提案を行ってくれます。
そして、それを踏まえて境遇を大きく変えれるであろうチャレンジングな求人から、妥当ラインの求人まで幅広い可能性を提示してくれます。
私は大阪在住だったので、淀屋橋近くのオフィスを訪れました。
実際にヒアリングをしてもらいましたが、かなり丁寧に話を聞いてくれ、求人も私の希望や仕事感を考慮して提案してくれました。
面接前後でエージェントから電話でフォローがあるなど、転職活動の全過程で手厚いサポートを受けることができました。
なお、得意分野は、下記と聞きましたが、どの分野の方でも十分にサポートが得られます。
- IT・通信・インターネット
- メーカー(機械・電気・電子)
- 医療・福祉医療
- 営業
「はじめての転職必勝ガイド」は転職者の間でも大評判
パソナキャリアのカウンセリングを受けると以下の「はじめての転職必勝ガイド」が貰えます。
こちらは実際に私が貰ったものですが、このブログの話をすると「掲載しても良い」と許可を頂けたのでご紹介します。他への転載はご遠慮下さい。
こちらは転職希望者へ向けたノウハウやキャリアアドバイザーの座談会記事、さらには履歴書の書き方(何と英語版の履歴書まで)や服装、果ては退職までに必要な手続きなどが纏められています。
転職エージェントが監修しているだけあって、本屋で売られているマニュアル本より具体的です。
これが欲しいがためにパソナキャリアにサポートをお願いする人も多いそうで、実際にかなり参考になる内容でした。これ1冊持っていれば、転職するまでのイメージがかなり固まると思います。
確実に転職を成功させたい場合は、積極的に利用した方が良いでしょう。
リクルートエージェント ~【万能型】求人数と情報量は業界で最大 転職者の大部分はここ
リクルートキャリアという会社が提供する転職支援サービスです(サービス名と運営会社名が微妙に違います)。
業界最強の名声は本当 あっという間に内定します
求人を大量に紹介してくれるので早期に転職したい人はこちらがお勧め。
こちらに登録すると、実際にカウンセリングを受けて転職活動を開始することになります。
ただ、応募は強制されませんので、すぐにはどこにも応募せず、話だけ聞いてもらうことも可能です。
私は大阪でサポートを受けましたが、訪れたのは阪急梅田近くにあるオフィスでした。
業界トップの実力 その理由は求人数の多さと質
私は何社か転職エージェント会社を回りましたが、リクルートエージェントは紹介してもらえる求人の数がダントツで多いです。
他の転職エージェントと比べて企業から優先的に求人を貰っている傾向があるので、ここに登録しておくことで最新の求人をすぐに手に入れることができます。
まさに業界最大手の会社ですが、その分エージェントがかなり忙しいので、サポートの手厚さは落ちます。
単独で利用すると不安が残るので、パソナキャリアと組み合わせて利用すると良いでしょう。
なお、支援期間は3ヶ月と短めですが、良質の求人を大量に紹介してもらえるので、適当に応募していれば3ヶ月以内にあっさりと決まることが多いです。
また、仮に決まらなくても、再延長は可能ですので実質問題ないでしょう。
転職時に利用しない人はいないくらいメジャーなエージェントですので、ヒアリングだけでもして貰っておくと良いでしょう。
また、リクルートエージェントの詳しい体験談は以下で解説しています。
リクルートエージェントとの面談 口コミ・評判通りのサポート体制でした
マイナビエージェント ~【万能型】他社と組み合わせると安定するスーパーサブ
私が2回目の転職活動時に利用させて頂いた転職エージェントです。
私がおすすめする理由は上述のパソナキャリアやリクナビエージェントでは出てこなかった案件を取り扱っていた点です。
複数の転職エージェントに申し込むと、紹介される案件はほぼ被ってくるのですが、マイナビエージェントだけが持っている優良案件があります。
そのため、パソナキャリア、リクナビエージェントと併用すると案件の網羅率が相当上がり、転職の幅がかなり広がります。
type転職エージェント 首都圏在住の人におすすめ
主要なサポート地域を首都圏にすることで当該地域に在住の方に手厚い支援を行っています。
以前はtypeの人材紹介というサービスでしたが、2016年1月にtype転職エージェントへ名称が変更になっています。
具体的には、東京・神奈川・千葉・埼玉に強い会社ですので、これらの地域にお住まいの方におすすめです。
私自身は転職活動の最後の方で活用させて頂きましたが、
主要なサポート地域は絞っていますが、全ての業界に対して支援が可能です。
業界毎の専門キャリアアドバイザーが求人の詳細だけではなく、転職後のキャリアプランも含めてカウンセリングしてくれます。
漠然と転職を考えている場合は、試しにカウンセリングをしてみるだけでも、今後のキャリアについてアドバイスが得られます。
ただ、繰り返しになってしまいますが首都圏在住の方のみへのリコメンドになります。大変良い転職エージェントですが、この点だけがネックかも知れません。
他の地域の案件はやはりパソナキャリアやリクルートエージェントなどの方が多く持っていますし、サポートも手厚いです。
マイナーですが対応が良かった転職サイト・エージェント
あまり話題に上がらないのですが、関わってみるととても良い案件を紹介してくれ、サポートも手厚かった転職エージェント会社です。
リクナビネクストやen転職コンサルタントなどの転職サイト上で案件を出していることが多く、登録しておくと向こうからオファーがくる、若しくは出ている案件に対してこちらから申し込むことでサポートしてもらえます。
エン エージェント(エン・ジャパンの転職エージェント)
エンが運営する転職エージェントです。私が転職活動をしていた2013年頃は会社ができたばかりの時期でしたが、今ではすっかり大きな会社に成長してしまったので「マイナー」というと失礼に当たる気がします。
エン エージェントはきめ細かなヒアリングがウリであり、初回の訪問では何と「2時間」もかけて私の経歴や希望条件のヒアリングをしてくれました。求人を勧めてくれる際も、なぜこの会社がお勧めなのかを1つ1つ丁寧に説明してくれ、本当に転職者の気持ちを一緒になって考えてくれるエージェントでした。
ただ、当時は持っている案件のレベルがあまり良くなく、大手企業の求人はほとんど紹介されませんでした。
まずは大手から狙っていた私はパソナキャリアで希望の会社に内定が出たので利用を止めてしまいました。今では良い案件も多く取り扱っていると思いますので、個人的にはかなりおすすめです。
日本マンパワー
教育関連や人材派遣事業が中心であり、転職支援事業はあくまで1つの事業セグメント。という扱いの会社です。
そのため、コンサルタントの人数・取り扱う求人企業は少ないですが、長年色々な会社と付き合いを持っており、質の良い案件を紹介してくれました。
特に、先方からオファーをくれた場合はサポートが手厚く、応募先企業との交渉などもやってくれたのでひじょうに助かりました。
私を担当してくれた方は、面接前に事前に面接官の情報の情報を教えてくれたり、面接後すぐに感想をうかがう電話をしてくれたりするなど、とても親身な方でした。
ただ、サービスレベルの良さは、会社というよりは担当エージェントの力量にかなり左右されるように感じます。
私自身は良いサポートが得られましたが、他の方が利用された際は微妙な結果になる可能性もかなりあります。
資本力や情報量ではなく、エージェントと各社の昔からの長い・深い付き合いを武器にサポートを行っていると見受けられます。
良いエージェントに担当してもらえれば、内定への距離がグンと近くなると思います。
フィスター
これまたマイナーな会社で、リクナビネクストなどに登録しているとオファーがきたりします。
不思議な社名ですが、社長が三国志好きなようで、諸葛亮孔明の「必要不可欠な関係」のことを「水魚の交わり」と例えた言葉を引用し、魚(fish)と水(water)を組み合わせて社名を「fister(フィスター)」としたそうです。
少人数精鋭で、他では持っていないようなユニークな案件を取り扱っています。特に製造業を中心としたメーカーに強く、独自のコネクションも多く持っているのが特徴です。
長らく関東が中心でしたが、関西でも新大阪付近に事務所を構え、経験豊富な転職エージェントが担当してくれます。
フィスターの特徴は、求人を出している企業を実際に全て回り売り込みや情報収集を行っている点です。ここまでやるとかなり忙しいはずですが、サポート体制はとてもしっかりしています。
こちらの希望を伝えると、公に出ていない潜在求人の動向を探ってくれたり、売り込みや交渉事もやってくれるとても良い会社さんでした。
ご縁があればぜひとも支援をお願いしたい会社の1つです。
対応が微妙だった転職サイト・エージェント
微妙だった、というと語弊がありますが、私との相性が悪く、求人の紹介や指導の面で期待した成果があがらなかったエージェント、という意味です。これらの会社はランキングにも入れていません。
あくまで個人的な意見ですので、適当に流していただけますと幸いです。
クイック
関西では有名な転職支援エージェントです。
こちらの会社は過去2回の転職活動でそれぞれ利用させて頂きました。
最初に求人をくれるのですが、応募前後でのフォローがいまひとつ弱かったです。
紹介してくれた求人案件に申し込もうとすると、
「実はこの案件はもう少しレベルの高い人をターゲットにしていまして… セイジさんは止めた方が良いと思います。」
とネガティブなことを言われたりもしました。先にご紹介したパソナキャリアなどは「この案件に挑戦してみましょう!」と背中を押してくれたのですが、対応の差にガッカリしました。
パソナキャリアやリクルートエージェントの方が求人数も多く、対応も丁寧だと感じたので途中で利用を止めました。
持っている求人も大体パソナキャリアとリクルートエージェントと重複しているので、無理に支援をお願いする必要はないでしょう。
フォーラムエンジニアリング
主に派遣事情で、その傍ら人材紹介もやっている会社さんです。
人材紹介は東京にある部門で行っており、私は電話での対応のみでした。
残念ながら紹介してくれる案件はほとんどなく(3ヶ月で1件のみ)、かろうじて貰えた案件も希望と大分かけ離れていたため、自然消滅させました。
関東の求人には強いのかも知れませんが、関西には強くない印象です。
これはフォーラムエンジニアリングさんだけに限りませんが、実際に会うことなく電話だけで転職活動を済ませようとする転職エージェントには期待しない方が良いでしょう。
実際に会ってカウンセリングをし、転職者の人となりを理解した上でアドバイスをくれる会社を利用しましょう。
ニスコム
こちらも主に派遣事情で、その傍ら人材紹介もやっている会社さんです。
持っている求人数も少なく、サポートも他に比べると微妙でした。業務の比重を見ても、やはり人材派遣(アウトソージング)事業が中心のようですね。
なお、この会社自体がよくITエンジニアの募集をしています。なお、以前人材紹介業を専門でやっていた会社を吸収する形で今の体制を作っています。
転職を考えている皆様への私からのメッセージ
転職自体に疑問がある方もいらっしゃると思いますが、現状に不安や悩みがある方は転職を検討されることをおすすめします。
私セイジは世間的に言う手堅い企業に所属していたため、正直なところ転職には及び腰でした。
しかし、実際に転職することで得た新しいキャリアアップの可能性、生活は元の会社にいては絶対に手にすることはできませんでした。
既に終身雇用は崩壊しており、東芝のような大企業でも傾く世の中では絶対に安定な会社はありません。
環境を変えることで得られる新しい未来に希望を持ち、一歩を踏み出すことには大きな意義があります。
実際、私セイジの友人は大手に就職した人も多くいましたが、会社がいきなり傾いたり事業部ごと売却されることで悲惨な状態に陥ったケースがあります。
- ソニー VAIO事業部に就職:事業部ごと売却されド田舎勤務⇒転職しプログラマー
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- 日立製作所に就職:サブプライムローンで事業部ごと売却⇒転職しSE
一方で、彼ら3人は一度は挫折していますが、転職を通じて新しい未来を切り開いた。という共通点があります。
リストラやブラック企業が嫌になって自主退職した場合でも、職を変える機会はいくらでもあり、成し遂げた先には新たな未来が待っていることが見て取れます。
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