「運転未経験だけど新卒でタクシー会社に入社したい!」こんなことを思った就活生も多いと思います。実際に私もそうでした。
とはいえ、
- 本当に新卒から運転未経験でも入社できるのか
- 新卒でタクシー会社に入社する方法
- 新卒採用の選考の流れ
など、知らないことも多いと思います。
ここでは、そんな疑問を実際に運転未経験から新卒でタクシー会社に入社した私が解決していきます。
具体的には、以下の内容で紹介します。
- 新卒で運転未経験でもタクシー会社に入社できるのか?
- 新卒でタクシー運転手に向いている人・向いていない人
- 新卒でタクシー会社に入社する方法
- 新卒採用の選考の流れ
- 運転未経験者が選考前にやっておいた方がいいこと
- 運転未経験者が内定後にやっておいた方がいいこと
簡単に読めますし、入社する方法や運転手に向いている人など分かるので、今後運転未経験から新卒としてタクシー会社に入社を考えている方の参考になれば幸いです。
1 新卒で運転未経験でもタクシー会社に入社できるのか?
「新卒で運転未経験でもタクシー会社に入社できるのか?」こんな疑問を持って不安な方も多いと思います。
結論から言いますと、新卒で運転未経験でもタクシー会社には入社できます。
近年、日本の企業では人手不足が問題となっていますがタクシー業界でも深刻な問題となっています。
また、タクシー業界は運転手の高齢化が進んでいるため若返りが必要となっている現状です。
そのため、2011年あたりからタクシー業界でも新卒採用が始まりました。
今では、毎年沢山の新卒がタクシー会社に入社しています。
実際に私が入社した2016年では、100人以上の新卒が入社しました。
現在でも、大手タクシー会社は毎年100人以上の新卒が入社しています。
運転が未経験でも、 入社前や入社後に様々なサポートがあるので安心です。
タクシー運転手の営業に必要な第二種運転免許の費用は、タクシー会社が負担してくれます。
また、タクシー運転手として営業は最初の3ヶ月間は32万円程度給料が保証されているので、慣れるまで安心して営業することができます。
タクシーの営業中に事故を起こしてしまい免許停止になっても期間中は
- DSP(ディスパッチャー)
- 無線センター
- 営業所事務
など、様々な働き方が用意されているので給料が0になることはありません。
実際に私は、新卒で運転未経験の状態から入社しました。
最初の1年間は、普通自動車免許取得から2年経っていなかったのでタクシー運転手として営業ことができませんでしたが、DSP(ディスパッチャー)として働いていました。
DSP(ディスパッチャー)として働くことで、お客様が集まる時間帯や専用乗り場の特徴などを把握することができ、運転手として営業する際に役に立ちました。
2 新卒でタクシー運転手に向いている人・向いていない人
タクシー運転手は、サラリーマンの働き方とは違うので向いている人や向いていない人の特徴が変わってきます。
ここでは、新卒でタクシー運転手に向いている人・向いていない人について紹介していきます。
具体的には、以下の内容で紹介してみます
- 向いている人特徴①:向上心がある
- 向いている人特徴②:自分の頑張りで稼ぎたい
- 向いている人特徴③:運転が好き
- 向いていない人特徴①:固定給が欲しい
- 向いていない人特徴②:1人で仕事することが不安
- 向いていない人特徴③:計画性が無い
向いてる人の特徴①:向上心がある
タクシー運転手は、営業の際に向上心が求められます。
タクシー運転手は、お客様がいる時間帯や場所など考えながら営業しなくてはいけません。
そのため、日々研究が必要で向上心がなくてはうまく営業できません。
お客様だけではなく、他のタクシー運転手もいるのでライバルが多いです。
また、向上心があることで、売上が上がります。自分の頑張りが売上として数字で現れるので、モチベーションも上がります。
実際に私が勤めていたタクシー会社では、新卒を集めて勉強会なども行なっていました。
勉強会を行って日々研究した結果、売上を上げることができたので、タクシー運転手にとって向上心がある方は向いています。
向いてる人の特徴②:自分の頑張りで稼ぎたい
タクシー運転手の給料は、完全歩合制なので自分の頑張り次第で給料が上がります。
新卒の給料は大体20万円前後で変化がありませんが、タクシー運転手の給料の平均は大体30万円で頑張り次第で上がっていきます。
仕事に慣れれば給料も自然に上がってくるので、自分の頑張りで稼ぎたい人に向いている職業です。
実際に私の勤めていた会社では、新卒で給料が60万円の人もいました。
向いてる人の特徴③:運転が好き
タクシー運転手は、仕事のほとんどの時間を車の運転をしています。
夜勤や隔日勤務の場合は、昼勤と比べて仕事をしている時間が長いので、運転が好きであれば楽に仕事ができます。
また、タクシーの営業中に車のトラブルがあった場合でも、車に詳しければ自分ですぐに直せるので安心です。
向いていない人の特徴①:固定給が欲しい
タクシー運転手に向いていない人の特徴として、固定給が欲しい人が挙げられます。
タクシー運転手の給料は、完全歩合制なので毎月変わってきます。
実際に私の勤めていたタクシー会社では、固定給を求めてる人はいませんでした。
向いていない人の特徴②:1人で仕事をすることが不安
タクシー運転手に向いていない人の特徴として、1人で仕事をすることが不安な人が挙げられます。
タクシー運転手は、営業する場合はほとんど一人で行います。
また、トラブルが起きた際にも最初は一人で対応するので、一人で仕事をすることが不安な方は向いていない職業です。
向いていない人の特徴③:計画性が無い
タクシー運転手に向いていない人の特徴として、計画性が無い人が挙げられます。
タクシー運転手の営業は、地域や時間帯によってお客様が増えたりします。
そのため、効率よく営業する必要があるので、計画性が無い人はタクシー運転手として向いていないです。
実際に私の勤めていたタクシー会社では、1日の営業を計画的に行っている人がほとんどでした。
また、観光タクシーではお客様に満足してもらえるようなコースを事前に考えなくてはなりせん。
3 新卒でタクシー会社に入社する方法
タクシー運転手という働き方は、通常のサラリーマンの働き方とは違うので入社する方法も違うと思う方が多いと思います。
ここでは、新卒でタクシー会社に入社する方法を紹介していきます。
具体的には、以下の内容で紹介していきます
- 就職サイト
- インターシップ
- 内定直結型イベント
新卒でタクシー会社に入社する方法①:就職サイト
新卒タクシー会社に入社する方法として、就職サイトが挙げられます。
就職サイトでは、マイナビやリクナビなどを利用して会社説明会などを予約します。
また、就職サイトでは合同説明会や自己診断などが行える場合があります。
就職するための手段だけではなく、自己分析や履歴書など就職活動のサポートも行っているので就職活動の際は利用することをおすすめします。
新卒でタクシー会社に入社する方法②:インターシップ
新卒タクシー会社に入社する方法として、インターシップが挙げられます。
新卒のインターンシップは、大学2年生〜3年生の間で受けることができます。
インターンシップでアピールに成功すれば、内定をもらえる場合があります。
その他にも、選考前に新卒採用担当者にアピールすることができる場でもあるので、参加することをおすすめします。
実際に私は、大学3年生の頃にインターンシップにいきました。
その時一緒に受けていた人は、アピールに成功して内定を貰っていました。
私は、インターシップで新卒採用担当者にアピールすることができました。
その結果、内定を貰うことができました。
新卒でタクシー会社に入社する方法③:内定直結型イベント
新卒タクシー会社に入社する方法として、内定直結型イベントが挙げられます。
内定直結型イベントでは、説明会を行ってその後に実際の選考が始まります。
その他にも、面接対策や自己分析など新卒採用担当者が行なってくれるので参加することをおすすめします。
4 新卒採用の選考の流れ
タクシー運転手は、お客様の命を預かる仕事や深夜に行う仕事なので、一般的な企業と選考の流れが少し違ってきます。
ここでは、タクシー会社での新卒採用選考の流れについて紹介していきます。
具体的には、以下の内容で紹介していきます。
- 就活サイトからエントリー・合同説明会への参加
- 会社説明会
- 面接
- 健康診断
- 内定
新卒採用の選考の流れ①:就活サイトからエントリー・合同説明会への参加
新卒採用の選考の流れとして、最初に就活サイトからエントリーや合同説明会などの参加があります。
基本的に4月1日から、就活サイトからエントリーや合同説明会に参加できます。
また、会社説明会と選考が一緒に行われている企業もありました。
会社説明会と選考が一緒なのでスムーズに選考を受けることができました。
新卒採用の選考の流れ②:会社説明会
新卒採用の選考の流れとして、会社説明会があります。
会社説明会では、実際に会社に訪れて会社概要を聞きます。
タクシー会社の場合は、給料形態が一般の企業と違うので事前に調べて置くことをおすすめします。
また、説明会の最後に質問できる時間があるので積極的に質問してアピールしましょう。
新卒採用の選考の流れ③:面接
新卒採用の選考の流れとして、面接があります。
面接では基本的に志望動機や自己 PRなど一般的な企業と内容は代わりません。
実際に私は、運転未経験で普通自動車免許も持っていなかったので、内定を頂けたらすぐに免許合宿で取得すると伝えてアピールしました。
新卒採用の選考の流れ④:健康診断
新卒採用の選考の流れとして、健康診断があります。
一般的な企業では選考の段階で健康診断はありません。タクシー運転手という職業はお客様の命を預かることや深夜に営業する場合があるので健康が第一優先です。
実際に私は内定前の健康診断で、血液検査やレントゲンなどを行いました。
新卒採用の選考の流れ⑤:内定
面接で新卒採用担当者へアピールに成功して、健康診断で健康に問題なければ内定が貰えます。
5 運転未経験者が選考前にやっておいた方がいいこと
ここまで、新卒で運転未経験でもタクシー会社に入社できるということがわかりました。
しかし、運転未経験な方はアピールポイントがないことや、入社してからタクシー運転手としてやっていけるのか不安な方も多いと思います。
ここでは、そんな不安を解決するために運転未経験者が選考前にやるべきことを紹介していきます。
具体的には、以下の流れで紹介していきます。
- 実際にタクシーに乗ってみる
- インターンシップに参加する
- 合同説明会には2回参加する
- 新卒採用担当者に顔を覚えてもらう
運転未経験者が選考前にやるべきこと①:実際にタクシーに乗ってみる
運転未経験者が選考前に実際にタクシーに乗ることでアピールすることができます。
運転未経験でも、実際のタクシーに乗ることで思ったことなどを面接などで言うとアピールすることができます。
その他にも、運転手に営業や運転のコツなどを聞くことで入社後の参考にもなります。
また、今ではタクシーの配車アプリが人気となっています。実際に配車アプリを利用して使用感などを言ってもアピールになります。
実際に私は、配車アプリを利用してタクシーに乗りました。
その際、運転手に面接で聞かれたことや志望動機を聞くことで、選考の対策もできました。
運転未経験者が選考前にやるべきこと②:インターンシップに参加する
運転未経験者が選考前にインターンシップに参加することでアピールすることができます。
インターンシップに参加することで、実際の業務経験することや見ることができるので入社後のイメージがしやすくなります。
また、インターンシップに参加したことで、面接の際に入社後どのように活躍したいのか信頼性が上がります。
実際に私は、タクシー会社のインターンシップに2回参加しました。
インターンシップに参加したことにより面接の際のネタに困らずにすみました。
また、2回参加したことで熱意を新卒採用担当者にアピールすることもできました。
運転未経験者が選考前にやるべきこと③:合同説明会には2回参加する
運転未経験者が選考前に合同説明会に2回参加することでアピールすることができます。
2回目の説明会は、聞いたことある内容が多いと思いますが、説明会の最後に質問できる時間がありアピールすることができるので、最後まで集中して聞きましょう。
実際に私は、合同説明会には2回参加しました。
2回参加することで、新卒採用担当者に熱意をアピールすることができました。
運転未経験者が選考前にやるべきこと④:新卒採用担当者に顔を覚えてもらう
運転未経験者が選考前に新卒採用担当者に覚えてもらうことで選考の際にアピールすることができます。
インターンシップや説明会に数多く参加することで新卒採用担当者に顔を覚えてもらうことができます。
実際に私は、インターンシップに参加することや合同説明会に2回参加することで、新卒採用担当者と連絡先の交換までできました。
就活の相談などを個人的に聞くことができたので、他の就活生と差別化することができました。
6 運転未経験者が内定後にやっておいた方がいいこと
運転未経験者がタクシー会社に内定を貰っても、入社後タクシー運転手としてやっていけるか不安な方も多いと思います。
ここでは、そんな不安を解消するために運転未経験者が内定後にやっておいた方がいいことを紹介していきます。
具体的には、以下の内容で紹介していきます。
- 日頃から運転になれておく
- 内定先のアルバイトに参加
- 新卒採用担当の業務に参加
運転未経験者が内定後にやっておいた方がいいこと①:日頃から運転になれておく
運転未経験者が内定後にやっておいた方がいいこととして、日頃から運転になれておく
が挙げられます。
就職活動で内定を貰ってから入社までは数ヶ月間の余裕があるので、その期間中に運転に慣れておくと入社してからは安心です。
普段から運転して慣れることで、運転技術が向上します。普通自動車とタクシーは多少違いはありますが、基本的な運転技術は身に付けることができます。
運転技術の他にも、交通ルールの把握や運転の体力が身につきます。
教習所で交通ルールを習っても、実際の道路では見落としてしまうことがあります。
また、タクシー運転手は1日に約8時間以上運転することが多いので、運転する体力が必要です。
実際に私は、日頃から運転して慣れることができました。
また、旅行先でも率先して運転することで、1日8時間程度なら疲れずに運転できる体力を作ることができました。
運転未経験者が内定後にやっておいた方がいいこと②:内定先のアルバイトに参加
運転未経験者が内定後にやっておいた方がいいこととして、内定先のアルバイトに参加
することが挙げられます。
内定先のアルバイトでは、
- DSP(ディスパッチャー)
- 無線センター
- 営業所事務
など、会社によりますが様々な種類があります。
内定先のアルバイトに参加することで、どのような特徴があるのか、無線センターにはどのようなお問い合わせがあるのかなど把握することができます。
この情報は、入社してから運転手として営業する際に役に立つのでおすすめです。
また、内定先の会社員に入社前から関われることで、仕事に対する熱意を伝えることができるので、他の内定者との差別化ができて入社後に出世しやすくなります。
実際に私は、DSP(ディスパッチャー)としてアルバイトをしました。
その中で、
など、入社前に把握することができました。
この経験や情報は、入社後にも役に立ちました。
運転未経験者が内定後にやっておいた方がいいこと③:新卒採用担当の業務に参加
運転未経験者が内定後にやっておいた方がいいこととして、新卒採用担当の業務に参加することが挙げられます。
新卒採用担当の業務に参加することで、会社が行なっている取り組みや課題を把握することができ、就活生に説明できるので会社に貢献することができ入社してからのモチベーションが上がります。
また、入社後の働き先を確保することができます。
新卒採用担当の業務でアピールできれば、運転手とは違う仕事も行うことができるので選択肢が広がります。
実際に私は、入社前に新卒採用の業務に参加しました。
具体的には、会社説明会・合同説明会の準備や説明会での発表を行い、会社が行なっている取り組みや今後の方針、抱えている問題など様々なことを知ることができました。
また、就活生に説明することで会社に貢献しているという実感が湧いてモチベーションが上がりました。
そして、入社後に新卒採用としても働く選択肢ができました。
7 まとめ
ここまで、運転未経験でも入社できる?新卒でタクシー会社に入社する方法について紹介してきました。
新卒で運転未経験でもタクシー会社に入社できます。
日本の企業では人手不足が問題となっていますがタクシー業界でも深刻な問題となっています。その他にも、タクシー業界は運転手の高齢化が進んでいるため若返りが必要となっている現状です。
また、運転が未経験でも 入社前や入社後に様々なサポートがあるので安心です。
タクシー運転手にサラリーマンの働き方とは違うので向いている人や向いていない人の特徴が変わってきます。
向いている人は以下の点が挙げられます。
タクシー運転手は、1日を計画的に営業することができる人が向いています。その計画を立てるためには、日々向上心がないとできません。
向いていない人は以下の点が挙げられます。
基本的にタクシー運転手は、1人で仕事を行うことが多いので集団で仕事をしたい人には向いていません。
新卒でタクシー会社に入社する方法は以下の3点が挙げられます。
- 就職サイト
- インターシップ
- 内定直結型イベント
それぞれ、メリットなどが違うので自分に合った方法で行うことをおすすめします。
タクシー会社の新卒採用は、以下の流れで行われています。
- 就活サイトからエントリー・合同説明会への参加
- 会社説明会
- 面接
- 健康診断
- 内定
一般的な企業との選考の違いは、健康診断があるということです。
タクシー運転手という職業はお客様の命を預かることや深夜に営業する場合があるので健康が第一優先されるのが特徴的です。
運転未経験者が選考前にやっておいた方がいいことは、以下の4点が挙げられます。
- 実際にタクシーに乗ってみる
- インターンシップに参加する
- 合同説明会には2回参加する
- 新卒採用担当者に顔を覚えてもらう
運転未経験な方はアピールポイントがないことや入社してからタクシー運転手としてやっていけるのか不安な方も多いと思うので、不安を解決するためにもやっておくことをおすすめします。
運転未経験者が内定後にやっておいた方がいいことは、以下の3点が挙げられます。
- 日頃から運転になれておく
- 内定先のアルバイトに参加
- 新卒採用担当の業務に参加
運転未経験からタクシー会社に入社する場合は、 入社後タクシー運転手としてやっていけるのか不安な方も多いと思います。
内定後にやっておいた方がいいことを行うことで、入社前に運転に慣れることやタクシー運転手以外の働き方も広がるので安心することができます。
今後、運転未経験から新卒としてタクシー会社に入社を考えている方の参考になれば幸いです。
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