長時間のフライトを経てバンクーバーに到着し、ホッと一息ついたところで待っているのが目的地までの移動です。
この記事では、スムーズに目的地まで向かうことができるように、空港からバンクーバー市内へのアクセス方法を詳しくお伝えします。
空港からバンクーバー市内へのアクセス
日本からの飛行機が到着するカナダの西の玄関口、バンクーバー国際空港(YVR Airport)は、ダウンタウンから約10キロ離れたシー・アイランド(Sea Island)にあります。
空港からバンクーバー市内へ向かうにはスカイトレイン、もしくはタクシーを利用する方法などがあります。いずれもメリット・デメリットがありますので、自分のステイプランにあった方を選んでください。
スカイトレイン(SkyTrain)を利用する
スカイトレインの駅(YVR Airport Station)は空港の建物を出て向かい側にあります。
空港から出ているスカイトレインの路線はカナダラインで、全ての電車がダウンタウンのウォーターフロント駅(Waterfront Station)行きになります。ダウンタウンには3つの停車駅がありますので、目的地に近い駅を調べておきましょう。またリッチモンド方面へ向かう場合はブリッジポート駅(Bridgeport Station)で乗り換えになります。
バンクーバーの中心地ダウンタウンに向かう場合、料金は$4.10に空港特別料金$5がプラスされて$9.10になります(平日の18:30以降及び土日祝日は$7.85になります)。その他の目的地までの料金はカナダラインの公式サイトか、後述の「バンクーバー市内の交通手段」の運賃の項目を参照してください。
早朝5:00から深夜の1:00くらいまで運行していて、終点のウォーターフロント駅までの所要時間は26分です。
スカイトレインのメリットは料金が安いこと、また渋滞に左右されないので時間が正確な点です。デメリットは目的地が駅から遠い場合、歩くか、もしくは駅からタクシーやバスを利用しなければならないこと、早朝や深夜の場合は10分から20分間隔の運行になる点です。荷物が少ない時や、目的地が駅に近い時はスカイトレインがお得で便利です。
スカイトレインの乗り方
空港の建物を出て向かい側にあるスカイトレインの駅(YVR Airport Station)に向かいます。
券売機の上に掲示されている地図などで目的地までのゾーンを確認します。
(ダウンタウンなら2ゾーン料金になりますが、平日の午後6:30以降と土日祝日であれば全て1ゾーン料金になります。)
各駅の改札付近に設置されている券売機でチケットを購入します。
最初の画面の一番下にある言語表示のところで日本語を選択すると、案内を日本語に変えることができます。
次の画面で日本語を選択します。
乗車券(Single Fare)、1日券(DayPass)、コンパスカード(Compass Card)入金利用から選びます。目的地までのチケットを購入するなら乗車券、当日に何回か公共交通機関を利用する予定があるなら1日券、滞在中に何回か公共交通機関を利用する予定がある場合は日本のICカードと同じシステムのコンパスカードを選ぶと便利です。(コンパスカードにはデポジット代$6がかかります)
乗車券、もしくは1日券を購入する場合
「単一チケットを購入する」をタップします。
乗車券の場合はゾーンを選び、1日券の場合は「Day Pass」をタップします。
現金を挿入するか、支払い方法を選択します。
カードで支払う場合は、カードを入れて暗証番号を入力します。
チケットが出てきます。
コンパスカードに入金または1日券をチャージする場合
「新規コンパスカード」をタップします。
コンパスカードに入金する場合は「残額を追加する」をタップし次の画面で入金する金額を選択します。1日券をチャージする場合は「Day Pass」をタップします。
現金を挿入するか、支払い方法を選択します。
カードで支払う場合は、カードを入れて暗証番号を入力します。
コンパスカードが出てきます。
改札に向かい、購入したチケットまたはコンパスカードを改札機のカードリーダーにタップします。
カードリーダーの先にあるディスプレイが緑色になり「Proceed」の文字が表示されたら進みます。
チケットやコンパスカードを財布やカバンの中に入れたままタップすると、クレジットカードなどの磁気と混同してしまうことがあります。しっかりタップできていないと購入情報が読み取れず、ディスプレイが赤色になりますので注意してください。
ホームに進み、停車しているスカイトレインに乗車します。(行き先は全てウォーターフロント駅行きです)
目的の駅で降りたら、出口に向かいます。
入り口でタップしたチケットまたはコンパスカードを出口にある改札機のカードリーダーに再びタップします。コンパスカードをしっかりタップしないまま改札を出てしまうと3ゾーン料金がチャージされることもありますので注意してください。
カードリーダーの先にあるディスプレイが緑色になり「Proceed」の文字が表示されたら進みます。その際ディスプレイの下にカード情報が表示されます。コンパスカードのチャージ残額も表示されますので確認しておきましょう。
空港からのスカイトレイン(カナダラインの公式サイト)
http://thecanadaline.com
タクシーを利用する
タクシー乗り場は空港の建物を出てすぐのところにあり、24時間いつでも利用できます。
空港からバンクーバー市内の指定エリア内の料金はゾーン制になっています。
空港から指定エリア外に向かう時、また市内から空港に向かう際には、ゾーン料金ではなくメーター制になります。ダウンタウンまでは$31から$36なので、それにチップを加えた料金を支払います。
ダウンタウンまでの所要時間は道路の混雑状況にもよりますが、通常30分程度です。
タクシーのメリットは何と言っても目的地まで直接向かうことができ、荷物が多い時も移動が楽な点です。デメリットはスカイトレインより料金が高くなることと、渋滞などにより到着時間が左右されることです。
早朝や深夜に到着した時や荷物が多い時、スカイトレインの駅から目的地が離れている場合などはタクシーが便利です。
タクシーの乗り方
空港の建物を出て、「TAXI」の表示に向かって進み、左側にあるタクシー乗り場に向かいます。
荷物が多い場合はトランクに載せます。ドアは自動ではありませんので、自分で開けて乗車します。
行き先のホテル名や住所をドライバーに伝えます。英語に不安がある時は、行き先を英語でメモをしたものを見せると安心です。その際に料金を確認し、現金を持ち合わせていない場合はクレジットカードが利用できるか確認しておきましょう。
目的地に着いたら現金またはクレジットカードで料金を支払います。指定のゾーン料金もしくはメーターに表示された金額にチップを加えます。チップは料金に対して10%から15%が相場です。荷物が多い場合は多めに上乗せするようにしましょう。
ドアは自動ではないので、自分で開けて、降りたら閉めるのを忘れずに。
空港のタクシー(バンクーバー国際空港の公式サイト)
http://www.yvr.ca/en/passengers/transportation/taxis
レンタカーを利用する
HertzやAVISなどのレンタカー会社のカウンターは、空港の建物を出て向かい側にある駐車場の中にあります。
「CAR RENTALS」の表示に向かって、駐車場の右側を進むとレンタカー会社のカウンターが並ぶ部屋があります。
レンタカーを借りるには日本の運転免許証と国際運転免許証が必要です。そのほかの条件などは各レンタカー会社によって異なりますので、事前に調べておくとよいでしょう。
レンタカーを利用することが決まっている場合は出発前にオンラインで予約しておくと便利です。
目的地がバンクーバー市外の場合やグループで荷物が多い場合などは、レンタカーを利用すると便利です。
空港のレンタカー(バンクーバー国際空港の公式サイト)
http://www.yvr.ca/en/passengers/transportation/car-rentals
バンクーバーの街は様々な交通機関が充実していて、市内の移動に多くの市民が利用しています。滞在中に利用すると便利な交通手段について詳しく解説します。
バンクーバー市内の交通手段:公共交通機関(スカイトレイン・バス・フェリー)
バンクーバー市内の公共交通機関にはスカイトレイン・バス・フェリーがあり、広い範囲を細かく網羅しています。
この3つの交通機関はトランスリンクという会社が運営していますので、チケットやパスが共通で利用できます。安価で移動にも便利な公共交通機関をぜひ乗りこなしてみてください。
公共交通機関(スカイトレイン・バス・フェリー)の運賃
バンクーバー市内は3つのゾーンに分けられていて、ゾーンを移動するごとに料金が変わっていきます。
例えばダウンタウンから同じゾーンのブロードウェイ-シティーホールに行く場合は1ゾーン、ダウンタウンから隣のゾーンにある空港やノース・バンクーバーに行く場合は2ゾーン、ダウンタウンからコキットラムやサレー方面に行く場合は3ゾーンになります。
ゾーンの地図は下のトランスリンクの公式サイトで確認することができます。また駅の券売機の近くにもゾーンが表示された地図がありますので、チケットの購入前にも確認することができます。
乗車券(Single Fare)を購入する場合、同じゾーン内であれば1ゾーン料金($2.95)、ゾーンを1つ移動する場合は2ゾーン料金($4.20)、ゾーンを2つ移動する場合は3ゾーン料金($5.70)になります(コンパスカードにチャージした金額から引き落とす場合は1ゾーン$2.30、2ゾーン$3.35、3ゾーン$4.40の割引料金が適用されます)。
ただしバスでゾーンを移動する場合は全て1ゾーン料金となります。
また平日の午後6:30以降と土日祝日は全て1ゾーン料金となります。
5歳から13歳、年齢が確認できる顔写真付きの身分証明書を保持する14歳から18歳の学生及び65歳以上の人などには特別料金(Concession Fare)が設定されています。5歳未満の幼児は無料です。
ゾーンの地図(トランスリンクの公式サイト)
https://www.translink.ca/Fares-and-Passes/Fare-Zone-Map.aspx
公共交通機関(スカイトレイン・バス・フェリー)の乗車券
乗車券には乗車券(Single Fare)、1日券(Day Pass)、コンパスカード(Compass Card)があります。1日に何回か交通機関を利用するようであれば1日券、滞在期間に何回か利用する予定がある場合はコンパスカードを購入すると便利です。
1. 乗車券(Single Fare)
駅にある券売機で購入することができます。
有効期限は90分で、同じゾーン内であればスカイトレインやバス、フェリーに乗り換えることが可能です。
ただしバスに乗車した際に現金を払って受けとった乗車券は、バスの乗り換えのみ可能で、スカイトレインやフェリーへの乗り換えはできません。
2. 1日券(Day Pass)
駅にある券売機で購入する(乗車券と同じ紙製のチケット)か、コンパスカード(3のコンパスカードを参照)にチャージすることができます。
料金は$10.25で、スカイトレイン、バス、フェリーに、ゾーンの制限なく、当日の深夜12
時まで何度でも乗り降りすることが可能です。
3. コンパスカード(Compass Card)
日本のICカードと同じシステムのカードです。
このコンパスカードには希望する金額を入金する(Stored Value)か、1日券(Day Pass)または1ヶ月定期券(Monthly Pass)を購入し、チャージしておくことができます。コンパスカードを利用すると1回の乗車料金も20%以上割引になります。
このカードは券売機の他、市内にある「London Drugs」などのお店でも購入することができます。
デポジットとして6ドル必要ですが、ウォーターフロント駅構内にあるウェストコーストエキスプレスオフィス、またはスタジアムーチャイナタウン駅にあるコンパスカスタマーサービスセンターに持っていくと返金してもらうことが可能です。
公共交通機関(スカイトレイン・バス・フェリー)の券売機の使い方
券売機は各駅の改札付近に設置されています。
最初の画面の一番下にある言語表示のところで日本語を選択すると、案内を日本語に変えることができます。
次の画面で日本語を選択します。
乗車券、もしくは1日券を購入する場合
「単一チケットを購入する」をタップします。
乗車券の場合はゾーンを選び、1日券の場合は「Day Pass」をタップします。
現金を挿入するか、支払い方法を選択します。
カードで支払う場合は、カードを入れて暗証番号を入力します。
チケットが出てきます。
コンパスカードに入金または1日券をチャージする場合
「新規コンパスカード」をタップします。
コンパスカードに入金する場合は「残額を追加する」をタップし次の画面で入金する金額を選択します。
1日券をチャージする場合は「Day Pass」をタップします。
現金を挿入するか、支払い方法を選択します。
カードで支払う場合は、カードを入れて暗証番号を入力します。
コンパスカードが出てきます。
コンパスカードにチャージする場合
「コンパスカードを再ロードする」をタップします。
コンパスカードを券売機にタップします。
金額を選択します。
現金を挿入するか、支払い方法を選択します。
カードで支払う場合は、カードを入れて暗証番号を入力します。
もう一度コンパスカードを券売機にタップします。
公共交通機関(スカイトレイン・バス・フェリー)の乗り方
1. スカイトレイン
スカイトレインはダウンタウンの北にあるウォーターフロント駅(Waterfront Station)を起点としたカナダラインとエキスポライン、VCC・クラーク駅(VCC-Clark Station)を起点としたミレニアムラインの3つの路線があります。
早朝5:00から深夜の1:00くらいまで、通常は2分から10分、早朝や深夜は10分から20分くらいの間隔で運行しています。
ダウンタウンから空港へ向かう場合はカナダラインを利用しますが、終点はYVRエアポート駅(YVR-Airport Station)行きとリッチモンドーブリッグハウス駅(Richmond-Brighouse Station)行きの電車がありますので、YVRエアポート駅行きの電車に乗るようにしましょう。
リッチモンドーブリッグハウス駅行きの電車に乗った場合、途中のブリッジポート駅(Bridgeport Station)で後続のYVRエアポート駅行きの電車に乗り換えることも可能です。
またスカイトレインは全線無人で運行していて、先頭車両の一番前や最後尾の一番後ろの座席に座ることもできます。路線や場所によって、地上を走る部分と地下を走る部分があり、変化に富んだ車窓からの景色を満喫することができます。
乗り方
最寄りの駅と目的地の駅、スカイトレインの路線を確認しておきます。
駅に着いたら、改札へ向かいます。
購入したチケットまたはコンパスカードを各駅の入り口にある改札機のカードリーダーにタップします。
カードリーダーの先にあるディスプレイが緑色になり「Proceed」の文字が表示されたら進みます。
チケットやコンパスカードを財布やカバンの中に入れたままタップすると、クレジットカードなどの磁気と混同してしまうことがあります。しっかりタップできていないと購入情報が読み取れず、ディスプレイが赤色になりますので注意してください。
行き先を確認し、ホームに進みます。
朝の通勤時間や昼間であれば2、3分ごとに運行しているため、走って飛び乗ったり、混んでいる電車に無理に乗り込んだりするのを見かけることはあまりありません。無理をせず、次の電車に乗るようにしましょう。
降車駅で降りたら、出口に向かいます。
入り口でタップしたチケットまたはコンパスカードを出口にある改札機のカードリーダーに再びタップします。出口でしっかりタップしないまま改札を出てしまうと3ゾーン料金がチャージされることもありますので注意してください。
コンパスカードにチャージしてある金額が足りなくなった場合は改札機の手前にも券売機がありますのでそこで追加することができます。
カードリーダーの先にあるディスプレイが緑色になり「Proceed」の文字が表示されたら進みます。その際ディスプレイの下にカード情報が表示されます。コンパスカードのチャージ残額も表示されますので確認しておきましょう。
2. バス
バンクーバー市内全域を細かく網羅しているバスは市民にとって欠かせない足になっています。スカイトレインが通っていない場所に行きたい場合も、主要な道路には大抵バスの路線が通っているため便利です。
街なかの道路の上には架線が張り巡らせてあり、そこから電気を引いて走るバスも多く見ることができます。通常のバスのほか、急行運転のエキスプレス・バスと主要ルートを深夜運行するナイト・バスがあり、2両連結になっているバスもあります。
バスのみで移動する場合、ゾーンをまたいでも全て1ゾーンの料金で利用でき、最初に利用してから90分は乗り換え可能です(バスに乗車した際に現金を払って受けとった乗車券は、バスの乗り換えのみ可能)。
バスのルートやスケジュールはグーグルマップなどで調べることができます。
今いる場所と目的地を入れて検索すると、バスのルート番号をはじめ、乗車するバス停や出発時間、途中のルートや降車するバス停などが表示されます。スマホで検索する場合、外出先でデータやWIFIが使用できないこともありますので、事前に調べておくと安心です。
曜日や時間帯によって、違うルートを通ったり、バス停が変更になったりすることもあります。そのような場合は通常のバス停に表示が出ていますので、確認するようにしましょう。
・乗り方
目的地までのバスのルート番号と乗車するバス停の場所、降車するバス停の名前を確認しておきます。
乗車するバス停に向かい、乗る予定のルート番号が書かれているかを確認します。
バスが来たら、バスの前面に表示されている目的地とルート番号を確認します。(主要道路の場合、様々なルートのバスが運行しているため)
通常のバスは前のドアから乗車しますが、2両連結になっているバスは後ろのドアから乗車することも可能です。
1日券やコンパスカードを持っている場合、ドアの近くにあるカードリーダーにカードをタップします。バスもスカイトレインと同様、チケットやコンパスカードを財布やカバンの中に入れたままタップすると、クレジットカードなどの磁気と混同してしまうことがあります。しっかりタップできていないと購入情報が読み取れず、ディスプレイが赤色になりますので注意してください。
現金で乗車する場合は運転席の横にある料金箱に現金(バス料金は全て1ゾーンのため$2.95)を入れ、乗車券を受け取ります。ただしお釣りは出て来ませんので、事前に小銭を用意しておいてください。
次のバス停はバスの前方と中央部に表示され、アナウンスもあります。
目的地のバス停が表示されたら、降車ボタンを押すか、窓近くに張り巡らせてある黄色いロープを引っ張ると、次のバス停の名前の横にSTOPのサインが表示されます。
バス停に着いたら後ろのドアのフレームにタッチするか、ドアについている縦長のバーを押すかしてドアを開け、降ります。
降車ドアは自動では開かない車両が多いので注意してください。
後ろのドア近くにもカードリーダーが設置されていますが、降車時にチケットやカードをタッチする必要はありません。最初に使用してから90分経過した後にコンパスカードをタッチするとまたチャージされてしまいますので気をつけましょう。
またバス前方の運転席側のたためる座席は、車椅子やベビーカーなどが固定できるようになっている優先席です。他にも優先席の表示もありますが、お年寄りや体の不自由な人、子ども連れの人、荷物の多い人には席を譲る文化が定着していますので、優先席でなくても席を譲るように心がけましょう。
3. フェリー(Sea Bus)
ダウンタウンのウォーターフロント駅(Waterfront Station)からノース・バンクーバーのロンズデール・キー(Lonsdale Quay)を結ぶ定期船で、主にノース・バンクーバーの住民たちの通勤や通学に使われています。
対岸までの所要時間は12分で、朝の6:00から深夜1:00くらいまで、平日のピーク時や昼間は15分間隔、それ以外の時間帯や土日祝日は30分間隔で運行しています。
ダウンタウンからノース・バンクーバーまではゾーンを移動するので、2ゾーン料金がかかります(平日の午後6:30以降と土日祝日は1ゾーン料金)。チケットやコンパスカードをタップしてから90分以内であれば、ロンズデール・キーからバスに乗り継ぐことも可能です。
ノース・バンクーバーのロンズデール・キーにはカフェや食料品店などが並ぶマーケットがあり、グラウス・マウンテンやキャピラノ渓谷などの観光地に向かうバスのターミナルにもなっています。
またフェリーの中からダウンタウンの街並みやライオンズゲートブリッジ、ノース・バンクーバーの後ろに広がる山並みが一望でき、観光客にも人気です。特に日没後は、ダウンタウンのビル群の夜景が綺麗に見えるのでおすすめです。
乗り方
ダウンタウンの北側にあるウォーターフロント駅に向かいます。
改札へ向かい、購入したチケットまたはコンパスカードを各駅の入り口にある改札機のカードリーダーにタップします
スカイトレインと同様、カードリーダーの先にあるディスプレイが緑色になり「Proceed」の文字が表示されたら進みます。
チケットやコンパスカードを財布やカバンの中に入れたままタップすると、クレジットカードなどの磁気と混同してしまうことがあります。
しっかりタップできていないと購入情報が読み取れず、ディスプレイが赤色になりますので注意してください。
「Seabus」の表示に従い、フェリー乗り場に向かいます。
フェリーに乗り込みます。
対岸に着いたらフェリーを降りて、入り口でタップしたチケットまたはコンパスカードを出口にある改札機のカードリーダーに再びタップします。
出口でしっかりタップしないまま改札を出てしまうと3ゾーン料金がチャージされることもありますので注意してください。
コンパスカードにチャージしてある金額が足りなくなった場合は改札機の手前にも券売機がありますのでそこで追加することができます。
カードリーダーの先にあるディスプレイが緑色になり「Proceed」の文字が表示されたら進みます。その際ディスプレイの下にカード情報が表示されます。コンパスカードのチャージ残額も表示されますので確認しておきましょう。
バンクーバー市内の交通手段 〜タクシー〜
バンクーバーには黄色やオレンジの車体のタクシーが走っています。ホテルや駅前に待機しているタクシーのほか、ダウンタウンでは流しのタクシーを拾うことができます。
車の上についているランプが点灯しているのが空車のサインです。日本と同じく手を上げると停車してくれます。ダウンタウンの外など流しのタクシーが見つからない時は電話をして呼ぶこともできます。
料金はメーター制になっていて、初乗りが約$3から$3.50で1キロごとに約$2ドル課金されていきます(空港からバンクーバー市内の指定エリア内の料金はゾーン制)。
乗り方
タクシー乗り場、もしくは流しのタクシーに合図をしてタクシーをひろいます。
ドアは自動ではありませんので、自分で開けて乗車します。
行き先をドライバーに伝えます。英語に不安がある時は、行き先を英語でメモをしたものを見せると安心です。現金を持ち合わせていない場合はクレジットカードが利用できるか確認しておきましょう。
目的地に着いたらメーターに表示された料金にチップを加えた金額を、現金またはクレジットカードで支払います。チップは料金に対して10%から15%が相場です。
ドアは自動ではないので、自分で開けて、降りたら閉めるのを忘れずに。
主なタクシー会社の公式サイト
・Yellow Cab
http://www.yellowcabonline.com/#/booking/・Vancouver Taxi
http://www.vancouvertaxi.cab
バンクーバー市内の交通手段 〜ミニフェリー〜
バンクーバーのダウンタウンの南側にはフォールス・クリークという入江があり、周辺にはグランビル・アイランドをはじめとした観光スポットが点在しています。
このフォールス・クリーク内を運行しているのがミニフェリーです。アクアバスとフォールスクリーク・フェリーの2社が運行していて、ダウンタウンの南に位置するイエールタウンやグランビル・アイランドなど8〜9ヶ所の発着所を巡航しています。
フェリーといっても定員12名くらいの小さなポンポン船のような船で、2社が運行しているため、あまり待つことなく乗船することができます。
船上から周辺の景色を眺めながらクルーズ気分を楽しむことができるので、観光客に人気ですが、地元の人も利用しています。
料金は$3から$7くらいですが、運行会社ごとに行く場所やコースによって異なります。詳しい金額や発着場所は下記の公式サイトで確認することができます。
料金は乗船してから現金で支払います。
おすすめはイエールタウンからグランビル・アイランドに向かうルートで、所要時間は約12分です。往復チケットを購入した場合は同じ会社のフェリーに乗って戻る必要があります。
アクアバスの公式サイト
https://theaquabus.comフォールスクリーク・フェリー
https://granvilleislandferries.bc.ca
<注意!>
バンクーバーは比較的治安がいいと言われていて、ダウンタウンの中心部にあるロブソン・ストリートなどは夜遅くまで賑わっていますが、ガスタウンの東側やチャイナタウン周辺など一部雰囲気の良くない地域もあります。そのような場所や細い路地などには立ち行ったりしないようにしてください。また交通機関を利用する際には居眠りなどをせず、スリや置き引きなどの被害に遭わないよう気をつけましょう。
バンクーバーの街はコンパクトながら都市機能も整備されていて、スカイトレインやバス、フェリーの公共交通機関を利用して気軽に移動することができます。
またサイクリングやハイキング、そしてスキーやセーリングなど様々なアクティビティを気軽に体験できる大自然が、街からすぐアクセスできるところに広がっています。
出張や観光でバンクーバーを訪れたら、交通機関を乗りこなして、ぜひその魅力を堪能してください。
・文中に出てくる金額は全てカナダドルです。
・文中の運賃は全て大人料金になっています。子どもや学生、65歳以上の人などには特別料金が設定されています。
詳しい運賃などはトランスリンクの公式サイトhttps://www.translink.ca/Fares-and-Passes/Fare-Pricing.aspx
を確認してください。
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