ビエンチャンでラオス・キープのおすすめ両替所は? 空港と街中のレートを徹底調査

ラオス

写真はビエンチャンいちばんの名所「タートルアン」

東南アジアにあるラオスのキープの通貨は、キープ(Kip)です。
ビジネスや旅行でラオスに渡航する際、最初に行うことは日本円からキープに両替すること。そこで、実際にどの場所で両替するのが、レートがよいのか、空港や市内での両替所のレートをチェックしました。

またラオスでは空路とは別に、タイ側からメコン川を渡って入国する機会も多く、タイ側の最も国境に近い町「ノンカーイ」と、空港のある町「ウドーンターニー」におけるタイバーツのレートについても参考までに調べてみました。

ちなみにラオス・ビエンチャンでは、タイの通貨バーツもキープ同様に流通しております。したがって短期間の滞在でかつ、タイの滞在もする場合は、バーツのみでやりくりすることは可能。ただしバーツでやり取りすると細かい釣銭などは出てこない可能性があるので、出来ればキープに両替して使いたいところです。

調査日:2019年11月12・13・15・16・17日
調査場所:大阪関西空港、バンコク、ウドーンターニー、ノンカーイ、ビエンチャン
1.(参考)日本(空港)とバンコクの両替レート 2019年11月12日 火曜日
2.(参考)ウドーンターニーの両替レート 2019年11月13日 水曜日
3.(参考)ラオス国境の町ノンカーイでの両替レート 2019年11月14日 木曜日
4.ラオス・ビエンチャンの街中の両替所(平日) 2019年11月15日 金曜日
5.ラオス・タラート・サオショッピングモールの両替所 2019年11月15日 金曜日
6.ラオス・ビエンチャンワッタイ国際空港の両替所 2019年11月16日 土曜日
7.ラオス・ビエンチャン街中の両替所(休日)2019年11月17日 日曜日

 

1.(参考)日本(空港)とバンコクの両替レート

最初に日本とバンコクの両替レート。これはあくまで参考資料としての紹介です。

この後のラオス・ビエンチャン国境付近にあるウドーンターニー、ノンカーイのレートを順次紹介していきますが、その違いについてラオス入国前直前に両替するのと、あらかじめバンコクという大都市圏で両替する場合と、どちらのレートが良いかという指標として確認しました。

(1)日本・関西空港の両替所のレート

最初に日本の空港(関西国際空港)のレートです。

日本の両替所だけは、ボードの見方が違うので注意してください。この日のレートは3.97とあります。これは3.97円が1バーツという意味。これを換算すると1000円が251.88バーツになります。

日本の空港は日本語でわかりやすく、対応も日本語なので気分的には楽ですが、空港レートは基本的に良くないですし、日本の空港はさらに悪いです。だからよほどのことがない限り両替はしない方が良いでしょう。タイバーツはありますが、ラオス・キープは2019年の11月の時点ではありませんでした。ただし熊本空港から直行便が、2020年3月に就航する見込みですので、将来的に熊本空港で円からキープに直接両替できる両替所が、登場する可能性があります。

また、最近は、日本の大都市圏や観光都市では、民間の両替所が増えてきました。ラオス・キープに直接交換してくれるところはまだ無いようですが、タイバーツに関しては、街中であらかじめ両替した方がお得になることが多いです。

次にタイのバンコクス・ワンナプーム空港の両替所です。ここはまだ制限エリア内で、ちょうど到着した荷物を引き取る場所です。

(2)空港の制限エリア内にあるカシコン銀行の両替レート

Buyingの方を見ます。(Sellingは、逆にバーツを日本円に逆両替する場合)
0.2545となっており、これは1000円が254.5バーツになることを意味。この時点で日本よりも3バーツ近くも得をしていることがわかります。

(3)制限エリア内のサイアム商業銀行

(4)制限エリア内のサイアム商業銀行その2

制限エリアには、複数の銀行が経営している両替所があります。調べるとレートは同じ0.2545(1000円で254.5バーツ)

次は制限エリアを出た、到着フロアにある両替所です。

(5)到着ロビーのサイアム商業銀行

制限エリアと出てすぐの到着フロアのレートを見ると、0.2545と同じです。
つまり、制限エリアとおなじなので「荷物が出て来る前に両替しよう」「出るまでに少しでも現地通貨を」という方が有利と考えられます。

ところがそれは大きな間違い。実はこの到着ロビーの地下にレートの良い両替店があります。

(6)地下1階にあるカシコシ銀行

地下に入ると、少しレートが良くなっていました。0.2548ですから0.0003ほど。つまり地下に降りただけで、10000円を両替すると3バーツ得をします。

つまりタイに入国したら地下の両替所を目指すのが得策ということです。

同じ地下1階には、いろんなメディアでレートのよい両替所と紹介されていた民間両替所が集まっていたエリアがあります。ところが同じフロアでも2018年頃にあった場所から奥に移転していました。

調査時は、この画像の真ん中に映っている黄色い服を着た男性が、その場所を案内してくれました。この人がこの場所よりもさらに奥にあると教えてくれますから、それに従って奥に行くと、急に良いレートの両替所が複数店あります。それはタイ国内でも決して悪くないレベルであることがわかりました。

下の写真の先にはバンコク市内に向かうエアポートレールの駅があり、そのあたりにレートの良い両替所が集まっています。

(7)エアポートレールの駅近くのスーパーリッチ

タイに何度もリピートしたことがある人ならピンとくるのが、スーパーリッチという名前の両替店。ここはレートが良いと評判で、タイ国内に展開しているチェーン店。もちろん、この両替所エリアにもあります。

レートを見ると0.2765。つまり1000円両替すると276.5バーツということで、先ほどまでと比べて20バーツ近くも良くなります。ほんの少し移動するだけでこれだけレートが違うわけですから、頑張ってこのエリアまで両替を我慢することをおすすめします。

ここからは参考情報ですが、日本円の下にミャンーマーチャットのレートがあります。良く見ると単位によって違います。実は両替の世界では同じ金額でも、高額紙幣の方のほうがレートの良いことがあります。詳しい理由は調べ切れていないので、はっきりしませんが、日本円でも両替店によっては1000円札10枚より1万円札1枚のほうが、レートの良い場合があるので、意識しておくと良いでしょう。

(8)エアポートレールの駅近くのスーパーリッチその2

同じ名前の銀行や両替店だとそのエリアにはひとつだけあればと思いがちですが、実は複数の同じ名前の両替店があります。そして

レートが同じではなく、店によって違いますからしっかり確認しておく必要があります。

こちらを見ると、0.2775です。同じ場所にある同じスーパーリッチなのに代理店だからでしょうか? 0.001違うのがわかります。1000円で1バーツの違いを大きいと見るかどうかですが、

同じチェーンなので同じだと思い込んでしまうと損をする落とし穴があるので、しっかり店ごとのレートをチェックしましょう。

(9)エアポートレールの駅近くのハッピーリッチ

この両替エリアは、この画像のように複数の店が並んでいますので、時間をかけてしっかりレートをチェックしたいところ。

例えばいちばん右に見えるハッピーリッチは次の通りです。

レートを確認すると0.2767でした。

(10)エアポートレールの駅近くのTrave lexタイランド

結論をいえばこの両替所が、いちばんレートの良いことがわかりました。有名なスーパーリッチよりもさらに高く、100円が27.943バーツです。

両替店も相当競争が激しいようで、しっかりとレートを見比べると、大金を両替することになればなるほど違うのがわかります。もちろんこれは2019年11月12日時点のレートなので、良いレートは相場も両替所も日々変わる可能性があることを理解しておいてください。

ちなみにまとめると次の順位となります。

  • 1位 エアポートレール駅近くのTrave lexタイランド 1000円 → 279.43バーツ
  • 2位 エアポートレール駅近くのスーパーリッチ2 1000円 → 277.5バーツ
  • 3位 エアポートレール駅近くのハッピーリッチ 1000円 → 276.7バーツ
  • 4位 エアポートレール駅近くのスーパーリッチ 1000円 → 276.5バーツ
  • 5位 空港地下1階のカシコシ銀行の両替所 1000円 → 254.8バーツ
  • 6位 空港到着ロビーサイアム商業銀行の両替所 1000円 → 254.5バーツ
  • 6位 スワンナプーム空港・到着制限エリア内複数の両替所 1000円 → 254.5バーツ
  • 8位 日本・関西空港の両替所 1000円 → 251.88バーツ

 

2.(参考)ウドーンターニーの両替レート

さて、バンコク中央駅から夜行列車に乗りラオス・ビエンチャン方向へ。次のスポットはウドーンターニーです。

この町はビエンチャンのあるラオス国境から車で1時間手前にある国境近くの町。鉄道の駅と空港もあるので、タイ側からラオスに渡るための拠点となります。

引き続きバーツの相場なのであくまで参考ですが、いくつか両替所でのレートを紹介していきます。

参考:ウドーンターニーの位置

※参考:ウドーンターニー近郊にある赤い蓮の池

(1)センタラ ホテル併設ショッピングセンター内にあるスーパーリッチ

ウドーンターニーの町の中心にある、町いちばんのホテルにショッピングセンターが併設されており、その中にスーパーリッチの両替店がありました。

レートをチェックすると、1万円札の場合は2750バーツ、2000円や1000円札1万円分の場合は2740バーツ紙幣によってレートが変わります。5000円札が載っていませんが、この2つのレートのいずれかと推測されます。

わかりにくいので位置関係を図示します。

(2)センタラ ホテルショッピングセンター近くのカシコン銀行

次にカシコン銀行です。場所は先ほどのショッピングセンターから東に少し歩いたところ。

ところが、この銀行にはレート表が無く、代わりに次のメモを渡されました。

つまり1000円が272バーツというレートです。大都会バンコクと違い、ウドーンターニーやノンカーイのようなタイの地方都市、またラオス・ビエンチャンではレート表の無い両替所が多くあります。そのためメモ書きや電卓で金額を教えてくれます。

ただ注意したいのは、このときに「オドオド」するなど相手に余裕がない風に見せないこと。それを相手に見られると、わざと悪いレートを出してくる可能性があります。そうなってしまうとそもそもレート表がないわけですから、それ以上はどうしようもありません。

銀行の位置関係を記します。

(3)PPPエクスチェンジ

次にPPPエクスチェンジです。DEXマークが目印のお店。場所はハーイエーク市場近くのロータリーにあります。

そしてここもレート表なしで、紙に書いてもらいました。1000円が273.5バーツです。

(4)ウドーンターニー中心部ににあった金行(貴金属店)

タイの街中には金行と呼ばれる貴金属店があります。本来は金の売買をするようなところですが、外貨両替も行ってくれます。もし近くに銀行や両替所が見つからないときには非常に重宝します。

この日のレートは、0.2765つまり1000円が276.5バーツです。明確な場所がGoogleでは、残念ながら出てこないのですが、PPPエクスチェンジの近くにありました。

(5)ロータリーそばにあるスーパーリッチ

最初とは別のスーパーリッチで、PPPエクスチェンジの隣にありました。

レートは、0.2760つまり1000円が276バーツです。

(6)ウドーンターニーバスターミナルにある個人の闇両替

ウドーンターニーのバスターミナルには、闇の両替屋が立っていることが多いです。特にラオス方面からやってきた人をターゲットにしているようです。

参考までにレートを聞こうと思いましたが、残念ながら姿は見つけてもレートを聞き出すことができず、危険を察したのか? どこかに立ち去ってしまいました。

闇両替屋は言い値のレートということもあり、旅慣れた上級者でないと厳しいかもしれません。

ちなみにまとめると次の順位となります。

  • 1位 ウドーンターニーにある金行 1000円 → 276.5バーツ
  • 2位 ロータリーそばにあるスーパーリッチ 1000円 → 276バーツ
  • 3位 ショッピングセンターのスーパーリッチ10000円札 1000円 → 275バーツ
  • 4位 ショッピングセンターのスーパーリッチ2000・1000円札 1000円 → 274バーツ
  • 5位 PPPエクスチェンジ 1000円 → 273.5バーツ
  • 6位 カシコン銀行 1000円 → 272バーツ
  • 番外 ウドーンターニーバスターミナル周辺 個人の闇両替(不明:言い値)

ところでウドーンターニーの両替所とバンコクの両替所を比べると、いちばん良い金行のレートは、1位のTrave lexタイランドの279.43バーツに遠く及ばず、4位のエアポートレール駅近くのスーパーリッチと同じでした。

つまり、ラオスに行く途中に立ち寄るにしても、ウドーンターニーで両替というのは得策ではないことがわかります。

さらにラオス国境にあるノンカーイはどうなのか確認してみましょう。

 

3.(参考)ラオス国境の町ノンカーイでの両替レート

四方を海で囲まれた島国である日本に住んでいると、大陸の陸路国境は本当に不思議な存在。タイのノンカーイは、ラオス・ビエンチャンとメコン川を隔てて存在している国境の町。タイラオス友好橋を渡れば簡単に国境越えが出来てしまいます。

そんな小さな町ノンカーイの両替所を確認しました。

(1)スーパーリッチ

この両替所はノンカーイの街中、メイン通りにあります。

レートは 0.2755ですから1000円を両替すると275.5バーツです

(2)TWELVE VICTORY EXCHANG

もう一か所、タイラオス国境の友好橋の近くに両替所があります。

ところが残念ながら閉まっていました。そのためレートがわかりませんが、実はこの両替所はチェーン店で、次のWebページよりその日の両替レートがわかります。

(3)国境周辺の闇両替屋

ウドーンターニー同様、国境周辺には個人の闇両替屋がいます。緊急時でもない限りは利用しない方が良いでしょう。

ノンカーイでは1か所しかレートがわかりませんでした。その相場はウドーンターニーの両替店と比べてもそれほど良いものではありません。

つまりタイのバーツはバンコクで両替するのがいちばんだという結論に達しました。

そして国境へ。ようやくラオスに入国です。

 

4.ラオス・ビエンチャンの街中の両替所(平日)

タイのノンカーイから、友好橋でメコン川を渡るとラオスになります。国境から首都ビエンチャンまでは車で2・30分くらいの所。ビエンチャンにはタートルアンやバトゥーサイという名所があり、タラート・サオショッピングモールを中心に町が広がっています。また近年急速に発展しつつある町です。

そしてここからが本題。ビエンチャンの両替所のレートを確認していきます。

(1)ビエンチャンプラザホテル近くの両替所

最初にビエンチャンプラザホテルの近くにある両替所です。平日のみ営業しているところで、場所はタラート・サオショッピングセンターから見て北側にあります。

レートを見ると日本円は80とあります。これは1000円が80万キープという意味です。ラオスの通貨の数値は非常に高額になっており、万単位で表示されますので注意してください。

(2)タラート・サオショッピングモール近くの両替所

次にビエンチャン街中にあるいちばんのショッピングセンター「タラート・サオショッピングモール」の近くにある両替店です。

ここは旅行者よりも地元のラオス人が利用する両替所のようで数軒並んでおります。そのうちのほとんどが平日のみ営業しています。

こちらのレートを見ると81.50とあります。1000円が81万5000キープと、最初の両替所と比べると非常に良いのがわかります。

場所は次のとおりです。

(3)Sacom銀行

周辺に両替店が多くあるのであまり利用する機会が少ないのですが、比較のために銀行にも立ち寄ってレートを聞いてみました。

レートは79.42と両替店と比べると非常に悪いのがわかります。少なくとも銀行で両替するのはあまり得策ではありません。

ちなみに10数年前は両替所の数もほとんどなく、郵便局で両替してもらえた時期がありました。しかし実際に数軒の郵便局で確認したところ、2019年11月の時点では郵便局での両替は行われていないようです。

参考:タラートサオ近くにあるビエンチャンの郵便局

銀行のある場所

(4)カムコーンホテル隣の両替所

引き続きすぐ近くに別の両替所を発見しました。

ここはレート表ではなく、電卓でレートを教えてもらいました。少し見え辛いですが、82となっており、現時点では最もよいレートの両替所です。

この両替所はおおよそ次の場所になります。実は地図ではCKとありますが、今回紹介した両替所はその隣です。2019年11月の時点ではGoogleの地図では出てきません。
逆の隣にはカムコーンホテルがあります。

(5)チャオ・アヌウォン公園近くの両替所

ビエンチャンの大型ショッピングモール、タラート・サオショッピングモールの周辺には、銀行がいくつもありますが、米ドルやメコン川の対岸にあるタイの通貨バーツなどを扱っていて、日本円は扱っていない場合がほとんどでした。

しばらく歩くと日本円を扱っている両替所を見つけました。ここはタラート・サオショッピングモールから少し外れ、観光客向けのホテルやお土産屋、レストランが集中しているエリアにある両替所です。

レート表は紙に張り出していました。79.63とタラート・サオショッピングモール近くの両替所と比べるとあまり良くありません。

(6)LDB ATM兼両替所

次に先ほどの両替所から1本北の通りに出ると両替所を発見しました。ATMが併設しているところですが、両替所自体は閉まっていて誰もいませんでした。

しかしこの日のレート表が貼っていましたのでチェックしておきます。

レートを見ると先ほどと同じレート79.63でした。
微妙に紹介している国は違いますが、見た目が同じフォーマットのレート表なので系列が同じだったのかもしれません。

ここまでまとめると次の順位となります。

  • 1位 カムコーンホテル隣の両替所 1000円 → 82万キープ
  • 2位 タラート・サオショッピングモール近くの両替所 1000円 → 81万5000キープ
  • 3位 ビエンチャンプラザホテル近くの両替所 1000円 → 80万キープ
  • 4位 チャオ・アヌウォン公園近くの両替所 1000円 → 79万6300キープ
  • 5位 LDB ATM兼両替所 1000円 → 79万6300キープ
  • 6位 Sacom銀行 → 79万4200キープ

 

5.ラオス・タラート・サオショッピングモールの両替所

次にビエンチャンいちばんのタラート・サオショッピングモールに入ります。ここはビエンチャンを代表するショッピングセンターで、昔から町の中心にあった市場を改装しています。

参考:タラート・サオショッピングモールの様子

今でも多くのラオスの人々が利用し、観光客も多いこのショッピングモールの両替所のレートを確認しました。

両替所のレートは80.40でした。

飛び切り良いレートでもなければ、悪いレートでもないので、もし町の両替所を探すのが大変だと思えば、ショッピングモール内で両替を済ませるのも悪くは無いようです。

 

6.ラオス・ビエンチャンワッタイ国際空港の両替所

次に、ビエンチャンの中心から西側にあるワッタイ国際空港の両替所です。

2020年3月に熊本からの直行便が就航することをはじめ、主にタイのバンコク経由で空路でラオスに入る玄関口。

タイバンコクの巨大空港と比べるとはるかに小さいので、両替所も見つけやすいです。

(1) Phongsavanh銀行の両替所

Phongsavanh銀行は、黄色を基調とした両替所なのでわかりやすいです。

レート表を見ると78.55となっていました。先にビエンチャンの街中の相場を知ってしまっているために、やはり空港はレートが悪いです。

ちなみに画像では11月15日金曜日となっています。実は空港に限らずビエンチャンの両替所は、16日土曜日、17日日曜日両日とも金曜日と同じレートで取引されていました。恐らくは土日は銀行などが休みですから為替レートもそのまま固定され、月曜日まで変動しないようになっているものと推測されます。

(2) ST銀行の両替所

次にST銀行の両替所はどうでしょう。Phongsavanh銀行と比べるとやや地味目の両替所です。

レートを見ると78.68でした。Phongsavanh銀行よりはレートが良かったです。

これはどうやって空路でビエンチャンに入るかにもよりますが、もしタイバーツをもっていれば、街中に出るまでは両替せずにバーツで行動。街中に入ってからキープに両替する方が良いです。どうしても空港で両替するときには、しっかり両替所のレートをチェックしましょう。

まとめると次の通りです。

  • 1位 ST銀行の両替所 1000円 → 78万6800キープ
  • 2位 Phongsavanh銀行 1000円 → 78万5500キープ

 

7.ラオス・ビエンチャン街中の両替所(休日)

日曜日ですが、ビエンチャンの市内でいくつかの両替所が営業していました。上述したとおり、金曜日とレートが同じなので、単純に比較可能です。今まで調べていなかった両替所のレートを確認しました。

(1)Shopping Mall 2にある両替所

タラート・サオショッピングモールの隣にある、Shopping Mall 2にあった、両替所です。

こちらは、電卓でレートを教えてくれました。8000ということは、1000円が80万キープでした。

(2)タラート・サオショッピングモールの貴金属店

次にタラート・サオの2階、エスカレータ前に貴金属店があります。

ラオスもタイ同様、貴金属店で外貨両替を行えますから、レートを聞いてみることにしました。

815000と表示。つまり1000円が81万5000キープです。金曜日に確認した同じショッピングモール内にある両替所よりレートが良いので、もし町の両替所に行く時間がないときには、ショッピングモール内の両替所ではなく、貴金属店で両替した方がレートの良いことがわかります。ただ両替店ではないので、少し難易度が高いかもしれません。

(3) タラート・サオショッピングモール奥にある銀行

銀行は土日休みの所がほとんどですが、タラート・サオショッピングモールの奥にある銀行は日曜日でも営業していました。

そこでレートを確認してみます。

電卓で、レートを教えてもらいましたが、78.68と良くありません。

やはりビエンチャンでは、銀行の両替はおすすめできないことがわかります。

(4)ナンプ広場近くの両替所

次にタラート・サオショッピングモールからタート・ダムの近くに向かいました。

ちなみにタート・ダムは、次の写真のような古い仏塔で、16世紀ごろのものといわれています。

そのタート・ダムから、メコン川近くに並んでいるホテル街に向かう途中に、ナンプ広場があります。そのすぐ近くにある両替店が営業していましたので、レートをチェックしてみます。

79.63とありました。金曜日のときもそうでしたが、メコン川流域の両替所よりも、タラート・サオショッピングモール近くの両替所のレートが良いです。

ここはホテル街に近い場所。外国人客相手ということで、レートが悪くても両替に来る人が多いのでしょう。

(5) メコン川すぐ近くの両替所

次にそのままメコン川を目指しました。

メコン川の近くには、チャオ・アヌウォン公園があり、そこを越えるとメコン川。周辺にはレストランなどがあって、川でのんびりと過ごすことができます。また夕暮れ時は大変すばらしい光景も。そんな川の対岸が他国(タイ)というのも本当に不思議に感じるものです。

そのメコン川の近くにある、両替所を確認しました。

レート表を見ると80.31とあり、意外にもレートが良いです。

とはいえタラート・サオショッピングモール周辺の両替店よりは悪いです。しかしメコン川の近くで両替をしたいときには利用価値が高いので、下記に両替所の場所が分かる地図を貼りつけました。

(6)カムコーンホテル隣の両替所(再訪)

金曜日に調査したタラート・サオショッピングモール近くの両替所を再訪することにしました。

これは、土日にビエンチャンに滞在するときに両替所が開いているかどうかをチェックするためで、もし空いていればレートの良い両替所が利用できますし、閉まっていれば休日開いているところで両替するしかないからです。

現時点ではタラート・サオショッピングモールの貴金属店が最もレートが良かったです。

実際に行ってみてわかりましたが、ほとんどの両替所は日曜日閉まっていました。

しかし開いている所もありました。それはカムコーンホテル隣の両替所で、Googleにも登場しない場所。しかし金曜日の調査で最もレートが良かったところです。

日曜日のレートを見ると金曜日と同じ82万キープでした。何度もお伝えしていますが、土日は金曜日とレートが同じ。しかし電卓のやり取りなのでどうかと思いましたが、やはり同じで最高レートです。金曜日との違いは電卓だけでしたので、

ここは本当におすすめ。

もう一度場所の地図を差しこんでおきます。

(8) ビエンチャンセンターの銀行

長い間東南アジアでも最貧国であったラオスは、今もまだまだ貧しいとはいえ、北側の中国系の資本がどんどん進出しているために、新しいビルが建ってきています。このビエンチャンセンターも、最近完成したショッピングセンター。

最後に両替のレートを確認することにしました。

案内所で両替を行っていますが、残念ながら日本円は扱っておらず、米ドルとタイバーツのみ。タイから入国してタイバーツが余っていれば利用価値があるかなという程度です。

しかし、ショッピングセンター内に銀行があり、そこでは日本円の両替も行っていました。

レートは次の通りで、79と街中の両替所やタラート・サオショッピングモールと比べてあまり良くありません。

余談ですが、センターの両替所で1USドルが、8万7000キープ(8700と表示していますが、日本円との関係から8万7000が正解と推測)なのに対して銀行は8万8200キープです。また1タイバーツが、センターの両替所280キープで銀行が295.63キープという事実。
間違ってもセンターの両替所は使わないのが良いでしょう。

まとめると次の通りです

  • 1位 カムコーンホテル隣の両替所 1000円 → 82万キープ
  • 2位 タラート・サオショッピングモールの貴金属店 1000円 → 81万5000キープ
  • 3位 メコン川すぐ近くの両替所 1000円 → 80万3100キープ
  • 4位 Shopping Mall 2にある両替所 1000円 → 80万キープ
  • 5位 ナンプ広場近くの両替所 1000円 → 79万6300キープ
  • 6位 ビエンチャンセンター内にある銀行 1000円 → 79万キープ
  • 7位 タラート・サオショッピングモール奥にある銀行 1000円 → 78万6800キープ

 

8.まとめ

写真はビエンチャンの凱旋門こと「バトゥーサイ」

今回は、日本円からラオスの通貨キープへの両替について、首都ビエンチャンでどの両替所が最も適しているかを、実際に両替所や銀行などを回って確認してきました。そして参考ですが、メコン川を挟んだ隣国タイのバーツの両替についても調べました。

結果的にバーツについてはラオス国境近くにあるノンカーイやウドーンターニーではなく、バンコクの、それもスワンナプーム国際空港の地下にある両替所のレートが良く、そこで十分だということがわかりました。

そしてラオスのビエンチャンでは3日間にかけて両替所を回りました。金・土・日というタイミングだったので、すべて金曜日のレートで3日間の各両替所の比較ができました。

ビエンチャンに古くからあるタラート・サオショッピングモール近くの、地元ラオス人が通う両替所の中に非常に高レートの両替所が見つかりました。そのほか銀行よりも貴金属店の方がレートの良いことも確認。

この情報がビエンチャンの旅行あるいはビジネスでの出張に行く際の参考になれば幸いです。

最後にビエンチャン全体のレートの一覧をランキング形式にしました。

順位場所1000円での両替レート
1位カムコーンホテル隣の両替所82万0000キープ
2位タラート・サオショッピングモール近くの両替所81万5000キープ
2位タラート・サオショッピングモールの貴金属店81万5000キープ
4位タラート・サオショッピングモールの両替所80万4000キープ
5位メコン川すぐ近くの両替所80万3100キープ
6位Shopping Mall 2にある両替所80万0000キープ
6位ビエンチャンプラザホテル近くの両替所80万0000キープ
8位チャオ・アヌウォン公園近くの両替所79万.6300キープ
8位LDB ATM兼両替所79万.6300キープ
8位ナンプ広場近くの両替所79万6300キープ
11位Sacom銀行79万4200キープ
12位ビエンチャンセンター内にある銀行79万0000キープ
13位ワッタイ国際空港ST銀行の両替所78万6800キープ
13位タラート・サオショッピングモール奥にある銀行78万6800キープ
15位ワッタイ国際空港Phongsavanh銀行78万5500キープ

 

コメント