コートヤード・バイ・マリオットプノンペンはカンボジアの首都プノンペンにある唯一のマリオット系列のホテルです(2020年2月現在)。
この記事では管理人のまっひーが実際に泊まった経験から、ホテルの場所や概要・室内設備・朝食までを写真・動画付で解説していきます。
スタッフの対応はとても丁寧で、セキュリティもしっかりしており部屋も綺麗。朝食は華やかさはないですが、一通りの物は揃っています。
20Fのラウンジは居心地が良く、ハッピーアワーの軽食は晩御飯替わりにできるので、無料で入れるプラチナ会員の方には特におすすめです。
- コートヤード・バイ・マリオットプノンペンとは?
- コートヤード・バイ・マリオットプノンペンへのアクセス方法
- コートヤード・バイ・マリオットプノンペンのチェックイン手順とフロントロビーの様子
- コートヤード・バイ・マリオットプノンペンの客室への移動方法
- コートヤード・バイ・マリオットプノンペンの客室をYoutube動画で解説
- コートヤード・バイ・マリオットプノンペンの客室を写真つきで解説
- コートヤード・バイ・マリオットプノンペンのラウンジ
- コートヤード・バイ・マリオットプノンペンのフィットネスセンター(ジム)
- コートヤード・バイ・マリオットプノンペンのテラス・プール
- 【写真付】コートヤード・バイ・マリオットプノンペンの朝食
- コートヤード・バイ・マリオットプノンペンからプノンペン国際空港への移動時間について
- コートヤード・バイ・マリオットプノンペンの基本情報
- まとめ
コートヤード・バイ・マリオットプノンペンとは?
コートヤード・バイ・マリオットプノンペンはカンボジアの首都プノンペンにあるシティホテルです。
ホテルの特徴
- 西欧系のおしゃれなホテルとして際立っている。
- フロントやラウンジの対応が丁寧でよい。
- 食事はあまり豪華ではない。
- 20Fのラウンジは居心地が良くハッピーアワーの軽食は晩御飯替わりにできる。
- フィットネスルーム・プールが付いている。
プノンペンはまだまだ大きなビルやホテルが少なく発展途上の街。路地を一つ入ると危険な場所もあり、初めて訪れる方は不安も感じられると思います。
そんな中、コートヤード・バイ・マリオットプノンペンは街中でも大きな20Fと大きなホテルで、セキュリティもしっかりしています。
こちらがコートヤード・バイ・マリオットプノンペンの入り口です。
マリオット系列に慣れ親しんでいる私は、見知らぬ異国の地の中で、このマリオットの文字を見るだけで安心感が得られます。
シェラトンなど高級ブランド程の手厚いサービスはありませんが、フロントのスタッフは温かく迎え入れてくれ、部屋や館内の設備も整っています。
コートヤード・バイ・マリオットプノンペンへのアクセス方法
多くの方はプノンペン国際空港から向かわれると思いますので、そのアクセス方法をご紹介します。
プノンペン国際空港からはバス・電車・タクシー・トゥクトゥク・Grabの利用が可能です。
おすすめ度
- Grabタクシー
- タクシー
- Grabトゥクトゥク
- トゥクトゥク
- 電車
- バス
鉄道は最近オープンし、プノンペン市内の駅まで向かってくれますが、30分に1本程度と本数がやや少ないです。そして、そこからコートヤード・バイ・マリオットプノンペンへはさらに別の手段が必要となるため効率的とは言えません。
バスは初見だと乗るのに勇気がいると思います(私は乗り方が分かりませんでした)。
トゥクトゥクは市内までやや時間がかかってしまうことと、大きなキャリーバッグを持っていると、やや移動が大変です。そして、道中はかなり交通量が多く、車の排気ガスや埃にまみれてしまいおすすめできません。
※トゥクトゥクの様子は以下の動画をご覧ください。
残るはタクシーかGrabタクシーですが、通常のタクシーは料金をぼったくられる可能性もあるので、個人的にはGrabタクシーをおすすめします。
プノンペン国際空港に19:00に到着し、入国に手間取っていたらなんだかんだで20時を回ってしまいました。
GrabタクシーはGrabSUV、JustGrabの2種類が出てきました。
GrabSUVは大型の車ですが、やや料金が高めで35,300KHR(=約$9)。JustGrabは通常のタクシーサイズで料金は29,900KHR(=約$7)、タクシーと比較すると料金は概ね同じか少し安い程度かと思います。
市内はやや渋滞していましたが、概ね30分程度でコートヤード・バイ・マリオットプノンペンまで到着しました。
コートヤード・バイ・マリオットプノンペンのチェックイン手順とフロントロビーの様子
チェックインの流れ
コートヤード・バイ・マリオットプノンペンのチェックインは、入り口に入ってすぐ左のカウンターで行います。
カウンターで名前を伝えてパスポートを見せれば、予約状況を確認してもらえます。ちなみに、私はiPhoneのマリオットのアプリに表示される予約番号を見せています。
予約の確認が終わると、簡単な施設の説明と朝食の時間帯(6:30-10:30)、Wifiの利用方法を伝えられ、カードキーを2つ渡されます。
フロントロビーの様子
フロントロビーは広めで奥にラウンジスペースがあります。
ロビーには変わった形状の椅子が2つありました。
ラウンジスペースはこちらはプラチナ特典以上で入れるラウンジとは異なり、有料でケーキやコーヒーを提供している喫茶店のようなものです。
コートヤード・バイ・マリオットプノンペンの客室への移動方法
カードキーを受け取ったら、エレベーターで客室まで上がります。
高級ホテルのように、荷物を客室まで運んでくれるサービスはありませんが、エレベーターまで案内してくれ「旅はどうでしたか?」と親切に声をかけてくれました。
エレベーターはカードリーダーをかざし宿泊階を選ぶ形式です。1F(Gf)、1F、(実質2階。朝食会場であるレストランがあります)20Fは宿泊者であれば、誰でも入ることができます。
自分が宿泊しているフロア以外のボタンを押すと、一度は点灯しますが直ぐに消えてしまうため、入ることはできません。
こちらが実際に宿泊した16Fの廊下です。
部屋は奥にある1606号室でした。
コートヤード・バイ・マリオットプノンペンの客室をYoutube動画で解説
今回は私が実際に泊まった「エグゼクティブデラックス・プレミアムコーナー」を解説しています。
ちなみに、予約した部屋は通常のエグゼクティブデラックスでしたが、角部屋に変更してくれました。
コートヤード・バイ・マリオットプノンペンの客室を写真つきで解説
こちらが部屋の全体です。
ベッドメイキングもバッチリ。ベッド上部にある木目の模様がこれまた洒落てますね。
ベッドの適度な硬さで寝心地が良く、直ぐに寝入ってしまいました。
テーブルにはウェルカムメッセージとフルーツの盛り合わせ。フルーツはマリオット系列に泊まるとよく出てきますが、ラップで包まれていたのは今回が初めてです。細かなところに配慮が効いています。
寝室が1つだけあるレイアウトですが、意外にも細かな部分まで配慮が行き届いています。
ベッドの左右にはコンセント、USBポートがそれぞれ2口ずつありました。コンセントは日本の電源プラグでもそのまま刺すことができます。
ソファーの端は開くようになっており
中にはコンセントとUSBポートがあります。手前の机で作業をする際に便利でした。
ベッドの横にはライトがあり、通常のコンセントの他にUSB充電にも対応していました。
テレビはLG製の薄型でした。
こちらは浴室。洗面所とトイレが一体型となっており、シャワー・ユニットバスはガラス戸で区切られた奥にありました。
早速アメニティも確認
ミント味のマウスウォッシュ
ハンドクリーム
サニタリーバッグ
歯ブラシ。ちなみに2本ありました。使用するとハウスキーピング時に追加されます。
髭剃り
クシ
シャワーキャップ
刺繍道具
浴室は手前にシャワー、奥にバスユニットの構成です。
16Fに泊まっていましたが、シャワー・ユニットバス共に水の出はかなり良く、お湯も直ぐに出ました。
トイレはTOTO製。残念ながらウォシュレット機能はありませんでした。
ミネラルウォーターは洗面所に2本、室内に2本:合計で4本が置かれており、消費すると毎日4本まで補充されます。
清掃(ハウスキーピングの方法)
部屋の清掃は入り口にあるボタンを押し
こちらの箒のマークを表示させておくと清掃してくれます。
反対に、こちらのベッドのマークを表示させておくと掃除はされません。
私が泊まった際は、9時半~10時頃に係の方がやってきて部屋の呼び鈴を押し「ラウンドリーはありますか?、清掃は必要ですか?」と尋ねられました(ベッドのマークにしておくと、呼び鈴は押されません)。この時に清掃に来て欲しい時間を伝えると、その時間に掃除をしてくれます。
掃除の標準時間は大体12時~2時くらいと思われ、私が12時に部屋を出た際にハウスキーピングの方が3人一組で回っていました(女性2名、男性1名)。
なお、カンボジアではチップの習慣がありません。私はチップを置かなかったのですが、特に手抜きはされませんでした。
Wifiについて
コートヤード・バイ・マリオットプノンペンでは、パスワードなく接続できるWifiが無料で使えます。
通常のWEBページを見ている分にはスイスイ繋がるのですが、Youtubeなどの動画系サイトは時々繋がらなくなることがありました。
恐らくは、動画系のアクセスに制限をかけているか、転送料が多い通信は切れてしまうように見えました。
コートヤード・バイ・マリオットプノンペンのラウンジ
コートヤード・バイ・マリオットプノンペンのラウンジは、20Fにあります。
20Fには誰でもエレベーターで移動することができますが、ラウンジに入るためにはルームキーをかざす必要があります。
ラウンジアクセス権がない場合は、開かないと思われます。
こちらがお菓子屋飲み物が置かれたスペース
ハッピーアワー以外は少量のお菓子があるくらいでした。
ラウンジ内は広くはありませんが、
あまり利用者がいないので快適でした。
こちらの丸テーブルは集中作業席のようになっており、仕事をされる方がよく座っていました。
レーザープリンターもあり、実際に印刷されている方もいらっしゃいました。
17:30-19:30のハッピーアワーになると、軽食が準備されます。
軽食と言いつつも種類は豊富で味も良く、朝食で出てこなかったチキンやピザもありました。
フルーツやチーズなどお酒のつまみになるものもたくさん。
冷蔵庫には果物とケーキ、缶ジュースがありました。ソーダ水もありますので、糖質制限中の私にはありがたかったです。
17:30になると欧米系の人を中心に10人くらいのお客さんが来ていました。
皆さん、ラウンジを上手に使う術を理解されていますね。
コートヤード・バイ・マリオットプノンペンのフィットネスセンター(ジム)
コートヤード・バイ・マリオットプノンペンのフィットネスセンター(ジム)は、20Fにあります。
20Fには誰でも入ることが出来ますが、フィットネスセンターの入り口はカードキーをかざしてロックを解除する形式になっています。
こちらがフィットネスセンターの内部です。
フリーウェイトは無く、一応スクワットなどが出来るマシンが1つありますが、扱いづらかったです。
まともに使えそうなマシンはランニングマシンくらいで、フィットネスセンターに来る方はほぼランニングしかしていませんでした。
ただ、ダンベルは2~20kgまで幅広い重さのものがあり、品質の良い良いベンチが2台置かれていました。結構値段がすると思われます。
実際に使ってみましたが、ダンベルトレーニングはしっかりできました。ライザップに通っている私はライザップ製のプロテインを持っていき、チビチビと飲んでいました。
コートヤード・バイ・マリオットプノンペンのテラス・プール
コートヤード・バイ・マリオットプノンペンの20Fにはウッドデッキのようなテラスがあり、横にはプールも付いています。
日中にグダグダと過ごすには最適なプール。20Fという高さなので、夜もプノンペンの夜景が見渡せます。
夜になると、ビアガーデンのようになるので、皆さん集まってきていました。
【写真付】コートヤード・バイ・マリオットプノンペンの朝食
コートヤード・バイ・マリオットプノンペンは予約時に朝食付の宿泊コースを選んでいた場合は、2F(エレベーターの表記上は1F。1FはG:Grand Flore)のレストランフロアでビュッフェを楽しむことができます。
また、ラウンジアクセス付きのコース、マリオットプラチナ会員以上の場合は、20Fのラウンジでも朝食を頂けます。
特に朝食券のようなものはなく、いずれのかのフロアに直接行き、部屋番号を伝えればOKです。
両方選べる場合は、2Fのレストランにした方が良いです。20Fのラウンジは食事の種類が少ないです。
私は2F、20F両方で食事を頂きましたので、それぞれについて解説します。
2Fのレストラン
こちらが2Fの「THE MEKONG」。エレベーターを降りると直ぐに会場となっています。
係の方がテーブルに案内してくれますので、後は自由に食事を取っていきます。
パンは食パン、マフィン、クロワッサン、菓子パンなど10種類以上
コーンフレークも種類が豊富
ヨーグルトも味付きのものからプレーンまで豊富
フルーツはバナナ、リンゴ、梨、スイカ、マンゴーなど
サラダバーでは色々な野菜を取り分けることができます。
こちらはホットミール系
肉類はソーセージ、ベーコンなど加工食品が多く、元の素材から調理したものはありませんでした。これが残念
ハムとサラミ、チーズなども種類が多かったです。
名前を忘れましたが、カレー饅のようなものも。これは美味しかったです。
エッグステーションではオムレツや目玉焼きをオーダーできます。
チーズオムレツをお願いしてみました。見た目はさておき、味は良かったです。
20Fのラウンジ
こちらが20Fのラウンジ。朝食の際もラウンジ入り口Deカードキーをかざして入ります。
パンの種類はそこそこ豊富でした。
野菜やチーズ類はまだマシですが…
ホットミール類がちょっと寂しくなりました。
エッグステーションは無い代わりに、スクランブルエッグが追加されています。個人的には、目の前で作ってくれるものの方が好きなので、ちょっと物足りない…
こちらはスープです。
以上がラウンジの朝食です。2Fに比べるとちょっと勿体ないかなぁ…、と思いました。
実際、チェックイン時に「どちらの食堂がおすすめですか?」と聞いたら「2Fですね。食事の種類が多いので…」とスタッフさん自ら言ってましたので、やはり2Fで食べる方が良いでしょう。
8時に行って他のお客さんは1名のみ。スタッフも1名だけでした。
ただ、スタッフはとても親切で配慮が聞いていました。20代半ばのややレベルの高いスタッフと思われます。
コートヤード・バイ・マリオットプノンペンからプノンペン国際空港への移動時間について
コートヤード・バイ・マリオットプノンペンからプノンペン国際空港へは、タクシーかGrabタクシーを利用して戻ると良いでしょう。
早朝の空いている時間帯であれば15分、日中で混雑している時間帯でも30分あれば到着します。
私は6:10発のバンコクエアウェイズの便に乗るため、3:30に起床、3:45にチェックアウトしました。
コートヤード・バイ・マリオットプノンペンは夜中~早朝でもフロントに1名はスタッフがいるので、問題なく手続きが済みました。
早朝(というよりは真夜中?)の3:45でもコートヤード・バイ・マリオットプノンペン周辺には5台のGrabタクシーが見つかり、手配すると直ぐに到着
到着予定時間は30分でしたが、道路が空いていたので実際は15分もかからず、4:00に到着しました。
バンコクエアウェイズのチェックインカウンターのオープンは出発の1時間半前(4:45)だったため、しばらく待つことになりました。
コートヤード・バイ・マリオットプノンペンの基本情報
ホテル名 | コートヤード・バイ・マリオットプノンペン(Courtyard by Marriott Phnom Penh) |
住所 | No 115 Street 214 at Corner Street 63, Sangkat Boeng Raing, Khan Daun Penh |
まとめ
プノンペン唯一のマリオットホテル:コートヤード・バイ・マリオットプノンペン
高級ホテルではありませんが、それに次ぐ設備・サービス内容を備えており、スタッフの皆さんも親切な温かみのあるホテルでした。
ラウンジの居心地とハッピーアワーの軽食の品ぞろえが良いので、アクセス付きの予約コースかプラチナ会員以上の資格を持っている方には特におすすめです。
一方で、食事のバリエーションが乏しく、料金もそれほど安くないことがマイナス点でした。プノンペンにはもっと良い条件で安く済むホテルも探せばあるとは思いますので、食事やお値段にこだわる方は他も並行して検討しても良いでしょう。
とはいえ、マリオットファンでプラチナ資格も持っていた私は十二分にサービスを享受することができました。
私以外の日本人も多く宿泊されており安心感もありますので、皆さまもプノンペンにお越しの際はぜひご利用を検討いただければと思います。