モスクワリッツカールトンはロシアのモスクワに2014年にオープンしたリッツカールトン系列のホテルです。
言わずもがなの世界トップクラスの高級ホテルですが、この記事では管理人のまっひーが実際に泊まった経験から、ホテルの場所や概要・室内設備・朝食までを写真・動画付で解説していきます。

【結論】
便利な場所にあり品格高いホテルで室内の綺麗さは申し分ないです。宿泊代は高いのでコスパを考えると微妙ですが、ロシアの高級ホテルに泊まってみたい!、という方にはとてもおすすめです。
モスクワリッツカールトンとは?
モスクワリッツカールトンはロシアの首都モスクワにあるシティホテルです。
ホテルの特徴
- 赤の広場の間近くにあり観光に便利
- 格式高い雰囲気で部屋も広く超豪華
- 広さは思ったほどではない
モスクワの中心にあり観光スポットも近く便利。そして、特質すべきはやはり部屋の豪華さにあります。
こちらが私が泊まった部屋
「一体全体どこの王室ですか?」と問いかけたくなるような豪華なソファー
そして、何処かのバーに行ったかのような立派な室内ワインバー
お酒が飲めない人用にはバリスタで暖かいコーヒーもご提供
お子様向けにはお菓子はあるわで、とにかく贅沢仕様!
部屋に入った時に思わず叫んでしまった私まっひー。いやー、人生初のリッツカールトンでしたが、本当に凄かったです。
モスクワリッツカールトンへの行き方
ドモジェドモ空港経由でモスクワに着いた方は、以下の2通りの行き方があります。
- 電車(アエロエクスプレス)+タクシー:約2000円
- タクシーのみ:約4500円
電車(エアロライン)でパヴェレツキー駅まで行き、そこからタクシーでモスクワリッツカールトンへと移動する。または、ドモジェドモ空港でタクシーに乗ってそのままモスクワリッツカールトンに向かうか、の2通りの行き方があります。
値段の比較
電車(アエロエクスプレス):500ルーブル(約900円)
タクシー:2500ルーブル(約4500円)
電車(アエロエクスプレス)+タクシー
ドモジェドモ空港を降りて少し歩くと電車(アエロエクスプレス)の駅があります。そこから、アエロエクスプレスという電車に乗ると約45分でパヴェレツキー駅に到着します。
パヴェレツキー駅からモスクワリッツカールトンにはさらに10km程度移動する必要があります。
この間は、地下鉄かタクシーを利用することになりますが、初見だと地下鉄の場所や乗り方が分からないと思いますので、駅からリッツカールトンへはタクシーを利用した方が良いでしょう。

私は「何だかんだで歩いて行けるのでは?」と思い少し歩いてみましたが途中で断念しました。
地図で見ると近く感じますが、想像以上に遠いので絶対に地下鉄かタクシーに乗りましょう。
電車(アエロエクスプレス)の料金は500ルーブル(約900円)ですが、タクシー代がさらに1000円程度かかりますので、合計2000円~程度は見ておくと良いでしょう。
タクシーからの道中は綺麗なモスクワの街並みを見ることができます。
タクシーのみで行く場合
タクシーは空港前に停まっている白タクシーに乗るとぼったくられますが、空港内で手配してもらった場合は大よそ2500ルーブル(約4500円)になります。
ただ、Yandexタクシーが使える方は、半額の2000~2500円程度まで下げることができます。
モスクワリッツカールトンのチェックイン手順とフロントロビーの様子
チェックインの流れ
リッツカールトンに着くと、入口のセキュリティゲートを通って中に入ります。
なお、ロシアのタクシーはたまにクレジットカード決済の機械を積んでいないことがあります。その場合にクレジット支払いをしたい場合は、リッツカールトンを入って左手にあるカウンターでカード支払いを済ませることができました。
対応カードはマスターカードとVISAカードだけで、アメックスは使えませんでした。
ホテルの右手に受付がありますので、そこで予約している旨を伝えます。
受付のスタッフさんは流暢な英語が話せますが、日本語は話せません。
ただ、
- 予約している名前
- パスポートの提示
- クレジットカードの提示(デポジット用)
ができれば事足りますので、英語が苦手でも特に気にする必要はありません。
私が行った際はビシっとしたスーツで異様に愛想の良い若いロシア人男性が応対をしてくれました。リッツカールトンに限らずですが、モスクワのホテルの受付は若くてしっかりした方が多い印象がありました。
フロントロビーの様子
フロントロビーには多数のテーブル・椅子が配置されています。
モスクワリッツカールトンはあまり広くは無いのですが、その割にはスタッフの行き来が激しく、人の出入りもあるため、あまり落ち着いた雰囲気ではありませんでした。
なお、リッツカールトンモスクワはマリオットプラチナ会員であっても通常の部屋ではレイトチェックアウトが使えないため、12時には出る様に言われます(部屋に居ると、スタッフが直接確認しに来ました)。
私は早く追い出されて手持無沙汰だったため、フロントのソファーでのんびりしていました。
モスクワリッツカールトンの客室をYoutube動画で解説
モスクワリッツカールトンの客室を写真つきで解説
モスクワリッツカールトンは部屋のタイプが幾つかあります。いずれの値段がぶち抜けて高いですが、曜日によって結構変動します。
今回は私まっひーが実際に泊まった部屋を動画・文章の両方で解説していますので、併せてご覧いただけますと幸いです。
室内の様子を写真・文章で解説
こちらが部屋に入った際の写真です。奥に進むと…
おおおお!、何と言う豪華な部屋
一人で来たんですけど、正直勿体ないです…
テレビのモニターでは映像が流れていますが「Welcome Mr Seiji」とメッセージが表示されていました。
ん?、部屋の奥になにやらあるぞ…
おお、バースペースじゃないですか。しかも、かつて見たことないくらい豪華!
格式高いバーのようなラインナップに思わず足がたじろぎました。
ミニバーの下にはこちらが冷蔵庫ブース
中にはまたまた大量のアルコールと、ソフトドリンクやレッドブル。マリオット系列はどこでも置いてますね。
クローゼットの中は十分な数のハンガーと、バスローブが1つ、そしてスリッパが2つ
セキュリティボックスももちろん完備
クリーニングの袋はビニールではなく、モスクワリッツカールトン専用の布袋でした。
こちらは寝室
寝室から直接洗面所・バスルームへと続いています。こちらにもバスローブが掛けてありました。
こちらが洗面台。ベッドもそうでしたけど、左右対称の装飾が多いですね。
こちらが湯船
置かれているアメニティも近隣のマリオット系列と比べて豪華です。
なお、モスクワリッツカールトンには歯ブラシが置かれていましたが、他の系列ホテルではアメニティとして置かれていないことが多かったです。
こちらがゴミ箱
そして体重計
室温は入口にあるエアコンの装置で調整できるようになっています。
窓から外の様子も見えますが…
シティビューの部屋ではなかったので中庭しか見えませんでした。ちょっと残念な景色…
その後、両替をしに街中で出て戻ってくると、いつの間にかフルーツが置かれていました。
この時、スーツケースを全開にして出かけていたのですが、何も取られていませんでした。さすがはリッツカールトン、素行の良さが違う!
なお、リッツカールトンの従業員の素行の良さはハウスキーピングの際にも現れていました。
とりあえず、何もメッセージを書かずにお金だけを置いて部屋を出たのですが、戻ってくると部屋は綺麗になっていますが、お金はそのまま置かれていました。
「ひょっとすると置き忘れてしまったのかも知れない」と察して取らなかった可能性があります。
(もしかすると、私がケチって少額のお金しか置かなかったので、呆れて取らなかった可能性もありますが…)
【写真付】モスクワリッツカールトンの朝食
モスクワリッツカールトンは予約時に朝食付の宿泊コースを選んでいた場合は、AM6:00~AM10:00の間に最上階にあるO2 Loungeで朝食ビュッフェを楽しむことができます。
また、今回は行きませんでしたが通常のフロアでも朝食が提供されています。そちらの方が品ぞろえは多いです。
エレベーターで朝食階へと上がります。
特に朝食券のようなものはなく、朝食が付いている宿泊コースを選んでいればビュッフェの受付で部屋番号を伝えれば、自由に席を選んで座れます。
吹き抜けの解放感のあるフロアですが、肝心の料理は割と簡素です。
種類も少なく味もそれほど…
その割には朝食を付けると宿泊代がかなり上がりますので、通常フロアで食べた方が楽しめると思いました。
ただ、O2 Loungeの醍醐味は「食事をしながら見れる外の風景」にありました。
フロアはガラスの天井で覆われていますが、晴れた日は暖かい日光が差し込んできます。
ドアを開けるとテラスへと出ることができますが
そこからモスクワの街並みが一望できます。
赤の広場の方まで良く見えます。
このような綺麗な景色が見えるのはモスクワリッツカールトンならではと言えます。これを目当てに朝食を付けるのはアリですね。
※テラスの様子は以下の動画からご覧になれます。
糖質制限中の私の食事はこれくらい。これでも、パン以外は大体取ったのですが…。やっぱり少し味気ないですね^^;
綺麗な景色を楽しんだ後、レストランを後にしました。
モスクワリッツカールトンの悪いところ
お部屋の豪華さは申し分なかったモスクワリッツカールトンですが、デメリットも幾つかありました。
モスクワリッツカールトンのデメリット
- マリオットプラチナ会員でも朝食が無料にならない
- マリオットプラチナ会員でも通常宿泊コースではラウンジが使えない
- マリオットプラチナ会員でもレイトチェックアウトができない
これはモスクワリッツカールトン固有の話ではなく「リッツカールトンブランド」全般でこのようになっていると思いますが、マリオットプラチナ会員の得点がほとんど付いてこない点も残念でした。
とりわけ、ラウンジのレベルは高いと聞いていたので、見れなかったことが悔やまれました。もちろん、ラウンジが使える高い宿泊コースを選べば使うことができたと思うのですが、ただでさえ高いのでそこまでやる気にはなりませんでした。
個人的には、記念に1回泊まれば十分かな、と思いました。すぐ近くにはマリオットプラチナ会員でラウンジが使え、朝食も豪華なモスクワ・マリオット・ローヤル・オーロラホテルがあるので、次回以降はそちらに泊まろうと思いました。
もちろん、お財布に余裕のある方には全く問題のない話ですが、私のようなプラチナ会員資格を活かして色々と付加サービスを受けたい人にはちょっと合わないと思いました。
総合評価:おすすめ度★★★☆☆(星3つ)
ロシア連邦の首都モスクワの中心にある有名シティホテル:モスクワリッツカールトン
超豪華なお部屋でスタッフの応対も良く、「さすがはリッツカールトン」と言えるきめ細やかなお持て成しが特に素晴らしかったです。
室内のディスプレイに宿泊者の名前が表示される、床のカーペットが曜日によって別のものに変わる、アメニティと質が良い、といったさりげない部分にも気が回っている点や、ハウスキーピングの人がお金をただ置いただけではチップとして受け取らなかった、対応などは、持て成しの精神とモスクワリッツカールトンのプライドが感じられました。
一方で、ホテル自体は期待したほど大きくは無く、マリオットプラチナ会員資格はほとんど使えない、という惜しい点も多く見られました。それでいて、値段は近くにある他のマリオット系列のホテルに比べて2倍以上するので、コスパは微妙と感じました。

私のようなできるだけ低価格で宿泊しようとする人よりは、料金をしっかりと払える上客向けですね。
万人にはおすすめし辛いホテルですが、宿泊金額の安い日に記念として一泊するには良いホテルです。
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