バンコクでタイバーツへの両替ならここ!空港から市内まで一挙紹介

タイ

海外旅行において最も重要かつ大きな心配事のひとつがお金のことですね。とりわけ両替については事前にしっかり知っておきたいところです。

特に、タイは経済発展に伴い日々物価が上がり続けているとはいえ、日本に比べるとまだまだ物価の低い国。少しのレート差が大きな違いになると言えます。この記事では、効率よく、お得に両替できる場所と方法についてご紹介します。

 

円からバーツへ、4つの両替方法

まず、円からバーツへの両替方法はどんなものがあるのかというと、

  1. 日本の銀行や空港で両替する
  2. タイの空港で両替する
  3. タイの街中の両替所で両替する
  4. タイのATMからクレジットカードで引き出す(キャッシング)

上記の4つが主な方法になります。

今回の記事では、「現金を両替所で現地通貨に両替する」ことについて解説していきます。現金から現金への両替は、現地通貨を手にする最も単純かつ基本的な方法だからです。

先ほど4番目に挙げた「タイのATMからカードで引き出す(キャッシング)」という方法は、一見手軽で人気の方法ではありますが、クレジットカードの選び方から利用方法、デメリットまで、両替所での両替とは全く別の準備や注意が必要になります。もちろんクレジットカードも使えるようにしておくと良いですが、今回はその詳細については割愛します

では、ひとつずつ見ていきましょう。

 

日本の銀行や空港で両替する

まずは日本での両替ですが、結論から言うと、両替の方法としてはあまりおすすめできません。

日本でタイバーツに両替できる場所には銀行、空港、外貨両替専門店、一部の金券ショップなどがありますが、総じてレートが良くない上に、高い手数料が発生することもあります。また、書類に書き込まなければならない項目が多い等、手続きも面倒です。

もちろんタイへ入る時点でバーツを持っていないことを不安に思う方もいらっしゃるでしょうし、安心のために最低限の額を日本で替えていくのもアリです。
ですが、そもそも飛行機を降りてからタイに入国手続きを済ますまでの短い時間にどうしてもお金を使わないといけないケースは稀です。乗り換えまでの待ち時間に買い物をしたい場合などは、入国前のエリアであれば日本円やドルが使える店もありますし(円やドルで支払った場合もお釣りはタイバーツになることが多いです。店舗によるのでお店で直接尋ねてみてください。)カードで支払っても良いでしょう。

基本的にはタイへの入国手続きを済ませてから両替することをおすすめします。

日本国内の両替レートが確認できるサイト

 

タイの空港で両替する

次に、タイの空港での両替について見ていきましょう。入国手続きを済ませて到着ロビーへ出たら、いち早くタイバーツを手に入れたいですよね。市街地へ出るにも現地通貨がなければどうしようもありません。

「空港の両替所はレートがよくないので最低限の金額を両替するに留めた方がいい」

というのもよく聞く話ではありますが、実際のところ、バンコクの空港ではそう言い切れなかったりもします。
「タイの空港の両替所はレートが良くない」というのは事実です。そして空港内の両替所は協定により一律のレートに統一されているため、どの店で両替しても同じ金額になります。

ただ、「空港エリア内ではあるが空港管轄ではない場所」があり、そこでは話が違ってきます。

スワンナプーム空港、ドンムアン空港、どちらの空港にも、空港内の一般両替所よりも一段お得なレートで両替できるエリアがあるのです。

それぞれの空港において、協定レートよりお得に両替できるという「空港管轄ではない場所にある両替所」について見ていきましょう。

スワンナプーム空港での両替は【地下階】で

スワンナプーム空港の到着ロビーは2階。入国審査を終え、荷物を受け取ってロビーへ出ると、目の前に銀行のカウンターがずらりと並んでいます。

どの銀行も一律レートで、あまり良いレートとは言えません。

レートの良い両替所は地下階にあります。エレベーターで一気に地下まで降りてしまいましょう。
2階フロアには4つのエレベーターが並んでいます。このうち真ん中2つのエレベーターで地下1階へ降りてください。降りたらすぐ隣に「エアポートレールリンク」という市内直結の電車の駅があります。駅との連結部分には「Express Line」と書かれた赤い大きな柱と「City Line」と書かれた青い大きな柱があり、緩い坂で駅へとつながっています。

この赤い柱のある側(ちょうど「ChaTra Mue」というタイティーの店とセブンイレブンの正面にあたります)を駅の方へ進むと、電車の券売機の裏手に当たる場所に「Exchange Zone」という両替所が何軒も集まったエリアがあります。

この「Exchange Zone」がスワンナプーム空港で高レートで両替ができる場所です。


ここにある店舗はカシコン銀行、クルンタイ銀行、スーパーリッチ、スーパーリッチ・タイランド、ハッピーリッチ、ハッピーリッチ・プラス、トゥエルブ・ビクトリーです。

以前はこれらの両替所は、どこも少しずつレートが違い、一番いいレートの店を選ぶ必要がありましたが、現在(2019年10月)は一番手前にあるカシコン銀行、クルンタイ銀行を除く全店舗がこのエリア独自の一律レートになっています。つまり、どの店で替えても同じです。
筆者が確認した日は、1万円=2780バーツでした。

この日の空港内(到着ロビー)のレートは1万円=2557バーツだったので、その差は223バーツ(約800円)。おおよそ屋台での食事3品分、レストランでの食事なら1品分、またはドミトリーに1泊できるくらいの額です。5万円両替すれば4000円の差になりますから、決して侮れないレート差ですね。

また店によってレートが違ってくることもあるかもしれませんが、現在のまま一律レートであれば空いている店でサッと替えてしまいましょう。市内の優良両替所のレートに匹敵するレートが出るエリアなので、旅行で使う分をまとめて替えてしまっても良いくらいです。

気をつけたいのは、同じ地下階でも、エレベーターのすぐ隣にある両替所は「空港内エリア」であり、2階と同じ協定レートになっているということです。
・赤い柱を目印に、必ず駅側へ入り「空港外」であるExchange Zoneにて両替をしてください。
営業時間外に空港へ到着した場合は、2階到着ロビーで両替してしまいましょう。この場合は、最低限の金額だけを両替し、あとで市内の優良両替所にてまとめて両替することにしても良いですね。
スワンナプーム空港「Exchange Zone」
スワンナプーム空港 地下階(BFL)
月〜日 5:00 – 24:00
定休日なし
スワンナプーム空港での両替まとめ
・地下階の両替エリア「Exchange Zone」での両替がおトク!
・市内の優良両替所に見劣りしないレートでの両替が可能なので、当面必要な額をまとめて両替してしまっても大丈夫。

ドンムアン空港での両替は【1階北側】で

国際線、国内線ともにLCCの発着を中心とするドンムアン空港。最近は日本への就航もどんどん増え、この空港を利用するという方も多いでしょう。ドンムアン空港も、スワンナプーム空港と同様、空港内の協定によりレートは一律です。

ですが、ここにも「空港外」とみなされるエリアがあり、より良いレートでの両替が可能になっています。

その「空港外」エリアは1階にあります。空港の北側に隣接する、銀行が集まる場所です。ただ、一般の両替店ではなく銀行なので、スワンナプームで紹介したエリアほど良いレートが出るわけではありません。

筆者が確認に行った日は空港内のレートが1万円=2620バーツ。

隣接する銀行のレートがカシコン銀行2730バーツ、バンコク銀行2724バーツ、クルンタイ銀行2730バーツでした。それぞれ、1万円の両替で空港内レートと100バーツ(約360円)ほどの差がありますが、これを高いと見るか、低いと見るか…。レートは日々変わるので、もっと大きな差になる日も、もっと僅差になる日もあります。

国際線の到着ロビーからすぐの場所なので、どちらにせよ確認に行ってみる価値はあるでしょう。
ちなみに、ドンムアン空港での両替に関する記事で「ターミナル2(国内線)の4階にある銀行で両替するとレートが良い」という情報をよく見かけますが、2019年10月の時点で確認したところ、4階のこのエリア全ての銀行で両替サービスの取り扱いを行なっていませんでした。

空港内の一律レートより良いレートで両替ができるのは、1階北側エリアのみということです。迷わずそちらに向かいましょう。

ドンムアン空港は南北に長く、北側のターミナル1が国際線、南側のターミナル2が国内線です。2つのターミナルの間には連絡通路があります。到着フロアは1階です。国際線で到着した方は、そのまま右手(北側)へ進んでください。(国内線で到着した方も同じ方向ですが、連絡通路を通って、国際線エリアを通り過ぎて…と少し距離があります。)北の端の出口は1番出口ですが、1番出口とは反対側にある団体客用の通路から建物の外へ出てください。

すぐ右手に水色の銀行店舗が見えます。これがクルンタイ銀行です。そこに並ぶ形でバンコク銀行(深い青)、カシコン銀行(緑)があります。

クルンタイ銀行にはレートを表示するモニターがありますが、バンコク銀行、カシコン銀行では行員の方に直接レートを聞いてください。レートを確認した上で、両替する意思がなければそのように伝え、建物から出ても大丈夫です。

・気をつけたいのは、ここの3店舗は両替所ではなく銀行の支店だということ。土日祝日は閉まっていますし、営業時間も朝8時半から15時半と短いです。
・それ以外の時間に到着する人は、空港内の両替所でさしあたって必要な分だけ両替し、あとは市内の優良両替所(レートの良い両替所)で替えると良いでしょう。


ただ、宿泊先の近くや出先にレートの良い両替所があるとは限りませんし、何度も両替所に出向く手間やそのための交通費もかかります。少しの差額は気にしないということであれば、空港でまとめて両替してしまうのもアリでしょう。

ドンムアン空港での両替まとめ
・空港1階北側に隣接する銀行が、空港内よりも良いレートで両替できる!
・銀行の営業時間外に到着する方は、最低限の額だけを空港内で両替し、後は市内の優良両替所でまとめて両替するのがおトク!

 

空港から市内へ向かう前に…

さて、ここまでに2つの空港での両替について説明しましたが、市内へ向かう前に、やっておきたいことがあります。それは、手元のバーツを確認し、大きなお札を崩しておくことです。

タイのお金について

タイのお金には1000、500、100、50、20バーツ、5種類のお札と、10バーツ、5バーツ、2バーツ、1バーツ、50サタン、25サタンの6種類のコインがあります。サタンというのはバーツの1つ下の桁で、100サタン=1バーツです。


使う際に気をつけないといけないのは1000バーツ札と50サタン、25サタンです。
まず、1000バーツ札地元の食堂、屋台、各種タクシーなど、小さい額を扱う店や人にとってはあまり受け取りたくない高額紙幣です。(タクシーだと500バーツ札でも細かいお金が無いということで、お釣を返してくれないケースもあるほどです。)また、良いサービスを受けてチップを渡したくても高額紙幣しか手元に無く、チップが渡せないというのも避けたいパターンです。

つまり、空港で両替をしたあとに

  1. 20バーツ札、50バーツ札が混ざっているか確認すること
  2. 受け取った1000バーツ札のうち数枚をその場で100バーツ札に交換してもらうこと
  3. 空港内のコンビニなどでちょっとしたものを買って、手元の細かいお金(特に20バーツ札)を増やしておくこと

この3点を押さえて、細かいお札や小銭を確保するようにしてください。タクシー、バス、電車、どれで市内へ向かうのであれ、さっそく細かいお金が活躍するでしょう。これはタイでの旅行全体を通して言えることでもあります。

財布に常に20バーツ札がある状態にしておくと安心です。

また、50、25サタンスーパーマーケットやコンビニなどでしか使えません。

そもそもコンビニやスーパーの商品でしかサタン単位の値段がついた商品を見かけませんし、例えば屋台や小さな商店で1バーツを50サタン2枚で払おうとしても受け取ってもらえない場合がほとんどです。

財布の中にサタンがあるときは、積極的にコンビニでの支払いに使うようにしましょう。

 

市内の優良両替所で両替してみよう

観光大国であるタイの首都バンコク。中心部であれば至るところに両替所があるので、両替ができなくて困るという目に遭うことはあまりないでしょう。

ですが、その中でも「優良両替所」と呼ばれるレート良い両替所がいくつかあり、それ以外の両替所で両替するのに比べてかなりお得に両替できてしまいます。宿泊先の近くや、出先にこの優良両替所があるようであれば、必要な分をまとめてその店で両替すると何食分もの食費が浮くほどの差になることもあります。

ここからは、バンコク市内の「優良両替所」をエリア別に紹介していきます。

スクンビットエリア

ワス・エクスジェンジ(VASU EXCHANGE)

高架鉄道BTSと地下鉄MRTが交差するアソークを中心にオフィスビルや大型商業施設が集まるスクンビットエリア。BTSスクンビット線沿線には在住日本人が数多く住むプロンポンもあり、日本人には馴染みの深いエリアです。

このエリアでお得に両替できるのが、BTSスクンビット線ナナ駅のすぐ隣にあるワス・エクスジェンジ。ナナ駅の1番出口と3番出口のちょうど間あたりにあるので迷うことなくすぐに見つけられるでしょう。

スクンビットエリアではなくても、BTSスクンビット線沿線に宿がある方にはとても便利な場所です。

日本語を話せるスタッフさんもいるため言葉に不安がある方も安心して利用できますが、18時にはシャッターが閉まってしまうので、時間に余裕を持って行くことをおすすめします。
最寄駅 BTSナナ(Nana)駅
月〜金 9:00-18:00
土 9:00-18:00
日曜定休

最新レートが確認できる公式ページ

サイアムエリア

サイアム・エクスチェンジ(SIAM EXCHANGE)

巨大ショッピングモールが密集するサイアム。バンコクで買い物をするなら外せないエリアです。両替所の場所もぜひ押さえておきたいですね。

サイアムエリアの優良両替所として有名なのがサイアム・エクスジェンジです。

ラーマ1世通りとパヤータイ通りが交わる巨大交差点、パトゥムワン交差点の北南角にバンコク芸術文化センター(BACC Bangkok Art & Culture Center)があります。その横をそのまま北に進むとすぐに青い壁の建物、「CHANGE」と書かれた看板が見えます。それがサイアム・エクスチェンジです。「バンコク芸術文化センター(BACC)の北隣」と覚えておくと良いでしょう。


最寄駅はBTSナショナルスタジアム駅ですが、同じくBTSのサイアム駅からでも歩けます。ただ、サイアム駅で降りた場合、そのまま駅直結の巨大ショッピングモールに吸い込まれてしまわないように気をつけて。「涼しい建物を通り抜けた方が快適にたどり着けるだろう」と思ってしまいますが、慣れた人でないと思い通りに建物を抜けることはできません。暑くても地道に外の道を歩くことをお勧めします。(ナショナルスタジアム駅から歩く方が断然分かりやすいです。)

最寄駅 BTSナショナルスタジアム(National Stadium)駅
月〜金 9:30 – 18:30
土 9:30 – 15:30
日曜定休

最新レートが確認できる公式サイト

シーロムエリア

タニヤ・スピリット(Thaniya Spirit)
バリュープラス(Value Plus)
ザ・リッチー・マネー・エクスチェンジ(The richy money exchange)

シーロムはオフィス街、また人気のナイトスポットが集まる地域としても有名です。このエリアで有名な優良両替所はBTSサラデーン駅にあります。

サラデーン駅のすぐ隣に位置する「タニヤ通り」にはタイに駐在する日本人ビジネスマンが集まる日本料理店やゴルフ用品店、カラオケクラブが所狭しと並び、毎日たくさんの日本人ビジネスマンや旅行者で賑わっています。

このタニヤ通りにあるのが「タニヤ・スピリット」「バリュープラス」という優良両替所。
「タニヤ・スピリット」は両替店の老舗として名を馳せていますが、新しく進出した「バリュープラス」も同等のレートで両替することができます。この2店舗の特徴として挙げられるのは、閉店時間が遅いこと。さすがにナイトスポットの中にあるだけあってタニヤ・スピリットは22時半、バリュープラスは23時までの営業となっています。

そして、サラデーンの駅構内にあるのがザ・リッチー・マネー・エクスチェンジ日によってはこのエリアで一番良いレートの出る両替所です。

それでは、この3店舗の行き方、詳しい店舗情報について見ていきましょう。

タニヤ・スピリット(Thaniya Spirit)


まずは優良両替所の老舗、タニヤ・スピリットから解説していきます。
BTSサラデーン駅の1番出口の階段を降り、降りて来たのと逆方向に歩くとすぐ左手に「TANIYA PLAZA」の文字が掲げられた門があります。(2019年10月現在、角にHOOTERSがあります)

門をくぐってまっすぐ行くと、ほんの15mほどで右手に白と水色2色の看板が目に入るでしょう。酒屋さんのような外観ですが、看板には日本語で「両替屋 日本円の両替できます」と書かれています。元々酒屋で、外貨両替も取り扱っているということだそうで、日本円との両替を主にしているため、レートが良いということです。店に入ると、奥に両替カウンターがあり、店員さんが案内してくれます。

最寄駅 BTSサラデーン(Sala Daeng)駅
月〜日 9:30 – 22:30
定休日なし
最新レートが確認できる公式サイト

※サイトのトップに「X One Curreny Exchange」と出ますが、タニヤ・スピリットがこの系列店に当たるためです。

バリュープラス(Value Plus)


次に、バリュープラスですが、タニヤ・スピリットからタニヤ通りをさらに100m進んだ所、タニヤ・スピリットと同じく右手にあります。「Value Plus」と白文字で書かれた、窓口ひとつの赤い小さな店です。歓楽街のど真ん中に位置するため、夕方以降は店舗の前に夜のお姉さんたちが並んで座る姿など、タイのナイトスポットらしい光景を目にするかもしれません。

最寄駅 BTSサラデーン(Sala Daeng)駅
月〜日 12:00 – 23:00
定休日なし
最新レートが確認できる公式サイト
ザ・リッチー・マネー・エクスチェンジ(The richy money exchange)


ザ・リッチー・マネー・エクスチェンジはBTSサラデーン駅構内の1番出口の手前にあります。オレンジ色で目立つのですぐに見つかるでしょう。
掲げられたレートのモニターに「HAPPY RICH EXCHANGE」と書かれています。つまり、このザ・リッチー・マネー・エクスチェンジはスワンナプーム空港にもある「ハッピーリッチ」の支店にあたります

これまで紹介してきた両替所と違い、ハッピーリッチでは公式サイトでレートを公開していません。詳しいレートを知るためには、スマホアプリをダウンロードする必要があります。アプリ内で氏名、Eメールアドレス、電話番号、住所を入力すると会員としてスワンナプーム空港、サラデーン駅、各支店のレートを見ることができるようになります。

最寄駅 BTSサラデーン(Sala Daeng)駅
月〜金 9:00 – 21:00
日 10:00 – 21:00
定休日なし
最新レートが確認できるアプリはhappyrichで検索

筆者がこのシーロムエリアの3店舗を訪れた際は、タニヤ・スピリットバリュープラスはどちらも同じ1万円=2800バーツでした。ザ・リッチー・マネー・エクスチェンジ1万円=2793円でしたが、日によってはこの差が逆転する場合もあります。

同日のドンムアン空港内1万円=2617バーツ約180バーツ(約650円)差になりますね。

このエリアに宿泊する、または遊びに来る予定がある方は、こちらでまとまった額を両替するとかなりお得です。

市内の優良両替所での両替まとめ

今回、スクンビット、サイアム、シーロム、3つのエリアで合計5ヶ所の優良両替所をご紹介しました。これらの店舗に共通するのはレートが良いということだけではなく「BTSの駅のすぐそばにある」ということです。

バンコクを旅するうえで、駅の近くで両替できるということは旅の充実度を上げる大きなポイントとなります。市内の主要地を通り、バンコクの深刻な交通渋滞に巻きこまれることもないBTSは、土地勘の無い旅行者にとって最も便利な交通手段と言っても良いでしょう。

前述のように、バンコクはどこに行っても両替所がありますが、タイ在住日本人や日本人旅行者が集まるこの3つのエリアで、BTSから迷うことなくすぐにたどり着けるという条件を兼ね備えたこの5つの優良両替所をぜひ覚えておいてください。

※プラトゥーナムというエリアに、優良両替所として有名な「スーパーリッチ」系列の店舗が集まっている場所がありますが、プラトゥーナムが各種鉄道の沿線では無いこと、空港(スワンナプームのみですが)にも系列店が数店舗入っているという理由で、今回は紹介を省きます。

 

レートはこうやって確認しよう

さて、ここまで、空港や市内でお得に両替できる両替店についてご紹介してきました。各レートについて、「1万円=○バーツ」と記してきましたが、このレートを確認する方法について少し触れたいと思います。

一部の銀行を除いて、ほとんどの両替所でその日の最新レートを表示したモニターを設置しています。基本的に画面の左から国名、Buy、Sell、と並んでいます。(まれにBuyとSellが逆になっていることもあります)日本円からタイバーツへの両替であれば、日の丸と「JPY」の文字、そして「Buy」の列をチェックします。0.2800とあれば、1万円=2800バーツです。「Buy」の数字が高いほど良いレートでの両替が可能ということになります。


ちなみに、買い物中に「これ日本円でいくらくらいかな?」と思った時は「1バーツ=3.5〜3.6円」くらい(2019年10月時点)と考えると、大体の値段が分かりますよ。

 

両替する際の注意点

両替する際にはパスポートの提出が必要です。必ず持参しましょう。また、店から出る前に、ちゃんと返却されたかどうかの確認も忘れずに。
受け取った金額を必ずその場で確認しましょう。後ろに列ができていても気にせず確認すること。もし金額が違っていても、窓口から離れてしまった後ではどうにもなりません。
両替店周辺ではひったくりに注意。店に到着したらサッと店内に入ってしまいましょう。「両替店に入る人=お金を持っている人」です。入るかどうか躊躇している姿を誰かに観察されているかもしれません。

・日本を出発する時点で千円札を数枚、財布に入れておくと便利です。旅の終わり、最後に少し買い足したいけど、1万円は多すぎる…というのはよくあること。替えすぎてしまうと、日本円に戻す時にまた手数料がかかってしまいます。あらかじめ千円札を数枚用意しておけば、使いたい最小限の額での両替が可能です。

 

まとめ

タイ、バンコクでの両替について解説してきましたが、小さなレート差がタイでは大きな金額になることもあるとはいえ、両替のことばかり考えてもいられませんよね。

今回は空港2ヶ所、また市内の主要エリア5ヶ所をご紹介しました。旅のプランに合わせて、両替する場所にも目星を付けておいてください。

この記事を参考に効率良くお得に両替することで、みなさんの旅が「より充実した時間」になりますように。

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