タイに到着したらまずやるべきこととしてあげられるのが、両替してバーツ(タイの通貨)を得ること、そしてインターネットを使える状態にすることのふたつです。もしかすると、現地通貨を持っていないことよりもネットが通じないことの方が不安に感じる方もいるかもしれません。分からないこと、困ったことがあった時、すぐにネットで調べられるということは何より心強いですよね。
タイでネットを使う方法はいくつかありますが、この記事ではその中でも最も簡単な「タイの空港でSIMカードを買う」という方法を中心に、タイのインターネット事情について解説していきたいと思います。
タイでインターネットを使う方法
まずご説明しておきたいのは、「タイのインターネット事情は日本より進んでいると言って良い」ということ。
町中のカフェやレストランなど至る所にフリーWi-Fiが飛んでいるので、いざとなったらそれらを使って通信することができます。また日本のように複雑な手続きを踏まなくても、スマホの端末やSIMカードを手に入れることができます。スマホの充電が自由にできるスポットもたくさんあります。(カフェなどでコンセントの利用を店員さんに断られることはほとんど無いでしょう)なので、あまり不安に思わず、「いざとなったら近くのカフェでWi-Fiパスワードを尋ねればいい」くらいに考えてください。
タイでスマホを使ってインターネットを利用する方法はいくつかありますが、
- スマホを契約している日本の各キャリアの海外ローミングプランを使う
- 日本でポケットWi-Fiをレンタルする
- ネットでタイの旅行者用SIMを買う
- バンコクの空港でSIMを買い、店員さんにセッティングしてもらう
- バンコクの携帯ショップやコンビニでSIMを購入する
上記が主な方法になります。
結論から言うと、総合的に見て、4番目に挙げた「バンコクの空港のショップでSIMを買う」方法、これを一番オススメします。
その理由は、最も手間がかからず、選択肢が多く、値段が明確である(SIMカード購入時の金額以外一切かからない)、費用を低く抑えられるという4点です。
これらの理由について、他の方法と比較しながら少し詳しく見ていきましょう。
1.スマホを契約している日本の各キャリアの海外ローミングプランを使う
この方法の一番のメリットは、日本で契約を済ませられること、日本語で詳しく説明が受けられるということ、そして日本で使っている電話番号がそのまま使えるということでしょう。
では、金額はどうでしょう。各通信会社(キャリア)の海外ローミングプランですが、
【ドコモ】24.4MBまでは1980円/日、25MBを超えると2980円/日
【au】980円/日(24時間)
3社の中ではauが圧倒的にお得ですね。1日単位ではなく24時間という計算をしてもらえるのも魅力的です。しかし、早朝に現地に着き、深夜に現地を出発する(バンコクと日本の行き来ではこのパターンが多いでしょう)5日滞在というプランだったとしてauで4900円、他2社だと最低でもその倍以上がかかってしまいます。5つのインターネット利用方法の中でずば抜けてお金がかかる方法だと言えます。
2.日本でポケットWi-Fiをレンタルする
日本で海外用ポケットWi-Fiをレンタルする場合の料金は、1日あたり800円〜1000円ほどです。
広告では1日500円以下の値段が大きく表示されていたりしますが、ポケットWi-Fi本体の他に紛失、破損の保険に入る必要があり、結局1日1000円前後になってしまいます。SIMフリーのスマホが登場するまではスタンダードな方法でしたが、旅行中どこへ行くにもポケットWi-Fiを携帯しないといけないこと、スマホとWi-Fi2台の充電を気にしないといけないことなど、現地SIMの購入に比べ面倒なことが多いというのが現状です。
3.ネットでタイの旅行者用SIMを買う
日本できっちり準備を済ませてから旅立ちたい!という方にはこの方法もオススメです。
金額を抑えることを重視する方にも嬉しいですね。日本にいるうちにネットで購入すれば、日本語の説明書が付いてくることも安心の1つです。
つまり、タイの空港で購入するのとほぼ同じタイミングでの開始になります。この点を考えると、日本にいるうちに手に入れるメリットは「値段が安い(場合もある)」という点だけになりますね。
4.バンコクの空港でSIMを買い、店員さんにセッティングしてもらう
この方法は、はじめに触れたように一番お勧めできる方法です。
価格が安く、ネットが必要になるタイミングで利用を開始することができ、設定を全てショップの店員さんにお任せできるからです。トータルで見て、かなりメリットの高い方法だといえます。
後で詳しい金額について話しますが、大まかに言うと5日間170バーツ(約600円)から8日間299バーツ(約1000円)くらいになります。1日あたりの値段ではありません。8日使って全部で1000円です。
実際SIMを使ってネットの使用を開始したいのは早くてタイの空港からですよね?日本から買って行っても、空港で買っても、利用を開始するタイミングは同じなのです。
5.バンコクの携帯ショップやコンビニでSIMを購入する
何らかの理由で空港でSIMを買えなかった場合、またはスマホ自体をタイで購入したい場合にはオススメの方法です。ですが、到着後すぐにネットを利用することができませんので、この方法については、また後ほど改めて紹介したいと思います。
ということで、それぞれの方法に違ったメリット、デメリットがありますが、総合的に最も便利で安く抑えられる「空港でSIMを買う方法」について、詳しく見ていきましょう。
日本を出る前に確認すべき3つのこと
・SIMフリーまたはSIMロック解除後のスマホがあること
が絶対条件になります。
通信キャリアによって多少の前後がありますが、2015年5月以降に発売されたスマホであればSIMロックが解除できる仕様になっているはずです。各キャリアごとに解除の条件が違っていますので、ショップで確認し、SIMロックがかかった状態であれば必ず解除してもらいましょう。最近はネットで解除することもできるので、お持ちのスマホはどのような手続きが必要か、調べてみてください。
・データローミングをオフにすること
・機内モードに切り替えておくこと
この2つをお忘れなく。
タイに着いて電源を入れるまでにこの作業を忘れていると、電源を入れたときにSMS(ショートメール)が入ってくる、電話がかかってくる、または現地のインターネットに自動的につないでしまうなどの作動が起こり、帰国後に高額請求されてしまう可能性があります。必ず日本を発つ時、「スマホの電源を切る前に」この2つの操作を行ってください。
空港でのフリーWi-Fiの繋ぎ方
SIM購入の説明をする前に…空港でSIMを買う前にどうしてもネットが必要になることもあるでしょう。そんな時に便利なのが空港に飛んでいるフリーWi-Fi。空港でのフリーWi-Fiのつなぎ方を少し見てみましょう。
最もオススメなのはgoolgeが提供するGoogle StarionというフリーWi-Fiです。このWi-Fiはタイ国内ではバンコク以外にもチェンマイ、プーケットなど主要空港6カ所で利用できます。
空港でスマホの電源を入れ、設定→Wi-Fiと開くと下の写真のように
「Free Airport-Google WiFi by CAT」というWi-Fiが表示されますので、それを選んでください。
ネットの画面を開くと下のような画面につながります。
右上の「Start」という部分をタップすると氏名、電話番号を入力する画面が出ます。情報を入力し「Connect」ボタンを押せば完了です。
その次にオススメなのが、「AirportTrueFreeWiFi」というWi-Fiです。こちらはこのWi-Fi選択し、パスポート番号とメールアドレスを入力すればつながります。
バンコクの空港でSIMカードを買おう
さて、いよいよSIMカードの具体的な購入方法を見ていきましょう。先ほど書いたように、SIMフリー、またはSIMロックが解除されたスマホをお手元にお持ちだということが前提です。
バンコクの2つの空港、ドンムアン空港とスワンナプーム空港どちらも、入国審査を済ませ到着フロアへ出ると、SIMを売る店舗に到着した旅行者たちが並んでいるのが見えるでしょう。
各社、シンボルカラーを強く打ち出した店舗を構え、特にドンムアン空港ではショップ店員による呼び込みもあるのですぐに見つけることができます。手持ちのバーツ(タイの通貨)をお持ちでない方は先に両替をする必要がありますが、すぐに気に入ったSIMを購入できるようになっています。
タイの通信キャリア3社について
タイにはAIS(エーアイエス)、dtac(ディーテック※)、true(トゥルー)という3つの通信キャリアがあり、それぞれ数種類の旅行者用SIMを発売しています。
※日本語ではディータックと表記されますが、タイ人に説明するときはディーテックと言う方が通じやすいです
黄緑色がシンボルカラーのAISは、3社の中で最も速度が速く、通信エリアも広いと言われています。Amazonでタイの旅行者用SIMを検索すると、ベストセラー商品として出てくるのもAISのSIM、そして世界周遊に対応しているSIM 2 FlyというSIMもここの製品です。日本人に最も馴染みのあるキャリアだと言えるでしょう。AISのSIMがあれば、同社のフリーWi-Fiが飛んでいる場所では無制限につなぐことができます。ただ、全体的にSIMに付いてくる無料通話の金額が低いので、電話で話したい方は他社のSIMの方が適していると言えます。
trueは通信速度の速さが売りのキャリアです。シンボルカラーは赤。タイではセブンイレブンでもSIMを購入することができるため、在住者や長期滞在の旅行者にとって身近なキャリアとなっています。バンコクを始め大きな都市ではtrueのフリーWi-Fiが飛んでいる場所も多く、こまめに繋げばSIMの通信容量はあまり気にする必要はありません。ただ、元々の通信エリアが他2社に比べると狭いので、バンコク、チェンマイ、プーケットなどの主要都市以外の地方へ行く予定のある方は、他社のもの方が適していると言えます。
AISに次いで広い通信エリアを誇るdtac。水色がシンボルカラーです。SIMの特徴としては無料通話分の多さが挙げられるでしょう。LINEやfacebookなどのアプリを使っての通話より、電話で連絡を取りたいという方はdtacを選ぶと良いでしょう。(ものによっては無料通話が付いていないものもあるので要確認です。)年配の方とご旅行される方も無料通話が多いdtacが安心かもしれませんね。
空港にはどんなSIMが売っている?
ドンムアン空港に出ている各キャリアの看板や料金リストを例に、どんなSIMが売られているか見てみましょう。
・7日間 15GB 20バーツ分の無料通話付き 269バーツ
・7日間 2.5GB 20バーツ分の無料通話付き 219バーツ
・8日間 18GB 299バーツ
・10日間 15GB 50バーツ分の無料通話付き
・15日間 15GB クレジットなし 499バーツ
・15日間 22.5GB 50バーツ分の無料通話付き599バーツ
・30日間 32GB 50バーツ分の無料通話付き 799バーツ
・30日間 110GB 100バーツ分の無料通話付き 999バーツ
・SIM 2 Fly アジア・オーストラリア版
・SIM 2 Fly グローバル版
・15日間 23GB 50バーツ分の無料通話付き 599バーツ
・30日間 6GB 50バーツ分の無料通話付き 599バーツ
・30日間 10GB 50バーツ分の無料通話付き 849バーツ
・30日間 15GB 50バーツ分の無料通話付き 1049バーツ
・7日間 13GB 100バーツ分の無料通話付き 299バーツ
・8日間 3GB 100バーツ分の無料通話付き 299バーツ
・8日間 13GB 無料通話なし 299バーツ
・15日間 6GB 100バーツ分の無料通話付き 599バーツ
・15日間 16GB 無料通話なし 599バーツ
・30日間 101GB 無料通話なし 659バーツ
ざっと上記のような品揃えになっています。
ただ、写真を見てもらえれば分かるように、シールなどで内容が変更されているものもチラホラ見かけられます。
さて、これだけ豊富な選択肢があると、逆に選ぶのが難しくなってしまいますね。比較するべきポイントについて見ていきましょう。
SIMカードは何を基準に選べばいい?
ポイントの1つ目は、利用日数です。
滞在日数ちょうどのSIMがなければ、少し多めのものを選んでおくと安心です。どのショップでもまずは滞在日数を確認されると思いますが、日数に関わらず8日間使えるSIMをお勧めされる(店の一番のプッシュ商品になっている)ことが多いです。もっと日数が短く金額が安いものもあるはずなので、尋ねてみると良いでしょう。
2つ目は、データ通信容量。
「○GB」と表示されている部分です。意味するところは「使用量がこのラインを越えると通信スピードが落ちる」ということ。基本的に利用無制限で、書かれているバイト数を超えても通信することができます。ただ、超えると速度が落ちます。
3つ目は無料通話の金額です。
上に記載したリストでは「○バーツ分の無料通話」と書きましたが、SIMのパッケージには「○ baht call bonus」「○ baht credit」などと書かれています。通話の他にSMS(ショートメール)の送信も可能です。種類によって細かい違いはありますが、大まかに言うとAISはこの無料通話が少なめ、dtacは多めになっています。ご自身の使い方に合わせて選んでください。(電話番号はSIMカードごとに割り当てられた番号になります。日本の電話番号は使えませんのでご注意ください。)
例えばこのdtacのSIMを例に見てみると…
- 15日間利用可
- インターネット利用無制限(6GBまで最速で利用できます)
- 100バーツの無料通話またはSMS付き
- 599バーツ
というのがSIMカードの内容になります。
(599バーツという表示の上に書かれているFree 8 daysというのはこのQRコードにアクセスすると8日間の旅行保険を無料でつけることができるというキャンペーンです。SIMの内容とは関係ありません。)
1GBあると何ができる?
ここまでで、どのSIMを選べば良いかが大体分かってきたと思います。ですが、通信容量が7GBだ、15GBだと言われても一体どれくらい違うのか、ピンと来ない方も多いのではないでしょうか。何バイトでどれくらいのことができるのでしょう?
1GBでどれくらいのことができるのか見てみると…
- 一般的な動画で約2時間、youtubeの場合、画質の設定によって2時間〜3時間ほど
- 映画、ドラマなどの配信サービスをスマホアプリを使用して見た場合、3時間ほど
- LINEでビデオ通話した場合は3時間、音声通話のみの場合は33時間通話可能
- スカイプでの音声通話18時間ほど
となります。
「リゾートホテルでのんびり動画でも見て過ごしたい」という方と「とにかくアクティブに歩き回りたい」という方で選ぶべきSIMも変わってきますね。
無料通話でどれくらい話せる?
タイで電話を使うと、AISは1分1バーツ、dtacとtrueは1分0.99バーツの国内通話料がかかります。「1分1バーツ」と覚えておけば良いでしょう。
電話でやり取りしたい方は、種類にもよりますが全体的にdtacが手厚い無料通話が付いているのでオススメです。(日本で使っている番号ではなく、このSIM自体の番号を使うことになります。)
空港で買える一番安いSIMの使用感は?
実際、空港でシムを購入し、その使用感を確認してみました。
この日(2019年9月)のドンムアン空港で最安値を示していたのはdtac。「3日間 1Mbps無制限 15バーツ分の無料通話付き 170バーツ」という内容の商品です。
店員さん曰く「通信速度が遅いので売れ筋の8日間299バーツのものにした方が良い」「3日間170バーツのものはオススメしない」とのことでしたが、果たして実際どれくらいの不便があるのか確認してみようと、この最安値のSIMを購入してみました。(商品の看板を指さして指定しましたが、実際渡されたものは5日間のものでした。金額は同じ170バーツでした)
5日間使い倒しましたが…結果、画像や動画をみるときに多少遅いかな?と感じる程度で、特に不便はありませんでした。LINEでのやり取り、Grabタクシー(タイの一般車による送迎サービス)の予約、Googleマップでの位置確認なども全て問題無く使うことができました。
「ホテルにこもってのんびり動画を見て過ごしたい」「仕事の重いデータを送る必要がある」などの利用目的がある方はもっとスピードのあるものが良いでしょう。
また、パッケージ内側に印刷されたQRコードをスキャンすると、ネット上の説明書にアクセスできます。
「日本語」というところをタップすれば全ての説明が日本語で表示されます。
アクティベート(ネットをすぐ使える状態まで持っていくこと)する方法はもちろん、トップアップ(料金をチャージする)方法、残高チェックや国際電話のかけ方なども載っています。何か困ったことがあった時にも安心ですね。
空港でのSIMカード購入方法
各店舗の前にある看板などでSIMの種類を確認します。(スワンナプーム空港では店舗前の看板など分かりやすいものが見当たらないかもしれませんが、カウンターには必ずリストが置いてあり、見せてもらうことができます。)
必要な情報(滞在日数や必要なSIMはどれかなど)を店員さんが聞いてくれますので、店員さんのガイドにしたがって選んでもいいですね。
SIMの購入にはパスポートが必要です。パスポート情報の登録が済んだら、店員さんがテキパキとスマホにSIMをセットしてくれます。
また、SIMカードの入れ替え時に必要な「SIMピン」と呼ばれる銀色の小さなピンをつけてくれる店舗も多いので、あるかどうか確認しましょう。※
※空港でSIMを入れてもらう場合こちら側の作業はゼロですが、日本に戻れば元々日本で使っていたSIMを入れなおす必要があります。その時に必要になるのがこのSIMピン。
スマホのサイド側にある小さな穴をこのピンで押すとSIMカードを入れるための部品が出てきます。(Huawaiなどの一部機種ではSIMピンではなく本体後ろ側のカバーをはずします)SIMピンが無い場合は安全ピンやクリップなどで代用できます。
SIM 2 Flyってタイで使えるの?
タイ以外にも複数の国を周遊する方に人気の「SIM 2 Fly」というAISのSIMカードがあります。タイから外国へ行くためのSIMなのでタイでは使えない、いや使える、とネット上でも話題になっていますが、実際のところはどうなのでしょう。
結論から言うと、タイで使える通信容量が大変少なく設定されているため、タイが渡航先のメインである場合は他のSIMを購入した方が良いです。
アジアとオーストラリアで使える「Asia & Australia」、世界中で使える「Global」ともに 8日間のものをタイで使う場合、10日間、500MBという条件になります。他の国がメインでタイにも少しだけ立ち寄りたいという場合であればSIM 2 Flyでカバーしても良いですが、先に書いた「1GBあると何ができる?」を参考に、その半分である500MBで足りるかどうかを検討してみてください。
SIMフリーのスマホをタイで購入するときに気をつけたいこと
SIMフリーのスマホをお持ちでは無い場合、タイに旅行に来たついでにタイで購入したいという声もよく聞きます。お手頃価格の機種も多く、購入できる場所もたくさんありますが、安心なのはtrue、AIS、dtacの店舗で購入することです。
バンコク中心地の大きなショッピングモールに入っているような店舗だと英語ができる店員さんも必ずいますので、相談してみてください。
パスポートを提出する必要がありますが、旅行者でも購入することができます。手続きも日本のように複雑ではありません。どのモールにも必ずあるとは限りませんが、滞在する場所の最寄りのモールやデパートで尋ねてみてください。
また、キャリアによっては「○バーツ以下の商品については他社のSIMが使えない」などの制限を設けている場合もあります。そうなるとSIMフリーの意味が半減してしまうのでお気をつけください。(例えばtrueでは5000バーツ未満の商品はtrueのSIMしか使えません。つまり日本では使えません。)
電子機器が集まる場所として有名な「MBK(マーブンクロンセンター)」や「パンティップ・プラザ」は破格の商品もたくさんありますが、有名ブランドの外見をした安物や、補償がつかないものを置いているなど、信用できない店舗も多く入っています。電子機器に詳しいタイ人が質を見極めつつ購入するような場所ですので、旅行者が購入するのはオススメしません。
スマホ本体を購入する際、一緒にSIMカードを買うこともできます。この場合も、SIMのアクティベート(すぐ使える状態まで設定を完了する)まで店員さんにやってもらえるので大変便利です。旅行者用のSIMを置いていない店舗もありますが、一般のSIMでも使用日数が少なく安価なものもありますので店員さんに相談してみてください。
まとめ
空港に着いた時点でさっと現地SIMを購入し、店員さんに全てセッティングしてもらってすぐに使えるようにする、これが最も効率の良い方法です。
もし空港で買うことができなかった場合、コンビニでも一般のSIMを買うことができ、旅行者用よりも少額のものもたくさんあります。(ファミマではAIS、セブンイレブンではtrueのSIMが売られています。)
ですが、コンビニよりは各キャリアの店舗でのSIMの購入をオススメします。SIMの入れ替え、設定をきちんとしてくれるからです。
旅行のプランに合ったSIMを選んで、設定はプロに任せ、安心な旅をしましょう。
空港内の店舗ではサービスでSIMピンをつけてくれるところもありますので、購入後についていなければお店に聞いてみましょう。
日本を出る前にSIMロックの解除、データローミングをオフに、機内モードをオンにすることもお忘れなく。それでは素敵なタイの旅をお楽しみください。
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