リストラされやすい人の特徴と会社が傾いた際にリストラされた/されなかった人の傾向

家電メーカーでの会社員日記

リストラされる人 されない人、その違いは一体何なんでしょうか?

私が所属する会社でも大きなリストラがあり、私はリストラされてしまいました。ただ、同じ部門にいた人でもそのまま残った人もそれなりにいます。

一体、何が決め手になるのでしょうか? 私見から纏めてみました。

リストラされる人のよくある4つのパターン

リストラされる人/されない人はそうなる理由が色々とあると思いますが、リストラされる人に当てはまる特徴としては、以下のようなものがあると感じています。

  1. 業務成績の悪い人
  2. いなくても会社経営上何とかなる(ように見える)
  3. 出世コース(学閥・グループ)から外れている
  4. 面倒事を押しつけられ易い人

1.業務成績の悪い人

経営者は「会社の利益への貢献度が低い人はいなくなって欲しい」と考えています。

例えば、一般的に10人を採用したら、3人は業務成績がふるわずにお荷物社員になります。そういう人は人事のブラックリストに載っており、昇進は止まるうえに、機会があれば真っ先にリストラ対象となります。

「そんなことあるか。俺はきちんと働いている。与えられた仕事をやっているぞ」

と反論したくなりますが、経営者が求める「会社の利益への貢献度」と本人が十分と思っているレベルには乖離があります

経営者は利益に直結する「目に見える利益」しか評価しません。そこを理解せず現状に満足していると、罰点がつきます。

2.いなくても会社経営上何とかなる(ように見える)人

1.と似ていますが、有能で貢献度はあれど、いなくなっても会社にあまり影響がない場合もリストラされます。

これはどちらかと言うと部署ごとやられる場合が多いです。その部署の中で評価が高くても、部署自体がなくなっても何とかなる場合に纏めてリストラされます。

名前がトップに知れていると、その人だけ異動させた上で部署をリストラするパターンもあります。

3.出世コース(学閥・グループ)から外れている人

能力は申し分ないのですが、大人の事情で出世コースから外れている場合もリストラされます。

優秀でも、過去に人事命令を拒否していたり、社内の学閥や仲良しグループに入れていない場合はリストラされます。日本企業はこの要素がかなり強烈で、きちんと社内政治をして上司をヨイショしていないと、有事の際に真っ先に標的になります。

一匹オオカミや、アグレッシブ過ぎる人はどの会社にもいると思いますが、優秀でもどこかで出世に支障がでます。出世できても、影では忌み嫌われており、組織の中でダメな評価をつけられていることがあります。

「いつの時代の話だよ。今日日そんなのないよ」

と言われるかと思いますが、多くの日本企業はこうなっています

4.面倒事を押しつけられ易い人

3.と関係してきますが、ものすごく優秀で社内の色々なことに関わりますが、ちょっと周りと雰囲気が違う(浮いている)人が該当します。

「色々やってくれるので、アイツに責任を全部押し付けて辞め・転籍・出向させよう。」

みたいな感じで対応してきます。出る杭は打たれるパターンですね。それに対して、自分のポジション取りが上手い人や、無難そうな人はとびぬけた成果が出ていなくても、そのまま会社に残る傾向があります。

 

結局のところ日本企業は好き嫌いの要素が大きい

色々と書いてきましたが、結局のところ「好き嫌いの問題がほとんどです」。

日本企業の人事は上層部の好き嫌いで決まることが多く、個々の能力を鑑みてリストラ対象を決めているケースは少ないです。

私の周りでも、能力でソートした場合に、どう考えてもリストラされ得ない人がリストラされています。資格だ実績だと言いますが、ほとんど考慮されていないように感じます。

そういった形で人事を決定する会社に未来はあるのでしょうか? まあ、何だかんだで人を減らすことで生き残れるんでしょうけど、その過程には些か懐疑的に成らざるを得ません。

 

私の事例:私はなぜリストラされたのか?

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私はリストラを経験していますが、その理由は稼働率や実績の悪さだと思っています。

属している部門自体の案件が少なかったことも原因なのですが、傍から見ると成果を上げていない余剰人員に見えたのでしょう。

 

良く言うと、配属された部門が悪かった。

 

悪く言えば、能力が足りなかった。

 

せめて、成果を上げる機会くらいは欲しかったですけどねぇ…

なお、私と同じ時期に同じ条件で入社した人がいますが、その方は結構ポイントとなる仕事を任されておりリストラされませんでした。

仕事の当たり外れは半分運のような気がしますが、万が一リストラされてしまったことを考えて、常に稼働率を上げ、質の良い仕事を取れるよう動かないと危険だ、と身に染みて感じました。

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