2012年11月、2006年7年から6年間という長年に渡って記事を書いておられたexneetさんのブログ「ニーキャリ(ニートからのキャリアアップ)」が消えてしまいました。

特に事前連絡もなくブログが削除され、アドレスにアクセスしても404(Not Found:ページが削除されました。の意味)が表示されます。

ニーキャリはexneetさんという外資系ITベンダーにお勤めの方が日々生じた事柄を書かれているブログでした。何百万PVのビッグサイトというわけではなく、1日のユニークアクセスは500を切るくらいでしたが、その内容に惹かれた固定ファンの方は大変多く、支持を集めていました。

そのため、消失後は2chのIT関係のスレやブロガーの間で安否が心配されています。外資系で生き残れなかったのか?、との書き込みもありました。

高卒ニートからSEとして就職し、自力で英語を勉強され、大手外資系企業に在籍というかなり努力された方で、その軌跡から私も多くのことを学ばせていただき人生を変えてくれるほどの影響を受けたのですが…、とても残念です。

今回は消えてしまったニートからのキャリアアップの特徴と、私が受けた影響について回顧録として纏めてみました。

ニートからのキャリアアップとは?

ニートからのキャリアアップとは、高校卒業後26歳までニート・フリーターをしていた男性が、零細IT企業に何とか入社し、以後は絶え間ない努力と重ねて大手外資系企業の正社員になる。という内容のブログでした。

2006年の7月から執筆されており、2007年に見つけてから、ブログが消えてしまった2012年11月まで、かれこれ6年近く読ませていただいておりました。

ブログの特徴として、氏が就職、転職される際の行動が細かく書かれており、実際に私が転職する際もかなり参考にさせて頂きました。

また、勉強法(特に英語)についても、試行錯誤される様子や、その結果編み出した方法は具体性があり、そこらのマニュアル本、サイトに書いてあるやり方より何倍も説得力がありました。

誤操作でサイトを消してしまわれたのか、はたまた何かの理由から意図して消されたのか。真偽の程は分かりませんが、また何かの形で戻ってきていただけることを期待しております。相当キャッシュを溜め込んでおられたようなので、案外そのままセミリタイアしてしまったりとか…

ちなみに、消えてしまったサイトのアドレスは以下になります。

http://exneet.blog58.fc2.com

 

ニートからのキャリアアップの4つの魅力

先述の通り、ニートからのキャリアアップはニートが努力をして大手企業に入るまでのお話でした。

よくある成功ストーリーとは異なり、ご本人は天才タイプというよりは努力家で、絶え間ない努力をされ、上り詰めていかれました。その時々の心境が正直に書かれており、心境の変化や成長の過程が文章から読み取れました。

 

ニーキャリの読みどころ①:話の具体性

exneetさんは、仕事・転職・資格取得に関する事柄をタイムリーかつ具体的に書かれていたことが印象的でした。

特に、転職活動をされている際の話などは、要所要所でどのように感じ考え行動されたか、転職先がどのような職場であったか、などが生き生きと描写されていました。

転職サイトの実例文などを見るとどうにもテンプレート的で現実味がないものが多いのですが、実際に転職する際に人はどのように感じ、行動するのか、その心理が見えて大変参考になりました。恐らく、多くの転職者希望者が求めているのはこういった、具体的な事例だと思います。実際に参考にされた方も多かったでしょう。

私の記憶では氏は4、5回転職されていたように思いますが、複数の会社を渡り歩く様をここまで書かれている方は稀だと思いました。

 

ニーキャリの読みどころ②:凡人に勇気を与えるストーリー

exneetさんは、ニートというゼロスタートから大手外資系ITベンダーのプリセールスになる、という凄まじい成功者です。

ただ、いわゆる立身出世物語ではなく、本当に地道に努力されています。特別な方法やコネがあったとか、そういったことは一切なく、コツコツと積み重ねてその位置にたどり着かれました。

途中、激務で何度も死にかけたり、壁にぶつかっておられることも多く、落ちこんだりしながらも頑張られる姿が大変印象的でした。有り勝ちなサクセスストーリーより何倍も説得力があり、私のような凡人に勇気を与えてくれました。

exneetさんは地頭はかなり良い方だとは思いますが、それにきちんと努力を掛けている点がすばらしいです。「一度落ちたら終わり」「そうそう頑張ってもうまくならない」と諦めてしまう方も多いと思いますが、とにかく少しでも前に進めば突破口が見えてくる、そんな希望を身を持って示してくれた方でした。

 

ニーキャリの読みどころ③:成長の過程が良く見える

ブログは2006年からタイムリーに更新され続けました。

私が気に入っていた点はこのブログを書き続ける過程で、氏の成長度合いが良く見えたことでした。

例えば、一番分かりやすいところで文体があります。初期の文章と直近のそれを比べると、文の組立て方や記述のレベルがかなり変わっています。

変化の理由は、ブログに文章を晒し続けることで洗練された、ということもあるのでしょうが、やはり社会に出られ高みを目指して素養を磨いていく過程で、ビジネススキルが向上していることがうかがえました。

exneetさんは自身を「奥手な性格」、と言われてました。確かに、最初はどちらかというとマニュアルワーカーなお仕事を志向されてるのかな、という印象でしたが、「人に対してする仕事にシフトしないと今後生き残れない」と悟られてからは、対人調整能力を色々な本を読んだり、人と触れ合う中で養成していかれ、最終的には話す仕事であるプリセールスになられました。

「自分はこうだから」という考え方ではなく、それを打ち破るためにつまづきながらも一歩一歩足を進められる、そんな成長の過程に強く励まされました。

あまり話される方ではないにも関わらずプレゼンテーションをする機会は多かったため、準備やスライドの作りこみに大変労力を割かれていました。その成果か、氏が社内や顧客先で説明をされると概ね好評だったようです。こういった、簡単には向上させることが難しいヒューマンスキルや交渉術を地道に鍛えらている点も魅力的でした。

 

ニーキャリの読みどころ④:スキルの習得方法が具体的だった

会社に入られexneetさんは日々勉強に余念がありませんでした。お仕事がら、IT、英語、会計学、ロジカルコミュニケーションなどに注力され、読書も頻繁にされていました。私も現在は、氏と同様のスキルセットを培っていますが、やり方などはかなり参考にさせていただきました。

商材などを使うのではなく、どちらかと言うと市販の問題集や本を自ら探して利用され、具体的に良い点、悪い点などを述べながら解き進めておられたため、とても親近感がありました。また、初期の頃は、「今日はこの本を何ページやった」、と具体的に書かれていたため、勉強する配分などを参考にさせてもらいました。

著名人の公演や本で、勉強方法やノウハウを聞いてもいまひとつピンとこなかったり現実味がなかった私にとって、氏の実例が一番参考になりました。

exneetさんに勇気付けられた人は数知れず、氏の努力を見て脱ニートを図ったり、ブラック企業からキャリアアップを目指して転職された方も多くいらっしゃいました。。

実際、私セイジはexneetさんのブログで転職という選択肢があることを学びました。その後、自分の人生を見つめなおしたいと考え、exneetさんの経験を参考に転職エージェントに応募し、転職をしています。詳しい話は「転職サイトエージェント比較おすすめランキング」の記事をご参考ください。

 

このブログのタイトルは実はニートからのキャリアアップから取っています

このブログ、最初はITブログというタイトルで始めましたが、途中で「転職とキャリアアップ」に変更しています。

記事の話題がITだけではなく、転職や仕事全般に広がってきたため「何か別の良いサイト名がないか」と考えていた際に思いつきました。

最近は記事の寄稿を受けることが増え、アフィリエイトサイト臭くなっており恐縮ですが、サイトの本質としては以下のような形を目指しています。

  1. 私がexneetさんから学んだ転職という選択肢について突き詰める
  2. キャリアアップの方法や私自身がどこまでキャリアを積みあがられるかを実証する
  3. exneetさんのように資格やお金について勉強する。
  4. 多くの悩める人の役に立つ記事を掲載する。

 

このサイトは、exneetさんに与えてもらった希望や喜びを、他の多くの方にも分かち合いたいために作り存在している。といっても過言ではありません。

 

まとめ

以上のように、ニートからのキャリアアップは全ての若者・サラリーマンにとって本当にお手本となるようなノウハウの詰まったブログでした。

はてなブックマークや魚拓から少しなら断片を拾えますので、それでなんとなくイメージして頂ければと思います。

ブログが消えて既に6年が経ち、exneetさんも40歳近くになられていると思います。

一度、女性と同棲されていた(途中から話題に出てこなくなったので、どうなったのかは不明ですが)、大手企業にお勤めだった、というところから、家庭を持たれ落ち着かれたのかも知れません。

もしくは、貯金をかなりされていたのでセミリタイアという可能性もあります。

いずれにせよ、私の人生を大きく変えてくれた氏に、できることから一度お会いしてお礼を申し上げたいなぁ、と願っています。