みなさんは、がん検診には行かれたことがありますか?

職場で胸部X線など簡易なものを受けられている方もいらっしゃると思いますが、設備が整った病院等で行われる本格的な検査は受けられていないことも多いのではないでしょうか。

今回は私が35歳の時に自主的に受けたPET-CT全身がん検診の概要と、検査の流れ、受診して感じたPET-CTのメリット・デメリットをご紹介します。

 

PET CTに行こうと思った3つのきっかけ

身近な知り合いの死

私がPET CTに行こうと思った理由は、仕事でお付き合いがあった方の息子さんが腎臓ガンにかかり亡くなられた話を聞いたことがきっかけでした。

息子さんの年齢は25歳で、癌が発覚した時には既にステージ4(末期がん)。それから1年間の闘病生活をおくられていましたが、治療の甲斐なく亡くなられました。

若い方はガン細胞の成長が早いため、早期に見つけなければ手遅れになることが多いです。

私も30過ぎと、亡くなられた息子さんに年齢が近しいため、この話には大変ショックを受けました。

 

明らかに不摂生なので何かあってもおかしくなかった

私は一人暮らしで料理もせず、外食ばかりしていました。

目に見えて太くはありませんでしたが、炭水化物・油物ばかりで野菜も多くは取らなかったため、腹は少し出ていました。

これは近所の人気のラーメン屋「無鉄砲」のとんこつラーメンです。たまに食べるくらいなら良いのですが、ほぼ毎日食べていたためかなり血液は危険な状態になっていたいと思います。

「まあ大丈夫」な範囲ではあったと思いますが、食生活を鑑みると「何かが潜んでいてもおかしくはない」とは言えました。

実際、がんの原因として食生活や喫煙によるところは大きいとされており、不摂生の度合を考えてると、それなりのリスクを抱えていました。

 

会社の健康診断はあまり信用できなかった

私は勤めている会社でも健康診断がありましたが、X線では最低限のことしか分からないため、体の奥底に潜んでいる病魔はまず検知できない気がしました。

実際、健康診断を毎年受けている人でもガンで亡くなっている人はいたので、これだけを信頼し続けることはリスキーだと思いました。

 

人間ドックはどうやって探すのか?

「PET CT  〇〇(地域名)」で検索すると地域の病院がひっかかるため、そこから受けれる先を選べば良いですが、私が使いやすいなぁと感じたのは「人間ドックのマーソ」というサイトでした。

 

 

このサイトでは、地域や自分が希望する条件に応じて、病院を選ぶことができます。

地域の大規模病院、診療機関は大体網羅しているので、下手に自分で選ぶより信頼感があります。

 

人間ドックのマーソの使い方

まずは、公式サイト(https://www.mrso.jp/)にアクセスします。

 

検査項目を選ぶ画面が表示されるので、好きなものを選んで検索を押すと該当する病院が検索されます。

ご自身がお住まいの都道府県を選ぶことも出来ますので、大よそは「都道府県」+「受けたい内容」で探すと良いでしょう。

私はPET CTを受診したかったので「PET検査・全身がん検診」を選択しました。

検索ボタンを押下すると、条件に合致する医療機関が表示されます。

そもそも、各検査の意味を知らない場合は、画面中央にあるフラットアイコンをクリックすると、丁寧に解説されたページへと遷移します。

説明内容は吹き出し調で開設され図や写真も多いので、各検査のイメージは湧きやすいです。下手な医療機関のホームページよりもよく纏まっています。

ただ、専門的な話はやはり医療機関を見た方が良いと思います。確認して、各疾患のリスクと適切な検査を理解した方が良いでしょう。

PET CTの概要と価格帯

PET検査は、通常がんや炎症の病巣を調べたり、腫瘍の大きさや場所の特定、良性・悪性の区別、転移状況や治療効果の判定、再発の診断などに利用されています。

価格帯は大体10万円前後です。人間ドック、MRI/MRA+胃カメラなどと組み合わせて20万円前後で提供しているケースもありますので、通常の人間ドックと同時に受けたい場合はこちらがよいでしょう。

私の場合はPET検査以外にも人間ドックを受けたかったので、同時に申し込みを行いました。

PET CT受診の当日の流れ

今回PET CTを受けた場所は、私の家から自転車で行ける距離にあった大病院「NTT西日本大阪病院」でした。

受診したのは2017年2月の寒い時期。8:30受付開始だったため、その少し前の8:15に到着しました。

自転車を駐輪場に止めて、センターへと進みます。

 

受付で予約した旨を伝えると、別室へと案内されました。

別室はストーブ、空気清浄器、大きなテレビ、当日の日経新聞が置かれたかなり綺麗な部屋でした。

NTT西日本大阪病院は外来でPET CTを受ける患者は別扱いで、この部屋に通されるようです。ちょっとした優越感を覚えました。

 

暫く待つと、係の人が現れそのまま地下へと導かれました。

フロアには受付があり、そこで名前を伝えると更衣室の場所とロッカーの番号を告げられました。

更衣室のロッカーには既に着替え用の服(紫の病院着)が入っていました。着替えて荷物もロッカーに入れ、そのまま受付へと向かいます。

 

私の場合はPETCTの前にMRIを用いた脳ドックがありました。これは良くある機械で、中に入りスキャンをして終了しました。

MRIを終えた後は、別室に移動しそこで検査液を体内に注射されます。

なお、この検査液はいわゆる放射性物質なので「ある意味被爆」であり、体に無害とは決していえないようです。ただ、放射線量はかなり少ないので、これで健康状態がどうにかなる、ということはありません。

 

検査液を体内に入れた後、すぐに検査が始まるわけではありません。

体内に浸透するまで待つ必要があるため、備え付けのベッドに横になりしばらく待機します。

2月の寒い時期でしたが、毛布と暖房器具が与えられたため、暖かくして横になれました。

そのままウトウトしていると、直に時間になったため、検査機会がある場所へと向かいます。

 

検査は一瞬で終わる:待っている時間の方が圧倒的に長い

いよいよお待ちかねのPET CT

検査器に入ると、そのまま検査が始まります。

感覚としては、…会社で受けたバリウム人間ドックと変わらないですね。

バリウム人間ドックは飲んだバリウムを胃の中で動かすよう機械を回しまくりますが、PET CTは安静にした状態で撮影します。

痛みはもちろんのこと、何の大変も無く「何だこんなものか」といったとことでした。

値段が高い理由は検査液に依るところであり、内容は全く普通の検査でした。

終わった後も、1時間程度安静にするため、別室でTVを見ながらのんびりと過ごします。

今日の検査はこれで終了ですが、ほとんど寝ていただけで、何ともお手軽な検査でした。

なお、他の方の体験談を見ていると、用意された食事を摂った後に再び撮影するケースもあるようです。

私が受けたPET CTは元々1回で終わる想定で予定が組まれており、検査し安静にした後は服を着替えて終了となりました。

 

PET CTの結果

PET CTの結果はその後、郵送で自宅へと送られてきました。

診断結果がこちら。

心配していたPET CT検査については「異常集積は認められませんでした。」とのことで何も症状はありませんでした。

ああ。良かった…

と思って、下を見ると「膵機能が問題:アミラーゼが高値です。」という全く心配していなかったところで引っかかってしまいました。これはまた別の記事でも書きますが、この後私は膵臓との戦いが続きます。

 

こちらがPET CT検査のより詳しい解説です。

と言っても「異常はないです。少し怪しい部分もありますが、運動や一般的な理由によるものでしょう。」と読み取れる軽い内容でした。

検査結果表には以下のような断面図もついている他、全てのデータが入ったCD-ROMも同封されていました。

一通り見て見ましたが、「異常は無い」とのことで安心しました。

私の不摂生は、まだガンや腫瘍といった症状では現れておらず、その代わりに、アミラーゼの値が高い、びらん性胃炎がある、肝脂肪がある、といった生活習慣病に近しいところで影響が出ていました。

これにショックを受けた私はこの後、健康な体を得るためにライザップでのダイエットを決心し通うことになります。

総括

PET CTは想像以上にアッサリと終わる(ほとんど寝てただけ)検査でした。

この労力でガンの有無が高精度で測れるのならかなりお手軽と感じました。

一方で値段はかなり高いことだけがネックです。単体検査のみで10万円前後と、なかなかのものです。検査も一瞬で終わるので「これだけ払ってこんなにアッサリした内容で良いのか?」と、大阪人らしいケチくさいことも感じました。

ただ、私は「小さいガンの一つでも見つかるでのではないか。」と内心かなり不安に思っており、安心感が得られかなり気分的に楽になりました。

2017年の中国のニュースで以下のようなものがありました。

お金持ちになった人にガンが見つかりましたが、既に末期

「金ならいくらでも出すから治してくれ!」

と病院に大量のお金をバラマキ泣きながら去っていった。という記事でした。

どれだけお金持ちになっても、発見が遅れればお金では解決できない。健康に対する投資は早ければ早いほど効果があり、後の人生が変わるため、私はPET CTを利用することには大きな意味があると感じました。毎年とは言わないまでも、2年に1回は絶対に受けていこうと思います。

ただ、PET CTでも見つからないケースもあるらしいので、完全に安心と言うわけではありません。

ただ、現在存在する検査方法の中ではPET CTが間違いなく、進んでいる検査方法ですので、少しでもガンに恐怖を感じている方は受けて損はない検査です。

進行した状態で見つかったら手が打ちづらくなりますので…