運転未経験でタクシー会社に転職する方法 事前にやるべき事と優良会社の探し方

タクシードライバー

「運転未経験だけどタクシー会社に転職したい」こんなことを考えている方も多いと思います。

とはいえ
・そもそも運転未経験でもタクシー会社に転職できるのか
・タクシー運転手に向いている人は?
・優良タクシー会社の探し方がわからない
など、様々な疑問が多いと思います。

この記事では、そんな疑問を解決していきます。

この記事の内容は以下の通りです。

  • 運転未経験でもタクシー運転手に転職できるのか
  • タクシー運転手に転職する方法
  • タクシー運転手の選考の流れ
  • 未経験からタクシー運転手になるためにやるべきこと
  • タクシー運転手に向いてる人・向いていない人
  • 優良タクシー会社の探し方

5分くらいで読めますし、運転未経験からタクシー会社に転職できるのか・転職する方法などがわかるので、役に立てれば幸いです。

 

1 運転未経験でもタクシー運転手に転職できるのか

結論から言うと、運転未経験でもタクシー運転手に転職ができます。

その理由は、人手不足であることと、未経験でも研修など様々な保証がしっかりしているからです。

近年、日本の企業では人手不足が問題となっています。この問題はタクシー業界にも影響を与えています。また、タクシー業界では運転手の高齢化問題も重なりより一層深刻です。

運転未経験者は、教習所や社内研修で運転技術を丁寧に教わることができるので安心です。

実際私は、運転未経験で新卒として入社しましたし、中途でタクシー運転手へ転職する人も沢山いました。

とはいえ、運転未経験で稼ぐことができるのか・事故を起こしたら等の心配などがあると思います。
しかし、運転手として3ヶ月は売上関係なしに給料が保証されていますし、事故などで免停になっても他の働き口が用意されています。

実際に私は、DSP(ディスパッチャー)として免停になった運転手と働いていた期間がありました。
また、DSPの他にも無線センターや営業所事務など複数あるので自分に合った働き方も選ぶことができます。

 

2 タクシー運転手に転職する方法

ここまでで、未経験でもタクシー運転手に転職できることが分かりましたね。
しかし、タクシー運転手に転職する方法が分からない方も多いと思います。

ここでは、そんな悩みを解消するためにタクシー運転手に転職する方法を紹介します。

具体的には以下の内容で紹介していきます。

  • 転職サイト
  • エージェント
  • 内定直結型イベント

 

タクシー運転手に転職する方法①:転職サイト

転職サイトは、最も一般的な転職の方法です。
転職サイトでは、数多くの企業が登録されていて比較しやすいですし、エントリーも簡単にできます。

その他にも、履歴書や面接の診断が無料でできたり、転職サイトが開催するイベントや合同説明会などにも参加することができます。

転職サイトの利用は基本的に無料なので登録しておくと転職が有利に進むのでおすすめです。

タクシー運転手に転職する方法②:エージェント

エージェントでは、希望職種の専門担当者が対応するので、 非公開の求人へ応募することができます。

また、 履歴書や面接のアドバイスをしてくれてり、スケジュール管理や企業への連絡も行なってくれるので、転職が初めてで不安な人にオススメです。

エージェントは、無料・有料で利用できるところが存在します。有料の方が高い質のサービスを受けるかもしれませんが、無料でも十分利用できます。

自分の状況に合わせてエージェントを選ぶことがおすすめです。

タクシー運転手に転職する方法③:内定直結型イベント

内定直結型イベントに参加して直接転職する方法です。

転職の場合は、インターンシップなど選考前にアピールできる場が少ないですが、この内定直結型イベントに参加することで、採用担当者と直接関わることができるので、自分をアピールすることができます。

その他にも、直接社員と話すことができる座談会なども開催されている場合が多いので、社員の印象や会社の雰囲気を把握することができます。

また、選考が一部免除になる場合や面接などの選考対策講座なども同時に開催されているのも魅力的です。

会社の雰囲気を確認したい方や選考前に採用担当者にアピールしたい方におすすめです。

実際に私は、内定直結型イベントに参加して選考が一部免除になりました。
また、内定直結型イベントでは1日で会社のことを深く知ることができるので、業界研究が苦手な方などにおすすめです。

 

3 タクシー運転手の選考の流れ

タクシー運転手は、お客様の命を預かる仕事ということもあり、一般の企業とは選考方法が違う場合があります。

ここでは、タクシー運転手の選考の流れについて紹介していきます。

具体的には、タクシー運転手の選考の流れは以下の通りです。

  • 説明会
  • 面接
  • 面談or営業所見学
  • 健康診断
  • 内定

選考の流れ①:説明会

選考の流れや会社概要など、ほとんど一般企業と同じような説明会です。

一般企業と違う面では、タクシー運転手の給与形態の説明です。
タクシー運転手の給与は歩合制で会社ごとに割合が違ってくるので、説明会当日で混乱しないように事前に調べておくとおすすめです。

中途採用などの転職の場合は、選考までにアピールできる場が少ないので、説明会の最後に質問することや採用担当者に直接聞きに行くことで積極にアピールしましょう。

選考の流れ②:面接

タクシー会社の面接では、二次面接まであるのが一般的です。
一次面接の面接官は採用担当者、二次面接の面接官は所長や役員が担当する場合が多いです。

数少ないアピールできる場なので事前に準備して臨みましょう。

選考の流れ③:面談or営業所見学

ここからの流れは、直接採用に関係ありません。面談や健康診断など、最終確認を行います。

面談では、採用担当者から会社のことを理解するために様々な疑問や不安を聞くことができます。選考とは関係ないので、入社前に気になっていることがあれば聞いておきましょう。

営業所見学では、車内の様子や実際の点呼の様子など、入社してから働くイメージが想像しやすくなります。

選考の流れ④:健康診断

健康診断では、心臓や血液を検査します。
タクシー運転手は、お客様の命を預かる仕事なので健康であることが第一優先です。持病など持っている場合は報告する義務があります。
また、入社しても定期的に会社の健康組合で健康診断があります
タクシー運転手は、日頃から健康であることが求められています。

選考の流れ⑤:内定

面接を通過して、健康に問題ない場合は内定を貰うことができます。

タクシー運転手には、普通自動車免許が必須なので、事前に持っているとスムーズに研修を受けることができます。

 

4 タクシー運転手に向いている人・向いていない人

実際に、未経験からタクシー運転手になるための方法や流れを把握できても、自分がタクシー運転手として向いているのか・向いていないのか不安に思う方も多いと思います。

ここでは、そんな不安を解決するためにタクシー運転手に向いている人・向いていない人の特徴を紹介していきます。

具体的には、以下の流れで紹介していきます。

  • 向いている人の特徴①:安全運転ができる
  • 向いている人の特徴②:運転が好き
  • 向いている人の特徴③:向上心が高い
  • 向いている人の特徴④:個人で仕事がしたい
  • 向いていない人の特徴①:固定給が欲しい人
  • 向いていない人の特徴②:接客が苦手
  • 向いていない人の特徴③:持病を持っている
  • 向いていない人の特徴④:指示がないと動けない人

向いている人の特徴①:安全運転ができる

タクシー運転手に向いている人の特徴として、安全運転ができる人が挙げられます。

タクシー運転手は、常に安全運転で事故を起こしてはいけません。事故を起こしてしまうとその日の営業ができなくなり、場合によっては免許停止になってしまいます。

実際に私は、日頃の運転から意識して安全運転しており、タクシーでも安全運転に慣れる努力をしてきました。

向いている人の特徴②:運転が好き

タクシー運転手に向いている人の特徴として、運転が好きな人が挙げられます。

タクシー運転手は、1日の営業で何時間も運転します。運転が好きな人なら、飽きることがありませんし長時間集中することができて事故も起きにくいですし売上も伸ばすことができます。

私は、運転未経験からタクシー会社に入社しましたが、最初は運転が好きではありませんでした。日頃から運転することで徐々に好きになり、今では8時間飽きることなく疲れることなく運転することができます。

向いている人の特徴③:向上心が高い

タクシー運転手に向いている人の特徴として、向上心が高い人が挙げられます。

タクシー運転手は、売上を上げるために、どの地域・時間帯にお客様がいるのか試行錯誤が必要です。
売上が低くても、高い向上心で試行錯誤すれば売上を上げることができます。

向いている人の特徴④:個人で仕事がしたい

タクシー運転手に向いている人の特徴として、個人で仕事がしたい人が挙げられます。

タクシー運転手の業務時間は、ほとんど1人で行います。営業や事故を起こしてしまった時の対処など1人で行う必要があります

 

向いていない人の特徴①:固定給が欲しい人

タクシー運転手に向いていない人の特徴として、固定給が欲しい人が挙げられます。

タクシー運転手の給料は、固定給と歩合制で給料が決まります。自分の頑張り次第で給料が変わるので、固定給で安定したい人は向いていないです。

私の勤めていた会社では、歩合制で給料を考えている人がほとんどでした。

向いていない人の特徴②:接客が苦手

タクシー運転手に向いていない人の特徴として、接客が苦手な人が挙げられます。

向いていない人の特徴③:持病を持っている

タクシー運転手に向いていない人の特徴として、持病を持っている人が挙げられます。

タクシー運転手は、お客様の命を預かる仕事なので健康であることが重要になってきます。また、心臓病などの持病があると運転手として仕事ができない場合があります

向いていない人の特徴④:指示がないと動けない人

タクシー運転手に向いていない人の特徴として、指示がないと動けない人が挙げられます。

タクシー運転手は、歩合制なので給料を上げたい場合は営業売上を上げなくてはなりません。会社からの指示はほとんどないので、日頃から自分で試行錯誤をする必要があります

 

5 未経験からタクシー運転手になるために事前にやるべきこと

タクシー運転手として向いていたとしても、運転未経験では入社できるのか・問題なく業務できるのか、不安だと思います。
ここでは、そんな疑問を解決するために未経験からタクシー運転手になるために事前にやるべきことを紹介していきます。

具体的には、以下の流れで紹介していきます。

  • 自動車免許は合宿に通う
  • 普段から車を運転してなれておく
  • 事前にタクシーに乗りアドバイスをもらう

事前にやるべきこと①:自動車免許は合宿に通う

運転未経験からタクシー運転手になるには、最初に普通自動車免許を取得しなくてはなりません。
自動車免許の取得には、教習所へ通学するパターンと合宿があります。運転未経験の場合は、合宿に通うことをおすすめします。

通学の場合は、長期間で1日に受けられる講義も少ないので集中的に学ぶことができません。
合宿の場合では、1日に多く講義を受けられ集中的に学ぶことができます

実際に、私は運転未経験で普通自動車免許を取得できるか不安でしたが、合宿で短期的に学ぶことで取得することができました。
また、事前に免許を取得することで、面接の際に行動力があるという強みをネタにすることができます。

事前にやるべきこと②:普段から車を運転してなれておく

運転未経験から、タクシー運転手として営業するのは慣れていなくて心配だと思います。
しかし、普段から車を使うことで運転に慣れることができます。

普段から車を使うことでタクシーを運転する練習にもなり、未経験でも運転に慣れることができます。

実際に私は、日常的に車を使って長時間運転することで慣れることができました。

また、車を持っていない場合でも、旅行先のレンタカーなどで積極的に運転しました。

そのほかにも、内定後に会社のタクシーで練習することができました。自分から練習したいということで、熱意を伝えることができるので、入社後に出世しやすくなります。

事前にやるべきこと③:事前にタクシーに乗りアドバイスをもらう

一般的な車とタクシーでは、運転の感覚が若干違います。そこで事前に現役の運転手にアドバイスを貰うことで、どこが一般車と違うのか把握することができ、入社までに練習することができます
また、選考前にタクシーに乗り運転手に聞くことで、積極性や熱意をアピールすることができます。

実際に私は、選考前にタクシーに乗って面接の際にアピールしました。

また、配車アプリを使用した感想なども面接の際に言いました。その会社のサービスの使用感などを直接言うことにより、他の就活生と差別化することができます。

 

6 優良タクシー会社の探し方

実際にタクシー会社の選考を受けようとしても、優良タクシー会社の探し方が分からない方も多いと思います。

ここでは、優良タクシー会社の探し方を紹介していきます。

具体的には、以下の流れで紹介していきます。

  • 基本給が高いか
  • 資格取得の負担がされているか
  • 事故の保証はされているか
  • 売上を上げる条件が揃っているか

優良タクシー会社の探し方①:基本給が高いか

運転未経験では、少しでも基本給が高い方が安心できます。
基本給は、売上に関係なく貰えるので運転未経験の方には安心できる部分ですよね。
会社によって基本給は変わってきますが、比較的に大手会社は中小会社と比べて基本給が高いです。

実際に私の勤めていた会社では、基本給が比較的高くて安心して営業することができました。

また、新人では最初の3ヶ月間は保障給というものがありました
保障給では、どんなに売上が低くても給料が32万円程度保証されます
この保障給があったことで、新人でもストレスなく営業することができて慣れることができました。

優良タクシー会社の探し方②:資格取得の負担がされているか

タクシー運転手は、第二種免許地理試験など最低でも2つの資格を取得しなくてはなりません。

その他にも、スキルアップするために

  • 介護職員初任者研修
  • シティガイド検定

など、サポートタクシーや観光タクシーを行う場合に、様々な資格を取得する必要があります

資格取得の負担がされている会社は、社員のスキルアップを全面的にサポートしてくれるので、優良タクシー会社と言えます。

様々な資格を取得するタクシー運転手として、少しでも負担があると安心です。

優良タクシー会社の探し方③:事故の保証はされているか

運転未経験の場合は、事故を起こしてしまった場合に保証されるのか不安になる方も多いと思います。

タクシーの営業中に事故を起こしてしまった場合に、保証がきちんとされるのかと言う面も優良タクシー会社を見極めるポイントと言えます。

また、事故の保証だけではなく、事故を起こして免許停止になった場合に他の働く選択肢があるのかも重要になります。

実際に私が勤めていた会社では、免許停止になっても他に働く選択肢がありました。

具体的には、以下の選択肢がありました。

  • DSP(ディスパッチャー)
  • 無線センター
  • 営業所事務
  • 新卒人事採用

優良タクシー会社の探し方④:高い売上を維持できる条件が揃っているか

運転未経験でタクシー運転手になれたとしても、高い売上を維持できるのか不安になる方も多いと思います。

運転未経験で高い売上を維持できる条件が揃っているのは、大手のタクシー会社が多いです。

その理由は、以下の4点が挙げられます。

  • タクシーチケット
  • 専用乗り場
  • 配車アプリ
  • ファンが多い

タクシーチケットとは、タクシーの料金を後払いするためのチケットのことです。
一般的には、営業で外回りする方や役員の方などが利用する場合が多いのです。
大手タクシー会社では、発行しているタクシーチケットが多いのでおすすめです。

専用乗り場は、大手タクシー会社はホテルやオフィスビルなどに専用乗り場が設けられています

この専用乗り場は、大手会社しか利用ができなのでライバルも少なく効率よくお客様を獲得することができます。

実際に私は、オフィスビルの専用乗り場をDSP(ディスパッチャー)として担当した際に、空港まで行く長距離のお客様が多くいました。そのため、専用乗り場を利用することで単価も必然的に高くなります。

配車アプリでは、大手会社である日本交通が開発しているアプリが一番利用数が多くて使いやすいです。
この配車アプリを使っている日本交通で営業することで、空車時間が短くなり1日の売り上げも上がります
また、配車アプリのデータを参考にして、どこのエリアで、どの時間帯にお客様が多いのかを分析してくれる場合もあります。
積極的にデータを集めて営業する際に活かしましょう。

大手タクシー会社では、圧倒的にファンが多いです。
実際に私は、DSP(ディスパッチャー)として、お客様を案内する際に大手会社のタクシーしか乗らないというお客様がいらっしゃいました。
大手タクシー会社では、ブランドと信頼性があります。大手会社のタクシー運転手として営業することで、会社のブランドを借りることができるので、売上向上にも繋がります

 

7 まとめ

ここまで、転職に失敗しない!運転未経験でタクシー会社に転職する方法について紹介してきました。

運転未経験でもタクシー運転手に転職ができます。
その理由は、人手不足であることと研修など様々な保証がしっかりしているからです。

また、運転未経験で稼ぐことができるのか、事故を起こした場合はどうするのか等があると思いますが、運転手として3ヶ月は給料が保証されていますし事故などで免停になっても他の働き口が用意されているので安心です。

タクシー運転手に転職する方法

  • 転職サイト
  • エージェント
  • 採用型イベント

が挙げられます。
それぞれ、違ったメリットがあるので、自分にあった方法で転職することをおすすめします。

タクシー運転手の選考の流れは以下の通りです。

  • 説明会
  • 面接
  • 面談or営業所見学
  • 健康診断
  • 内定

基本的な選考はあまり変わりませんが、健康診断があることから健康であることが一番求められます。

タクシー運転手に向いてる人の特徴は以下の4点です。

  • 安全運転ができる
  • 運転が好き
  • 向上心が高い
  • 個人で仕事がしたい

タクシー運転手は、日々分析して営業を行う必要があります。なので、失敗したとしてもいい経験だと思って今後に活かしていく必要があります。また、売上を伸ばすことが大事ですが、お客様の命を預かっている仕事なので安全が第一優先です。安全に運転できる人がタクシー運転手として向いています。

タクシー運転手に向いていない人の特徴は以下の4点です。

  • 固定給が欲しい人
  • 接客が苦手
  • 持病を持っている
  • 指示がないと動けない人

タクシー運転手は、 基本的に一人で行う仕事なので自分で考えて行動しなければなりません。また、お客様と身近で多く接客するので接客が苦手な方は向いていないかもしれません。

未経験からタクシー運転手になるためには

  • 自動車免許は合宿で通う
  • 普段から車を運転してなれておく
  • 事前にタクシーに乗りアドバイスをもらう

以上の4点を事前にやることで、未経験でも自信を持って選考に望むことができます。また、入社後の業務にも役に立つのでおすすめです。

優良タクシー会社の探し方は以下の4点です。

  • 基本給が高いか
  • 資格取得の負担がされているか
  • 事故の保証はされているか
  • 売上を上げる条件が揃っているか

基本的に大手タクシー会社では、優良タクシー会社の条件が揃っている場合が多いです。また、資格取得の負担など社員のスキルアップをサポートしてくれる会社は優良タクシー会社が多いのでおすすめです。

今後、タクシー会社に転職する方法などが知りたい方や、運転未経験からタクシー会社に転職する方のお役に立てれば幸いです。

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