異物混入事件や、消費期限改ざん問題など、多くのネガティブな要素がありながらも、経営改善を繰り返し、現在は過去最高益を出すまでに成長したメガカンパニー「日本マクドナルド」
子供の頃から身近にある企業として、多くの人材を育成してきました。

今回は、実際にマクドナルドで13年間勤務してきた筆者の体験を元に、マクドナルドへ就職希望をする皆さんに知っておいて頂きたい10のメリットをお伝えしようと思います。

マクドナルドに就職しようと思った契機

私が日本マクドナルドへの就職を決めたのは、アルバイト時代からの流れで就職を決めました。
1998年の高校2年生の頃にマクドナルドでアルバイトとして入社し、その後アルバイトという身分でありながらも、アルバイトスタッフを管理しながら、店舗運営を任せられるようになりました。
管理者としてのアルバイトの職位は「スイング・マネージャー」という名称で、「スウィング」とは、「SWING」の事で、アルバイトとしての仕事をしながら、管理職としての業務もこなすことができるという職務です。

マクドナルドの社員は、この「スイング・マネージャー」からスタートします。
アルバイトからいきなり社員として管理者になることはできません。
よほどの理由がない限りは、どのお店の店長も「スイング・マネージャー」を経て、店舗運営を任せられるようになります。

アルバイト時代に感じたマクドナルドビジネスの面白さに惹かれる

私の志望動機は、アルバイト時代に感じた、店舗運営の面白さを突き詰めてみたいと考えたのが一番の動機でした。身近にいた店長(当時の上司)みたいになりたいというのも、社員として就職を希望した理由です。

マクドナルドアルバイトの昇格コースについて

仕事内容は、アルバイトのときには、ハンバーガーやポテトを調理し、お客様に提供するのが主な仕事です。
それ以外にも、調理場の清掃業務や、原材料の搬入作業、使用した調理器具の洗浄など、レストランとしては、かなり多岐に渡ると思います。
基本的に男子アルバイト厨房からスタートして、経験を積んだ頃にカウンター業務を覚えさせられることがほとんどです。
女子アルバイトはその逆で、カウンター業務で経験を積んだ後に厨房業務を習うというのが慣例です。

女子アルバイトのあこがれ「スター」

アルバイトとして経験値が高くなると、新人アルバイトの教育係になる「トレーナー」に昇格できます。
高校生が就ける最高職務は、このトレーナーが最高位です。
カウンタースタッフ(高校生)の最高位は「スター」という職務で、客席の管理をするのが主な仕事です。
「星」という意味のスターではなく、「Store Activities Representative」の頭文字を略した職務で、直訳すると「お客様係」という意味になります。

他のファーストフードチェーンではスターではなく「ムーン」という名称のお客様係がいますが、これは完全に「月」のムーンですね。本当の意味は知りませんが、変なところで対抗心を燃やしているのでしょうか。

トレーナーやスターは、高校生の最高職位ではありますが、求められるスキルはかなり高いです。
「教える」というスキルに加え、「導く=コーチング」というスキルも必要です。
マクドナルドではこれらの違いを、わかりやいカリキュラムに沿って教えてもらえるので、少し経験を積んだアルバイトであれば、すぐにトレーナーになることができます。
私も高校生3年生でトレーナーに昇格して、そのまま高校卒業のタイミングでスイング・マネージャーに昇格しました。

マクドナルドへ入社

入社までは、高校を卒業してから半年ほどでそのチャンスが来ました。

当時私が働いていたのは、マクドナルドの「フランチャイズチェーン」でした。日本マクドナルドと違い、社長は日本マクドナルドの社長ではなく、所属しているフランチャイズのオーナー社長が雇い主になります。
そのオーナーのお眼鏡にかなう人材として、オーナーじきじきに入社試験を受けてみないかと誘われて社員として試験を受けることになりました。

試験の様子~フランチャイズと直営では採用試験の手法が異なる

入社試験はフランチャイズオーナーが滞在している事務所で行われます。
この時の試験官は、フランチャイズ社員やオーナーではなく、本社からフランチャイズ店をフォローしている部長クラスが担当します。
要は就職試験でコネや不正を防止するための措置として、入社試験を本社の人間に委託するというのが建前です。

現在はフランチャイズオーナーのお店が日本全国のマクドナルドの内70%を占めているため、フランチャイズ企業も力を付け、本社からスタッフを派遣しなくても、入社試験が行われるようになっています。

試験内容は?

試験の内容は、一般常識の筆記試験と、適正試験、そして面接があります。

一般常識の筆記試験は国語、数学、社会の高校卒業程度の学力が求められますが、あまり重要視されません。
一番重要なのは、「適正試験」と「面接」です。
「適正試験」は、「はい」か「いいえ」の選択式の試験で、複数回同じような設問がならぶ少しややこしい試験です。

ここで気を付けなければならないのは「嘘をつかない」ということです。
例えば、試験問題の中に「私は将来の目標や野望がある。」という設問がありますが、この時に「はい」と答えた場合、その後に出てくる同じような設問も、その答えに沿うように答える必要があります。
問題をしっかりと確認して、意味を理解したうえで答えるようにするのが一番ですが、あまり問題を読まずに時間効率だけを考えて答えを選択してしまうと、試験に落ちる可能性も出てきますので注意しましょう。

面接の注意点

面接はアルバイトの面接と違い、しっかりとした企業面接の形で行われます。
この時には、社員に誘ってくれたオーナーも同席して2対1(私の時は本社の部長クラスの試験官とオーナーでした)で面接を行います。
自分の人となりを知っているオーナーに対して、どんな思いで試験に臨んでいるかなどを面接で答える必要があります。
事前に準備した受け答えよりも、自分の心から出る答えをはっきりと伝えることが重要です。
もじもじして自分の気持ちを言い表せないと、部下が出来たときや他の上司に対して不適格とみなされるため、しっかりとした心の準備をしておくべきです。

合否の連絡は?

試験終了後は、自分の店舗に合否の連絡が来ます。
私の場合には即日で合否の電話がお店に来ました。直属の店長あてにオーナーから電話があり、その後、オーナーから「合格」と言われ、社員として採用されることが決まりました。

店長はじめ、そのお店の上司たちも一緒になって喜んでくれたのはとても嬉しかったですね。

社員マネージャーとアルバイトマネージャーのギャップ

入社が決まってから、それまで働いていた店舗で社員マネージャーとして働くことになりました。

社員になってから一番大変だったのは「人間関係」です。
アルバイト時代には色々と教わることが多かった先輩アルバイトが、今度は部下として接することになるわけですから、生半可な知識ではなめられてしまいます。
何かミスをすると「社員のくせに」という言葉が必ずついて回ります。それほど、マクドナルドの社員というのは責任や仕事の確実さが求められる職業だということです。

食の安全は最優先事項!

社員になりたての時に体験した壮絶なエピソードと言えば、やはり「重点検査」と呼ばれる食品衛生管理に関しての検査前の準備です。

マクドナルドは、レストランですから「食の安全」という部分に関してはたくさんのルールが決まっています。
マネージャーですから、自分だけが気を付ければいいというわけではなく、アルバイトの食の安全に関するトレーニングを行う必要があります。
例えば、ビニールから開封した野菜などは30分で使い切るか、余った分は廃棄するというルールがあるとします。もったいないからと言って、決められた時間以降に野菜を使用することは禁止されています。
このルール自体を自分がしっかり管理すればよいのですが、アルバイトスタッフが守らなかったり、廃棄するのを忘れて使用してしまったりすると、使用したスタッフだけではなく、その時間帯のマネージャーの責任にもなってしまいます。

中間管理職である社員マネージャーは、その管理に関しても厳しく目を光らせる必要があります。
たとえ先輩のスタッフであっても、食の安全に関しては、厳しく叱咤したり、ルールを守らせたりすることが重要な任務になります。
そういった「管理」という部分での人間関係はかなり大変な仕事でした。
普段から自分自身の行動をマネジメントして、模範となる行動を示さなければなりません。
管理に関しても、食品衛生管理の帳票類(洗浄時間などの記録表)の記入漏れなども厳しくチェックしなくてはなりません。
人間関係に加えて、それらの食品衛生管理のストレスは、かなり負担になりました。

出世コースは「スケジュール作成」が出来るようになってから

新入社員として経験を積むと、次のステップとして「スケジュール作成」を任されます。
マクドナルドのスケジュールは基本勤務日の1週間前に発表されます。
一番人手が必要な日曜日の11時から14時までに人数を集めなくてはならないため、スケジュール交渉や、休み希望の変更など、作成だけに留まらないのが、マクドナルドのスケジュールマネージャー(スケマネと呼ばれる)の辛いところです。
アルバイト達からの人望が厚い人でないとスケジュールマネージャーにはなれません。

スケジュールマネージャーになると、あとは店長や店舗責任者までは結果を出す事で昇格できるという出世コースの仕事です。
スケマネの辛いところは、自分の休みを犠牲にしてでもスケジュールを完璧に作らないといけない部分です。
どうしても人数が足りない場合には、自分が犠牲になるしかありません。自分が犠牲になってもまだ足りないという場合には、他の店舗からスタッフを「借りる」という交渉もしなくてはならないため、そのストレスは半端じゃありません。
自店舗の店長にお願いして交渉する場合もありますが、基本的には他店舗のライバル社員にお願いすることになるため、かなり連絡しづらいのが本音です。
逆に借りたからには返さなくてはならないため、他店舗から人手を借りた次の週には、自店舗のスタッフを派遣するという業務も発生してしまいます。こうして、「人」に対するスキルがかなり磨かれていきます。

スケマネを経て、店舗責任者になると店長職は目の前です。
しかし、店舗責任者程、精神的なストレスが溜まる職位はありません。店長になると、自分の裁量で色々と調整がつくのですが、店舗責任者は基本的に店長ではないため、自分の直属の上長、つまり大きな店舗の店長が自分の上にいて、色々と指示を出してきます。それが、店舗を運営する上でかなりの足枷になります。

店舗責任者として小さなお店の運営から学べる

私は母店となるドライブスルーのお店でスケマネをしていましたが、店長から店舗責任者として任命され、スーパーマーケットの中にある小さなお店を担当しました。
普通のお店とは違い、販売しているメニューの総数も少なく、周りから見たらかなりイージーな店舗と思われるかもしれませんが、母店よりも精神的な負担が大きく、責任も母店にいる頃の何倍ものしかかってきます。

お店づくりの第一歩~面接業務

初めて面接業務をしたのもそのスーパーマーケットの店舗です。

面接は基本的にスケジュール外、つまりは残業時間でこなすのですが、2月や3月の卒業シーズンや、学生の夏休み前や冬休み前の6月~7月、11月~12月には1日全てが面接になるほど、面接業務に追われる日々がありました。

マクドナルドのアルバイトの面接には決まったツールを使用して面接をするのですが、それを全てこなすと1人あたり30分はかかります。面接だけが仕事ではないため、いかに効率的に仕事をこなすかが問われます。

面接で一番大変だったのは、自分よりも年上の人を面接する場合です。若干22歳で店舗責任者になったということもあり、面接でフリーターの人を試験する場合は、ほとんどが年上の人ばかりでした。
40歳オーバーの主婦や、定年退職したお父さんなど、自分よりも一回りも二回りも年上の人を試験するのは、結構なストレスです。
馴れるまでは、ほぼ全員不採用にしていましたね。なにより私が使いにくい!という理由です。
その分高校生の採用率は高かったです。真面目そうな高校生は、社会経験を積ませることで、将来の社員候補にもなるため、会社からも積極的に採用するようにというお達しがあったのも事実です。

現在は、雇用均等法の順守で高校生ばかり採用するのは難しくはなりましたが、私が店舗責任者として働いていたころは、店長や店舗責任者の胸三寸で採用が決まることも少なくありませんでした。

店舗責任者はカップラーメンが食べられない?

資材の発注チェックや、食品衛生管理の帳票類のチェックから始まり、午前中は面接だけで4時間、休憩を1時間はさみますが、忙しくなってくると休憩中でも店舗で調理補助やカウンター業務補助をすることもしばしば。

カップラーメンを食べることは一切なかったですね。休憩中に呼ばれると麺が伸びてしまいますから。
毎日、ビッグマックセットか、クォーターパウンダーセットを食べていました。

なぜそんな高価なセットを食べると思いますか?ビッグマックや、クォーターパウンダーは原材料費が高く、お肉や野菜が廃棄になると、コストとして計上されてしまいます。
そうならないように、自分で購入して食べることが当たり前だったというのが理由です。
マクドナルドの店長や店舗責任者が、少し高めのバーガーを食べているのにはそういった理由があるからなのです。

店長昇格!しかしそこからが大変だった!

店舗責任者として1年~2年程度勤め上げて、結果を残すと母店に戻され、正式に「店長」として昇格しました。

就職してから6年程で店長に昇格しましたが、これでも遅い方です。
速い人は3,4年で店長になる人もいます。会社によっても違うようですが、私がいたフランチャイズの会社では、私くらいの経験でようやく店長として昇格させるのが普通でした。

店長になってからは、店舗責任者の頃と違って自分の裁量で色々意思決定が出来るようになります。
ある意味店長になることがゴールだったため、店長という職務でいかに自分の力を発揮できるかという部分はかなりモチベーションになりました。
しかし、店長になってからは、責任の所在が全て自分になるため、精神的なストレスも人生の中でマックスになっていたのは言うまでもありません。

多くの店長が通る道~人間関係の問題~うつ病を発症するまで

一番きつかったのは、店長になって初めての異動先でアルバイトスタッフから総スカンを喰らったことです。

当時の私は自信に満ち溢れ、「俺についてこい!」タイプの店長でした。
店長としては、古いタイプの人間だったのでしょう。間違っていることでも店長がクロと言えば白いものでもクロというような指示の仕方でした。
スケジュール交渉をしても、誰も助けてくれず、直属の部下たちはアルバイトスタッフ達に陰口を叩かれるのが怖くて、アルバイト達と一緒になって私の陰口を言う始末です。
店舗運営としてもさんざんで、毎週直属の上司が私の店舗の問題点をチェックしに来るようになりました。

当然、私とスタッフ達の関係も問題視されました。直属の上司は、元々いた店舗での上司部下の関係だったこともあり、色々と相談にも乗ってくれてはいましたが、私のお店だけを担当しているわけではないので、おんぶで抱っこというわけにはいきません。

私は自分でスタッフ達との関係を修復して店舗を運営していかなければならなくなりました。
人間関係に精神を疲弊させ、一時期うつ病を患った経験があります。毎日一人で自宅に帰る車の中で泣いていました。不眠症も併発し、店長のくせにいつもギリギリまで起きれないという状態にもなっていました。

仕事を辞めようとも考えましたが、これまでお世話になってきたオーナーや上司のことを考えると、簡単に辞表を書くことができませんでした。

そんないっぱいいっぱいの私の環境が変わったのはある対応がきっかけです。

うつ病を経て人間的に強くなったと感じることができた

ある昼ピークのことです。お客様のクレーム対応に追われている間にお店の核でもあるバーガーのパンを焼く機械が故障してしまいました。
ドライブスルーの車は溢れ、カウンター前にもお客様が溢れかえるパニックに陥りました。
私は火傷を覚悟しながら、機械の応急処置を行いました。指先は火傷で膨れ上がり、手の甲は熱を持って水膨れが出来る程でした。

そのあとくらいからでしょうか。スタッフ達の私に対する態度が変わってきたのです。体を張って店を守るという行動が評価された形でした。
そこから自信を取り戻し、スタッフ達の話を良く聞くようになってから、店長として成長できたと実感するようになりました。

縦社会、横社会

店長になると、部下上司の縦の関係だけではなく、同じ店長同士の横のつながりもできるようになりました。

月に1回から2回で、店舗がある地域のお店の店長が一同に会し、中期売り上げの報告や、今後の目標の発表などをする会合があります。
私も毎回その会合に出ていましたが、ある意味、つるし上げのような会議はあまり好きにはなれませんでした。
上司にもよると思いますが、結果の出ていないお店に対しては、「どうして?」、「なぜ?」という想定外の質問が飛んでくることもしばしば。

それが大きな精神的不安になります。私の店舗がまとまっていなかった頃は、私がやり玉に挙げられるのが恒例でした。
いくら仲の良い店長同士であっても、自分のお店の恥を他の人に聞かれるのは屈辱です。

しかしその経験があったからこそ、店長として結果を出すために何をすればいいのかという考え方のプロセスを学びました。
他の店長たちが上司たちのやり玉に挙がっているのを見ると、どうしても手助けしたくなってしまいます。
私自身にはそういった相手は上司しかいなかったといういうこともあり、同僚の店長たちを助けるという行為は、それまで辛酸をなめてきた自分にしかわからないという部分もありました。

他の店長たちから頼られるようになったのも、自分に結果があったからです。
結果を出していないのに他人にアドバイスをしても全く効果はありません。

結果、人間関係の相関関係も店長になってから学びました。

起業を目指している人にとっては一番重要な仕事

店長になって大変なのは「お金」です。お金というのは「予算」や「売り上げ」のことです。

会社から与えられた予算を年間、月間、週間ごとに割り振りするのも店長の裁量です。
機械のメンテナンス費用や、人材育成に使用できる予算なども年に1回行われる予算編成会議で決まります。
予算は前年度の店舗の売り上げや利益から配分率が決まるため、毎日、毎週、毎月が勝負です。売り上げ目標、利益目標を達成すると、店舗に割り当てられる予算や、自身のボーナスにも影響してきます。
人事異動したばかりの店長は、前のお店での売り上げ目標や利益目標に対する数字が見られるため、不公平感はありません。

予算の使い方についてもかなり勉強しました。1年間の結果によって、その年に採用できるアルバイトの人数や、スイング・マネージャーに昇格させることができる人数が決まります。

決められた予算の中でやりくりするというのは、他の企業では絶対に体験できない仕事でした。

マクドナルドで働いて良かったと思える「今」

個人的には、マクドナルドに就職していろいろな経験が出来たのは財産だと思っています。
人間関係も老若男女に対するコミュニケーション方法や、面接で培った人を見る目は、フリーライターとなった今でも役に立っています。
お金の管理に関してもマクドナルド時代の考え方がベースになっています。

現在は起業していますが、その際の予算編成などを考えるときにはマクドナルドの店長時代に使っていた計算式などを利用して自分の会社の予算をやりくりしています。
コストと利益の考え方などもマクドナルドで培った経験があったからこそ手に入れた財産だと思っています。

心の病気が人生を変えてくれた

店長になってからは心の病気なども経験してきましたが、それも今となっては自分に必要なことだったのかなと思えるようになってきました。

当時の私は、難易度の低いお店では、自分の驕りに気づくことは出来なかったでしょう。
店長になって早い段階で自分の考え方を変革することができたのはいい経験とタイミングでした。

「人」に恵まれたのも良かったことだと感じています。上司やオーナーたちの助力があったからこそ、心の病から立ち直ることが出来ましたし、精神的にも強くなれたと思っています。
そういった「人」を醸成しているのが、マクドナルドの社風ではないでしょうか。

ただハンバーガーを作って売るというだけの仕事ではなく、人間関係や、お金の問題、社会人としての一般常識に至るまで、多くのことを学べるのが、マクドナルドという会社の強みではないかと思っています。

これからのマクドナルドに期待したい

今は若い人達が中心になって私がいたフランチャイズ会社を盛り立ててくれています。

私自身は一ファンとして、マクドナルドを利用する立場になりましたが、マクドナルドを訪れるたび、昔のことを思い出しては、いい思い出だったなあと感慨深く感じます。
当時は新入社員として、怒られていたスタッフが店長として店舗を切り盛りしている姿に、頼もしくも感じます。今後の活躍を期待して、頻度が少ないですが、売り上げに貢献したいと思わせてくれます。

そういった退職してからもファンになれるという点もマクドナルドという会社の利点です。
多くのスタッフが高校卒業や大学卒業、引っ越しなどで退職ではなく、「卒業」という形でマクドナルドを辞めていきます。
その「卒業」という文化も、マクドナルドとしての社風を築き上げている一つです。

どんな形であれ、マクドナルドにお客さんとして携われるのが、マクドナルドファミリーの強みではないでしょうか?

今後マクドナルドへ就職を希望される方へ

外部からの評判や、株価、ニュースになっているようなネガティブなイメージで会社を判断しないでほしいというのが、一番の願いです。

もちろんネガティブなイメージ通りのお店も、残念ですが存在しています。しかし、そういったお店の店長は淘汰されているのが、今のマクドナルドです。
旧時代の体育会系のマクドナルド店長は、どんどんと淘汰され、新しい、若い考えを持っている店長が現在のマクドナルドを形成しています。
マクドナルドで店長になりたい!マクドナルドで会社経営を学んで将来は起業したい!色々な目標を持ってマクドナルドに就職を希望してくる人達がいます。
マクドナルドはどんな目的であっても社員を大切にする会社です。

アルバイトを経験したことがないのであれば、一度でもいいので働いてみてはいかがでしょうか?働かないとマクドナルドの魅力は体感できません。
自分の将来を見据えるうえで、マクドナルドへの就職は大きな財産になります。

最初に経験する職業としてマクドナルドは向いている

社会人未経験で就職を希望するのにもマクドナルドは向いています。

一緒に働くスタッフ達は、先日まで中学生だった高校1年生から、人生の酸いも甘いも経験してきた主婦やシルバースタッフ達と多岐に渡ります。社会人として成長するためには、多様性のある会社に就職するという方法が一番効果的です。
人間関係のスキルを学び、今後の人生にも生かせるような職場はそう多くはありません。一人では達成できないこともチームで行うことで達成できるのがマクドナルドです。

全ての職位で学びがあることもマクドナルドの良い点です。店長を目指さなくても、自分の将来に必要なスキルや経験を積むことができます。
スイング・マネージャーは中間管理職として、人や店舗運営にかかわるバランス感覚を養うことができますし、社員マネージャーになると、会社の利益や売り上げのための行動や考え方が身に付きます。

マクドナルドで培われる能力・・・それは「気づき力」

マクドナルド人生で一番重要なのは、このスイング・マネージャーや社員マネージャー時代の経験や、「気づき」の力です。

マクドナルドは人材育成機関である「ハンバーガー大学」というマクドナルド独自の育成機関があります。
その中ではマクドナルドのビジネスについてのノウハウを教育されます。
スイング・マネージャー、社員マネージャー、店舗責任者、店長、部長、オーナーと、全ての職位でビジネスに関しての教育を受けることができます。

その全てのカリキュラムの中で共通しているのが「気づく」力です。
ハンバーガーを作ったり、最高のサービスを提供したりするのはお店で習い、実践することで力を付けます。
しかし、マクドナルドビジネスの根幹である「気づく」という力はハンバーガー大学の教育によって引き出されます。難しいカリキュラムではなく、実際にゲームなどをしながら、マクドナルドビジネスの意味を気づくことで、その後の成長を促すのがマクドナルドの教育です。

一生懸命にお店で働き、その経験を教育に流用するという手法は、全世界のマクドナルドに共通しているカリキュラムでもあります。
そうして身に着けた「気づき」が自分の勤務するお店で発揮されることで、自分の後輩たちにも「気づく」力が芽生えてきます。

他の会社では社員は「歯車」であると表現されます。マクドナルドは一緒に働くアルバイトを「クルー」と呼びます。マクドナルド○○店号という一隻の船を動かすための乗組員という意味です。
誰かが仕事の重要性の意味に気づくことができれば、その船は速く進むこともできますし、さらなる積み荷(売り上げや新しいスタッフ)を載せることができます。
マクドナルドに就職するというのは、その船で力を付け、自分の船を作るための学びを身に着けるということです。

マクドナルドへ就職したい方へこれだけは伝えたい

マクドナルドに就職しようと考えている方に言いたいのは、「こんなに将来に残る財産を与えてくれるマクドナルドにどうして就職しないんですか?」ということです。

マクドナルドは、自分の全てを掛けられる会社です。頑張れば頑張った分だけの学びや経験が手に入ります。

将来の夢から逆算して考えたときに、「マクドナルドで働く」という選択肢は決して間違いではありません。
若いうちにマクドナルドビジネスに触れるというのは、自分の将来にとっても大きな意義を持ちます。それくらいマクドナルドで得られるものは大きく、そして多いです。

承認欲求を満たしてくれる評価システム

自分をしっかりと評価してくれるという部分でも少し解説していきます。

アルバイト時代からマクドナルドには昇給のチャンスがある「パフォーマンスレビュー」というシステムがあります。
これは何十年も前から行われている評価システムで、クルーやトレーナー、スター、スイング・マネージャー、社員マネージャー、店舗責任者、店長といった全ての職位の人が評価されるシステムです。

この評価によって時給アップや基本給のアップ、昇格やボーナス査定が行われます。3ヶ月に一回の頻度で行われ、その都度、自分の直属の上長と一緒に目標を設定します。目標は数値目標の他に行動目標という二つの目標が建てられます。
数字だけで評価されないという部分もマクドナルドの評価システムの良いところです。

しっかりと自分の仕事を見てくれているというシステムが会社内に存在しているため、働く上でのモチベーションは常に高い状態です。自分の成長=店舗の成長=会社の成長につながっているというのは、他の会社でもあまり見られない評価システムです。
このシステムを日常的に意識しているからこそ、どんな逆境にあっても立ち直ることができるのがマクドナルドです。

自分の夢、将来、目標のためにマクドナルドを選択することは、最高の選択であると断言できます。