明けましておめでとうございます。皆様新年いかがお過ごしでしょうか?
適当な事ばっかり書いてるブログですが、本年度もどうぞよろしくお願い致します。
さて、昨年度無事に転職した私ですが、新年早々嫌なニュースを見て危機感を覚えると共に「今年は本気で取り組まなければならないな」と決意を新たにしました。
今年1発目に見たニュースはパナソニックの社内SEリストラニュース
新年の平和な中で 抱負でも書こうと思いながらパソコンを起動し何気なくニュースを見たところ、最初に目に飛び込んできたものは「パナソニックのリストラニュース」でした。
パナソニック:1000人削減計画 富士通やIBM転籍で
パナソニックが、社内の情報システムの開発などに従事する社員の3分の2に当たる約1000人を削減する検討に入ったことが31日、分かった。子会社「パナソニックITソリューションズ」(大阪府門真市)を富士通に売却する計画も含んでおり、対象となる社員は富士通のほか、取引関係のある日本IBM に転籍させる方向で調整している。業務を外部委託することで経営をスリム化し、固定費を圧縮する狙いだ。
7月1日の実施を計画している。対象となるのは、パナソニックの情報システム部門を担う社内分社、コーポレート情報システム社と、ITソリューションズの社員ら。そのうち約500人はIBMに、ほかに約500人は富士通に移ってもらう計画だ。
引用元:http://mainichi.jp/select/news/20140101k0000m020111000c.html
簡単に言うと、パナソニックが社内SEを1000人をリストラする。というものです。
私の大学の同期や先輩はパナソニック本体にかなりの人数が就職していて、当時は大変うらやましいと思っていました。
それが今ではここまでリストラが吹き荒れているとは… 当時は考えもしませんでした。
パナソニックは社内ITがしっかりした会社で、社内SEにもそこそこレベルが高い人が揃っています。そこらの会社の社内SEとは経験や知識量が違います(運用くらいしかできない人もいるかも知れませんが)。
それでも、過半数がリストラされてしまうわけですから、相当に経営が厳しい、若しくは厳しいという理由付けをしてトコトンまで固定費を下げようという考えでしょうか。
今回のような社内SEを転籍させるやり方は過去幾度となく行われてきました。
2000年過ぎ頃にITのアウトソージング化が進み、ITベンダーとメーカーが共同で出資しシステム子会社を作り、そこにメーカー側が社員を転籍させる、という方法が流行りました。
その見返りとして、ITベンダーは出資元メーカーのシステム受注を優先的に受ける、というものです。IBM・富士通・日立・NEC・NTTデータなどがよくやった方法ですね。
今回のケースも「パナソニックの社員がIBM、富士通に転籍」となっていますが、本当に本体なのでしょうか。本体ではなく共同で作る子会社などに転籍、ではないでしょうか。仮に今はそうでなかったとしても、いずれそのような形になるのではないでしょうか。
この記事は、2014年1月1日 AM 6:00時に公開されていますが、本当に狙ったかのようにやってますね。
社内では12月上旬~中旬くらいに突然発表して「身の振りは正月ゆっくり考えてください」とでも告げたのでしょうか。
社内SEは価値が問われる時代になる
昨年度の動きを見ていると、電機メーカーはかなり社内SEを再編していました。
日立製作所もIT組織の整理を行いましたし、シャープもIBMの子会社にIT部門の過半数を転籍させたようです。
私がいた会社はやや電機よりの会社でしたが、同じような感じでIT部門の整理を行い、…私はリストラされました。
どうやら世間は「社内システム部門のあり方」を見直す流れのようです。
社内システム部門を再編するに当たって、
「残す人と放り出す人を選別している」
という点がポイントになります。
「使える。会社に必要」と上が考える人は残しますが、そうでない人は会社から弾き出されます。
よって、会社に対して価値をアピールできる社内SEにならなければリストラの対象になってしまいます。
ただ、社内に残れるかどうかは運の要素(上司に好かれているか、所属している部がどこか)も大きく絡むので、スキルを持っていて会社で役に立っていても何故かリストラされたりします。
しかし、適当にやっている人は確実にリストラされるので、残れることを信じてスキルや経験を積み上げて会社に貢献していくしかありません。
私の目標:SEという枠を超えてビジネスマンとしての素養を磨く
昨年度の自身のリストラや今回のニュースを見て、何かに依存する生き方は危険だと感じました。
鉄板と言われる会社に入っても、安定しているという職種に就いても、運が悪いとアッサリとリストラされ終身雇用の枠から弾き出されるのが今の日本です。
私は今回「製薬」というやや安定した業界に入りましたが、会社が傾けばリストラされるでしょうし、上層部が電機メーカーのリストラ劇を見て「うちもそうしよう」と考えれば簡単に首は飛んでいきます。
- この会社にいれば安泰
- 社内SEだから楽
と考えていると、また数年後に確実に足をすくわれると思います。そして、適度な年齢になってからリストラされたら、もう転職は不可能でしょう。
今回の一件を受けて、
- 自分はこの会社の人間だ
- 自分はこの職種が仕事だ
という考えには縛られないようになりたいと思いました。
私は確かにある企業で社内SEをやっていますが、「SEとしてどうなりたい」とかそういった狭い範囲で物事を考えるのではなく、
ビジネスマンとして何ができるか
という方向で考えていきたいと思います。
自社の事だけを知っていれば良い、SEの知識だけ持っていれば良い。という考えではなく、ビジネスマンとして世界を相手に何ができるか。その視点でビジネスを考えれるようになろうと思いました。
今の会社に属し、社内SEをやっている、という状況は「1つの形に過ぎない」と捉えたいです。
昨年の抱負では、副業・資格などの単語を出した気がしますが、今年はもっと包括的に「ビジネスを考えれる力を身につける」ことを目標とします。その手段として、副業や資格がある、という位置づけです。
目先の事柄に捉われず、俯瞰的な視点でとにかく考えて考えて考えまくり、しっかりと行動したいと思います。
自分で書いていて何だか分からなくなってきましたが…
昨年は人生初のリストラに2回目の転職活動で業種を変えるなど、私の中では激動の1年間でした。
今後もきっと激動は起こり続けます。その中で自分という人間を少しでも高みに持っていけるよう頑張ります。
コメント