Google AdWordsとは、検索エンジンGoogleの検索結果に連動してWeb広告を掲載するサービスです。
導入している企業サイトも多いと思いますが、我が社でも少しだけ導入してみましたので、軽い感想を書いてみたいと思います。
Google AdWordsの使い方
Google AdWordsは広告とキーワードを登録すると、Googleの利用者がそのキーワードに近い単語で検索を行った際に、広告が検索結果と同時に表示されるようになります。
この時、Google AdSenseに契約したWebページのうち、キーワードに近い内容のWebページ上に広告を表示させることができます。
このブログにもGoogle AdSenseの広告が一部貼ってありますが、そこに表示されるようになります。
なお、「キーワードに近い内容のWebページ上に広告を表示」とありますが、実際はこの限りではないように思います。
Googleでその人がそれまでどんな検索を行っているかにもよる気がします(公表されていたらスイマセン)。
例えば、私はあるITツールについて調査をしていてGoogleで色々と検索をしていました。
その後、全然ITと関係のないページを見た際に、そのツールの紹介がGoogle AdSense広告に表示されていました。
恐らくは、Googleのパーソナライズ検索のデータも関係しているのでしょう。これは、食べ物の紹介をしているページでITツールの紹介がでてきたいので間違いないでしょう。
Google AdWordsを自社サイトに適用した結果
今回、わが社では新しい商品を販売したため、販促活動の一環としてWEB上にGoogle AdWordsで宣伝を出しました。
額は言えませんが一定の金額はお支払しています。掲載期間は新製品の初期プロモーション期間に限定し1ヶ月としました。
そして、事際に試してみた結果、以下のような特徴がありました。
- 全体の訪問者(ユニークアクセス)は増える
- 訪問者のPVはかなり低い(直帰率が高い)
全体の訪問者(ユニークアクセス)は増える
当然の結果ですが、広告を出すことで確かに訪れる人は増えます。
ただ、どのキーワードで、どれだけの投資をするかによって増える数は変わると思います。
当社の事例では、1日2,000人程度は増やすことができ、割合で言うと1割増加です。
訪問者のPVはかなり低い(直帰率が高い)
これも想定した範囲ですが、Google AdWordsからきた人はそのページだけを見て直帰する人がほとんどです。
いわゆるブランドページを作りそこをランディングページにしていますが、そこからサイト内を回遊してくれるユーザはかなり少なく、平均ページビュー(PV)は1.1程度でした。
そして、直帰率は85%でした。この数値が高いかどうかですが、自社サイトの他のページは直帰率40~60%程度であるため、比較すると高くなっていると言えます。
このページは単純な一枚物(1カラム)のページではなく、サイドメニューもありますし他の商品ページへの内部リンクもそこそこ貼ってあります。
それでも回遊はほとんど発生しておらず、ランディングページを見て満足して(もしくはガッカリして)去っていく人がほとんどでした。
なお、当該ページから通販ページに遷移ができます。今回広告を行ったことで売り上げが大きく伸びるか? とも期待しましたが、目に見える変化は感じられませんでした。
Google AdWordsを自社サイトに適用した感想
今回はGoogle AdWordsを使ってみましたが、Google AdWordsはリスティング広告と用途的には似ていそうですね。
魅力的なランディングページを作ってそこに人を呼び込み、商品を購入してもらう。そんな用途に強そうです。
逆にサイト内を回遊させることはやや難しいですね。
呼び込むキーワードとコンテンツの内容がきちんと合うようにうまく調整する必要があります。
これがずれているとユーザは直帰してしまいますので、無計画に広告を出しても効果に繋がりません。
人を集める、という効果は確かにあるのですが、単純に利用するだけではGoogle AdWordsは効果は少ないですね。
戦略をよく練った上で使わないとメリットは十分に引き出せないでしょう。
「広告を出せばとりあえず集客はできる」
という考えを持っている人は多いです。それはそれで正しいのですが、効率的に広告をうつためにはしっかりと分析し考えなければなりません。
色々と広告をうった中で、どれがうまくいってどれが失敗したのか、きちんと考察して本当に効果がある媒体・やり方を見極める必要があります。
WEBのコンサルタントに聞いてみても、このあたりができている会社は少ないそうです。
Google AdWordsを利用する際は、成約(商品を買ってもらう)に結び付けたい対象者と、その人をランディングページに呼び込んだ後、実際に買ってもらうまでのシナリオを描いた上で実施しなければなりません。
そして、うまくいったらそこで終わりではなく、定期的に見直し改良を加えることを継続的に行っていく必要があります。
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