2019年に入り日本ではタピオカがブームとなっていますが、その本場は実をいえば台湾。タピオカだけでなく、インスタ映えするグルメや観光スポットもたくさんあり、友達との思い出づくりに最適な国です!
また日本から近く、比較的日本語が通じてしまうことから、卒業旅行の人気滞在場所となっています。ちなみにですが台湾の通貨はニュー台湾ドルですよ。レートは行く前に必ずチェックされてくださいね!
今回は台湾のなかでも台北(タイペイ)周辺にスポットを当て、実際に旅行経験者である私が、
- 交通機関
- 観光地
- アクティビティ
- グルメ
という4つのカテゴリーを設け、観光の魅力とワンポイントアドバイスをお伝えしていきます。
卒業旅行で人気の台湾、台北で便利な交通機関
まずは日本から台北までのアクセスですが、玄関口は、
・台北松山空港
の2つです。どちらも東京からですと3時間半~4時間ほどの道のりです。日本との時差は1時間です。海外旅行としては移動時間が比較的短く、時差もないため到着してスグに観光が楽しめますよ。ちなみに早朝に日本を発てば、昼前(現地時間)にはもう散策しているなんてことも。
空港から台北市内までは、
- MRT(地下鉄)
- タクシー
- 路線バス
- リムジンバス(桃園国際空港のみ)
のいずれかを利用しましょう。ただし路線バスは大きな荷物を持ち込むのが難しいためMRTかタクシーの利用をオススメします。
桃園国際空港から出ているリムジンバスはホテルなども回るため、宿泊先とうまくリンクしている場合も。旅行代理店や日本語ができるホテルのコンシェルジュがいたら、事前確認されるといいです。
台北での交通手段
台北では、
- MRT
- タクシー
- 路線バス
- 自転車シェア
が使えます。
なかでもオススメはMRTです。台北市内は網目状にMRT路線が敷かれ走っています。比較的コンスタントに車両がホームに入ってくるため、台北駅の周辺観光や夜市へは断然MRTです。
荷物が多いときやMRT運行時間外に利用すべきがタクシーです。路線バスは非常にリーズナブルな運賃ですがバス停に時刻表がなかったり、両替ができなかったりとトラブル遭遇率も高く、乗りこなすには難易度が高いためかなり綿密な下調べが必要です。
最後に自転車シェアです。市民の交通手段といっても過言ではなく、台北市内に400カ所ほどのステーションがあり、かなり充実しています。ただし現金ではなくクレジットカード決済です。台湾に行く場合、1枚でいいのですがクレカは必携です!
九份(ジォウフェン)へのアクセス
台北駅から九份へ行く場合、
- 電車(台湾鉄路・TRA)
- タクシー
- バス
です。
電車
| 台北駅から台湾鉄路・TRAに乗車し、40~60分程度で瑞芳(ルイファン)駅へ。瑞芳駅から15分ほどタクシー利用です。 |
タクシー | 数人でシェアすると安くなるためタクシーのみでもいいでしょう。ただし他の交通機関よりも料金は高めです。ただし行き先を告げれば迷いませんし約60分で着きます。料金相場はNT$1200~といったところです。 |
バス | MRT忠孝復興(チョンシァオフーシン)駅の近くにあるバス停から乗車します。乗り換えはなく70~90分ほどで到着。両替不可のため台湾の交通系ICカード、悠遊卡(ヨウヨウカー、イージーカード)をあらかじめ入手しましょう。また渋滞に巻き込まれる可能性もあります。料金はNT$101です。 |
十分(シーフェン)へのアクセス
十分へ行く場合、
- 電車
- 路線バス
です。
電車 | 台北駅からTRAで40~60分かけて瑞芳駅まで行き、平渓(ピンシー)線に乗り換えます。瑞芳駅から25~40分ほどで十分駅に到着です。平渓線の運行本数は1時間に1本と、乗り遅れると旅行全体に影響が出ますから時刻表確認は必須です。 |
路線バス | 台北駅からMRTに乗り、木柵(ムーヂャー)駅へ向かいます。駅近くバス停から795番に乗り約1時間です。 |
卒業旅行で人気の台湾おすすめ観光スポット5つ
台湾は冒頭部でお伝えしたようにインスタ映えスポットや美味しいグルメ・スイーツがたくさんあり、また交通費や食品の物価がかなり安い(日本の半額くらい?)ため、国内旅行よりもいろいろ楽しめる可能性があります。
1.台北おすすめ夜市2つ、士林と寧夏
台北といえばまず、夜市を楽しんでほしいです。いくつかあるのですが人気のある有名どころを2つ、ご紹介します。
台北といえばハズせない夜市が士林夜市です。規模も人気もNo.1といっていいです。また地上・地下に広がる士林市場は、地元民人気グルメが揃っていますよ。市場といえば野外のイメージですが実は屋根があり、雨天時も気になりません。もちろん席に座って食べられるお店もあります。
2.ノスタルジックな世界、九份へ
映画『千と千尋の神隠し』の舞台では? との噂があるのが実は九份です。風情のある石畳の街で、食べ歩きやショッピング(おみやげ)を楽しめます。また九份といえば茶藝館というくらいお店が多数あり、歩き疲れたときのひと休みにぴったりです。広がる絶景を眺めてのお茶は格別で癒されるはず。
また提燈点灯後は街全体が非常に混み合います。もちろん帰るのにも一苦労します。日没前までにある程度、街を散策し、日が暮れたあとは早めに退散しましょう。
3.台湾のパワースポット、龍山寺
龍山寺は台北最古の寺院で1738年に創建されました。多くの神様が祭られているパワースポットで、特に縁結びの神様「月下老人」が有名です。
4.世界四大博物館のひとつ、國立故宮博物院
國立故宮博物院は中国歴代王朝の秘宝が約2万点展示され、中国の歴史や文化に触れられる貴重なスポットです。入場前に
- 多言語対応ガイドマップ(無料)
- 日本語音声ガイド(有料レンタル)
の入手をオススメします。
館内にはレストランやお土産ショップもあります。
5.台北のシンボル的スポット、台北101
高層タワーである台北101(タイペイイーリンイー)の展望台からは市街を見下ろせ、夜景を一望できますが、
・91階…屋外展望台
という高さから眺めることができます。もちろん屋外は悪天候の場合など、見学できないことがありますが、天気が良ければ開放感があり気持ちいいです。
チケット購入後、エレベーターで向かいますがチケットはネットで事前予約をしておくのがスムーズでスマートです。レストランやお土産コーナーも充実していますので、ぜひチェックを!
卒業旅行で人気の台湾のアクティビティ
ランタン上げ
ランタン上げは旧正月に願いごとを書いた天燈を空に放つ伝統行事から、台北観光の人気アクティビティとなったものです。そんなランタン上げができるお店がいくつもあるのが線路沿いの賑わう街、十分です。
ランタンは色によって健康運、恋愛運、金運などが決められていて店員さんが表を見せてくれます。まずは色と数を選び次に、ランタンに願いごとを書いていきます。空に放つ前に店員さんが写真を撮ってくれるはずですから、写真のようにわかりやすく大きく書くといいです。
書き終わったら線路上(打ち上げるところ)まで移動し点火。2人以上でランタンの端を持ち、温まるのを待ちます。その間に写真や動画を撮ってもらいましょう。そして手を離すと空高く上昇していきます。
足つぼマッサージ
最終日前日あたりに旅で歩き疲れた足をほぐしませんか? 台北には多くの足つぼマッサージ店があり、日本人に人気です。
痛いイメージがありますが体の不調部分を知ることができますし、伝えれば力加減を調整してくれますよ。マッサージ後は足がスッキリと軽くなり旅の帰路もきっと軽やかです。旅程のスキマ時間に予約をしておけば、待つことがなくスムーズでオススメです。
朝ごはん
台湾ならではのアクティビティとしてオススメしたいのが朝ごはんを外で食べることです。地元民は朝食をお店で食べる習慣があり、早朝から開店しているお店が実は多いのです。
- 小籠包
- 鹹豆漿(シェントウジャン)
が定番(詳しくはグルメカテゴリーで)。テイクアウトしての食べ歩きや、朝のさわやかなうちに公園で座って楽しむのもオススメです。
また夜市があれば当然、朝市もあります。雙連朝市(シュアンリェンザオスー)なら、リーズナブルな価格で新鮮なめずらしい南国フルーツも手に入りますよ。
卒業旅行で人気の台湾グルメ
スイーツ編
フルーツジュース | 朝市や夜市のほか駅でも見かけるドリンクスタンドのフルーツジュースは、いちご、バナナ、パイナップルなど豊富なラインアップから好きなフルーツを選びその場でミキサーにかけるスタイル。果物をそのまま飲んでいるような果実感を味わえます。どれにしようか悩む時間も楽しみ。 |
マンゴーかき氷 | 卒業旅行シーズンの冬にマンゴーが食べられるの? と思いがちですが実は一年中食べられるお店もあったりします(事前に調べてくださいね)。甘くとろけるマンゴーをたっぷり使用したかき氷は、キングオブ台湾スイーツ。ソース、アイスだけではなく氷にまで果汁を入れるなど、まさしくマンゴー好きのために作られたマンゴー尽くしの逸品です。 |
豆花(トウファ) | 豆乳を固めたスイーツで、甘いシロップに白玉や芋団子、ピーナッツ、タロイモ甘露煮などをトッピングして楽しむ。プルンとなめらかな食感で、しかも低カロリーなのがうれしい。 |
タピオカドリンク | 日本でも人気のタピオカですが、繰り返しお伝えしますけど本場は台湾。モチモチと食べ応えのあるタピオカと甘くて冷たいドリンクのコンビネーションはハズせません。なお甘さや氷の量をカスタマイズできるため、ぜひ挑戦してみてくださいね。 |
茶藝館 | 前述した九份の茶藝館で楽しめる伝統の台湾茶とお菓子は要チェック。お茶は温・冷、お好みで! |
食事編
小籠包 | 日本でも広く親しまれていますが台湾グルメの代表格です。酢醤油につけ、レンゲにのせ穴をあけてスープを楽しみ、最後にほおばります。くれぐれもやけどには注意してくださいね! ・カニみそ ・トリュフ ・エビ 入りなどバリエーションも豊富。数ある名店をはしごしての食べ比べもアリでしょう。なかには日本に進出している有名店もありますが、ぜひ本場の味を! |
魯肉飯(ルーローファン) | 看板など滷肉飯もしくは魯肉飯と書かれているのが目印で、ほかほかご飯とその上にのっけられた甘い煮汁の染みこんだ豚肉の組み合わせがたまりません。 |
鹹豆漿(シェントウジャン) | 干しエビや揚げパン、香菜がトッピングされた豆乳スープ。おぼろ豆腐のような食感で温かく、優しい味わいはホッとします。朝ごはんにぜひ! |
牛肉麺 | 牛骨や野菜をじっくり煮込んだスープに、ボリューミーなお肉が食欲をそそる牛肉麺。お店によって味付けや具材も異なり、スープベースも醤油・塩がありますので、事前に好みに合わせリサーチをされてくださいね! |
台湾卒業旅行をより充実したものにしてくれる書籍・本
るるぶ台湾’20(るるぶ情報版海外)
実はるるぶ台北‘20も出版されていますが、今回オススメしたいのは台北だけではなく台中、台南、高雄の情報も網羅したこの一冊。しかし全体の3分の2以上が台北の情報で、路線図や詳細な地図もついています。せっかくの海外ですから3泊4日くらいにして、1泊は地方都市に足を延ばしてみるプランもいいのでは? 1,000円+税
同書の発売は昨年12月。ということは最新版(るるぶ台湾‘21)が年末年始あたりに発売される可能性があります。
クーポンの期限などもありますから、卒業旅行直前に最新版を購入されてくださいね!
まとめ
物価が安くリーズナブルで楽しめる場所がたくさんあるうえ、親日派の多い台湾は、卒業旅行にオススメです。地元民の多くは日本人慣れしていて、わからないことなどを尋ねると親切に教えてくれることも少なくありません。
また海外旅行では慣れない食事でお腹をくだすこともあります。なるべくガイド本などに掲載されたお店を選ぶ、薬を携行する、旅行保険に入っておくなどの対応は必要です。
学生生活を共にした友達と台湾で素敵な思い出づくりを! この記事が楽しい旅行計画の参考になれば幸いです。
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