筆記試験30%でもなぜか通った某製薬会社Cの一次面接の話です。筆記の結果が散々だったのですぐに諦めていたのですが、何と3日後に通過の連絡が転職エージエントから来ました。
そして、まもなく先方から面接日程の提示がありました。平日指定だったので、難しいようなら調整しますが? と言われましたが、年休を使っていくことにしました。
面接会場は本社にて
面接会場(本社)近くの駅には30分前に到着。近くのコンビニでトイレを済ませ、ネクタイを締めた後、会場へと向かいます。
朝の早い時間帯なこともあり、人気はなくすっからからんのロビーでした。
受付に向かい面接で来た旨を告げると、事前に連絡がいっていたようで、来客シートに名前を記入し近くの椅子へと移動しました。
しばらくすると、綺麗なお姉さんがやってきてご挨拶。早速、交通費の清算をしてから小さな個室へと通されました。ここで、早速英語の試験が始まりました。
製薬会社の英語試験の内容は?
どんな問題だろう…、と思っていましたが事前情報通りの単純なSPIです。時間は30分。
ただ、PCでやるわけではなく、手でといてマークシートを塗りつぶす、という方式です。問題を簡単に述べると、
- 例文の特定の単語と最も意味が近い単語を選択しから選ぶ
- 複数の単語を意味が通るように並べたときに指定の位置に来るものを選ぶ
- 長文を読んで各設問に回答する
内容はセンター試験に毛が生えた程度で楽勝でした。23分ほどで全て解いてしまい、後は見直しをしていると時間になりました。
連投で面接試験
続けて、間髪いれずに面接会場へと案内されます。トイレ休憩位もらえるかと思ったらそんなことは無かったです(汗)
部屋はすぐ近く。と言いますか、壁隔てた隣です。
心の準備とか全くする時間もなく、
トントン
と扉を叩き中に入りました。入室後、
「失礼します」
と頭を下げ、名乗ろうとすると、面接官から、
「鞄はそちらの椅子にお願いします」
と言われたので、まずは鞄を置き向き直ってから、
「わたくし、Sayseと申します。本日はお忙しいところお時間頂きありがとうございます」
と挨拶しました。先方も軽く挨拶してくれ、
「それでは、おかけ下さい」
と言われたので座りました。
距離がそこそこ近く、長テーブルを挟んで1メートル程度でしょうか。そこに、若めの人事担当者、IT部門の管理職が2名おられました。
「本日はお忙しいところお越しいただきありがとうございます」
とかなり丁寧に人事の方が挨拶をされます。そして、自己紹介をして頂き、面接モードになります。
「まずは私の方からご経歴等をうかがわせて頂きます」
「その後、専門的な部分はこちらの2名からおうかがいします」
と人事の方より、段取りを説明されました。
うーん、かなり親切な面接ですね。
人事の方の質問タイム
人事の方から聞かれたのは以下のような話です。
質問内容(覚えている範囲)
- これまでの経歴
- 1社目の入社/退職理由
- 2社目の入社理由
- この度転職活動をする理由
- なぜ、製薬業界を志望するのか?
- 当社のどこに興味を持ったか
- 当社で何をしたいか
- 5、10年後どうなっていたいか
- 語学力について
まあ、基本的な話ばかりですね。製薬業界と該社の志望理由だけ工夫が必要ですが、以下の記事程度の弁論で乗り切りました。
距離が近くて緊張していたこともあり、結構中身が薄い回答もしてしまったのですが、あまり突っ込みはありませんでした。
最初にこのレベルの話を聞いてくれるとだんだん緊張もほぐれてきて助かります。
IT部門の方の質問はかなり突っ込みあり
続いてIT部門の方からの質問タイムとなりますが、結構質問が飛んできました。
質問内容(覚えている範囲)
- 各プロジェクトでの役割は?
- PLをした際のマネジメント人数は?
- パッケージ選定のポイントは?
- あなたの強みは何か?
- それ以外の強みはないか?
- IT企画」、とはどういうことを指すと思う?
- 業務改革を進めるポイントは?
- 社内SEとITベンダー、どっちでも業務改革はできるんじゃない?
- あなたがいたから上手くいった事例は?
- もっと詳しく説明できない?
- IT要員として最も必要な物は何か?
- プロジェクトを成功に導く最も大事なことは?
- 要件定義の品質をどのように担保するのか?
- カットオーバの判断は何をもって成すのか?
- ユーザ要件が担保されていることはどうやって示す?
- プロジェクトが遅延したらどうするのか?
- プロジェクト工数を見積もる場合の注意点は?
- 工数のバッファを積むことは問題ないのか?
- 貴方の言うリスクマネジメントは妥当なのか?
- 予算についてユーザ部門を納得させるにはどうするのか?
- システム導入の効果はどうやって示すのか?
- その評価指標は妥当なのか?
- 経営に貢献するシステム、とは何か?
- 設計レビューを行う際のポイントは?
- レビューにより品質を上げるにはどうすれば良い?
- ベンダー成果物の品質をどのように担保するのか?
- 品質審査指標の妥当性はどうやって測る?
- 海外にシステム展開する上で重要な事は?
1時間に迫る勢いで色々と聞かれました。真面目に書いていると10,000文字くらい行きそうなので、箇条書きにしてみました。…分かりにくいですよね。
その他も、なんやら色々聞かれましたが忘れました。
最後にこちらから2つ程質問をして終了です。
いやー、トータルで1時間半きっちり面接されました。
とにかく、具体的な事例の説明を求められることが多く、説明が抽象的だったり短かったりすると、どんどん追求されます。典型的な回答では駄目で、相手が納得するような内容を常に求められる印象がありました。
改めて質問内容を振り返ってみると、部門調整、外注管理、プロジェクトマネジメント、品質管理、予算管理・申請などかなり広いジャンルの質問をされてますね。私は主任とは言えまだヒヨっ子なので、実例から語る部分は弱かったですが、基本的な考え方はしっかりしている自信があったので、何とか形になるようにはして答えました。
決して先方が満足するようなレベルの回答ではなかったので、ご不満だったのではないかなと思いましたが、皆さんの表情は総じて柔らかく、こちらの事を少しでも知ろうとしてくれている雰囲気がありました。
総評
内容はさておき、みっちり話したのでお互いの考え方や仕事観などはかなり理解しあえたと思いました。今見返してみると割と典型的な話ばかりだった気がしますが、あんまりうまく答えて無いですね…
合格の確率:70%くらいかな?
と思いながら帰路につきました。
結果は合格
間に長期休暇(ゴールデンウイーク)を挟んだりしたので、日数で言うと10日くらいですが、営業日ベースで2日で合格連絡がきました。
次は最終ですが「ここで落ちるな」と思いながらエージェントにお礼を言いました。
なお、後で分かったことですが、抽象的に答える傾向があることが、面接時のマイナスポイントだったようです。エージェントに面接の感想を聞いてもらって分かりました。
関連記事:採用面接での面接官の印象を応募先企業に尋ねることは可能です(ただし、慎重に)
ポイントはやはり自分の強みと成功事例を具体的にたくさん話せることですね。私はそんなに経験がないので、かなり辛かったです…(私は語れることがあまりないんで^^;)。
さて、次回の面接は、果たしてどうなるでしょうか…?
コメント
こんにちは。
非常に難しい質問をされたんですね。
私は、後半の内容に関しては、
ほぼ答えることができないと思います。笑
もしよければ、何処かのタイミングで
どのような回答をされたのか参考にさせていただければと思います。
特にバッファとか。
では、今後の記事も楽しみにしています。
>testさん
いつもありがとうございます!
結構身辺がドタバタしててお返事遅れました^^;
記事内容にもコメントありがとうございます!
手記に纏めていますので、落ち着きましたら別記事でアップロードさせて頂きたいと思います。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします!