調剤薬局のお仕事って慣れてくるとマンネリ化しませんか?毎日狭くておんなじ職場で働いているとなんか飽きちゃいそう…
確かに人によってはそう感じることもあるみたいだね。僕なんかは管理薬剤師で毎日が忙しいからあまりそういうことは考えたことはないけどね
そうなんですか~?でも私ってずっと同じ場所にいるのが苦手なタイプなんですよね~。やっぱいろんなところでたくさんの人と会う毎日の方が新鮮で面白みがあるじゃないですか!?
なるほどね。なら、ユウカちゃんみたいな明るくて社交的なタイプの人にはラウンダー薬剤師っていう働き方もあるよ
ラウンダー薬剤師!?それ何ですか??
まあ、学生のユウカちゃんが知らないのも無理ないか。じゃあ、今日はいい機会だからラウンダー薬剤師の仕事内容について説明してあげよう!

今日は巷で話題(?)のラウンダー薬剤師と呼ばれる働き方についてご説明したいと思います。

複数店舗を掛け持ちしながら働くラウンダー薬剤師は、一つの店舗で働くことに飽き飽きしている方にはぴったりの職種と言えるでしょう。

単調な働き方から脱却できるうえに高収入も目指すことができるラウンダー薬剤師は転職を考えるうえで有力な選択肢となりますので、興味のある方はぜひご覧いただきたいと思います!

ラウンダー薬剤師ってどんなお仕事?

みなさんはラウンダー薬剤師という言葉をご存じでしょうか?

ラウンダー薬剤師とは主に調剤薬局で(一部のドラッグストアでも)用いられているシステムです。

複数の店舗を運営している薬局って店舗によってはどうしても欠員が出てしまうことがありますよね?

そんなときにラウンダーと呼ばれるポジションの薬剤師が人員不足の店舗を巡回して、調剤業務を手助けすることで不足を補うのです。

ラウンダー薬剤師は別名、ヘルプ薬剤師助っ人薬剤師などとも呼ばれており、多くの店舗を抱える薬局にとっては大変便利で合理的な制度となっています。

また、ラウンダー薬剤師は複数の店舗を掛け持ちするという性質上、移動の手間や負担などを考慮してお給料は通常の薬剤師よりも高めになっている場合がほとんどです。

巡回する範囲は薬局によって様々であり、半径数キロ圏内である場合もあれば、新幹線を使って複数の県をまたいで通勤するという場合もあります。

中には全国各地を渡りあるいて旅行気分を味わいながら業務に従事しているラウンダー薬剤師もおり、退屈な毎日から抜け出すにはまさにうってつけの職種と言えるでしょう!

 

ラウンダー薬剤師求人の例

ここではラウンダー薬剤師の具体的な求人例をいくつかご紹介したいと思います。

すべてウェブ上に掲載されている実際の求人であり、通常の薬局勤務と比べて高い年収が設定されていることがお分かりいただけることでしょう。

 

ラウンダー薬剤師のメリット

それでは地方の求人のメリットについて個別に説明していきたいと思います。地方求人には具体的には以下のようなメリットがあると言われています。

 

メリットその①:給料が高い!

ラウンダー薬剤師の大きなメリットとして、一般薬剤師と比べてお給料が高いことが挙げられます。

例えば、調剤薬局での平均的な年収を比較すると以下のようになります。

職種 年収
一般薬剤師 450~500万円
管理薬剤師 600~650万円
ラウンダー薬剤師 600~700万円

 

ラウンダー薬剤師の年収がこのように高額になっているのは、複数の店舗を回る手間や負担を考慮した給与体系となっているためであり、薬局によっては管理薬剤師の給料を上回る場合も珍しくはありません。

私の知り合いも東京都内の5店舗を巡回するラウンダー薬剤師として働いていますが、雇用時から既に年収は700万円だったそうです。

このようにラウンダー薬剤師は一般薬剤師と比べてはるかに高い年収を狙うことが可能なため、高収入を求める方には特にお勧めのポジションといえるでしょう!

 

メリットその②:人間関係の悩みが少ない!

ラウンダー薬剤師の特徴の一つとして、職場での人間関係が広く浅くなるということがあります。

通常のドラッグストアや調剤薬局では毎日同じような顔ぶれのスタッフと顔を向き合わせることになるため、必然的に周りのスタッフとは深いつきあいをすることになります。

一方、ラウンダー薬剤師は常に複数の店舗を巡回する立場にあるため、同じスタッフと会うのは週1回程度というパターンが多く、人間関係の悩みが深刻化することはあまりありません。

僕の友達が今ラウンダー薬剤師として働いているんだけど、濃い人間関係に悩まされなくてすむからすごく楽だって言っていたよ
そうなんですか??
うん。その人が以前に普通の調剤薬局で働いていたときはいわゆるお局さんみたいな薬剤師の派閥争いに巻き込まれてすっごく大変だったんだって。
え~。それってめっちゃめんどくさいですね~。みんな仲良く仕事すればいいのに
まあ社会に出るとなかなかうまくいかないことが多いからね。でも、ラウンダー薬剤師に転職して色々な職場を巡回するようになってからはそういっためんどくさい人間関係に巻き込まれることも無くなって平和な毎日を送っているそうだよ
確かにたまにしか会わない人達とならそんなに揉めることもないですからね~
うん。その人にとってのラウンダー薬剤師の一番のメリットは、毎日同じメンツと顔を付き合わせなくていいことだって言ってたよ(笑)
あ、でもそれ分かるかも!特に調剤室みたいな狭いスペースに毎日閉じ込められているとどうしても雰囲気悪くなっちゃうことってありますよね~。私が実務実習で行った薬局もそんな感じでした!
そうだね。そういう狭い人間関係を苦手とする人には、毎日違う顔ぶれと仕事ができるラウンダー薬剤師はお勧めの職種といえるだろうね!

 

メリットその③:たくさんの薬局を経験することでスキルアップが図れる!

ラウンダー薬剤師のメリットには幅広い種類の処方箋の調剤を経験できることもあります。

一つの薬局で働いているとどうしても処方箋の種類が門前の病院やクリニックから発行されるものに偏ってしまいますよね?

これに対してラウンダー薬剤師は複数の店舗を回るため、様々な種類の処方箋を調剤することになり、数多くの薬に対する知識を身につけることができます。

こうした経験は今後転職する際にも大変有利になるため、調剤スキルを高めたい人にはラウンダー薬剤師はおススメの仕事と言えるでしょう!

 

メリットその④:マンネリ化しないですむ!

ラウンダー薬剤師は毎日色々な職場を巡回するため、日々リフレッシュした気分で仕事に臨むことができます。

同じ職場での単調業務の繰り返しにうんざりしてしまったという人にはこうした働き方もよいかもしれません。

また、特に巡回範囲が広い薬局では新幹線やホテルを使っての勤務となるため、人によってはまさに旅行気分と呼べるでしょう。

仕事が終わった後に現地の名産品をお土産に買って帰ったり、おいしいものを食べたり、地域によっては温泉に漬かったりと大変恵まれた環境で働いている方もいらっしゃいます。

各地を飛び回ることが大好きな旅行好きの方には最適のお仕事といえますね!

 

メリットその⑤:管理薬剤師や薬局長などの管理職を避けられる!

ラウンダー薬剤師のメリットの一つに、管理職に就かなくても高いお給料がもらえることがあります。

通常、高収入を狙う方にとっては管理職に就くことは避けられません。

例えば、年収700万円以上を狙うとなると、調剤薬局ならば管理薬剤師やエリアマネージャー、ドラッグストアならば店長などのポジションに就く必要があります。

ただし、当然のことながらこうしたポジションは大変責任が重く、日常的に残業も発生することになります。

「高いお給料が欲しいけどできれば管理職や残業は避けたい!」という贅沢な希望をもつ人にこそ、ラウンダー薬剤師という職種は向いているといえるでしょう。

 

ラウンダー薬剤師のデメリット

それでは次にラウンダー薬剤師になるデメリットについてお伝えしたいと思います。

もちろんラウンダー薬剤師の仕事は上にあげたようなメリットばかりではありません。中には普通の薬剤師よりもずっと大変だと思うような場面もあるでしょう。

どんな職種にもメリットがあればデメリットも存在します。転職をする際にはこれらをしっかりと天秤にかけながら総合的に判断するようにしてくださいね!

 

デメリットその①:多科目の処方箋に対応できるスキルが必要

ラウンダー薬剤師はどんな科目の処方箋にも対応できる薬剤師としての総合的なスキルが必要になります。

このため、調剤経験が3年未満などのように経験の浅い方にはやや厳しい仕事内容といえるでしょう。

扱う薬の種類も1つの店舗だけであれば普通は400~500品目程度で済みますが、複数店舗ともなると1000~1500品目に及んでしまいます。

中途半端な知識や経験で務まる仕事ではないため、応募する前にご自身のレベルをきちんと見極めておくようにしてください。

 

デメリットその②:職場によってルールが様々なため混乱する!

たとえ同じ系列の薬局でも、職場によって仕事のルールが様々であるのはよくあることです。

錠剤をピッキングする際のPTPシートの分割の仕方や、一包化調剤をする際の印字の仕方など、店舗ごとに細かなルールが定まっている場合は、それぞれのルールをいちいち覚えなくてはいけません。

また、当然のことながら薬の種類やおいてある棚の位置も異なるため、店舗ごとに記憶しておかなければなりません。

これはラウンダー薬剤師のようなヘルプ業務に携わる薬剤師にとっては一種の宿命であり、柔軟に対応する能力や細かな事項を覚えておく記憶力が必要になることは覚悟しておく必要があります。

 

デメリットその③:通勤に時間がかかる

巡回する店舗が分散している薬局などでは通勤にかなりの時間を要する場合もあります。

店舗によっては通勤に2~3時間かかるところもあり、大きな負担となることがあるので事前にしっかりと確認しておきましょう。

 

デメリットその④:急な欠員によるシフト変更もあり

ラウンダー薬剤師は欠員補充のための助っ人要因という性格のため、ある店舗で急に欠勤が出た場合は、急遽その店舗への出勤を命じられることもあります。

朝一でいきなり電話がかかってきて、「今日は○○店の薬剤師がインフルエンザでダウンしたから至急そこに向かってください!」などと指示を飛ばされることもあり、臨機応変な対応が求められます。

 

デメリットその⑤:車通勤が必須になることも

巡回する地域によっては車の使用が必須となることもあります。

運転免許が無い方や車を所有していない方などはこうした点は事前にしっかりと確認しておきましょう。

 

ラウンダー薬剤師がやりたいならこのエージェントを使え!

ラウンダー薬剤師の仕事はどのように探せばよいのでしょうか?

実はこの手の求人は一般の求人雑誌などにはほとんど掲載されていないため、ラウンダー薬剤師の仕事に就きたい場合は薬剤師専門の転職サイトの利用が必須になります。

その中でも以下にご紹介するような転職サイトはラウンダー薬剤師の求人が他サイトと比べて充実しているため、ぜひ、登録されることをお勧めします!

なお、ラウンダー薬剤師のお仕事はそれほど求人件数が多くなく、人気のポジションとなっているため、求人サイトには直接掲載されないケースも多いです。

このため、こうしたポジションのお仕事を探される場合は、転職サイトに掲載されている求人を探すよりも、サイトの担当者(キャリアコンサルタントやキャリアアドバイザーなど)に相談するのが一番てっとり早いと言えるでしょう。

面談時にコンサルタントに「複数の店舗を掛け持ちするポジションの仕事を紹介して欲しい」と伝えればきっとあなたの希望に沿った求人を複数提示してくれることでしょう。

 

【マイナビ薬剤師】

マイナビ薬剤師は最大手の薬剤師転職サイトで、4万件以上の膨大な求人を取り扱っています。

全国各地に14の支店があるため地方求人の取り扱いも多く、様々な地域のラウンダー薬剤師のお仕事を見つけることができます。

 

【リクナビ薬剤師】

リクナビ薬剤師はマイナビ薬剤師と双璧をなすと言われる大手の薬剤師転職エージェトです。

日本最大級の規模を誇り、35000件以上の求人の取り扱いがあります。

積極的なサポートを売りにするキャリアアドバイザーがいることもリクナビ薬剤師の特徴であり、ラウンダー薬剤師の職に就きたい方にも親身になって相談に乗ってくれることでしょう。

 

【アプロドットコム】

約78000件もの膨大な数の求人を有する薬剤師転職支援サイトです。数が多すぎて自分一人で求人を見つけるのは大変かもしれませんが、キャリアアドバイザーに相談することで、自分の希望にピッタリの求人を見つけ出してくれます。

これだけの数の求人があればそれほど苦労せずに希望に副ったラウンダー薬剤師の求人を見つけることができるでしょう。

 

その他のエージェントについては以下の記事でまとめていますので併せてご覧頂けますと幸いです。

まとめ

ラウンダー薬剤師の説明はどうだった??
すっごく興味深かったです!こんな働き方があるなんてちっとも知りませんでした!
今は薬剤師の供給不足の状態が続いているから、こういう多様な働き方をすることが可能なんだ
へ~。私は旅行で全国各地に行くのが好きなんでこういう働き方もすっごく魅力的です!会社の経費で色んな地域に行けちゃうのってめっちゃお得な気分ですよね!
はは(笑)確かにユウカちゃんみたいに若くて元気のある人には向いているかもしれないね!ただ、ラウンダーとして働くからにはある程度の経験も必要になるからね
うう…私にはそれがネックです…
まあ普通の調剤薬局で3年も経験を積めばできるようになるから安心していいよ
そうですね!じゃあ私もそれを目指して頑張りたいと思います。今日はありがとうございました!