転職しやすい年齢は何歳くらいでしょうか?
若ければよい、いやいや、それなりの年齢になっている方が良い。など色々な意見がありますが、一般的に売り手市場となるのは30歳~35歳だそうです。
人事は3という数値を嫌うという噂の真偽は?
1回目の転職(27歳)の際、何かの本(か、ネットのコラム)で以下のような文章を読んだことがありました。
「転職は30歳になると途端にきつくなる。人事は3という数値を嫌う。具体的には、30歳、33歳。志願者がこの年齢だと一気に採用を渋る」
その時は、「あ、良かった間に合った…」と感じました。
ところが、今回はちょうど30歳での転職です。
「もうだめか…」
と思って少し落ち込んでいたのですが…
転職エージェントに聞いたところ、今現在(2013年5月)、最も需要があるのは30~35歳の社会人経験10年前後の年齢層で、売り手市場だそうです。
私はちょっと寄り道して社会人経験5年の30歳とあまりイケておらず、経験年数的にはあまり魅力的ではないかも知れませんが、それでも一応興味を示してもらえる範疇らしいです。
どうして30~35歳の年齢層が好まれるのか?
社会人10年目くらいになると、仕事の回し方を覚えだすころです。
上司の指示を受けなくても自分で仕事を処理できるくらいの年齢でしょうし、主任や係長に昇格している人も多く出てくるので、サラリーマンとしてはきちんと力がつき、マネージャーになるための下準備が出来ているというバランスの良い年齢になります。
私も現在は主任ですが、どうやって仕事を取るか、取ったものをどのように進めるかの流れは把握できており、任せられたプロジェクトを遂行するにはとりあえずは問題のないスキルが備わっていると考えています。
丁度この年齢くらいの人を採ると、最初にその会社の業務を教え込めば後は勝手に仕事をしてくれるので、ひじょうに使い勝手が良くなります。
また、過去(第一次就職氷河期)に採用を絞り不足している年齢層でもあるので、企業側も補充の意図で採用したがります。
30歳だとポテンシャルも加味される
即戦力を期待されつつも、アンダーラインである30歳程度ですと、まだまだポテンシャルも考慮されます。
例えば、少しジャンルが違うレベルの未経験者であれば、それなりの待遇で雇用されることが多いです(営業から研究職など恐ろしく異なると厳しいかも知れませんが)。
私も、同業種・異職種で内定を取りましたが、提示された年収は同じ年齢層の同職種の方と差異はありませんでした。業務系SE⇒研究・開発系ソフトウェア開発という挑戦でしたが、あっさり内定を取れました。
実際、転職エージェントさんと会話していると、けっこう厳しそうな案件を勧められることが多いです。
私「いや、絶対無理ですよ。要件をほとんど満たしていません」
エージェント「ご年齢的にポテンシャルを考慮される可能性があるため、出してみることをお勧めします。可能性はゼロではありませんよ?」
という風に、要件をほとんど満たしていなくても、企業側が今後の活躍を期待して面接に呼んでくれることがままあるそうです。まあ、同じタイミングでその要件を満たしている人が受けていたら、そちらが採用されるでしょうけど。
35歳を超えると少し厳しくなる理由
35歳~40歳くらいになってくると、マネージメントの経験があるか、という条件が強く問われるようになります。
早めに昇進できる企業にいると、この年齢層で課長になっている人もいますし(最低限、主任にはなっているはず)、やはり採用側もマネージャー候補としての登用を考えてきます。業務知識も持っており、部下も何人かいる、そんな人を求めてきます。
40歳以上はほぼマネージャー候補としての採用になるので、マネジメント経験の問われる比重がほぼ全てを占めるようになります。専門職だとこの限りではないとは思いますが、いずれにせよ年齢に応じて人を使う、という経験はしておくにこしたことはありません。
私の周りの30歳~35歳での転職者
私は30歳ですが、同年齢ややや上の方で、転職している人はたくさんいます。
ステップアップ転職に成功している人もたくさんいますし、中には、
「マジでそんな会社に入れたの!?!?」
というようなとんでもなく羨ましい快進撃を演じた知り合いもいます。
もちろん、それよりも上の年齢の人でも幾らでもチャンスはあると思います。現状に絶望している人は是非とも外を見て下さい。そこには幾らでも可能性は広がっています。
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