地元で働きたい!Uターン就職・転職のメリット・デメリットと3年で戻った私の体験談

転職活動日記

管理人のセイジは2008年に新卒入社後、2010年に早くも転職をしました。

これほど早く転職をした理由は、地元に戻りたかったためです。

いわゆるUターン転職というものですが、私のように就職時に地元の企業を選んだり、何年か働いた後にUターン転職をする人はかなり多いです。

この記事では、Uターン就職・転職の実情、メリット・デメリットを私の体験談を交えて書いてみます。

Uターン就職・転職と目指す理由とは?

Uターン就職・転職とは、地元から進学や就職で一度離れた人が、再び地元で就職することです。

理由は色々とありますが、主に以下のようなものかと思います。

Uターンする主な理由

  • 一家の長男で実家を継がなければならないため
  • 女性で親から帰ってくるように言われたため
  • 親の介護が必要になったため
  • 地元愛が強くとにかく帰りたいため

女性は独身の場合は親元に戻ることを勧められるので就職時や数年働いてから戻る傾向があり、男性で長年地元を離れていても、介護が必要な場合は転職で帰る人が目立ちます。

私の中学・高校時代の女性の知り会いは、かなりの人数が東京に行きました。ただ、結婚後の生活は親元に近い方が良い。と考えて就職時にほとんどが帰ってきています。

早稲田大学の法学部を出たにも関わらず、大阪に帰ってきてコンビニで働いている友達がいますが「たとえ給料が多く貰えなくても、住み慣れた地元がやっぱり良い」と言っていました。

介護が理由の転職者も昔は少なかったですが、私がここ数年勤めた3社の中で10人以上出会っていますので、極々自然な理由になってきています。

後は地域性で地元に戻りたがる場合もあります。私は大阪出身ですが、大阪人は地元愛が強いので、就職の際に地元へ戻ろうとする傾向があります。

私がUターン転職を希望した理由はいとも単純で「地元で働きたかったから」です。

会社は相当忙しかったのですが、過労死するレベルではありませんでしたし、既に慣れてしまっていたので不満はありませんでした。それでも、地元に対する愛着心は凄まじく、このまま東京で働くとは考え転職してしまいました。

このように、何らかの理由でUターン就職・転職することは今日日当たり前のことであり、特に気負いする必要はありません。

ただ、実際に実行しようとすると、メリットとデメリット、そして実行の難しさが伴います。

Uターン就職・転職のメリットとデメリット

Uターン就職・転職のメリット/デメリットですが、主に以下のようになります。

Uターン就職・転職のメリット

  • 仕事がなかなか見つからない
  • 募集があっても倍率が高い
  • 待遇が東京などの都市部に比べるとかなり悪い(ブラック企業が多い)

就職すると分かりますが、親元から通っている人は、何かと助かります。

就職すると仕事に慣れるまでは、精神的にも肉体的にも疲れますが、実家にいれば親が家事をやってくれるので大変さが全く異なります。家賃もかかりません。

芸人の今田耕司さんは吉本NSCの生徒だった際に自宅から通っており世話を家族がしてくれたため、若手芸人とは思えないほど生活が楽だった。と聞きました。

地元で勤めれば、昔からの生活環境・人間関係もそのまま持ち越せるので、新しいことに慣れる必要がありません。そのまま将来の人生設計をして、安泰に暮らせます。

このように、住んでいた環境に大きな不満がなかった場合は、地元で就職・転職して戻ることはメリットだらけです。

私も実際に転職して戻って本当に良かった、と思っていますし、二度と地元大阪を離れることはないでしょう。

Uターン就職・転職のデメリット

  • 仕事がなかなか見つからない
  • 募集があっても倍率が高い
  • 待遇が東京などの都市部に比べるとかなり悪い(ブラック企業が多い)

Uターン就職・転職をする際のデメリットは「良い勤め先がない」というもので、理由はほぼこれに集約されます。

東京に比べると都市圏の大阪・名古屋であっても求人の数は桁が1~2つは違うほど減り、待遇も悪化することがほとんどです。他の都道府県になると、求人が一気に減り、ブラック企業のような案件しかない市町村もあります。

(そもそも、進学や就職で都市部に出てこざるを得ない理由は地元の就職事情が悪いから。というケースが多い)

 

Uターン就職をする場合の戦略

Uターンする場合は「少ない中からとにかく良い求人を見つける」、という点がポイントになります。これは確かに難しいのですが、新卒の場合は調査をしっかり行えば意外とクリアできます。

Uターン就職に失敗するパターンは「活動中に情報を調べきれなかった」がほとんどです。

何だかんだ言って、各都道府県にはそこそこの企業はありますし、調べれば隠れた優良企業も見つかります。

ただ、就活生の多くは、活動時に調べきれないことが多く、自分が聞いたことがある大手ばかりを優先して受けるので地元就職に失敗する傾向があります。

そして、地元の良い求人はもう無くなった。と考えてしまい、東京の会社を受け内定が出て、地元を離れる羽目になります。

かく言う私もこのパターンでした。大阪で良い就職先がない/受からなかった、ために東京で就職しましたが、後々になって2chなどで調べると、隠れた優良企業は大量にあり、物凄く後悔しています。

情報源としては、できるだけ2chや就職課に着ている案件を直に見た方が良いでしょう。リクナビだけを頼りに、目についたものばかり選んでいると、美味しい求人を逃します。

 

Uターン転職をする場合の戦略

ある程度給料が減っても良い。ということであれば転職サイトやエージェントに登録し紹介される求人を片っ端から受ければ意外とすぐに決まります。

ただ、できるだけ良い条件で戻りたい場合(そうあって欲しいですし)は、1~3年の長期戦で挑んだ方が良いです。

私が実際にそうでしたが、転職サイト・エージェントに登録した後にずっと情報を集め続け、自分の希望する勤務地・給料に見合った会社の求人を待ちました。

あまり募集をしない優良企業でも、1~2年に1回のペースでポンと求人を出してくることが多いので、そこを狙っていきます。

 

Uターン転職するのに最適な勤務年数は?

Uターン転職する場合は、手堅く転職したいなら、5年くらいは勤めた方が良いと思います。

理由はある程度勤めていないと求人の要件に合うスキルが習得出来ていないためです。

5年くらい働けばスキル面では十分であり、かなり濃い内容を履歴書に書けるようになりますし、企業側もその程度の経験を望んでいるようです。今の会社に転職してきた方も、32~35歳くらいが中心で、5~10年くらい勤めた方が多いですね。

ただ、最近は第二新卒(3年未満の就業)でも大手採用は当たり前、多くの望まなければ1年目に転職活動をしても内定が出てしまいます。

私の場合は、就職が決まった時点から既に帰ろうと思っており(学校推薦だったため断れなかった)、就職と同時にリクナビネクストに登録しています。ただ、実際に転職エージェントに会って会社を受け出したのは、3年目になってからでした。それでも3年は待たずして転職してしまったのです。

普通、3年は勤めないと厳しいなどと言われますが、2年間でそれなりの力はついていると思っていましたし、事実転職できてしまったので、勤務年数による早い遅いは幾分何とかなります。

ということで、私は相場より少し若いタイミングで転職活動をしました。活動は1ヶ月程度で終了し内定が出ています。

※この際のエピソードは「転職サイトエージェントのおすすめ比較」の記事で書いていますので、よろしければごらん下さい。

 

Uターン就職・転職のやりかたまとめ

Uターン就職・転職を成功させるためのコツを以下に纏めます。

Uターン就職

  • とにかく情報を集める(半年以上はかける)
  • 2chの勇士の書き込み、就職課にきている案件を中心に見る

Uターン転職

  • 良い求人を見つけるなら長期戦(大体1~2年は必要)
  • 勤務経験が短くても何とかなるので、とにかく探す

それなりにパワーは必要ですが、成し遂げた際の喜びは何物にも代えがたいです。

「地元に戻りたい」という思いのある人は絶対に実施して損はありませんので、一度ご検討頂けますと嬉しく思います。

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