一般的に、転職支援エージェント会社の勤務年数は5年前後と短く、平均年齢も若めです。

これには色々と理由がありますが、基本的にはこの仕事を長く続けずに、エージェントさん自体もキャリアチェンジしてしまうことが多いためです。

そんな中、この道20年以上という大ベテランと話す機会があったのでその時のエピソードを綴ってみようと思います。

主要なエージェント会社の情報

エージェントさんは一般的に若い方が多いです。ご参考までに、以下に巷で情報が公開されていた、エージェント会社の平均年齢・勤務年数・平均年収を抜き出してみました。無作為で恐縮ですが、あくまでイメージを掴むという形でご参照下さい。

JACリクルートメント

  • 平均年収:499万円
  • 平均年齢:33.1歳
  • 勤続年数:3.9年
  • 従業員数:367人

en Japan

  • 平均年収:432万円
  • 平均年齢:29.4歳
  • 勤続年数:4.0年
  • 従業員数:617人

クイック

  • 平均年収:462万円
  • 平均年齢:30.7歳
  • 勤続年数:6年
  • 従業員数:229人

インテリジェンス(DODA)

  • 平均年収:482万円
  • 平均年齢:30.2歳
  • 勤続年数:3.1年
  • 従業員数:3,389人

これを見ると、やはり30歳前後が主流のようです。また、実際に私がお会いした方は大体が20代後半~30代前半でした。

 

ベテランコンサルタント(エージェント)との出会い

そんな若い産業の中にあって、今回と併せて過去2回、その道20年以上と言う大ベテランのエージェントさんにお会いしています。

 

1人目:定年直前の方

こちらは、丁度3年前に転職活動をしていた際にお会いした方です。

ニスコム株式会社という会社の方で、物腰の低い温厚な方でした。ただ、あまりサポート面では特色を感じず、色々と尋ねてみても、こちらの意図とずれた回答が多く、キャリアの割には微妙だなと思いました。

結局、その人経由で受けていた企業も落ちてしまったので(筆記で落ちたので自分のせいですが^^;)、物悲しい結果となりました。

 

1人目:50代の方

今回お世話になっている方ですが(まだ対応中なので社名は一応伏せます)、物腰の低い優しい方です。前回との違いは営業スタイルが出来ているのか、話し方やリアクションの取り方がうまく、どことなくやり手な雰囲気は感じました。

ただ、「この道20年の超ベテラン!」、…というような凄みはやはり感じることはなく、

雰囲気は良いのですが、何かパッとしない印象がありました。気の良いおっちゃん、という感じです。

 

何だか、けなしてる文章にも見えかねませんのでフォローしていくと…

私が思うに、ベテランエージェントの強みは「その人柄」と「取引先とのコネクションの強さ」だと思います。

ベテランエージェントさんは、基本的には特定の企業とお付き合いが長い方が多く、先方の社風やニーズを良く理解しています。逆に言うと、幅はそれほど無い印象です。知っている企業になら強く売り込めるけれども、知らない企業は不得手、という感じです。

 

売り込み先の企業をよく知っているということはやはり強みで、先方のニーズに照らし合わせて「この人なら大丈夫かも知れない」、という人を選んで声をかけ、紹介するケースが多いようです。

そのためか、上記2名の方からの推薦では、いずれも書類選考を通過していますし、今回の場合は、最終面接まで通過しています。

 

ベテランはマッチングが上手

以上の経験から、私の中でのベテランの強みは、

「求職者と応募先企業との相性がきっちり合うか考慮した後に相手先に売り込むため内定の取得率が上がる」

と考えています。

 

若い方や適当そうな人に当たると、とにかく数を撃って狙えみたいなことを言われることが多いです。

「とりあえず、出せるだけ出してみて下さい!(20件程)」

と言われたこともありますが、それは幾らなんでも無計画すぎると言うか、他にやり方があるだろう、と感じたことがあります。

それに対して、このようなベテランコンサルタントさんは、その人に合った質の良い案件を選び推薦してくれます。

 

なぜ20年も紹介業をやっているのか?

ところで、どうして20年以上もこの仕事を続けているのか興味本位で聞いてみました。

エージェント「いやー、どこからもお声がかからなかったからですかねぇ」

聞いてみると、企業の人事部門に転職したりする人が圧倒的に多いそうで、転職エージェントのキャリアを全うする人は少ないそうです。

そんな中、この仕事が何だかんだでしっくりいき、これまで続けてきた、というのが本音なんでしょう。

上記のセリフを発せられた時のエージェントさんの表情は、セリフの内容とは裏腹に、とても満足した雰囲気で満たされていました。後は、所属しておられる転職支援会社の居心地がよかったのも理由の1つだそうです。

色々と思うことはおありになったのかも知れませんが、転職エージェントという仕事は定年まで続けることができる仕事ですし、多くの方の人生を幸せに導くかけがえのない役割だと感じました。

 

若手とベテランの使い分け方

我々求職者からの使い分けとしては、

①質の良い案件にピンポイントで応募したい場合

⇒ベテランコンサルタント(ベテランエージェント)

②とにかく急いで内定が欲しい場合

⇒若めのコンサルタント(エージェント)

 

で良いのではないでしょうか。