「フリーターは何歳まで続けても大丈夫なのか?」
現在フリーターをしている人ならこんな不安を抱えていることでしょう。
具体的には、
• フリーターのリアルな年齢層
• 最年長のフリーターの年齢
• 40代でもフリーターとして働き続けている人の特徴
を、社員として実際に見てきた経験から語ります。
フリーターとしてこのまま生活していて大丈夫だろうか?と心配な人に役立つ情報ですので、気軽に読んでみてください。
実際に見てきたフリーターの年齢はいくつくらいだったのか
飲食店などの接客業で働いていましたが、過去に見てきたフリーターの年齢層としては20代と30代が多いです。
一般的なフリーターの定義は15歳〜34歳です。
しかし、この記事でのフリーターの条件とは、以下の3つに当てはまる人を指しますので注意してください。
1. 年齢は不問
2. 学業、正社員の仕事をしていない
3. フルタイム勤務(複数のアルバイトやパート勤務をしていて合計時間がフルタイム相当の場合も含む)
職場によって年代の比率は異なりますが、基本的にフリーターが働く職場では同じ年齢層の人が集まりやすい傾向があります。
20代が多ければ自然と20代が増えやすく、30代が多い職場だと30代が多くなりやすいです。
これはアルバイトやパートの採用時に担当者が選んでいるというよりも、入社後にスタッフ同士で気が合うかどうかの問題です。
採用した後に退職せずに残るのが同年代ということですね。
女性が多い職場では自然と女性が集まりやすいといった傾向もあるでしょう。
多くの職場では20代と30代が半々程度の割合か、20代がやや多いという状況でした。
フリーターは最年長でも40代だった
ではフリーターとして見てきた中での最年長は何歳だったのでしょうか。
今まで見てきた中では48歳の女性が最高齢でした。
ただし子供がいたため女手一つで育てるためにフリーターをしていたという状況でした。
未婚のフリーターに限るのであれば、33歳の男性が上限でした。
意外と若いと思うかもしれませんが、結婚をしてフリーターで働き続ける30代は何人か見てきましたので、独身に限ればという条件付きでしかありません。
30代のフリーターの多くは30代前半です。
特に30歳〜33歳程度の人が多く、35歳までに転職していく人も何人かいました。
40代のフリーターは10人に1人程度しかいませんでした。
ほとんどの場合、40代のフリーターは10年近く同じ職場で働き続けている人ですので、新たな職場で学び直すのは難しいのでしょう。
40代でフリーターをしていると、自分の半分しか生きていないような若い社員の指示を聞かなくてはいけません。
間違っているとわかっていても指示通り動くことを強要されることは珍しくないでしょう。
40代でフリーターをしているとプライドが高くなってしまう人も多いので、おすすめできる生き方とは言えません。
余談ですが、最年少のフリーターは16歳でした。
10代のフリーターというのは40代のフリーターよりも珍しいです。
40代でもフリーターをしている人の特徴
恐らく40代でフリーターという人生は避けたい人が多いでしょう。
そんなあなたのために、40代でフリーターをしていた人の特徴を紹介いたします。
離婚して子供を引き取っている
プライドが高い傾向がある
同じ職場に10年以上いる
今まで見てきた40代のフリーターの大半に当てはまる特徴です。
プライドが高いかどうかは本人次第になりますが、多くの場合は既婚者で子供がいます。
そのため生活費を稼ぐ必要があるのですが、正社員には転職しないという人がなぜか多いです。
40代でもフリーターをしている人は同じ職場に10年以上いることも多かったです。
これこそがプライドが高くなってしまう原因だと考えられるでしょう。
30歳以上のフリーターは正社員経験がないのか?
実際のフリーターはどうだったのでしょうか。
確かに、高校を卒業してフリーターを10年以上続けている人はいました。
しかし半数くらいは正社員の経験がありました。
・他の会社の正社員として数年働いていたけれど辞めてフリーターを選んだ人
・店長経験者だったが疲れてフリーターになった人
・パチプロとして稼げたので正社員をやめてフリーターとなった人
・経営者なのにフルタイムのアルバイトで働いていた人
・正社員からフリーターになったけれど数ヶ月で正社員に転職していった人
このように様々な人がいました。
逆に20代は、高校や大学を卒業してからそのままフリーターになった人が多かったです。
35歳以上のフリーターに未来はないのか?
35歳までには絶対に転職しないといけないかというとそうでもありません。
社員登用制度がある会社であれば、フリーターから社員になるチャンスがあります。
この場合ならすでに持っている経験を活かせますので、35歳以上でも問題なく採用されます。
実際、先輩社員の中には40代後半でフリーターから正社員に登用された例もあると聞きました。
社員登用制度がある職場で働いているのであれば、35歳以上のフリーターであってもチャンスはあるので諦めないようにしましょう。
年々、フリーターは正社員に転職しやすくなっている?
実際、30代前半のフリーターが、「転職活動をします」と言ってあっさり正社員になっていく例を何度か見てきました。
現在は労働者不足の時代なので、フリーターでもいいから人手がほしいと考える企業はたくさんあります。
あなたは「職を選ばなければ正社員の道はあるだろうけれどブラック企業は嫌だ」と考えていませんか?
しかし、ブラック企業の正社員であってもフリーターよりは条件が良い事が多いです。
もしもあなたがフリーターで今の環境が居心地の良い場所だと感じるのであれば、無理に転職する必要はありません。
一方で、フリーターなのにブラックな環境だと感じているのなら、ブラックな会社の正社員になったとしてもデメリットはないでしょう。
どうしても無理ならまた転職すればよいのです。
経歴に傷がつくと考えるかもしれませんが、既にフリーターとして長く働いていたのなら今さらつくような傷はありません。
落ちても構わないという意気込みで正社員の面接を受ければ転職することはそう難しくはないでしょう。
フリーターから転職するのなら、年齢よりも本人の素質のほうが重視されやすいです。
30代であっさり転職する人が多い一方で、20代前半なのになかなか転職が決まらない人も見てきました。
年齢を気にするくらいなら面接対策やスキルの習得に努めたほうがよほど採用されやすくなるでしょう。
まとめ
実際に見てきたフリーターの主な年齢層は20代〜30代前半です。
既婚者の中には40代もいますが、10人に1人程度しか見かけませんでした。
多くのフリーターは35歳までに転職していきます。これは35歳を超えると転職が難しいため人生を見直した結果なのだと考えられます。
もしあなたがフリーターを続けるのであれば、35歳までには転職するかどうかを考えておいたほうが良いでしょう。
昔に比べると30代や40代のフリーターでも転職しやすい環境になってきていますので、無理に転職する必要はないのかもしれません。
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