「アルバイト、パート、フリーターって何が違うの?」
「契約社員、派遣社員、正社員って?」
このように職位の違いを把握しきれない人も多いでしょう。
実際のところ、すべてを把握している人は少数派ではないでしょうか。

この記事では、フリーターや社員といった職位の違いについて紹介いたします。

具体的には
 ・ニート
 ・フリーター
 ・アルバイト
 ・パート
 ・フリーランス
 ・契約社員
 ・派遣社員
 ・嘱託社員
 ・正社員
これらの詳細を解説いたします。

正社員を目指していたら期間限定だったなんて事態を避けるために、しっかりと覚えておきましょう。

ニート、フリーター、アルバイト、パート、フリーランスの違い

ニートやフリーターの違いは理解していても、アルバイトとパートの違いまではわからない人が多いのではないでしょうか。

まずは以下5つの違いを理解しましょう。

ニート

一般的には学校にも行かず働きもしない人を指します。無職と同じ意味で使われることも多いです。
厳密な意味で言えば就業、学業、家事のいずれもおこなっていない15歳〜34歳の人物を指します。
働く意欲があるかどうかは問題となりません。

フリーター

一般的には企業との雇用関係にある人のうち正社員以外で生計を立てている場合を指します。
厳密な解釈では15歳〜34歳に限定されていますが、最近では中高年の非正規雇用者が増えてきたため年齢は条件にしない例も増えています。

アルバイト、パートタイマー

期間限定で雇用する社員の呼び方の1つです。
実は、アルバイトとパートに厳密な違いはありません。
企業によってアルバイトと呼んだりパートと呼んだりするだけで基準は会社ごとに異なります。
実際に働いていた会社で見たことがある例としては、アルバイトは週40時間のフルタイム労働者、パートはそれ以外という基準でした。
傾向としては、短時間労働者をパートと呼ぶ会社が多いようです。

フリーランス

個人事業主のことです。
企業との雇用関係で働くのではなく、個人で仕事を受けて相手から報酬を受け取る形態の働きかたです。

社長に近い働き方で、ニート、フリーター、正社員とは別物ですので注意してください。

 

契約社員、嘱託社員、派遣社員、正社員の違い

「社員」と名がつく主な職位には契約社員、派遣社員、嘱託社員、正社員などがあります。
これらにはどのような違いがあるのでしょうか?

契約社員

期間限定の非正規雇用者の形態の1つです。
厳密に言えばアルバイトとの違いはありません。ただし、企業の多くではアルバイトと正社員の中間に位置づけていることが多く、アルバイトから社員登用をする際に契約社員を経由させることが多いです。

アルバイトが時給であることに対して、契約社員は月給や日給制を採用している企業が多いです。
基本的に期間限定ですが、アルバイトは半年ごとの契約更新だけれど、契約社員は1年ごとの更新といったように期限が異なる例を実際に見かけました。

嘱託社員

厳密に言えば契約社員との違いはなく、期限が定められた非正規雇用者です。
契約社員がフルタイムで働くことが多い一方で、嘱託社員はフルタイムではないことが多いです。
定年退職後に再雇用する場合などに嘱託社員制度を利用する企業が多いようです。
実際に見てきた例としては、定年退職後に再雇用する人を嘱託社員と位置づけたり、フルタイムで働けない人を契約社員として採用したりする場合に利用していました。

派遣社員

契約社員や正社員とは別物です。
派遣社員は人材派遣会社に雇われており、企業の要望に応じて派遣されるという業務形態です。
派遣先の企業と直接契約するわけではなく、人材派遣会社に登録する期間限定の非正規雇用者です。

正社員

他の職位と異なり、正社員は正規雇用者です。
一般的には、無期限の雇用関係にありフルタイムで働く人を指します。
無期限で雇用してもらえるため安定性が高いと考えられており、他の職位とは一線を画しています。
正社員というだけでローンの審査なども通りやすくなるため、社会的地位が高くなるでしょう。

どの職位が一番働きやすいのか?

では、どの職位が最も働きやすいのでしょうか?
働きやすさは人によりますが以下の例を参考にしてみてください。

とにかくお金が欲しい人

フリーランス正社員が向いています。

フリーランスは個人事業主ですので他の職位に比べて稼ぐ額に上限がありません。
一方で完全な実力主義ですので全く稼げないリスクも抱えています。

リスクを最低にしながら働くのなら正社員が最も稼ぎやすいでしょう。
出世することで給料が増えますので現実的な方法と言えます。

安定した職位につきたい人

正社員が最善です。
唯一の無期限雇用者ですので解雇される可能性が最も低く、長期的な安定を得ることが可能です。
ただし近年では年功序列制度が崩壊していますので、一生安泰ではないことには注意しておきましょう。

30年もあればどんな企業でも倒産する可能性がありますし、リストラされることもあるでしょう。
正社員だからと怠けているといずれ後悔することになります。

プライベートの時間を自由に使いたい人

プライベートの時間を多く確保したい人はフリーターアルバイトパートが向いています。

これらの働き方を選べばサービス残業が少なく時間も限られているため、正社員などに比べてプライベートの時間を多く持つことが可能です。
ただし収入が増えにくいという弱点があります。収入と時間のバランスを考えることが重要でしょう。

責任を取りたくない人

責任が軽い職位を探している人にはフリーターアルバイトパートが向いています。

社員と名がつく職位の場合は多少なりとも責任が伴いますので、行動が制限されることでしょう。

お金をもらえなくてもいいので遊んでいたい人

ニートが向いています。

完全な無収入ですが働く必要がなく好き勝手に生きられるでしょう。
ただし収入がないため、貯金で生活するなど何らかの金銭的対策が必要です。

完全な実力主義の世界が好きな人

フリーランスが向いています。

正社員やフリーターよりも努力が求められますが、実力さえあれば収入は何倍にもなります。
会社で働きたくない人や独立して起業したい人などにも向いているでしょう。

定年後も働きたい人

契約社員嘱託社員が向いています。

定年になるとほとんどの企業では正社員として働くことができません。
このためアルバイトやパートになるか、嘱託社員になるかといった選択を迫られるでしょう。
多くの場合、アルバイトやパートだと嘱託社員よりも給料が低いため、可能なら嘱託社員や契約社員として再雇用してもらったほうが良いでしょう。

まとめ

一般的には各職位の違いは以下のようになります。
 ・ニートは、働かない人
 ・フリーターは、アルバイトやパートとして生計を立てている人
 ・アルバイトは、時給で働く非正規雇用者のうちフルタイムに近い人
 ・パートは、時給で働く非正規雇用者のうち短時間労働の人
 ・フリーランスは、会社に雇用されず自分で仕事を受ける個人事業主
 ・契約社員は、日給や月給で働く非正規雇用者のうちフルタイムに近い人
 ・嘱託社員は、日給や月給で働く非正規雇用者のうち短時間労働、定年退職した人
 ・派遣社員は、人材派遣業者と雇用契約を結んで企業非派遣される非正規雇用者
 ・正社員は、無期限の正規雇用者

厳密な解釈は異なりますが、一般に浸透している意味であれば上記のようになるでしょう。
ニートとフリーランス、正社員以外は非正規雇用者ですので、無期限の雇用関係になりたいのであれば間違えないように注意してください。