「実際に正社員で働いている人は何が最も嫌だと思ってるのだろうか?」

そんな疑問を抱くニートやフリーターのために、接客業の正社員として働いていた経験から嫌なことトップ10を作成しました。
特に接客業で正社員を目指す人の役に立ちます。興味がある人はチェックしておきましょう。

1位 呼ばれたら24時間いつでも出勤しなくてはいけない。

主に24時間営業の職場で起こります。
シフト制の勤務だと急に出勤できなくなったフリーターの代わりに呼ばれることが多々あります。
多いときでは週に2回以上で、1日に2回呼ばれたことさえありました。

正社員は呼ばれたら基本的に出勤しなくてはいけませんので、プライベートの時間など有って無いようなものです。

呼び出しとはいかずとも、フリーターでは判断できない事態が起こったときに電話が来ます。

1日に5回以上の電話が来ることもありました。あまりに頻度が高くて携帯電話の着信音の空耳が聞こえることも珍しくありません。基本的に着信音に怯えながらプライベートを過ごしていました。

2位 マネジメント

店長クラスの正社員だと、仕事の8割程度の労力をスタッフのマネジメントに費やします。

人間関係の調整というのは非情に難しく、コミュニケーションが苦手なこともあって苦労していました。
マネジメントでは多くの場合、明確な正解がありません。
効果が高いと考えていたマネジメント手法でも、職場や人の入れ替わりによっては逆効果になります。
部下から非難されることも多く、精神的にかなり追い詰められる仕事でした。

3位 腹痛でもトイレに行く暇がない

多忙な接客業にありがちなことで、腹痛が襲ってきても休憩以外でトイレに行く時間がありません。

1人でも離れるとお店が成り立たなくなるような配置をしている職場だったので、我慢しなくてはならないというのは大きな苦痛でした。
最悪の場合は、持ち場を放り出してトイレに駆け込むということもありえます。

4位 クレームが起きたら呼ばれる

簡単なクレームならフリーターでも対処できます。しかし叫び声を上げるような激しいクレームや、責任者を出せなどと言われると正社員に仕事が回ってきます。

正社員だとしてもクレームはできれば対処したくないと思っています。しかし立場上、対応するしかありません。
簡単な話で終わればよいのですが、正社員を呼ぶほどの問題となると対応が難しいものが多いです。

店側では対処不可能にもかかわらず謝罪しなくてはいけないクレームという例もあるため、精神的に疲弊することが多いです。

ただ、クレーム処理能力は格段に上がるというメリットはありました。

一般的なクレームであればどのように対処すれば良いのがわかるようになりますので、慣れたら8割程度のクレームは難なくこなせるようになるでしょう。

5位 残業代がつかないのに残業を強いられる

特に店長以上の役職で多いことですが、残業代がもらえないのに残業をするという場面がたびたびあります。
急な用事があればタイムカードを押す前に仕事をしなくてはいけない場面もあります。

店長クラスだと残業代は固定費として支払われることがあるため、残業をするほど損になるでしょう。

近年ではサービス残業に対する規制は厳しくなっていますが、まだまだ悪習として残っています。

6位 職場の模範として誰よりも早く出勤する必要がある

正社員は模範となるように誰よりも働かなくてはいけません。

正社員が怠けていてはフリーターが動きませんので、仕事に全力を尽くすようになります。
すると誰よりも早く出勤して、最後に退勤するという状況が生まれます。
仕事が終わったからとすぐに帰ってしまうと、フリーターなどから冷たい目を向けられることもあります。

職場の環境によっては上司からそうするように指示を受けることもあるでしょう。

7位 フリーターの仕事を全部把握した上でさらに社員の仕事もこなさなくてはならない

接客業だと正社員はフリーターと同じ仕事をすることも多いです。
このため、フリーターの仕事を全部こなしながら正社員の業務もしていかなくてはいけません。
フリーターの仕事は減りますが、それ以上に正社員の業務が増えるため仕事量は1.5倍程度になりました。

効率化をしなくては仕事が終わらず、しかもフリーター側の仕事も一定以上の水準を維持しなくてはいけません。

もし「正社員の仕事のほうが重要だから」とフリーター側の仕事をおろそかにすると、フリーターたちに「社員なのに自分たちより仕事ができないのか」と冷たい視線を向けられてしまいます。

8位 正解がわからない困難な問題でも適切な対応を求められる

お客様のクレーム以外でも、正社員にはトラブルがたくさん舞い込んできます。

店の重要な機器が故障して運営に多大な影響が出た。しかし数日は修理が不可能。
このような状況も1度や2度ではありません。
その際にどのように対処すれば被害を最小限にできるか、迅速に原状復帰ができるかが重要となりますが、前代未聞の事態にマニュアルなどはありません。
こういった場面では最適とまではいかずとも適切な解決法が求められます。

もし対応を誤ってしまうと、上司やフリーターから非難されることになるでしょう。

正社員になった当初はこういった問題の解決に苦労したものです。
しかし場数を踏んで失敗を重ねるごとに対応の基準が見えてきますので、次第に適切な方法を見つけることができるようになりました。

9位 フリーターのミスの責任を負わなくてはいけない

フリーターがお客様に対して失礼なことをしてしまった場合などの責任は正社員にあります。
謝罪のために出向かなければいけないときや、自分には関係のない場所で起こった問題でも責任を取らなくてはいけない場合があります。

他人の責任を自分が受けられるかどうかは、正社員になる上で重要な要素かもしれません。

10位 偉い人が来たら対応しなくてはいけない

社内外の役員や社長が訪問してきたら出迎えるのも正社員の仕事です。

正社員は職場の環境や売上の状況などを尋ねられたら答える必要があります。
そのため常に自身の店舗の利益や売上を把握しておかなくてはいけません。

本社が近い場所だと唐突に偉い人が来ることも珍しくありません。
訪問時にフリーターが見過ごせないミスをおかしていたら、正社員は偉い人に呼び出されかねません。

嫌なことにも意味がある

正社員時代には上記のような嫌なことは頻繁に起こりますが、最終的には解決します。

失敗することも多いです。ただ、失敗を繰り返して反省し、次回の問題に備えることで成長していきます。

正社員となって数年後に店長に昇進しましたが、その時点で上記の嫌なことには慣れてしまいました。
もちろん、嫌なことには変わりないのですが、日常となることで当初ほど苦しさを感じなくなったというのが正解でしょうか。
慣れることを良いと取るかどうかは人によりますが、正社員として仕事を続けていくのなら嫌なことは避けては通れません。
嫌なことにも意味があると考えて今後の成長の糧にすることが最善の対処法だと考えています。

まとめ

正社員になると嫌なことは数え切れないほどあります。
しかし、嫌なことに立ち向かっていけば次第に解決法が身につくようになるでしょう。

全力で取り組むことで徐々にスキルアップしていきますので、数年も勤め上げれば上記のほとんどの問題は解決します。

正社員になってから向上心を持って取り組むか、それとも問題を回避するように行動するのか。
どちらを選ぶかによって正社員として成功するかどうかが決まるでしょう。