「フリーターだけど収入が足りないのでかけもちで働こうか迷っている」
「かけもちフリーターと長時間労働の正社員はどちらがマシ?」
こんな疑問をいだいている人は多いでしょう。
この記事では、フリーターがかけもちするメリットから、正社員の長時間労働の実態までをまとめました。
具体的には、
• かけもちフリーターのメリットとデメリット
• 長時間労働の正社員のメリットとデメリット
• かけもちした人はその後どうなったのか実例から読み取る
• かけもちフリーターと長時間労働の正社員、どちらが向いているのか
といった内容を紹介いたします。
かけもちフリーターのメリットとデメリット
フリーターでかけもちすることには意外と知られていない情報もあります。
どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか?
メリット
かけもちでフリーターをするメリットは以下の2つです。
お金が増える
スキルが増える
仕事を増やすのですから当然、お金が増えます。
基本的に2箇所の職場でほぼフルタイムで働けば正社員以上の収入が得られるでしょう。
また、複数の業種をかけもちするためスキルが増えやすくなります。
デメリット
フリーターでかけもちすることには4つのデメリットがあります。
時間が減る
疲労が増える
どちらも中途半端になる
人間関係が構築しにくくなる
生活時間の大半を仕事に費やすため自由な時間がほとんどなくなります。
また、2倍の労力がかかりますので帰る頃には疲れがたまって寝ることしかできなくなるでしょう。
さらには、複数の仕事をかけもちするとどちらも仕事のレベルが落ちます。
これは過去にかけもちをしていたフリーター全員に当てはまりましたので間違いありません。本人は変わっていないと感じていても周囲から見れば仕事の質が以前より低下しているのは明白です。
この他のデメリットとして人間関係が構築しにくくなるというものがあります。
複数の職場で働けば人間関係は単純計算でも2倍です。
しかし人間関係の構築は複雑なため、かかる労力は2倍どころではないでしょう。
そのため人間関係の構築が面倒になり交友範囲が狭まる可能性が高いです。
長時間労働の正社員のメリットとデメリット
では、かけもちフリーターよりは長時間労働でもいいから正社員を選んだほうが良いのでしょうか?
長時間労働の正社員は、かけもちフリーターと比べてどのようなメリットとデメリットがあるのか紹介いたします。
メリット
長時間労働の正社員のメリットは以下の4つです。
労働時間がかけもちフリーターよりは短い
覚えることが半分で済む
人間関係が構築しやすい
専門的なスキルを習得できる可能性が高い
長時間労働の正社員といっても、フルタイムのアルバイトをかけもちするようなフリーターよりは労働時間が短いです。
仮にフルタイムのアルバイトを2つかけもちしたとしたら、正社員だと170時間程度の残業となります。
ここまで長時間労働をする正社員なら入社は避けるべきですが、毎月50時間程度であればかけもちフリーターよりは利点が多いでしょう。
また、かけもちではないので覚えることが本業の分だけで済みます。
社員という立場ですので、フリーターが自然と集まってきて人間関係も作りやすいでしょう。
何より、社員として1つの業種に専念できるので、フリーターでは得られない専門的なスキルを習得でき可能性があります。
デメリット
長時間労働の正社員にはもちろんデメリットもあります。
かけもちフリーターよりは収入が低い
会社の命令は絶対
社員試験を通過しないといけない
フルタイムのアルバイトを2つかけもちしているフリーターには、正社員といえど収入で勝つことはできません。
また、正社員という立場上、責任が重いため会社の命令にはフリーター以上に応えなくてはいけません。
正社員ですの社員試験を通過しなくてはいけないという面倒もあります。試験に通過できなければそもそも正社員の選択肢はありませんので、かけもちフリーターを選ぶしかなくなるでしょう。
年齢やスキルなどを考えて正社員試験を通過することができるのか、どうやったら正社員になれるのかを考えたほうが、かけもちのフリーターをするよりは楽ができるでしょう。
かけもちをはじめたフリーターはほとんどが退職しているという事実
基本的には、かけもちフリーターよりは長時間労働の正社員のほうがメリットは多いです。
しかし、収入を増やしたいのでかけもちをしようと考えているフリーターはいるでしょう。
もしあなたが今までかけもちでフリーターをしたことがないのであれば、高確率で失敗するでしょう。
なぜなら、かけもちを始めたフリーターのほとんどが結局はどちらかを辞めてしまうからです。
これまで10人ほどは新たにかけもちを始めるフリーターを見てきましたが、長く続いた人は2人程度です。
やはり、疲労の重さと時間の無さ、そして2つの会社の勤務時間を調整するのが困難らしく、どちらかを退職しています。
とはいえ、かけもちしているフリーターが他にいないわけではありません。
失敗するのは、フルタイム勤務にもかかわらず追加でかけもちしてしまうからです。
最初のうちは短時間で勤務して、徐々に慣れていくという流れであれば成功率は上がるでしょう。
実際、4つのアルバイトをかけもちしている人物が過去にはいました。
この人はフルタイムで働いているわけではなく、週2〜4日程度のアルバイトをかけもちしていただけです。
それでも昼夜問わず仕事をして毎日3時間程度の睡眠で働いていました。
ただ、周囲から見ても体力的、精神的に非常につらそうに見えましたので、おすすめできる働き方ではありません。
かけもちフリーターが向いている人
かけもちフリーターが-向いているのは、とにかくお金が欲しい人です.
収入は正社員よりもかけもちフリーターのほうが多いでしょう。
過労にだけは注意してもらいたいですが、どうしてもお金が必要だという場合にはかけもちフリーターを選ぶのも1つの手です。
長時間労働の正社員が向いている人
長時間労働の正社員は、お金のためだけにすべてを投げ出せない人です。
かけもちフリーターはお金を得る代わりに、時間、体力、人間関係、仕事の評価などを失うリスクが高いです。
それでもいいからお金がほしいという人だけが、かけもちフリーターを選びましょう。
どれか1つでも失うことをためらうのなら、長時間労働でもいいので正社員を目指したほうがよほど楽に働けるでしょう。
まとめ
かけもちフリーターのメリットは、お金です。
長時間労働の正社員のメリットは、お金以外です。
お金を得るためなら時間、体力、人間関係、仕事の評価のすべてを失っても良いというのなら、かけもちのフリーターが向いています。
しかしどれか1つでも失いたくないのなら長時間労働の正社員のほうがマシです。
かけもちのフリーターに挑戦した人は、ほとんどが失敗してどちらかの仕事を退職しています。
もしかけもちでフリーターをするのなら、フルタイム勤務は避けて最初は少しずつ短時間で身体を慣らしていく必要があるでしょう。
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