接客業のフリーターをしていて最も過酷だった状況を公開!

ニート・フリーター・非正規雇用

「接客業のフリーターってつらいと聞くけれど何が過酷なの?」
これから接客業で働こうとしている人は、どのような環境なのかと気になる人も多いでしょう。

この記事では、接客業のフリーター時代につらかった出来事を中心にまとめました。具体的には、
• 接客業で体力的につらかったこと
• 接客業で精神的につらかったこと
• 過酷な状況に遭遇した時に乗り越える方法
について紹介していきます。

実際にフリーターとして経験してきた実例などもありますので、これから接客業のフリーターを検討している人にとっては参考になるでしょう。

接客業のフリーターで体力的に特につらかった時期とは?

接客業のフリーターで体力的につらかったことは多いですが、その中でも特に無視できなかった例を紹介いたします。

昼間と夜の勤務交代

接客業は24時間営業とまではいかなくても15時間以上は営業していることは珍しくありません。
このため昼の勤務と夜の勤務に分かれるのですが、スタッフが急に辞めてしまうと、昼勤務だった人が急に夜に変更となる場合があります。
もちろん断ることは可能ですが、特別な事情がなければしぶしぶ受ける人のほうが多いでしょう。

しかし昼勤務に慣れていると、夜勤務がはじまっても勤務体系の変化についていくのに1ヶ月程度はかかってしまいます。
早朝に起きていたのが夕方になりますし、夜に寝ていたのが昼間の明るい時間帯に寝なくてはいけなくなります。
これにより体調を崩して風邪になったり睡眠不足が重なったりするということも珍しくありません。

営業時間が短いお店ならまだマシで、コンビニのような24時間営業だと最悪です。
完全な昼夜逆転生活になる可能性があり、2ヶ月は身体が慣れないこともありました。
昼夜逆転というのは体力的にはかなり辛い状況です。

長時間の立ち仕事に慣れるまで

フリーターになったばかりの頃は、立ち仕事に慣れるまでに時間がかかりました。
慣れないうちは2時間も立ち続けていたら足が棒になるでしょう。
そのうち脚に筋肉がついてきて慣れるのですが、最初の1ヶ月は苦労したものです。

特にカウンターなどで立ちっぱなしとなる業務だと大変です。
歩いていればだいぶ疲れは緩和されるのですが、ずっと同じ体勢で立っていると太ももなどに大きな負担がかかってしまうのです。家に帰った頃には太ももが疲労で張っていることでしょう。

タバコの受動喫煙で喘息になったこと

接客業をしていて最も身体的につらかったのが喘息です。
換気が非常に悪い環境だったにもかかわらず、お客さんがタバコを吸うような場所だったため、受動喫煙によって喘息になりました。
完治するまでに2年程度かかり、発作で呼吸困難となり早退したこともあります。

意外と語られない接客業のデメリットですので、換気が悪い環境でタバコの煙がこもるような職場だと注意が必要です。

 

接客業のフリーターで精神的に特につらかった時期とは?

接客業のフリーターだった頃に精神的につらいことは非常に多かったです。

接客業でフリーターをしていると、体力的なつらさよりも精神的なつらさのほうがよくあります。
その中でも特に気が滅入った3つの例を紹介します。

何をしても怒られる状況

これは接客業に限らないのですが、フリーターは仕事が制限されがちなため、やってはいけないことが多いです。
手を出してはいけない社員の仕事にふれてしまうくらいならまだいいのですが、お客さん相手に権限を大きく超えた対応をしてしまうと怒られます。

例としては、店側に非があった場合の補償内容とかですね。
簡単な補償ならフリーターが対応しますが、その度合いを間違えると大問題となります。

また、先輩フリーターばかりの環境で働いていたからというわけではありませんが、派閥に近いものもありました。
片方の先輩に従った結果、もう片方の先輩に怒られるという事態が日常茶飯事でした。
最終的には「怒られるくらいなら何もしない」という消極的な対応になるのは当然の帰結だったのでしょう。
もちろん、何もしなければ怒られることもあります。

いきなりのクレーム

お客さんからのクレームも頭を悩ます要素の1つでした。
店側に非があれば対応もできるのですが、どちらが悪いかが判断しがたいという場合のクレームなどは、フリーターで対応するのは難しいです。
中には、怒りに任せて声を荒げながらクレームをしてくるお客さんもいます。

必要最低限の手順で仕事をしていても「対応が遅い」と言う人もいるため、クレーマーには近づきたくないと考えるフリーターも多いでしょう。

こういったクレーマーがいつ叫ぶのかが怖くて怯えていた時期もありました。

仕事が制限されすぎて自由に動けなかったこと

フリーターの仕事は社員に比べてかなり制限されています。

たとえば、お金の管理は社員しかできないということは珍しくありませんし、機械が壊れても社員の許可を得なければ直せないということも日常茶飯事です。

必要以上に複雑な手続きがあってお客さんを待たせることも多く、クレームになったとしても対応するのは最前線にいるフリーターです。

そもそもどのような仕事がフリーターの担当なのかすら不明なこともあり、仕事が制限されすぎてストレスがたまりました。

過酷な状況をどのようにして乗り越えればいいのか?

上記のようなストレスが頻繁に起こっていれば辞めたくなるのではと考えるかもしれません。
しかし、過酷な状況をうまく乗り越えることで仕事を続けることができました。

乗り越えかたとしては以下のようなものがあります。

昼夜逆転は睡眠時間を可能なかぎり変えないこと

昼勤務から夜勤務に変更になったときは、睡眠時間を可能なかぎり変更しないことが重要です。

といっても、元の睡眠時間が夜勤務になると仕事時間に該当するということもあるでしょう。
その場合は1日1時間ずつ睡眠時間を変えていくか、勤務体系が変更となる日に起床する時間を変えましょう。

例としては、昼勤務では夜に寝て早朝に起きていた場合、夜勤務に変える日だけは夜に寝て翌日の朝ではなく夕方まで寝続けるのです。これで夜の勤務時に眠くなる可能性を下げることができます。

具体例を把握して自分の権限を知る

フリーターの権限がわからない時は、具体例を尋ねましょう。
「このような例だとどこまで手を出せばいいのでしょうか?」と社員に確認し、自分の業務範囲を明確にしていきます。
具体例を重ねていけば自然と手を出して良い範囲がわかるようになります。

これを乗り越えたら成長すると考える

クレームなどの困難に出会ったら「これを乗り越えたら成長する」と考えましょう。
実際にクレームなどは数をこなすことで対応を覚えていきやすいです。
つらいことほど成長に繋がりますので、嫌々やるのではなく今後のためにポジティブに取り組みましょう。

社員に対応を任せる

対応に困ったら社員に任せましょう。そもそもフリーターにそこまでの責任はありません。
対応に困ったなら社員に任せれば良いのです。

 

まとめ

接客業でフリーターをしていると、自分ではどうしようもない過酷な環境に遭遇することが珍しくありません。
しかし対策を覚えておくことでほとんどの問題は対処可能な事態となります。

それでもストレスはたまるのですが、フリーター時代につらかったことはその後の人生で役に立つことが多かったです。
今つらいのは将来の布石なのだと考えることでストレスを軽減していきましょう。

むしろ、つらいことがあればあるほど将来的に成長するので、積極的に問題に首を突っ込んでいけば、気づいたときには誰からも尊敬されるような存在となっています。

コメント