フリーターから正社員になった時のプレッシャーを体験談による具体例で紹介

ニート・フリーター・非正規雇用

正社員になるとフリーター時代には感じなかったプレッシャーを多く感じます。
この記事では、これから正社員を目指すフリーターやニートのために、正社員が感じるプレッシャーや押しつぶされない対策をまとめました。

実際にニートやフリーターから正社員になって感じた体験談をもとにしていますので、リアルに起こる問題を紹介していきます。

正社員が実際に感じたプレッシャーとは?

今回紹介する内容は、フリーターが多く在籍していて正社員はまとめ役という接客業の例です。

他業種の場合やフリーターがいない職場なら受けないプレッシャーもあるでしょう。

「社員なのだからこのくらいできるでしょ」という雰囲気

仕事に取り組むと必ず感じるプレッシャーがこれです。

相手には正社員なのだからフリーターよりも優れているという前提があり、実際に口にする人もいるでしょう。
特に新しい仕事を覚えるときには「このくらい教えればできるでしょ?」と言わんばかりの態度をとられることもあります。

正社員といってもすべての業務を把握しているわけではありませんので、仕事の種類によってはフリーターから仕事を教わることもあります。
そんなときに直接言われて精神的なショックを受けることもあるでしょう。

このプレッシャーがあるため正社員はフリーターに比べて仕事を必死に覚えようとします。

困難なトラブルでも適切な対応を求められる

正社員には日常的にトラブルが舞い込んできます。
簡単なトラブルならフリーターが対応してくれますが、明確な答えが無いものやお客様のクレームで対応が難しいものは正社員に仕事が回ってきます。

正社員は、どれほど困難な状況であろうとも常に適切な対処をすることが求められるでしょう。
しかも、少しでも間違えるとフリーターから非難を受けやすいです。

フリーターよりも働くことを求められる

正社員はフリーターよりも必死に働く姿を見せなければ全体のモチベーションに影響します。

正社員が怠けている職場だとフリーターは気を抜いてしまうため、上司からもたくさん働くことを求められるでしょう。

基本的に正社員はフリーターよりも先に出勤して後に帰るのが当然という雰囲気があります。
フリーターよりも先に帰ってしまうと「正社員なのにフリーターよりも仕事をしていない」と思われる風習があるようです。
これは会社によって異なるでしょうけれど、日本的な労働環境の場合はこのように考える人は存在することでしょう。

「なぜあの人をひいきするのか」と責められる

たとえ公平に扱っていたとしても、フリーターの視点からでは不公平に見えることがあります。
そういった場合に説得するのは難しく、あなたは「公正さに欠ける人物」という評価を受けるでしょう。

人というのは他人と同じ扱いを受けていただけでは公平と感じません。
自分の不利益にはささいな差であっても注目してしまい、他人より低い扱いを受けていると考えてしまうものです。

あなたがフリーター全員を公平に扱っていたとしても、受けることは避けられない批判ですので、無視するか相手を説得できるコミュニケーション能力が求められます。

「陰口を言われているのでは」と気にしてしまう

1つでも欠点があると陰口を叩く人はどんな職場でもいるでしょう。

特に目立ちやすい正社員はフリーターから陰口を言われることが多いです。
陰口を直接聞いたり人づてに聞いてしまったりすることもあるでしょう。陰口を1度でも聞いてしまうと「また陰口を言われるのでは」と余計なプレッシャーを感じてしまいます。

プレッシャーを感じると自信を持って行動することが難しくなりますので、他人のことを気にかけすぎるのは危険です。

 

プレッシャーをはねのけるには?

正社員になって感じる数多くのプレッシャーをはねのけるためにはどうすれば良いのでしょうか?
実際にプレッシャーをはねのけた経験から対策をいくつか紹介いたします。

 

自分に自信を持つ

プレッシャーに押しつぶされる最大の原因は自信の喪失です。
自分に自信がもてないから周囲の評価に左右されて身動きが取れなくなるのです。

では自信はどのように身につければ良いのでしょうか。
3つの手段があります。

  1. 積み重ねる
  2. できることを増やす
  3. 「自信がない」と口に出さない

「自信とは同じ行動の積み重ね」から得られます。

たとえばコミュニケーション能力に自信がないという人は多いでしょう。しかし、実際にコミュニケーションを何度も重ねていけば、内気なニートでもコミュニケーション能力を高めることができます。
これは机上の空論ではなく実体験による経験論です。

もともと他人と話すことなど大嫌いだったのですが、接客業で働くことになって強制的にコミュニケーションをとる必要が出てしまいました。
そんな人間でも、数年もすれば他業種の人に比べて高いコミュニケーション能力を手に入れています。
その後はコミュニケーション能力に対しての苦手意識は薄れ、ある程度の自信もつきました。

「できることを増やす」というのも自信を手に入れる方法です。

何ひとつうまくできないと人は自信を失って「自分は無能だ」と思い込んでしまいます。
しかし、できることが多ければ他人に感謝される機会が増えて徐々に自信をつけることができます。

もしあなたが現時点で自信がないのであれば、新しいことに挑戦しましょう。
徐々にできることが増えていくと自信を取り戻すことができます。

「自信がないことを口に出さない」というのは意外と重要です。

自信がない言葉としては「初めてなので」「できるかわからないけれど」などです。
こういった言葉を口にする心理は「失敗したときの保険がほしいから」でしょう。

しかし、失敗したときに相手がこのような言葉を汲み取ってくれることはありません。
加えて、自信が無い発言をすると第一印象が悪くなってしまい、能力が低いのだろうと相手に思われます。
最初のイメージは結果や評価にも影響を及ぼしますので、これらの言葉を口にするメリットは一切ありません。

自分に自信がないと「初めてなので」とか思わず口にしてしまいますよね。
しかし、自信を得るためには口にしないように意識しましょう。

誰よりも真摯に対応する

正社員が感じるプレッシャーをはねのける手段として「誰よりも真摯に対応」するというものがあります。

対応するのは仕事だったり人間関係だったりと様々ですが、すべてのことに対して全力を尽くしてください。
「大半のことは全力で頑張ったから」という理由で一部でも手を抜くのは危険です。
多くの人はあなたが頑張った「大半」よりも手を抜いた「一部」に注目してしまいます。

仕事はもちろんのこと、他人からの些細な相談でも真摯に対応することで周囲の評価は格段に上がるでしょう。
そうすれば陰口を言われるようなこともほとんどなくなり、プレッシャーを感じにくくなります。

そもそもあなた自身が全力をつくすために忙しくなるので、プレッシャーを感じる余裕もなくなるでしょう。

意欲と労力が必要な対策ですが、真摯さを貫き通せば上司の評価も良くなって出世しやすくなりますのでメリットは多いです。

まとめ

正社員で感じるプレッシャーのほとんどは、自分に自信を持って物事に真摯な対応をすることで解決します。

正社員になるとフリーター時代よりも労力が増しますが、今回紹介した対策を実践することで最終的にはフリーターのときよりも幸せな生活ができるでしょう。

正社員になった当初は非常に苦しい時期もあります。
しかしフリーターでは得られないスキルや経験をたくさん手に入れることができますので、向上心があるのなら挑戦してみましょう。

たとえ気弱で自信や能力がない人でもプレッシャーに負けずに正社員を続けることは可能です。

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