日本国内で人気上位の観光地のひとつが沖縄です。もちろん卒業旅行にも適しています。今はLCCの充実によってより手軽により身近に感じるようになりました。
日本は基本、温暖湿潤気候ですが、沖縄県は亜熱帯気候で一年中、過ごしやすい土地柄です。早ければ3月には全国に先駆けて海開きすることも有名で、春先でも問題なくマリンスポーツが楽しめます。
今回は
- 交通機関
- 観光地
- アクティビティ
- グルメ
という4つのカテゴリーを設け、おすすめスポットなどをご紹介していきます。
卒業旅行で人気の沖縄の交通機関
全国各地から気軽に沖縄入りする手段はやはり飛行機しかなく、その主要な玄関口となっているのが那覇空港となります。
2019年3月18日よりLCCの離発着も旅客ターミナルでとなりましたので、peachやバニラエアを利用しても、これまでのように空港内バス移動で不便な思いをしなくても済むようになりました。
ただし天候や飛行機の整備その他、諸々の事情により飛行機の離発着が遅れることもありますので、(どの滞在先でもいえることですが)1日目のスケジュールはある程度、ずれ込んでもいいように余裕を持たせる、90分ほどの自由時間を設けておくといいでしょう。
話を戻し那覇空港を出たら、いよいよ本格的に沖縄の旅がスタートしますが、離島に行かれる方以外の主な移動手段は、
- ゆいレール(モノレール)
- レンタカー
- 観光タクシー
- 高速バス
となります。私のこれまでの経験からそれぞれのメリット・デメリットをお伝えしていきます。
ゆいレール
- モノレールで那覇市内を一望できる
- 国際通りに行くのに便利
- ホテルや商業施設の送迎バスが止まることも
- ホテルや目的地まで徒歩となる
- 乗り遅れるとタイムロスにつながる
モノレール車内はロングシートですから、座れば那覇市内を一望しながら移動できます。運転台付近にはクロスシートの展望区画もあり、運よくあいていれば観光列車のように楽しむことができます。
国際通りへは県庁前駅か牧志駅で降りると便利です。空港から近いのは県庁前駅となります。
レンタカー
- 行きたい場所に自由に行ける
- 仲間内だけでワイワイ楽しめる
- 荷物の持ち運びがラク
- 費用面(レンタル料金のほか保険料、ガソリン代、高速代、駐車場代がかかる)
- 最終日、早めに返却しなければいけない
レンタカーを予約すると那覇空港から送迎バスが出ているはずですから、レンタカー会社などからの案内をよく読むようにしましょう。
観光タクシー
- 観光案内してもらえる
- 目的地までラクに行ける
- 荷物の持ち運びがラク
- 費用面(高速代が別途かかる ただし人数が多いと安く割り勘できる)
- 食事処などは詳しくない可能性がある
- 荷物のことも考えると3人利用が限界
沖縄県にかぎらず通常タクシーは、出発地から目的地までのお付き合いとなるのですが、観光タクシーなら、どんなに長距離移動しても時間単位でのお付き合いとなります。
・私も一度だけ利用したのですが、往復の高速道路代が別途必要でした。ただ私が当たった運転手さんは食事処にあまり詳しくありませんでした。グルメスポットだけはリサーチしておくことをオススメします。
ちなみに下記は実際に2年前、観光タクシー会社から送られてきたメール本文です(*の部分は情報を伏せ、希望観光地は若干、編集しております)。
この度はご予約を頂きまして、誠にありがとうございます。
<ご予約内容>
・ご利用日 2017年*月*日(*曜日)
・ご希望コース フリープラン観光(8時間)
・お迎え場所 **********ホテル
・お迎え時間 10:30
・お送り場所 那覇空港国内線
・ご利用人数 *名様
・車種 セダンタクシー
・料金 21,800円(高速道路料金:別途)
・お支払い方法 クレジットカード(VISA)でのお支払い
(ご希望観光地)
・お食事処(ご昼食)
・古宇利島/古宇利島一周
・東村ふれあいヒルギ公園/慶佐次のヒルギ林
貸切時間内でしたら観光地の変更・追加は可能です。当日、ドライバーとお気軽にご相談下さい。
(お知らせ)
※高速道路をご利用の場合、別途料金がかかります。高速道路料金の目安として最長距離ご利用で1,020円となります。
※ホテルへのお出迎えについて
担当ドライバーはホテル玄関前近くで待機しております。あわせてお迎え時間の10分程前に**様の携帯電話へご連絡を差し上げますので、ご対応下さいますよう宜しくお願いいたします。
お迎え時間変更ご希望の場合は前日17:00までにご連絡下さい。
最後に那覇空港から発着している高速バスについて説明します。
高速バス
- 費用面(比較的安く主要な目的地に行ける)
- 飲食禁止のバスもある
- 車内トイレもないバスがある
私がオススメする那覇空港から乗車すべき高速バスは、
- 空港リムジンバス
- 沖縄エアポートシャトル
の2つです。
片道料金 | 名護市 | 美ら海水族館(記念公園前) |
空港リムジンバス | 2,200円 (名護バスターミナル) | 2,500円 |
沖縄エアポートシャトル | 1,600円 (名護市役所前) | 2,000円 |
昨年、沖縄エアポートシャトルに乗車しました。飲食は禁止です。また車内にトイレはありません。ただしナビービーチという停留所でトイレ休憩が設けられています。2回乗車券を購入すると若干、お得になります。
以上、主要移動手段を見てきました。次に観光地について説明していきます。
卒業旅行で人気の沖縄観光地8選
沖縄県はかつて琉球王国でした。1609年には薩摩藩(島津家)が侵入、統治することとなり、1879年の廃藩置県で沖縄県となりました。第二次世界大戦後アメリカ領となりましたが1972年に日本に戻り、現在に至ります。
- 琉球王国の名残
- アメリカ領の名残
- 亜熱帯気候
- きれいな海
が沖縄観光地のキーワードです。
1.首里城(那覇市)
最初にご紹介すべきはやはり那覇市にある首里城です。かつて琉球王国の国王が生活していた王宮でもありました。守礼門と正殿はぜひ一目見ていただきたいです。
またショップやレストランもあり、お土産を買うことも食事もできます。周辺は公園として整備されていますので首里城内及び周辺散策を含めた推奨観光時間は、120分ほどです。
2.波の上ビーチ(那覇市)
同じく那覇市内、空港からほど近くにある波の上ビーチは那覇市内だけで過ごすつもりなら、押さえておきたいマリンスポットです。規模はそれほど大きくありませんが、エメラルドグリーンの海を眺めることができます。
3.波上宮(なみのうえぐう 那覇市)
波の上ビーチを楽しんだあとは、そこからほど近くにある波上宮に参拝したいところです。
公式サイトによると伊弉冉尊(いざなみのみこと)、速玉男尊(はやたまをのみこと)、事解男尊(ことさかをのみこと)を御祭神としており、沖縄のパワースポットのひとつといえます。
4.海中道路(うるま市)
レンタカーを借りているのなら、うるま市勝連半島から平安座島、浜比嘉島、宮城島、伊計島へと行ける約5㎞の海上道路は外せない爽快スポットです。
私は2011年に台風一過のあとに通ったことがありましたが、最高の絶景が拝めるのは晴天で満潮の時間帯だそうです。
5.万座毛(まんざもう 恩納村 おんなそん)
象の鼻に似たかたちをした岸壁といえば、わかる方もいると思います。その先は見渡すかぎりの海、海、海です。ビーチから見る景色とは違い、琉球石灰岩の草原台地から見渡せる壮大なパノラマ(広い海)は絶景です。周回ルートは綺麗に整備されていますが推奨観光時間は30分といったところです。
6.沖縄美ら海水族館(本部町 もとぶちょう)
沖縄観光といえば「美ら海」というくらい定番の人気水族館です。海洋博公園の広大な敷地内にあり、駐車場から水族館入口までかなり歩きます。特に帰り道、高速バスに乗る方は、出口からバス亭までの移動時間を考え、乗り遅れないようにしたいものです。
食事処は水族館のほか公園内にもあります。一つひとつ見ごたえがありますから推奨滞在時間は、食事含め240分というところでしょう。
7.古宇利島ハートロック(こうりじま 今帰仁村 なきじんそん)
嵐が出演するコマーシャルで一躍、有名観光スポットの仲間入りを果たしたのがこのハートロックで、古宇利島にあります。見る場所によって2つの岩がうまく重なり合い、ハート型に見えることからカップル、インスタグラマーなどの聖地となっています。駐車場から砂浜に行く際、比較的急な坂を降りていきます。
そのほか古宇利島には古宇利オーシャンタワーもあり、晴れた日の屋上デッキから見る古宇利大橋、エメラルドグリーンの海は必見です!
8.慶佐次湾のヒルギ林(げさしわん 東村 ひがしそん)
ヒルギは熱帯・亜熱帯の河口周辺に生息するマングローブを構成する植物で、沖縄本島最大規模を誇るマングローブ林が東村慶佐次湾一帯に広がっています。東村ふれあいヒルギ公園では木道や展望台で間近に寄ってマングローブ林を観察できます。
また水利を活かしカヌーやカヤックといったアクティビティも盛んです。
卒業旅行で人気の沖縄のアクティビティ
マリンスポーツ
沖縄といえばマリンスポーツで、そのためだけにたびたび訪れる方も少なくありません。
ホエールウォッチング
| 沖縄といえばサンゴ礁のイメージがありますがクジラも有名で、間近に見ることができます。年末から春先つまり卒業旅行シーズンに楽しめる冬の海のアクティビティです。ダイビングやシュノーケリングと抱き合わせたツアーもあります。 |
ドルフィンエンカウンター
| ドルフィンエンカウンターはひざあたりまで水中に入り、イルカとふれあい遊べるアクティビティです。美ら海水族館とおなじ本部町内にあるもとぶ元気村で体験できます。そのほか肩まで水中に入りイルカと遊べる体験プログラムも用意されています。 |
青の洞窟
| 青の洞窟ではシュノーケリングやダイビングが体験できます。熱帯魚に餌付けできたり、ボートクルージングを楽しめたりするツアーもあります。 |
ショッピング
国際通り(那覇市) | 第一牧志公設市場(現在はにぎわい広場に設置された仮設市場で営業中)を中心に、沖縄食材やお土産などが手に入ります。また飲食店も多数あり、沖縄にしかない ・A&W(ハンバーガーショップ) ・ブルーシール(アイスクリーム) などの店舗もあります。 |
パルコシティ(浦添市) | 沖縄のスーパー、サンエーがパルコと共同出資して2019年6月にグランドオープンさせたばかりの最新商業施設で、(期間限定ですが)ゆいレールおもろまち駅などからシャトルバスを運行しています。 |
瀬長島ウミカジテラス | 瀬長島ホテルに隣接する商業施設で、オシャレなレストランやショップが揃っています。ゆいレール赤嶺駅(終日)・パレット久茂地前(夜間のみ)からシャトルバスに乗れます。瀬長島では展望台から飛行機の離発着が見られるほかホテル内の天然温泉(龍神の湯)も日帰りで利用できます。 |
イオンモール沖縄ライカム(北中城村 きたなかぐすくそん) | 沖縄中部にあり、いわゆる全国各地にあるイオンモールとほぼ変わりません。足りなかった洋服や日用品もここで調達できます。また旅行中スマホに何かあったときも3社のキャリアショップがあり、相談や対処をしてくれる可能性もあるため安心です。 |
那覇空港(那覇市) | 忘れてはならないのが最終地点でもある空港です。観光やアクティビティに夢中で、どこにも買い物に行けなかったとしても安心です。最終日早めに行けば売店でゆっくりとお土産が買えます。お菓子、お酒、食材、グッズもひととおり手に入ります。 |
卒業旅行で人気の沖縄おすすめグルメ
ポークたまごおにぎり | 沖縄で愛されてきた缶詰のポークランチョンミート(豚肉)と焼いた卵をおにぎりと海苔で包んだもの。専門店のほか沖縄県内のコンビニ・スーパーでも売られています。マナーさえ守れば場所を選ばず、手軽に食べられるのがうれしいところ。 |
ステーキ | アメリカ領であった時代の名残といえ、各地にステーキハウス、専門店があります。好みは分かれますが沖縄で主流のA1ソースで、食してみるのがオススメです。 |
タコライス | メキシコ発祥のタコスの具をごはんのうえにのっけたタコライスも実は、沖縄料理です。スパイシーな香りは食欲をそそります。地元でよく食べるという方も本場沖縄でぜひ堪能を! |
沖縄卒業旅行をより充実したものにしてくれる書籍・本
&TRAVEL 沖縄 2020【ハンディ版】 (アサヒオリジナル)
沖縄美ら海水族館パーフェクトガイドのほか、スイーツ含むグルメ情報も豊富です。スマホマップではよくわからないときに役立つアナログ地図付きなのがうれしいポイントです。旅行中も携帯しやすい超ハンディ版も販売されています。900円+税
まとめ
2019年に入って
- パルコシティ
- セブン-イレブン
などこれまでなかった新しいスポットがまた誕生しています。ますます目が離せない沖縄。ぜひ卒業旅行先の候補のひとつとして、検討されてみてください!
滞在すべきホテルに迷ったら、那覇市内ですとこちらがオススメです!
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