ビジネスメール結びの言葉 Emailを締めくくる4つのルールと事例

英語学習

日本語のビジネスメールは、手紙ほど時候の挨拶には厳しくありませんが、それでもやはり用件のみではなく、ひと言挨拶の言葉を入れるのが一般的なのではないでしょうか。

ところが英文メールでは、「いつもお世話になっております」「時節柄くれぐれもご自愛のほどお祈り申し上げます」と、日本語でテンプレートのように使われているこれらのフレーズに直接相当する言葉がありません。

今回は、Emailでよく使われる結びの言葉(sign-offs)について書かれた記事を紹介します。

Emailを締めくくる言葉

Forbesの記事によると、Emailを締めくくるには4つのルールがあるそうです。

  1. 引用句を含めないこと
  2. デカデカとした会社のロゴを貼らないこと
  3. 自分の肩書と連絡先を簡潔に書くこと
  4. なんらかのシメの言葉を書くこと

さらに、筆者とエチケットコンサルタントが考えた、Emailで一般的な“Sign-off”の言葉が挙げられていますので、ここにいくつかピックアップしてみます。

Best

筆者によると、これが最も一般的で無難なのではないかということです。

My Best

やや大げさですが、エチケットコンサルタントはこちらを気に入っているのだとか。

My best to you

エチケットコンサルタントおすすめ。筆者によると、古めかしく感じるようです。

All Best

無難。

All the best

こちらも大丈夫。

Best Wishes

グリーティングカードみたいだけど、悪くはない。

Regards

当たり障りがないので、筆者自身もRegardsを使っているようです。

Rgds

Regardsの省略形。携帯から打ち込んでいるのならば良いかもしれませんが、Regardsと書くほうが良いようです。

Warm Regards

相手の事を知らないけれども個人的なメールを書く場合。またはビジネスメールだけれどもお礼のメールの場合などに用いているようです。

Warmest

個人的なメールで、親しくしているけれども、それほど頻繁にやり取りがない人に。

Take Care

個人的なメールに用いる。状況を選んで使う。

Thanks

エチケットコンサルタントの方によると、これはダメだそうです。

ただし、Forbesのエディターや、筆者自身もよく使うとのこと。私の個人的な経験では、若い人のカジュアルなメールではThanksが多いように思います。

Thanks so much

筆者はビジネスで相手に手間を取らせた場合、こちらの言葉を使うようです。

Thanks!

正しい状況下で使えば大丈夫かも、という程度。

Thank you

Thanksよりはフォーマル。筆者も時々使うようです。

Thank you!

Thanks! よりは丁寧。

Many thanks

筆者はこれをよく使うそうです。

Thanks for your consideration

やや大げさで媚びへつらう感じがするので、雇用してもらおうとお願いするメールなどでは避けたほうがよいという意見。

Thx

エチケットコンサルタントによるとこれはダメらしいです。

Hope this helps

メールの相手を手助けしてあげている場合にはよい。

Rushing

本当に急いでいる時に使う。

In haste

本当に急いでいて、自分が書いた文章を校正するまもなく送るような場合。

Be well

ビジネスメールには向いていないようです。

Peace

古臭く感じるようです。

Yours Truly

筆者はこのシメの挨拶は気に入らないようです。古臭く感じるし、外国からのペンパルが書くような感じを受けるらしいです。

Yours

Yours Trulyと同じく、古めかしくて手紙ふう。

Very Truly Yours

エチケットコンサルタントの方おすすめ。

Sincerely

エチケットコンサルタントの方オススメですが、筆者は古臭くて好きではないようです。よりフォーマルな手紙のやり取りには向いているのではないかと。

Sincerely Yours

エチケットコンサルタントの方によると、ビジネス文書にオススメのようです。

Love

これはカジュアルすぎるようです。私の女性の英語の先生は、いつもLove, という言葉でメールを締めくくっていました。ビジネス向きではないようです。

XOXO

キスハグマークをビジネスメールに用いる人もいるようですが、それはよいアイデアではないようです。

顔文字

挨拶のかわりに顔文字を用いる人もいるようですが、場合によっては相手が不快感を覚える事があるようなので要注意。

See you around

エチケットコンサルタントの方はNG。筆者はこれもOKのようです。

Sent from my iPhone

こちらも最近一般的。タイプミスが多い言い訳にもなるかも・・?

ただ、筆者は自分のiPhoneからはこの文章を削っているようですが。

 

まとめ

英語ネイティブならではの感覚が面白い記事でした。

私は職場内でのやり取りではBest Regardsを使っています。ややフォーマルですが、どの相手に対しても無難です。私の周りでは、秘書さんはBests を使い、若い人たち同士のやり取りではThanks が多いようです。

人によって用いる言葉は様々ですが、初めての方にメールを出す場合、無難にBest Wishes やBest Regardsを使い、相手の返信に使われている挨拶を見て、次回はトーンを揃える、といった感じで良いのではないかと思います。

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