英語を勉強するために英語圏に行ってみようかな…と考えている皆さん、留学しよう!と決めるにはとても勇気がいりますよね。
実際に行ってみると日本語が通じない異国の地では初めてのことばかりで大変な思いをすることも多いですが、語学力の向上だけではなく、日本では経験できないようなたくさんのものを見ることができます。留学は、あなたを成長させるたくさんの貴重な機会に溢れていると言えるでしょう。
今回は、留学を考えている皆さんの候補にまず入るであろう国のひとつ、筆者の在住国でもあるオーストラリアの語学留学についてご紹介します。
オーストラリアってどんな国?

豊かな自然が都市とうまく融合した移民国家であり、多彩な文化を味わえるオーストラリアは、のんびりした雰囲気を味わいたいという方にぴったりです。世界でも治安が良いと言われていることから留学先として絶大な人気を誇っています。また、世界でも珍しい「留学生の権利を守る」法律が制定されているというところも注目ポイント。
また、南半球に位置しているので日本とは季節が逆になります。とはいえ、日本の20倍以上といわれる超広大な土地なので、オーストラリアの気候を一言であらわすことはできません。南側のシドニーやメルボルンは日本のように四季がありますが、ブリスベンは亜熱帯気候、そして観光地として有名な北側のケアンズは、多くの方がイメージするようにトロピカルで年中を通して暖かな気候となっています。
オーストラリアの語学学校の特徴は、一般英語コースだけではなく、IELTSやTOEFL、ケンブリッジ英検などの英語試験対策コースのほか、ビジネス英語コース、さらにバリスタコース(!)というユニークなプログラムを開講している語学学校も多いことです。
学生ビザを取って留学する方法と、ワーキングホリデービザで語学学校に通う(ただし、ワーキングホリデービザの場合最大17週間までという制限あり)2通りの留学手段があります。
とはいえ、学生ビザでも就労が認められているので(制限はあります)、語学学習どっぷり滞在にするのか、それとも一定期間語学学校で勉強した後はフルタイムで就労も経験できる滞在にするのかで、申請するビザの種類は変わってくるでしょう。
留学生の出身国の比率は、学校によりまちまちなので一概に言うことはできないのですが、地理的な要因から、ヨーロッパなどの国に比べてアジアからの留学生が多めであるケースが多いようです。
物価は日本より少し高い程度。食品などは日本で使っているものとほぼ同じものを手に入れることが可能なので、食べ物に困ることはないでしょう。
なぜオーストラリア?

オーストラリアで留学するメリットやおすすめポイントをあげると、だいたい以下のようになります。
- 気候と自然の豊かさ
- 多民族国家
- 日本との時差が少ない
- フレンドリーな人が多いと言われている
- 治安が良い
オーストラリアには以下の4つの気候帯があります。
- 熱帯性気候地域(ケアンズなど)
- 砂漠性気候地域(ウルル等の内陸部)→語学学校はないのでここでは割愛します
- 亜熱帯性気候地域(ブリスベン・ゴールドコーストなど)
- 温帯性気候地域(シドニー・メルボルン・パースなど)
寒いのが苦手な方はブリスベンやケアンズがオススメです。また、サーファーのメッカ・ゴールドコーストは気候が年中通して良く、ビーチが多くあるので海が好きな方にはとても魅力的でしょう。日本のような四季を味わいたい場合はシドニーやメルボルン地域になると思います。
オーストラリアは移民国家であるため、人種によって差別をすると言うことをする人は少ないと思います。特に都市部には中国系の移民も多く、チャイナタウンもひときわ存在感を放っています。モノカルチャーに近い国よりも、外国人が暮らしやすい国と言えるでしょう。
また、日本のほぼ南にあることから時差が1〜2時間(サマータイム含む)というところも小さなメリット。日本の家族や友達との連絡が取りやすく、行き来する際にも時差ぼけの心配をする必要がありません。
そして、オージー(Aussie)という愛称で呼ばれるオーストラリア人はおおらかでフレンドリーな人が多いと言われます。バスを待っている時など、知らない人から話しかけられることもあります。彼らからオージーイングリッシュを学ぶことだってできちゃうかもしれませんね。
凶悪犯罪が比較的少なく、世界でも治安が良いと言われているのは留学生から人気である大きな理由の一つ。もちろん軽犯罪はありますし、日本と同じようにはいかないので注意は必要ですが、ここも大きな注目ポイントと言えるでしょう。
留学エージェントを利用するのが断然お勧め
国や留学の種類(語学留学or学部留学など)に限らず、留学を考え始めたら留学エージェントに相談することを強くお勧めします。さらに、学校の出願手続き・ビザ申請・滞在先手配などのサポートを手厚くしてくれるところが多いので、とくに初めての留学の場合はエージェントを利用すべきです。
サポートについては実質無料(はじめにデポジットを預け、留学開始後に返還するというところもあります)のところが多いです。
語学留学を決めたら?留学準備の手順
ここでは、留学をするにあたってするべきことを順番に説明していきます。
オーストラリアで留学したい都市を選ぶ
まずは具体的な留学先の都市を絞っていきます。だいたい候補に挙がってくるのが以下の都市でしょう。
- シドニー
- メルボルン
- パース
- ブリスベン
- ゴールドコースト
- ケアンズ
断然都市がいい!と言う方はシドニーまたはメルボルンになると思います。スタイリッシュな街並みに真っ青な海が映えるシドニーは、街の中心から程近いところにビーチがあったり、街中でも緑に囲まれていたり、街と自然を両方楽しめるのが魅力。メルボルンについては、イギリスからの移民の歴史を感じさせるようなビクトリア様式の建物がヨーロッパ風の雰囲気を醸し出している、オシャレな街です。ただし、都市とだけあって物価はこの中でも一番高いといえます。

西の代表都市パースは、近代的なビルが立ち並ぶ中に開拓時代の建物も入り混じり、郊外に出ればダイナミックな自然を楽しめるところ。世界一幸せな動物と言われる可愛らしい愛嬌のある顔が大人気の「クォッカ」は、ロットネスト島というパースから日帰りで行ける近隣の島に生息しています。
サンシャインステートと呼ばれる北東部のクイーンズランド州は海好きや温暖な気候を求める方にぴったり。クイーンズランドを代表するブリスベンは、こじんまりした街ながらも生活するのに困らないのんびりとした都市です。
また、年間晴天率が300日(!)と天候に恵まれたゴールドコーストには、車で1時間ほどの距離です。ゴールドコースト周囲にはテーマパークや大自然に囲まれた国立公園が点在し、観光に飽きない場所。

このように、それぞれの都市で特徴が大きく違います。天候・環境・物価などを考慮した上で場所を選ぶようにしましょう。
語学学校と受講コース・期間を決定し、申し込み
都市が決まったら、通う語学学校を選びます。また、受講したいコース・期間によって選べる語学学校が変わることもあるので、この2点も前もって考えておくことが大事です。
語学学校の種類は2種類(私立の語学学校・大学付属の語学学校)あり、大きな違いは、私立の場合は開始時期を自由に選べるのに対し(毎週月曜日が入学・受講開始の区切り)、大学付属の学校は、大学の授業開講期間が学期によって決められていることが多いと言うことです。たとえば、オーストラリアの多くの大学は1学期が2月〜6・7月、2学期が7・8月〜11・12月となっているので、語学学校であっても、入学するとしたらこの2つの開始時期から選ぶことになることが多いでしょう。

ただし、大学付属の語学コースを選ぶメリットは何と言っても安定したプログラムの質の高さでしょう。なぜなら、オーストラリアのほとんどの大学が国立だからです。ただし、開始時期やコース種類などの選択肢は限られてくるのが注意すべきところです。
また、語学力の向上を目的にするなら、半年くらいは学校に通いたいところです。というのも、初めの1ヶ月は現地の新しい生活に慣れるだけで終わりがち。そしてそのまた2ヶ月目以降でやっと授業に慣れ、英語の伸びを少しずつ感じ始める時期だからです。
3ヶ月や4ヶ月で語学力が劇的に伸びることはありません。まして学校に通っているだけで自主学習を全くしないようでは、半年以上学校に通っても目に見える成長はないでしょう。やはり学校の外でも宿題や自習をやることは必要ですし、実際に話す経験を積むことも大切。
「留学したからといって英語力が自動的に伸びることはありえない」ということは、知っておいてくださいね。
ビザについて

ビザの申請も忘れてはなりません。入手するビザは語学留学の場合は2パターンでしょう。入学許可をもらった後に学生ビザを申請するか、ワーキングホリデービザで通学することも可能です。
特にビザの申請は慎重にすべきところです。提出書類の不備などがあると、下手をすると拒否されてしまいかねません。このことからも、やはりエージェントによるビザ申請サポートを受けることはとても大きな助けになるのが、エージェント利用をおすすめする理由の一つです。
滞在先の決め方
現地の滞在手段は大きく分けると、「ホームステイ」「学生寮」「プライベートのシェアハウスまたはアパート」の3つになります。とはいえ、エージェントが扱うのは初めの2つのみの場合がほとんどです。
ホームステイの利点は何と言っても、食事や現地の英語などを通して現地の生活を肌で感じられることです。当たり外れがあるのは事実ですが、合わないと思った時にはエージェントや学校に相談すればステイ先を変更することが可能。しかし、郊外にステイすることになる場合が多いので、街の近隣に住みたいというこだわりがある方は、後述の寮へ滞在するのが良いでしょう。
オーストラリアの場合は、プライベートの学生向けのアパートを寮としているところが多いようです。そのため、3つ目の選択肢と重複する場合があります。学生寮は同じ学生であるハウスメイトとシェアする場合や完全個室の場合があります。他の人との交流を増やすには断然シェアの部屋がおすすめ(とはいえ、個室の選択肢はそもそもない場合もあります)。ホームステイよりも気軽なので、ある程度自立して過ごしたい場合には学生寮が良いでしょう。
完全に自主手配をするなら、「日豪プレス」というオーストラリア在住の日本人なら知らない人はいないくらい名の知れたウェブサイトでシェアメイト募集の広告を見つけることが可能なので、留学に慣れている方などはこちらもチェックしてみてくださいね。
ちなみに、住まい以外にも仕事を探す場合にも大活躍のサイトです。
その他必要な手続き
その他、留学するにあたって必要となってくるのが、海外旅行保険の加入と航空券の手配。海外ではもし何かがあった時の医療費がとんでもなく高い(!)ので、保険には必ず加入しておきましょう。航空券は、留学期間が決定しビザの発給を受けた段階で早めに購入しておくと、よりお得でしょう。
また、社会人の長期留学の場合は、住民票を抜く=海外転出届けを提出した方がいい場合があります。
海外転出届けを区役所などで出すと、保険料や年金の支払い義務がなくなり、支出を減らせます。帰国した際にまとめて払うことができる場合もありますが、(結局帰国後に払うならば)数ヶ月の場合はそのまま払い続けるという選択肢もあります。
目安として1年程度の留学の場合にはこの手続きを済ませる方が多いようです。
英語の勉強は続けておこう

いくら語学学校で英語を勉強するといっても、英語力がゼロの状態で行くよりは少しでも力をつけていく方が、限られた期間のオーストラリアでの滞在をよりエンジョイできると思います。もちろん目的は人それぞれなので、英語力がゼロのまま渡航することがいけないと言うつもりはありませんが)
ただ、英語力向上を目的にしているのであれば、出来るだけ渡航前にも日本で英語の勉強をしておくべきでしょう。というのも、もちろん授業はすべて英語。あまり英語力が低い状態だと、先生の言っていることがわからないまま時間だけが過ぎていく…ということにつながりかねないからです。
ある程度のレベルまでいけば、渡航してから様々な国の友達も作りやすくなりますし、語学以外の可能性を切り開ける確率がぐんと増えると思います。そして、オーストラリア留学をかけがえのない思い出にしてくださいね。

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