早いもので4月に入りました。学校では最高学年に、そして就活本番という時期だと思います。
そういえば今月は、平成最後の月ですね…。
私が学生だった頃と比べ、変わってきているなと思えるのが天候で、真夏頃、酷暑のなかリクルートスーツを着ている学生を見かけるたびに「早く決まればいいですね」と心のなかで応援しています。

クールビズやビジカジ(オフィスカジュアル)という新しいトレンドが生まれて久しいのですが、就活生にもスーツではなく「私服で」「ご自由に」と会社から難問といえる課題を与えられることがあります。

説明会とかですね。これって素直に従ったほうがいいの? それとも裏をかくほうがいいの?
正直、回答に窮するデリケートな問題です。そこで今回、ランサーズで就活経験者100人にアンケートを実施し、どのように対応してきたかなどの統計をとりました。

この記事でわかること

  • スーツ以外の服装を指定してくる会社の割合(アンケート結果)
  • 「服装自由」「私服」指定時対応の正解
  • 2020年卒男子のネクタイ色柄について調べた結果
  • 2020年卒女子就活スーツ、量販店各社の推しポイント

「私服」「服装自由」と指定してきた会社は約5割


図のとおり、指定しなかった会社が52%、指定した会社が48%となりました。

 

「服装自由」「私服」指定時または指定されたらの先輩たちの対応

指定を受けどうしていたか、指定があればどうしたと思うか訊いたところ、以下の結果となりました。


スーツで行った…45人
ビジカジで行った…16人
カジュアルで行った…7人
スーツで行くと思う…16人
ビジカジで行くと思う…13人
カジュアルで行くと思う…3人

ビジカジ=オフィスカジュアル

太字の部分は61人。やはりスーツ派が6割で圧倒的に多い結果となりました。

 

セイジさん、本来なら「行った」総数が48人、「行くと思う」総数が52人となるべきところだと思うのですが…
はい。私もそう感じています。どうしてなのか気になって分析してみたのですが、たとえどんな指定があっても後輩たちにはスーツで行ってほしいと願っているため敢えて「行った」と答えたのかもしれません。
どうしてです?
それは100人の先輩方のアドバイスを読んで感じたことです。次章でご紹介していきます。

 

就活服装に関する有益なアドバイス

ここでは先輩方の意見を傾向ごとに分け、そのなかで有益と感じた代表的意見をピックアップしお伝えしていきます。

服装自由→スーツ、私服→ビジカジ

「服装自由」の際はスーツが確実です。「私服」指定の際は清潔感のあるビジネスカジュアルがいいです。

・基本スーツで行くのが間違いないですが、私服で来て下さいという会社にはビジネスカジュアルで行ったほうがむしろ好印象と思います。

・私服指定のところでも、あまりカジュアルになりすぎないほうがいいと思います。

業界・業種に合わせる

・業種の雰囲気に合わせて服装も考えるのが大切です。

・私服でと指定されているのがアパレルなら、本人のセンスも見たいと思うので私服で間違いないと思います。それ以外IT系やマスコミなど就職しても私服でいいような会社もありますが、そこはスーツがベターです。

・私は私服指定された企業がアパレルだったのでカジュアルで行きました。志望する企業をよく研究して判断したほうがいいと思います。

・業界によると思う。アパレル系や美容系以外はスーツで行くのが無難です。

判断力を見ている、養える

・就活服装には明確な正解がなく、個人の考え方や判断力が試される一要素に過ぎないと思います。服装自由の場合は出向く企業に応じどんな服装にするか都度検討して判断しましょう。それは社会人になってからも役立つ力のひとつになるはずです。

OB、OGに相談すべき

先輩の意見を聞いたほうが良いと思います。

迷った場合はOB、OGに相談するか、掲示板やHPなどで情報確認することが大事だと思います。

スーツが無難

最後ですが圧倒的に多かったのは、常時スーツ着用を呼びかける意見でした

私服、服装自由でもスーツで行かれたほうがいいと思います。

迷ったときはスーツを着ていくことをオススメします。

スーツを着てはいけないと聞いたことがありません。どっちかわからなかったらスーツで。私服とちがいスーツであれば、何を着ていこうかと選択に困ることはありません。

この先、着るかどうかわからないビジネスカジュアルを用意するのが嫌で、服装自由指定の2社ほどスーツで出席しましたが内定をいただけました。

 

最後のアドバイスは内定の有無までしっかりと言及いただき、なんとも心強く感じた次第です。

以上から転職とキャリアアップでは「服装自由」「私服」指定時は、このように対応されたほうがいいのではと考えました。

  • 服装自由 スーツを着用する
  • 私服 ビジネスカジュアル(オフィスカジュアル)を着用する
  • 私服でセンスが必要とされる業界(アパレルなど) 私服でアピール
私服でと明示がない場合は、男女ともにスーツがよさそうですね!
はい。「私服」「服装自由」問題は、ここまでとしましょう!

さてこれまで転職とキャリアアップでは就活服装などについて特集を組んで、お伝えしてきたのですが今回、ネクタイと女子リクルートスーツのトレンドについてもお伝えすることにしました。

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2020年卒男子の就活ネクタイの色の正解


「もうネクタイを購入してしまったよ」という就活生も多いとは思うのですが、就職活動でも毎回、同じネクタイというわけにはいきません。

通常ネクタイは、身だしなみ・マナーとして3本は用意しておくといいです。黒は弔事用、白は礼装用ですので、この2色は就職活動では用いません。ネクタイなどについてスーツ量販店各社は、次のとおりアドバイスしています。

AOKI 派手な色、季節外れの色、大柄、変則柄は除外する
洋服の青山 相手へアピールしたい印象に合わせて選ぶ
コナカ 印象を変える色柄の組み合わせとしてグレーのレジメンタル・赤のドット柄・青の無地の3パターンを例示
はるやま 自分に合った色、柄を。ストライプやチェック柄が基本
オンリー センスよりも安心感や信頼感、そして説得力を

派手な色はだいたいわかると思いますし、自分に合った色も鏡で見てしっくりとくる、家族や友人、恋人が「似合っているよ」といってくれる色です。

しかし季節外れの色。相手へアピールしたい印象に合わせた色というのはどういうことか、イマイチよくわからない方が多いのではないでしょうか?
季節外れの色とは季節に合っていない色、すなわち季節に合った色がわかれば、季節外れの色も自動的にわかるということになりますね。

ご存知の方も多いと思うのですが、色と心理学を絡めた学問などもありますので、後者についてはそのラインで調べてみると、何かヒントが得られるのではと考えました。

これより

  • 季節に合った色
  • 色と心理学

について調べてみた結果をお伝えしていきます。

 

季節に合ったネクタイの色は寒暖ではなく濃淡


ご存知のとおり色・カラーには、暖色系(Warm colors)と寒色系(Cold colors)があります。

図のとおり暖色系のカラーは、ブラウン、オレンジ、赤、赤紫などで、寒色系のカラーは青、水色、緑、エメラルドグリーンなどです。

ブラウンは土、赤やオレンジは太陽をイメージでき、どちらも暖かそうなイメージを持て、逆に青は水、緑は草、エメラルドグリーンは海で、どちらかといえばひんやりとしたイメージがあります。

そこで暖色は春・夏は暑苦しい、寒色は秋・冬は寒々しいのではと仮説を立ててみます。

しかし「冬でも紺や緑のセーター、普通に売ってるし着るけど…」「青色のコートを見ても寒々しく感じたことはまったくないし」「上図の色、どれも暖かそう」「これらに寒いという印象はない」と思われたに違いありません。

季節に合う・合わないは暖色・寒色のちがいではないということに、もうすでにお気づきと思います。そして色・カラーのバリエーションにはもちろん寒色、暖色だけではなくもうふたつ、濃色、淡色があります。下図をご覧ください。

暖色、寒色関係なく、上に行くほど色は淡く薄くなり、下に行くほど色は濃くなります。黄色を除き上に行くほど寒い印象、下に行くほど暖かい印象がありませんか?

最上列の色のネクタイ、最下部の色のネクタイが売られていて、今の季節に合った色のネクタイを買おうとしたときは、多くの方が同じ選択をすると考えます。

すなわち今の季節が、

春・夏 → 最上列の淡色のネクタイ
秋・冬 → 最下部の濃色のネクタイ

を選ぶでしょう。

ちょっと待って! 就職活動は春・夏が中心ですが、最上列の色はあまりにも派手すぎます。 

就職活動で派手な色はNGですから、濃淡中間色(濃くも淡くもない色)のネクタイを購入・用意されるほうがよさそうです。

それでも淡い色を取り入れたい方は、レジメンタルストライプ柄という手があります。

 

レジメンタルストライプ柄がオススメ

レジメンタルストライプは下の写真の真ん中の行にある柄です。淡い色のネクタイをしたい、季節感の演出をしたい学生にとってはとても万能な柄といえます。

よく見かける就職活動定番のネクタイ柄ですよね^^

レジメンタルストライプは縞柄(しまがら)を斜めにした模様なのですが、濃い色、淡い色を交互に配色したネクタイが多く、オールシーズン合わせやすいため使えるのです。

ただしレジメンタルストライプ柄は、外資系とくにイギリス資本の企業を受ける際は要注意で、選ばないほうが得策のようです。なぜならその柄はイギリスの連旗隊のネクタイに採用されていたのが発祥で、「戦う」「攻める」を連想する方が少なくないそうで、あまり歓迎されない様子だからです。

これは海外を舞台に活躍されたい方は、知っておくべき知識かもですね。次は相手へ、アピールしたい印象に合わせた色についてお伝えします。

 

色の心理学から考察する、望ましいネクタイの色

たしかにネクタイは、男性にとってはそのチョイスで個性やセンスを表現でき、ライバルに差をつけ、印象を残せるように戦略を立てられるツールです。色で採用担当者や面接官の心理に「こう見てほしい」と訴えかけることができるのならば、知っておいて損はないでしょう。

今回、書店に足を運んだところ、カラーリストの佐々木仁美さんが監修した『色の心理学』という本がとてもお手頃でしたので一冊、購入してみました。そしてその書籍を参考に転職とキャリアアップが独自にネクタイの色について、まとめました。

常に冷静で落ち着いている穏やかな自分を演出できる。しかし平和を好み、争いを避けるために自分の意見を言えない内向的な人というイメージも同時に植え付ける可能性も。保守的で長幼の序を心得ている会社組織に馴染める信頼できる人材と好意的に見られることが期待できる色。

IT関係、マスコミ業界で多用したい。

生命力・バイタリティにあふれ行動的、正義感が強い自分を演出できる。しかしよくもわるくも感情が激しいというイメージを同時に植え付ける可能性も。起業家が好む色で生涯、会社に尽くす人材ではないと判断されてしまう場合があるかもしれません。

営業関係、体力勝負の仕事、ベンチャー企業で多用したい。

新緑の若葉のようにフレッシュさを出せ、協調性があり周囲に安心感を与えられる自分を演出できる。ただし同時に八方美人で優柔不断、ときに頑固で譲らない人というイメージを植え付ける可能性が。人に頼られたり、相談に乗ったりする公務員や福祉関係の仕事で積極的に用いたい色。
グレー(灰) 会社組織のなかでどのような状況でも融和を図れる自分を演出できる。しかし同時に控えめで優柔不断な人というイメージを植え付ける可能性も。黒・紺どちらのリクルートスーツにも合わせやすいシックな色のため、レジメンタルストライプ柄などのサブカラーとして推奨する。

色の表記は書籍に合わせましたが、実際の就職活動では青は青でもリクルートスーツと同じ色味の濃紺、赤は赤でも赤を黒っぽくしたえんじ色がオススメです。

特にえんじ色は、ググって画像検索すると、どのような色かわかりますよ!
でもいつも思うんですよね、女子は筆記用具などの小物でしか色を使えないので、男子はいいなあと。そんな女子のために私が今度は就活服装のトレンドをまとめました。

 

2020年卒女子リクルートスーツの正解(トレンド)

以下、スーツ量販店各社の推しポイント(アドバイス内容)を抜粋して比較できるよう、わかりやすくまとめてみました。

 

AOKI スキッパーカラーのブラウスがここ近年の人気トレンド。また美容・アパレル・ブライダル業界ではカットソータイプも。説明会などで周囲の学生を観察し、よさそうなら取り入れてみられては?
洋服の青山 ストッキングはナチュラルカラーで(飾りのない)プレーンタイプのものを
コナカ きちんとした印象を与えたいのであればレギュラーカラーのブラウスを。
はるやま タイトなシルエットのジャケットはクールさ、スマートさを演出してくれます。
オンリー パンツスタイルは元気な自分、スカートは協調性のある自分を演出してくれます。

 

まとめ スーツ販売員に訊く

以上、服装自由といわれたときはスーツ、私服といわれたときはビジカジ(オフィスカジュアル)がいいという結論に至りました。いちばん確実なのはOB・OGに訊くのがベストです。ネット掲示板などの情報も100%とはいえませんが参考にしてもいいでしょう。

自分の気持ちやセンスも大切にしたいところですが、就活服装選びで最も大切なのは客観性で、周囲を不快にさせないことが求められています。

色・柄、トレンドに詳しいのはやはりスーツ販売員です。多くの就活生に接してきた分、どれを買うべきか明確に教えてくれるはずです。もちろんこの記事もご参考いただければ幸いです。