上司・先輩・同僚に潰されない!職場いじめ・嫌がらせに屈しない社会人になる4つの方法!【2020年更新】

転職のノウハウ
この記事でわかること
・職場いじめ・嫌がらせが引き起こす最悪な事態
・職場いじめ・嫌がらせの被害に遭いやすい人4タイプ
・職場いじめ・嫌がらせに立ち向かう方法4つ

この記事では本来、職場で起こるべきではないネガティブな事柄をテーマにしました。今回は職場いじめ・嫌がらせ(ハラスメント、パワハラ、モラハラ)についてです。

2017年に初版を公開し多くの方にお読みいただいているため2020年、重要な箇所は残しつつ内容も全体的に見直し、最新版にバージョンアップさせていただきました。

職場いじめ・嫌がらせ問題をお伝えする2つの理由

それは、

・自力での解決は難しい
・転職活動に支障が出る

ことが容易に想像できるからです。

1.自力での解決は難しい

まず職場いじめ・嫌がらせは上司や先輩という立場(力関係)を悪用して行われることが少なくなく、自力で解決できない可能性が高いです。

被害に遭っていると声をあげたり、誰かに相談したりすればいいのに…。

通常はそうですよね。

しかし立場を悪用して行われている場合、被害を受けている側は

「エスカレートするのでは?」
「今後、不利になるのでは?」

といった不安が心を渦巻き、なかなか行動に移せません。

またいじめ・嫌がらせは相談相手や仕方を間違えると、解決につながるどころか事態が悪化し、不安が現実のものとなりかねません。

火に油を注ぐような感じですかね。でもなぜ?

相手を間違えるとは?

いじめ・嫌がらせを相談してはいけない人物。それは

1.いじめ・嫌がらせ主犯格と近しい人
2.口が軽く陰口や人のことをよく言いふらす人
3.他人の心の痛みがよく理解できないと思える人
4.普段から他人の話をよく聞いていない人

です。

1は「私から○○さんにやめるように話しておく」とだけいわれ、2は瞬く間に拡散されてみな知るところとなり問題が大きくなる、3は「いじめられる側にも問題がある」と突っぱねられ、4は「へぇ、そうなんだ」と右から左に聞き流すだけで、解決につながりません。

仕方を間違えるとは?

私の知人のなかにひとり、被害に遭った方がいたのですが、彼は「口頭だけの説明だと伝わらない」と嘆いていました。

どういうことです?

いくら口頭でわかりやすく噛み砕いて説明しても、相談相手にはそのいじめ・嫌がらせの独特のイヤな雰囲気や実態までは、なかなかうまく伝わらなかったということでした。

あ、口頭では再現しがたいということですかね…?

ですね。どんなに感情(悔しさや怒り)を込めて説明しても理解してもらえなかったと言っていました。家族や恋人なら寄り添ってくれるのでしょうけど…。

私、ずるいのかもしれませんけど実際に相談されても、力になれないと感じたら「わからない」と言って逃げるかも…。

いや、力になれなくていいのですよ。ただただ話を聞いてほしいだけだと思います。

もし今後、相談を受けるようなことがあれば「それで心が軽くなるなら」というくらいの気持ちで話を聞いてあげて「ひどい」「腹立つね」と一緒に感情を共有してあげるだけでも気持ちはちがうはずです。

ひととおり話を聞いたあと本当に心配な感じであれば親御さんや恋人と顔見知りなら「会社でツラい目に遭っているらしい」と情報提供したり、「お医者さんに診てもらったら」と受診を勧めたり、しかるべき相談機関(後述)を教えてあげるといいかもしれません。

あと大切なことは決して「甘え」「被害妄想」「いじめられる側にも原因がある」と、一蹴しないことです。

もし自分が逆の立場なら「絶望感」を味わうかも。

「被害妄想」これほど当事者を奈落の底に落とし込む言葉はありません。

いじめの相談を受けたら、たとえ大人の世界でも単なる被害妄想で済ませず、相談者がどう感じているかを重視すべきです。これは子どもの世界のお話ですが文部科学省が打ち出している方針でもあります。

そしてもうひとつ、転職活動に支障が出るでしたね?

2.転職活動に支障が出る

シンプルに職場いじめ・嫌がらせは、本来の転職活動の妨げとなりえますから、お伝えしたかったのです。

個人的に転職は本来、自分自身のキャリア向上と処遇改善、年収アップのために前向きに行われるべきものと考えています。

ところが上司や先輩などからいじめ・嫌がらせを受けることによって、自分らしく振る舞えなくなり、まともな人間関係を維持することも阻害されてしまいます。

そして泣く泣く転職を決意される方も少なくないのが実情でしょう。

転職本来の姿とは程遠いですが、私は「これでいい」と思っています。なぜなら最悪な事態を避けることができるからです。

セイジさん、最悪な事態ってどういうことですか?

次章で説明しますね!

 

職場いじめ・嫌がらせに耐え続けると最悪な事態に陥る

職場いじめ・嫌がらせに耐え続けることで起こりえる最悪な事態は、労働生産性が下がることです。要は仕事ができなくなる、言葉に品がなく申し訳ないのですが言い換えると、グズ、のろまになるということです。

筑波大学大学院教授・精神科医の松崎一葉氏

“パワハラをしてはならない理由はもちろん、被害者の人格を否定し苦痛を与えるという「モラルの観点」から行ってはならないのですが、さらにもう一つ、重要な点は、「労働生産性」への影響の視点です”

職場いじめ・嫌がらせと労働生産性は密接な関係にあると断言しています。また

“ハラスメントによって精神的被害を受け、メンタルヘルスを害すると(中略)うつ病に罹患(りかん)し、疾病休業に至り、企業の疾病損失日数が増大します”
“もっと深刻なのは、休職するほどメンタルヘルスが悪化してはいないけれど、明らかに仕事の能率が落ち、ミスが頻発し、最適な判断ができなくなる”

とも述べています。

万が一、大きなミスをし判断を誤れば、会社に多大な損害を与えるだけでは済まされず、責任を取らされる、自分自身のキャリアにも傷がつくかもしれません。

これが本当なら会社の経営陣も、社内のいじめ・嫌がらせ問題には敏感になったほうがよさそうですね…。

はい。いじめ・嫌がらせを行う社員のせいで、本来得られたであろう事業収益が得られないだけではなく、会社は多大な損失を被る可能性があるわけですから。

就業中にいじめ・嫌がらせをしている人は、まともな仕事をしていませんよね…。それこそ給料泥棒ですよ。

またせっかく採用しここまで手間暇かけて育てた人材が、陰で握り潰されるわけです。損失は計り知れませんよ。

あ! あとどのようなタイプがいじめ・嫌がらせを受けやすいとかがあれば、知りたいです。

それは全員ですよ。誰でも弱い立場に置かれたときは、職場いじめ・嫌がらせを受ける可能性は高くなります。

会社だと経営者(トップ)以外はみんなということですね…。

はい。経営者もまた出資者や取引先を前にすると立場が弱かったりしますけどね。

しかしながら敢えて職場いじめ・嫌がらせを受けやすいタイプを挙げるとすれば、4つ心当たりがありますので、次章でお伝えしていきます。

 

職場いじめ・嫌がらせを受けやすい4つのタイプ

それは、

1.加虐心をそそられる人
2.空気が読めない人
3.唯一、異なる人
4.他人よりも秀でた人

で、この4つのタイプを肝に銘じておくと、自己防衛につながると考えます。

1.加虐心をそそられる人

「加虐心(かぎゃくしん)」という言葉があるのですが、加虐はコトバンクによると“むごいしうちを加えること。いじめ苦しめること”を指し、加虐心はWeblio辞書によると“苛めてやりたい、という感情。痛めつけるなどして苦しめてみたいと感じる心情”と説明されています。

心理カウンセラーの高見綾氏によると加虐心について“強い立場にいると、弱い立場の人をいじめたくなる心理が生まれるケースもある” “誰しもが持つ可能性のある負の感情”であると、説明しています。

もし自分が強い立場にあったと仮定してみて、どのような人ならいじめてもよさそうか想像してみてください(いじめていい人など、この世にひとりもいないわけですが…)。

おそらく次のようなタイプの人なら、嫌がらせをしても大丈夫と思ったのではないでしょうか。

・細い人
・小柄な人
・グズな人
・のろまな人
・太っている人
・ひ弱そうな人
・穏やかそうな人
・リアクションが薄い人
・あまり感情を出さない人

ひどくない? これって見た目で判断していませんか?

 

そうですね。見た目で

・あとから復讐(リベンジ)してこない
・反抗的な態度を取らない
・何を言っても言い返してこない

と勝手にイメージをつくりあげ大丈夫と。そう決めつけているのでしょう。

 

理不尽な攻撃をされても、何もしてこないと…。はぁ…。

職場いじめ・嫌がらせに遭いやすい人は周囲から、そう見られている可能性がありますので、セルフチェックはしたほうがよさそうです。

もちろん職場いじめ・嫌がらせは、見た目だけで発生するものではありません。

2.空気が読めない人

会社や職場は人の集まり(集団)ですから、

・人の和を乱すようなことをする人
・人と違うことをする人
・みんなで作り上げてきたものを壊して台無しにしてしまう人

は浮いた存在となりやすく、「空気が読めない人」というレッテルを貼られるようで、周囲から距離を置かれるほか、いじめ・嫌がらせのターゲットになりやすいようです。

3.唯一、異なる人

これほど理不尽なものはありませんが昔なら転校生、ハーフというだけでいじめのターゲットにされたというお話を一度は耳にしたことがあるでしょう。

大人の世界も同じで会社であれば部署に1人だけ

・地方出身
・大学院卒
・高給取り

など他の人とはまったく違う属性の人がいたら、その方は狙われやすいです…。

その部署に1人しかいない、だったら「派遣スタッフ」「他社から出向してきた人」「新人」もそうですよね…。

はい。結局『みにくいアヒルの子』のような「仲間外れ」が起こるのですよね。

また大学院卒や高給取りの方は、別の理由でも標的となりえますので、要注意です。

4.他人よりも秀でた人

いじめをする人の心理として有名なのが「嫉妬心」「劣等感」です。そして自分のことを「不幸」と感じている人が他人をいじめ、嫌がらせをするともいわれています。要は自分よりも

・学歴が高い
・仕事がデキる
・稼ぎがある
・見た目がいい

など幸せそうな人を見つけると素直に「うらやましいなぁ」とただ思うのではなく「許せない!」と強烈な嫉妬心と劣等感を発動し、いじめ・嫌がらせをして相手を陥れよう、不幸にしよう、自分が優位に立とうと思い、行動するようです。

“こういう人は、そもそも幸せではないのでしょう。ストレスがたまっているのかもしれません。幸せでない人はやたら怒りますし、他人を攻撃する傾向にあります。自分が幸せではないから、(自分よりも弱そうに見える)他人をおとしめることで、自分の優位性を確認する作業がいじめなのでしょう”
この章全体の参考文献
『ヒトは「いじめ」をやめられない』 脳科学者 中野信子著 小学館新書

そして今まさに、職場いじめ・嫌がらせで苦しんでいる方に、お伝えしておきたい事柄がありますので、次章でまとめます。

 

職場いじめ・嫌がらせに悩んでいる方にお伝えしたい4つのこと

1.加害者は立場が上でも実は…

ここまで読み進めて、いわゆる加害者は内心

・嫉妬心と劣等感のかたまり
・実は幸せではない
・自信がなくてたまらない

と読み取れたと思います。もちろんその可能性は大です。だからといって「そこを突いて反撃せよ!」ということではありません。

相手の正体(本当の姿)はたいしたものではない。そう自分に言い聞かせるだけでも、心はかなり軽くなるはずです。

しかしいじめ・嫌がらせの解決にはつながりませんよね…。

はい。解決には準備が必要で時間がかかります。そのため心はなるべく軽くしておく必要があります。

2.メランコリー親和型の人は要注意

メランコリー親和型とは、下記の人を指しています。

“秩序やルールに忠実であり、非常に献身的であり、頼まれると嫌と言えない、真面目、仕事熱心である、責任感が強いなどの特徴がある。一般的には、真面目で勤勉なタイプがメランコリー親和型であると理解してもらっても差し支えない”

周囲にそのような人、たくさんいますよ?

そうですよね。

体感として周囲には、まじめで勤勉、責任感も強い方が多いように思えるのですが、もしそのような方が立場を悪用されていじめ・嫌がらせを受け、耐え続けた場合は『うつ病』を発症する可能性が高いです。

“従来からうつ病になりやすい性格には、「メランコリー親和型」が知られています”

まじめで責任感が強く周囲に心配をかけまいと、ひとりでなんでも抱え込みがちな方は、最悪の事態を迎えないよう、早期に自分で自分を守る行動を取らなければなりません。

とはいえ会社員=大人ですよね? いじめ・嫌がらせでうつ病にまで追い込まれるなんて、本当に起こりうるのですか?

起こりえます。いじめ・嫌がらせを受け続け、なんとも思わない人はいませんから…。

自分でも気づかないほど徐々に精神が蝕まれ、感情や力を奪われていくようです。それを裏付けていると思われるデータもあります。詳細は次項でお伝えします。

3.精神を病み休職する方は多い(データあり)

ここで全国健康保険協会(協会けんぽ)の平成30年度現金給付受給者状況調査報告を見ていきます。

“傷病手当金の受給の原因となった傷病別に件数の構成割合をみると、精神及び行動の障害が29.09%で最も高く(中略)男女別にみると、男女ともに精神及び行動の障害が高く、男性では 26.71%、女性では 32.21%となっている”

と報告されています。

3年前よりも微増しているって本当なのですか?

はい。4人に1人以上が精神を病んで休職に追い込まれていることに変わりなく、残念ながらその数値はわずかにですが増えています。

一度精神を病み休職すると、

・入院治療
・通院治療
・自宅療養
・社会復帰に向けたリハビリ
・産業医の指示

などを受けなくてはならず、会社に復帰するにしろ、転職するにしろ長期、給料より低い手取り(傷病手当金や失業給付)でのイレギュラーな生活を強いられます。

また理不尽にも上記期間は実質的な“ブランク”といえ、例えば休んだことで実務経験期間が足りなくなり、資格試験などを受けられなくなるケースも起こりえます。キャリア構築上、不利に…。

いじめ・嫌がらせから、うまく脱却できるいい方法はないのですか?

 

ことを荒立てずに済ませたいのであれば

・部署異動
・テレワーク

を希望し、それが通ればいいのですが、却下されればやはり転職も視野に入れるべきでしょう。

 

4.耐え続けるよりもかしこく転職を!

本当に転職しなくても「転職という選択肢もアリ」と考えるだけでもいいのですよね?

はい。それが心を軽くしてくれるのであればアリです。しかし転職を決意したとしても、そうカンタンに次の転職先は決まらないでしょう。

就活同様、人生の目的決め、自己分析、業界研究、履歴書、職務経歴書、エントリー、面接、条件交渉、そしてようやく内定と転職活動は、かなりの時間がかかるものです。

えっ、やだ。転職活動中に職場いじめ・嫌がらせをするような人たちに潰される可能性もありますよね…。それは避けたいはずですよ。

そうですよね。攻撃は最大の防御ともいいます。そこで最後に職場いじめ・嫌がらせに立ち向かっていく方法をお伝えすることにします。

 

職場いじめ・嫌がらせに社会人として立ち向かう方法4つ

冒頭部で口頭での説明は難しいとお伝えしていたのですが、職場いじめ・嫌がらせについて相談など、なんらかのアクションを起こすときは立証材料を揃える必要があります。

『転職とキャリアアップ』が推奨する立ち向かい方は、相手が言い逃れ、否定できないよう確固たる動かぬ証拠を集めるところから始めます。

1.淡々と録音する
2.淡々と記録する
3.怒りをエネルギーに変える
4.3カ月だけはガマンする

録音と記録したことは必ず、あとあと自分のことを守ってくれます。

1.淡々と録音する

上司の暴言や先輩、同僚からの心ない発言などを録取していきます。

待ってください! 職場で録音してもいいのですか? 機密事項・個人情報が音声データに入っていたら解雇になりそう…。

たしかに。実は記事公開前(2017年)、私も不安になりました。でも杞憂です。

調べてみると録音で解雇されることはなく、こっそり録取した音声もれっきとした証拠となりえます。ブラック企業被害対策弁護団代表で弁護士の佐々木亮氏

“結論から言うと、職場におけるトラブルがある場合に録音することは全く問題ありません
“こっそり録音しても証拠になります”

と解説。そして以下の内容で新聞も報じていました。

“上司との労働交渉や職場の会話を無断で録音したことなどを業務命令違反に問われ、銀行を解雇された女性が解雇の無効を求めた裁判で、東京地裁(吉田徹裁判長)は11日、「録音は自己防衛の手段と認められ、解雇理由とするのは酷だ」と判断し、解雇は無効とする判決を言い渡した”

これら2記事を読み統合すると、録音は以下のケースであれば大丈夫なのでしょう。

・職場でトラブルとなっている
・いじめ・嫌がらせを立証するのが目的
・雇用上の地位を守るのが目的
・著しく反社会的な手段を用いていない

上記に当てはまるよう、正しい目的と手段で複数のパターンを録音し、イザというときのために保存しておきましょう。

2.淡々と記録する

箇条書きでもいいのですが、その日にどんなことが起こり、どんなことをされたか、実名入りで家にあるノートに毎日、記していきましょう。

音声のほか日記も、重要な証拠になりえます。

“一番簡単な方法は、日記をつけることです。日記でも毎日つけていれば、証拠として証明力は高いと判断されます。毎日つけなくて、気付いた時だけつけていると、証明力は弱いです”

日記は毎日つけ、ノートは不用意に持ち歩かずいざ訴えるときだけ家から持ち出せばいいです。

3.怒りをエネルギーに変える

怒りはエネルギー源です。エネルギーは溜め込みすぎると暴発します。人を攻撃するようなかたちで発散させないようにしたいものです。エネルギーは仕事と転職活動に有効活用します。

いじめや嫌がらせをしている上司や先輩、同僚を黙らせるには仕事で成果を上げるしかありません。

周囲を見返してやるのですね!

そうすれば転職先が決まり、報告したときに惜しまれて辞めることができます。

4.3カ月だけはガマンする

ジャーナリストの福沢恵子氏は、次のように述べています。

“「とりあえず3カ月」が目安ではないでしょうか。1カ月では大きな変化は期待できませんが、3カ月なら、たとえば上司が異動したり、助けてくれる同僚が現れたり、周囲にも自分にも変化が起こるかもしれませんから”

たしかに状況が好転することも。3カ月のガマンですよ。

でもじっとガマンするのではなく録音、記録などは淡々と実行されてください!

 

まとめ、怒りの感情が湧き出ないなら休職したほうがいい

本来いじめ・嫌がらせを受けると誰でもそうですが「怒り」が生じます。しかしいじめや嫌がらせを受け続け、怒る気力もなくなった方…。ストレートに言います。

「まとまった休みが必要です」

喜怒哀楽というように怒りは、人として当たり前の感情です。その怒りの感情が湧き出ないのは、ヒトとして正常な状態とはいえません。

今まさにそうなら一度産業医か、かかりつけ医に診てもらいましょう。信頼できる医師とのお付き合いがなければ、家族に相談し、すぐさま精神科・心療内科に行かれてください。

そしてその結果を直属の上司に報告します。もし直属の上司が、いじめ・嫌がらせの主犯格なら

・会社相談窓口(総務部・人事部・コンプライアンス推進室など)
・各都道府県労働局
総合労働相談コーナー(全国の労働基準監督署内など380か所)

のどれか信頼できるところに必ず報告もしくは相談をしてください。

いじめ・嫌がらせの相談先は、会社が相談窓口を設けていなければ家族、親友、精神科医、厚労省などが適切です。必ず立証材料を揃えてから立ち向かうようにします。

1日も早くいじめ・嫌がらせのある場所から離脱し、自分らしさを取り戻してくださいね!!

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